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未だ燻ぶる「7月5日破滅説」の真偽─8月に日本が経験する真の国難



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2025年7月に日本で大災害が起こる――こんなウワサが日本国内や一部のアジア圏で広がっています。
ウワサの出所は、「東日本大震災を予知した」などとして注目を集めたマンガ家のたつき諒の『私が見た未来・完全版』(飛鳥新社)といわれています(オリジナル版は99年単行本化)。
その本の中で「本当の大災難は2025年7月にやってくる」「日本とフィリピンの中間あたりの海底がボコンと破裂(噴火)」し、「南海トラフ地震の想定をはるかに超える壊滅的な大津波が日本の太平洋側を襲う」という予知夢が紹介されていました。


先月になってから例のあの予言がまた再燃し

今度は日本ではなく中国( 正確には香港 )で予期不安が増大し

深刻な対日本旅行のキャンセルが相次いだという



「7月に日本で大地震や大津波が起きる」
日本でも話題になったこの預言は、シンガポールの陰謀論系ユーチューバーが紹介した動画が870万回以上再生されるなど、海外でも約3年前から中華圏を中心に徐々に広まっていった。
預言は今年に入ってさらにエスカレートしていく。“震源地”は香港だ。香港で著名な七仙羽氏や李居明氏など風水師の預言が「お墨付き」を与えた。
七氏は「4月以降、日本に行ってはならない」と呼びかけ、李氏は「9月に最大の災難が起こる時期に入る」と煽り、現地メディアでも連日、大きく取り上げられた。


以前にも検証したように

私自身や私の家族( 実姉 )やその他の近隣の知人を対象に

各々のダシャーと予言日とを照会しても

大変な災害が起こると言えるほどの因果律は見えてこなかった



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上記のダシャーは日本の建国図の例の予言日当日時点のもので

ずっと以前に私はその検証を自己流に行った





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7月5日昼頃のダシャーを日本のD60に当てはめてみると実態が丸わかりであり

起こらない災害を恐れたりわざと乱痴気騒ぎしてネットが動乱状態になる」ということだ



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まず絡み方を確かめると

日本のシャスティアムシャはラグナにケートゥが住み

ディスポジターでラグナロードの火星は7室からアスペクトバックして

火星が8室目のアスペクトを起こす2室で金星土星が星座交換し

金星はラーフのディスポジターなので時運が貫通しており

ラーフとコンジャンクトしたスークシュマの太陽は位置関係でも金星と絡んでいる



2室牡牛座が惑星集中してしまうので

結局は如何様にでも判断可能であり

更に言えば2室には9室12室支配の木星が含まれており

逆行せず正しく働く機能的吉星の木星が減衰の太陽以外の全惑星に触れている

( 木星が5室目のアスペクトを起こす6室乙女座に火星が逆行する )



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減衰の太陽をニーチャ・バンガする火星はアスペクトバックで強くなり

しかし一見するとケートゥに向けたアスペクトバックなので火星的な乱暴さは現れにくい



他方で

火星が天秤座から牡牛座にアスペクトする影響で火星に触れられたようになる金星は

「SNS・諸般のネットコミュニティ」である水瓶座で星座交換して特異な威力を帯び

金星土星の結びつきは2室対10室となり「ネット内での様々な対話とその表現」を指し示す



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8室も支配した火星が7室からアスペクトバックすると同時に2室を傷つけて

2室には金星が住んだように働くので2室7室の象意が傷ついている状態が可視化しやすく

9室12室支配の木星が金星土星を強い吉意で守りながら

それでも7室天秤座の「ラーフとコンジャンクトした太陽」という奇抜な所見を火星が損なう



火星は逆行しなければ機能的な凶意が薄いはずだが

「8室を支配して逆行する」ことが

奇抜さ・珍妙さを醸す「太陽とラーフのコンジャンクション」を激化させるので

7月5日の日中のネット内では幼稚で無責任な発言が続発するはずだ



私個人の体感的に減衰の太陽は土星がコンジャンクトしない限り正しいバンガにならず

火星とラーフのコンジャンクション自体がかなり酷い衝動やら直情やらを意味する以上は

太陽に対するバンガが頓服薬のような弛緩効果とは逆のUpperな励起を与えてしまう



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やはりと言っては何だが

今回もまたスピ系カルトの諸派閥が全く馬鹿げたゲリラ的お祭り騒ぎを始めるらしく

太陽のバンガはもちろん天秤座で起こるのだから「目や耳に優しい」とも言えるが

ラーフは太陽火星に傷つけられて凶星化しディスポジターの金星も土星と星座交換する



即ち「発話と立ち振舞い」を意味する2室7室支配の金星が火星土星に傷つけられた所見が

終末思想論者に特有の破滅願望となって緊張や激情を見せつけるパフォーマンスになる



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D60で2室に惑星集中して星座交換が起こり7室で不完全なバンガが起こる日本は

