「木星-土星-火星期」から1ヶ月─意外な近況と心的変化
- 鹿村文助
- 8月9日
- 読了時間: 6分
更新日:8月12日

誕生日から2ヶ月弱が過ぎ
30代最後の真夏が一層に冴えない日々となった私
7月6日から始まった「木星-土星-火星期」を主要なチャートに照らした限り
覚悟してもし切れない「凶危の試練」に私はヘタレた根性を刮目させていたが
蓋を開けてみれば良くも悪くも拍子抜けするほど何も起こらないままだ


「引越し運・住居運」のチャトルシャムシャは
物理的な日々の暮らしぶりを単純化させた分割図でもあり
現行ダシャー開始に先立って投稿した戦々恐々な記事で触れるのを忘れていて
こうして時運照会してみるとやはりD4でも主要ダシャーが有意な配置で貫通している


肝心なラグナロードの木星がマハー・ダシャー・ロードになって土星にアスペクトされ
土星は水瓶座で定座すると牡羊座と蠍座にアスペクトして火星に間接的に触れており
火星はD4の核心のようなハウスである7室( 4室から4室目で「引越し」の吉凶が実る )に住む
7室で逆行した火星はそもそも「引越した先で厄介事が起こりやすい」傾向を作り
なおも火星は6室に逆行するので土星と相対したようにもなる
魚座ラグナでは土星が11室12室支配になり
金星と並ぶ凶意上等のマラカとして働く大凶星で
それが12室で定座してマハー・ダシャーの木星と絡むのだから
時運的に住居運は低位安定なまま不調が付き纏い
4室の意味する「日頃の心持ち」はメリハリがあまりにも乏しく
分かっていてもイチイチ気怠いのである


プラティアンタル・ダシャーの火星はラグナの水星からアスペクトバックされているが
つまり水星はそれだけ強く傷ついた配置になりながら7室の象意が復調するという所見で
土星が11室に逆行して更に水星にアスペクトするので
7月末までには入居中のアパートの大家に私が自己破産手続き中であることが露見して
「強制退去を命じられるのではないか」と本当にビクビクと恐れおののいていた
( もちろん何も起こらずに済んでいて今もこの記事をそのアパートで執筆している )

ここ一ヶ月間で複数回は指摘したように今はトランジットの火星と土星が相対する最中で
先月末から続くその凶相は私のラーシではラグナ対7室という最悪な軸で凶危をぶつけ合う

誕生日の半月前頃に挙げた投稿で触れた通り
ダシャーを無視した今の私の即席運は容赦のない不遇の真っ只中であり
マラカの火星が住んだ4室( ≒現住所 )がダブルトランジットされて
トランジットの方の火星すらもアスペクトして運気をしつこくトリガーする
そしてその火星は今月末まで続くプラティアンタル・ダシャーに当たる
否が応でも「万事休す」の運勢的絶命が迫って来るのを覚悟していたが
8月9日現在そうしたカルマ的な不運は何も前触れが無い

平穏な毎日が
まるで白昼夢のようだ
それは
凶意を抽出した分割図でも厳しい時運を示しているにもかかわらず
同様に体感的な不和や苦痛が本当に皆無なのだから不思議だ


「6室的カルマの集約」たるトリムシャムシャは
このように回りくどい説明が不要なほど明確な絡み方が凶意のハウスで起きていて
非業の実る8室に置かれた木星と火星に向けマラカの7室で土星が逆行してアスペクトする
あかたも重篤な傷病を経験させれるかのような厳しい所見だが
今の私はただ単にやる気が全く起こらない以外は何ともないくらいである


6室の象意がダイレクトに拡大されたシャスタムシャでも
木星にアスペクトする土星はまさにラグナロードですらあり
火星はD30同様に木星とコンジャンクトしたグル・マンガラで
逆行することで生来的凶意を増悪させた土星と火星が絡んでいる真っ最中でありながら
深刻な体調不良にも陥らずアンタル・ダシャーの土星期が与える無気力と闘うのみである
このD6の配置から判断できるのは
木星が3室にアスペクトバック出来て健康運の基調が保たれていることと
そのアスペクトバックは月から見た5室目なので精神衛生も無事で済むらしいという余地だ

静か過ぎてむしろ不安だ
全ての時運というのは一応ナヴァムシャに要約されるので
仕方が無いが見飽きたほど見ているナヴァムシャも点検する


今現在のダシャーに入る少し前に投稿した例の記事でもやたら大袈裟に指摘したが
5室で高揚した8室9室支配の土星がマラカたる6室11室支配の火星にアスペクトし
火星はそのまま対向したラグナの木星にアスペクトし土星は4室に逆行して木星に触れる
単純に「6室と8室の絡み」を火星と土星が組んで木星を傷つけた最悪の絡み方という以上に
双子座ラグナでは木星もマラカになってしまい今の私は心身が極限状態に近づくはずである


それは「カルマの結果」を単純に示してくれるドレッカナでも同じで
木星と絡んでいない土星は魚座に住んで射手座にアスペクトするので木星と間接的に絡み
土星に向け火星が8室目のアスペクトを起こすことで主要ダシャーがやはり通貫している
逆行する土星が2室( マラカ )を支配して火星に傷つけられて致命的な傷病を意味していても
クドいようだが今の私は「寝起きが悪く締まりが無い」以外すこぶる平常運転である

・・・?
こうした場合はいつぞやのように
一番の奥の手に頼ってみる


木星は「眠り」の12室で定座して6室の土星( D150のラグナロード )と相対し
その土星が5室の火星に逆行するのでやはりこちらでも時運は励起された状態になる
今の私は何かと眠たいままで克己心が衰え気味だ
更には木星が12室で強いためか非現実な方向にやる気やら妄想やらが捗ってしまい
土星は6室で逆行して苦悩や思い違いが多くなり
火星は土星に逆行されつつ5室でラージャ・ヨーガになって11室にアスペクトバックし
4室に逆行して定座するかのような強さで木星にアスペクトされたり
火星自身も本来の位置の5室から木星にアスペクトして互いに影響し合う


「上手く言葉に出来ないが常にかったるく気合いが入らない」というのは
どうやらナディアムシャが最も正確に可視化してくれていたようだ
ラグナロードが6室に住んで逆行する土星となって相対した木星が12室で定座するのは
アンタル・ダシャーの土星期があと9ヶ月も続く限りこの倦怠感を与え続けることを意味する

来月で自社の倒産から1年になってしまうのは全く笑えるほど「思えばいと疾し」で
晴れて自由の身となりつつ現実感覚も希薄化した自分をジョーティッシュで更に俯瞰し
程々に軌道修正しながら私に興味関心を下さった依頼者様への満額回答に努める日々である
今月末からはプラティアンタル・ダシャーがラーフ期になり
D150では12室で定座の木星がラーフのディスポジターとなって土星と相対することから
いよいよ現状が強く打破される転機が私の方へ流れてくる頃合いとなる
( 射手座で定座した木星は月の4室目に当たりハンムサ・ヨーガとしてキャリア運を励起する )
足りていないのは貯蓄と信用だが
経営者時代から続く持前の空元気だけは自慢である
何はともあれ私は私を諦めない
鑑定依頼のほど
お待ちしております
以上
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