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弾丸レジャー再び─片道5時間半で辿り着いた師走の相模湖



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前回に綴った記事で触れた私の「遠くに行きたい病」は

厳密には「自宅で過ごしていると次第にやる気が失せる病」と言うべきで

そうした重たい鬱屈感を少しでも晴らすべく

自車のガソリンが減るのも構わずに神奈川県県北の相模原市まで再び日帰り散策してきた



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午前中は曇天気味だった先週の週末( 2025年12月6日 )は

14時前後になってから雲が薄れ始めて

出発後3時間ほど走って休憩した横浜市緑区長津田から

改めて西に向かって走り出した頃には

このようにすこぶる快い日差しに恵まれた



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段々と眩しいほどの快晴が蘇り

前回の奥多摩への走破時同様に

私の行く先には神奈川県西部に点在するいくつかの山岳が

雄大な姿を見せていた



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神奈川県の約3分の1を占めてしまう横浜市はやはり走破するにはなかなか広く

景色の良さに見とれ気味にチンタラ走っていた私は昼を過ぎてもまだ長津田の市街地に居た



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先週末の私は

このように神奈川の県北から西部の山岳地域周辺へと走行し続けていた



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15時過ぎには厚木市の北に隣接する愛甲郡愛川町に踏み入り

仏果山高取山に日差しが遮られて薄暗い最中

私は通りがかったコンビニで再び小休憩を取った



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生まれて初めて自力で横浜市より西方に踏み入った私は

地図で見るよりも実際の地理が自然豊かな山間部であることを目の当たりにし

自分の郷里の千葉県と概況が似通っていたと知って神奈川県の印象が変わった



愛川町を更に奥へ奥へと走り進むと自然そのままにのどかな風景が現れて

「本当にここは神奈川なんだろうか」と余計に私は不思議な感動で満たされた



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途中で通りがかった土手横の道に一時停車し歩き回ってみると

流れ続く中津川の上に橋( 画像中央の青い橋 )が掛かっており

その足元の河川敷にテントを張った大学生のような複数名の男性らが

肌寒いのも気に掛けず自由に過ごしていた



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夏の晴れた昼時には

こうして開放的なレジャーが楽しめる穴場の一つらしい



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まだ16時にもならない内から山並みが陽当たりを遮って薄暗くなり

段々と寂しくなってきた私は再び自車に戻り北にある相模原市へと再出発した



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愛川町中津川の河川敷から20分弱ほど走って「三ヶ木」( みかげ )という交差点に入ると

そこはすでに相模原市緑区だった



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道志川という川を跨ぐ橋を渡って更に走り続け

16時30分前後に私はとうとう相模湖公園の脇道に踏み入った



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駐輪場と駐車場の敷地に立ち入ってから振り向くと

孫山」の通称を持つ大明神山の裾野を背にした風雅な景色に私はつい笑顔になった



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満を持して相模湖に向かって歩き出し

人気がまるで無い山間( やまあい )に憩いながら

師走最初の週末の夕暮れを独りでじっと待った



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「ボートのりば」の看板が掛かった発着場の渡し道には

真っ白なスワンボートが一斉に私に尻を向け並んでいる



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どの景色を眺めても面白く

久々に真新しい「異郷の地」にやって来れた実感を私は噛みしめていた



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相模湖の向こうに聳える石老山に沈む夕日をノンビリ見届けると

相模湖公園と道を挟んで向かい合うファミリーマートで一休みし

懲りずに今度は相模湖駅まで5分ほどかけて走った



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17時過ぎには夕焼けも終わりかけて宵闇が濃くなる頃で

自車内で缶コーヒーをさっさと飲み干した私は

寒くなるのも気にせず「今度はいつ来ようかな」とウキウキし

相模湖駅のロータリーから続く一本道を高尾山方向へと走り去った

( そして日没後に八王子駅へ向かう国道20号の峠道を走る時間が一番の醍醐味だった )



*****



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片道108㎞前後のあまりにも冗長なこの風任せの旅は

「木星-土星-ラーフ-金星-ラーフ期」が始まって2日を経たタイミングだった



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ダシャーの並びは前回の奥多摩弾丸ドライブの時運とほぼ変わりなく