先進国でありながら同調圧力と共同主観が未だに治らない極端さに苦しむ途上に置かれ

大人しいようでいて「騒げる理由があれば子供のように暴れてみたい」と思う無意識を秘める



日頃ずっと我慢しているからこそ思い切りバカになってしまいたい」といった衝動である




バカになってしまうのだけは

絶対にいけない




渦中の当事者が否定した「7月5日の大災害」のその後




産経新聞は25日、「女性漫画家たつき諒さん(70)が今月、新たな著書『天使の遺言』を出版した」「『7月の大災害』は取り下げていないものの、具体的な日付としていた『7月5日』について『何かが起きる日というわけではない』と軌道修正した」と報じた。


鬼の首を取ったかの如く勝手に様々な考察を展開していた終末論者らに

このほどその責任を取らせる特大の鉄槌が振り下ろされた



この風説の震源となったかの著作を世に出したたつき諒氏が

「来月5日は何も起こらない」ことを諫言周知の目的で新著において述べている



そして、同作品の2021年改訂版『私が見た未来 完全版』には、同年7月5日に見た予知夢の内容として「その災難が起こるのは、2025年7月です」と書かれている。


そして抜粋した同ソースの記事中で触れられてある通り

たつき諒氏がその予知夢を見た際に記録した日時こそが「7月5日午前4時18分」であって

それ自体が予言の対象日時ではなかったことを誰もが平然と無視している



「7月中にはいずれ大きな災難が来るだろう」と解釈するのが最適解で

それ以上の意訳は大きな誤りに通じる

( 「災難」と表現することが重要でつまりは必ずしも自然災害ではないという意味になる )





私もかつては上記の記事で同日時に自然災害が生じる前提から自己流の検証を述べたが

それはやはり迂闊な見誤りであることを認めざるを得ない



7月5日に大災害が起こることは無い旨を

本投稿で記述し直しておきたい



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今現在の日本のダシャーは「ケートゥ-火星-ラーフ期」で

火星にアスペクトバックされる太陽はケートゥのディスポジターに当たり

火星に対し土星が9室へ逆行して仮想アスペクトする



3大凶星がダシャーで絡み合った厳しい緊張の現れる有事的状態であり

プラティアンタル・ダシャーのラーフ期は7月8日で終わることから

この時運は今回の騒動に対する憂慮や騒乱ではなく

来月20日施行の参議院選挙を巡る国政に向けた世論の評価等だと判断できる



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そして翌9日からは「ケートゥ-火星-木星期」になり

この頃になると参院選の公示日を過ぎているタイミングのため

全国で同時に選挙活動が行われ始めて数日を経たあたりだ



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このダシャーに入ってからの日本社会は

5室11室軸でダシャーが見事に完結する「実践とその評価」が応酬となって反復する時局で

自然災害云々ではなく明確に日本の国政を巡る論説が旺盛に行われている真っ只中と言える



5室とはマンデンで「催し事・行事」を意味し国政選挙( 参院選 )の広報活動を指し示す所見だ



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11室天秤座からアスペクトバックする逆行の火星は12室を支配して逆行する悪影響から

5室で非常に強いラージャ・ヨーガになった太陽とラグナロードの木星の威力を妨げている



おそらく

プロ市民的な左派団体が言いたい放題に既存の政党を攻撃し “ Disっている ” 最中で

ただしラグナと4室を支配する木星と5室支配の火星が複数のラージャ・ヨーガを起こすので

久々に目にするそうした右派左派の攻防が意外にも真剣なドラマとなって展開するようだ



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心配なのはナヴァムシャの方であり

ケートゥのディスポジターでヴァルゴッタマのマハープルシャとなる金星を傷つける火星が

4室目のアスペクトを与えるラグナでマラカの木星が星座交換してアスペクトバックする



これは

選挙を行う立候補者の側とそれを見届ける有権者の側の間に悪意を隠し持った者が介在し

広報活動を妨害したり演説会場でテロ行為を起こすといった危険性を醸す配置になっている



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ダシャーが貫通してなおかつプラティアンタル・ダシャーの木星がラグナに住むことで

大々的な選挙活動とその周囲で起こる極端な事件事故などを暗示するかのようだ

( 双子座ラグナでは火星木星が両方ともマラカで金星も12室支配で傷つけばマラカ的に働く )



この頃になると

たつき諒氏の予言に対する風評などとっくに忘れられていそうな状況が巡って来て

妄言や暴挙を繰り広げるスピ系発信者の存在が陰に霞んでいくことだろう



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私が危険視しているのは来月末に始まる「ケートゥ-火星-土星期」になってからで

絡むと最も不味い火星・土星はダシャーだけでなくトランジットでも関わることになる



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ナヴァムシャは以前にも触れた所見だが

金星( ケートゥのディスポジター )を傷つける火星が水瓶座に逆行して土星にアスペクトし

土星は牡羊座に逆行して火星・土星が仮想の星座交換になる



9室と11室が結びついた優良なダーナ・ヨーガであっても

逆行した火星・土星が6室と8室を支配した最悪な表示体となって絡み

目的は正しくともその手段が酷く間違っている」といった凶兆の発露する時局であり

ラグナロードの水星と7室支配の木星の星座交換に対し土星が逆行してアスペクトし

火星も本来の位置からラグナにアスペクトすることでラグナと7室と10室が強く傷つく



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日本国内の様々な年齢層の有権者らに対し

国政が国家権力を用いて厳しく懲罰を下すかのような状況を思わず想像してしまう



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ラーシはより分かりやすくその光景が描かれてある印象で

ケートゥのディスポジターの太陽にアスペクトバックする火星に

土星が逆行位置からアスペクトするのは

やはり「公安権力と警察組織による代執行」を意味する



そして



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「ケートゥ-火星-土星期」開始の翌日には

トランジットの火星が乙女座に入宮してトランジットの土星と相対する凶相を作り出し

日本の建国図の10室乙女座には土星が住んでトランジットの土星がハーフリターンし

約15年に一度しかない座相に火星が踏み入って凶危の火が焚きつけられる



来月末時点でダブルトランジットは射手座と水瓶座に生じているが

日本の建国図の場合は火星がトランジットの木星にアスペクトされて10室に逆行し

トランジットの土星と相対したようもなるため5室12室にもダブルトランジットが起こる



その時局において日本の建国図の4室10室軸が火星土星の相互アスペクトで傷つき

土星がハーフリターンであることから日本のラグナと3室と5室の象意が凶事として顕現する



国政と社会の動向が真っ向から対立する有事的状況が訪れているという見込みは

いささか私の考え過ぎだろうか



例えばたつき先生は 1991 年の 8 月 20 日に富士山が大噴火する夢を見られて、これは夢判断では“世界恐慌やパンデミックでパニックになる”ということのようです。たつき先生は、今回の騒ぎの発端になる出来事だと解釈されていました。


参考とした本件に関する別のソースでは

たつき諒氏が見た予知夢には拡大解釈の余地が残る “ 警告夢 ” のパターンもあった



つまり「7月5日に地震その他の大規模災害は起こらない」としても

別の形で社会情勢が異様に悪変し有事的な臨界域に踏み入ってしまう可能性は俄然あり得る



日本の現行ダシャーを別の分割図で再見してみる



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有意な配置の絡みがダシャー上で成立すれば

ナヴァムシャと同等に重要な分析対象になるドレッカナでは

「ケートゥ-火星-ラーフ期」の今は既になかなか危険でキナ臭い様相を見せる



来月末からのダシャーになると

「為政者・権威者」の9室で定座の太陽にケートゥがコンジャンクトし

3室から火星が相対して火星のディスポジターの土星も逆行して3室にアスペクトバックする



3室水瓶座でコンジャンクトした火星とラーフは

「多方面に対し批判的なメディア」を意味しおそらく反体制派閥の思想活動なども指し示す



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それを封殺するが如く2室で定座の土星がラグナに逆行してアスペクトバックするのは

今回の参院選の選挙活動においてモラルの無い極端な抗議が武力闘争に発展する余地を示す



たつき諒氏が見た「太平洋周辺国に大津波が押し寄せる」という予知夢は

日本に関して言えば多くの人命が失われるほどの人災を警告する主旨だったと私は考える



今夏の参院選の結果を受け入れられない急進派の有権者らが暴徒化し

未曽有の災害に等しい本格的な有事が都市部などで発生する危険性は所見上で明確である



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「自己責任の夏」がいま始まる



プラティアンタル・ダシャーの土星期は8月20日終日までとなるが

その時期においては極めて慎重な判断で選挙行動その他の場面を過ごされるよう

各位に進言しておきたい




本当に気を付けた方が

よろしいかと思います




以上

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