ラグナの木星にアスペクトされる土星が4室( 乗り物 )に逆行してマハープルシャを帯びて

土星本来の位置の5室から5室目に住むラーフに向け水星がアスペクトバックする



プラティアンタル・ダシャーまで絡むので影響はあるにはあったが

肝心な「乗り物の表示体」の金星が水星と絡まずに月と星座交換していた



ただし



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よく見ると水星が住むナクシャトラは金星の担う「プールヴァ・アシャーダー」で

金星の方のナクシャトラは水星が支配する「アーシュレーシャ」で即ち星座交換していた




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マジで気付かなかった




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スークシュマ・ダシャーの金星に対しプラーナ・ダシャーはまたラーフで

ディスポジターの水星がそのまま金星とナクシャトラ上で星座交換する絡みを繰り返し

何の問題もなく全ダシャーが貫通していた



射手座からアスペクトバックする水星は「移動」の3室で強くなり

重ねて金星( 乗り物の表示体 )とナクシャトラ交換し

金星は本来の位置の10室( 4室と正反対で「外出する」という行為を指すハウス )に住んで

水星に影響されながら高揚の月とも星座交換したD16のラグナロードである



この影響で

スークシュマ・ダシャーが金星期に入ったというだけなのに

私は土日になると素寒貧な自分を省みず一円玉の旅烏になってしまうらしい



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4室を失う3室で一途にドラマチックな自己実現を求める「射手座の水星」は

金星と月の起こす8室対10室の星座交換に巻き込まれるので

遠くに行けば行くほどロマンティックが止まらないのである



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バッカじゃねーの?



今は明らかに時間と貯蓄を大事にした方が困らないに決まっているのに

身体の方が勝手に「知らない道」を探し始めるという具合だ



ラーシを確かめてみる



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木星に対する土星の絡み方はもう説明しないでおくが

「移動」の3室に住んだ土星はディスポジターが「乗り物」の4室に住む火星( 乗り物の表示体 )で

ラーフのディスポジターの火星はヴァルゴッタマになったアートマ・カーラカである



「遠くに行きたい」と思わない方が今はおかしいくらいだったようだ



その火星が8室目のアスペクトを与える11室の金星もまた「乗り物の表示体」になり

プラーナ・ダシャーもラーフなので「乗り物( 4室 )で勝手気まま( 11室 )に旅をする」と言える



確かめるのも「わざとらしい」というくらいのナヴァムシャは─



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木星がアスペクトした土星が金星( ラーフのディスポジター )に逆行して木星にアスペクトし

5室12室支配で大吉星の金星は「乗り物」の象意を4室( 乗り物 )の星座交換で更に増大させる



プラーナ・ダシャーがラーフ期だったその日( 12月6日 )は

「12室で高揚のラーフとコンジャンクトしたラグナロードとの星座交換」で4室が励起され

「乗り物」の4室では金星( 乗り物の表示体 )が定座並みになってラージャ・ヨーガにすらなる



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またテメェか



私の心に潜む「悪たれの放浪野郎」が

風に乗った根無し草の舞う夢を私に見せつけてきて仕方が無かったらしい



試しに前回の弾丸ドライブ検証で触れなかったD3( 物事の結果 )を覗いてみると



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「外出」の10室に住んだ3室12室( ≒遠出 )支配の木星がアスペクトする位置に土星が逆行し

仮想的に定座した土星は火星( ラーフのディスポジター )と相対したようになり

火星は7室の金星( 「外出」の10室を支配した乗り物の表示体 )に逆行してダシャーが貫通する



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まぁ分かってたけどね



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ドレッカナはより強烈に「乗り物で奔走する」と言える所見で

7室の金星自体がマイカーを用いた遠出を意味しているし

金星へと逆行する火星は4室( 乗り物 )でヴァルゴッタマのラーフのディスポジターだった


ドレッカナでラグナロードになった土星が住むのは「移動」の3室であり

3室支配の木星が10室に住み土星の逆行位置にアスペクトするのだからまさに「遠出」である



そして最後に忘れてはならないのが

ドレッカナとラグナが同じナディアムシャのダシャー照会だ



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惜しくも完璧な絡み方でなかったが

土星と相互アスペクトした木星はラーフのディスポジターでもあり

木星が定座してしまうのでヴァルゴッタマの金星とは絡みが生じず

その代わりというべきかラーフそのものとトリコーナの位置関係になっていた



スークシュマ・ダシャーが太陽期になった年末の19日以降が楽しみである



それまでの1週間ほどを

例の「悪たれ放浪野郎」との腰を据えたBad-Communicationで

耐えられるまで耐えてみるつもりだ







以上

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