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久々の憩い─16年ファンを続ける劇団の最新公演を観劇する

1 分前
読了時間: 20分




先週末

なかなかやる気が出ないまま記事の更新が滞る最中

私は自分を励ます目的も兼ねて懇意にしている劇団の舞台を観に行った






声優・坂口候一氏が主宰する劇団「一の会」である








このほどの最新公演の演目は別役実氏の「メリーさんの羊」であり

久々に質実な本格趣向の舞台劇を観たという感想だった

( とはいえ所謂「不条理劇」の難しさに不慣れな素人の私には辛いところも多々あった )





舞台上には小さなテーブルが用意され

劇中はテーブル上で電動の模型車両が何度も動いたり止まったりしていた



正攻法の戯作からは外れ気味な「脱構築」( 逆説的な創作表現 )が多い別役実氏の本作は

やはり劇中の前半ほど不条理劇の代名詞である「ゴドーを待ちながら」によく似ていた





今回はご出演しなかった劇団代表の熊谷ニーナ氏は受付そばで来客対応に勤しんでいらした

( 坂口氏の右隣が熊谷氏 )







観劇でお会いすれば必ず先に笑顔で会釈して下さる大平 原也氏もご出演ではなかった



毎年2~3本ほどの公演を欠かさず続けていらっしゃる坂口氏の「一の会」は

本当に長いお付き合いが続いていて過去には観劇をサボってしまった年もあったが

大学を留年していた2010年から通い始めてもう16年もの月日が経とうとしている





昨日

私が坂口氏と久々にお会いした頃のダシャーは「木星-水星-ケートゥ-水星-金星期」である





ナヴァムシャでは無事にダシャーがプラーナまで貫通した見事な絡み方で

木星のディスポジターの水星は対向6室に火星( ケートゥのディスポジター )が逆行し

水星は金星と星座交換して「独りで行きつけの劇団の舞台を観る」( 4室対12室 )という絡みが

本当に小気味よいマイペースな時間を過ごす私の様子として描かれてあった





確かめずには居られないアクシャヴェーダムシャは

どんな時運でもほぼ絡んでしまう配置で

舞台俳優や声優を意味する水瓶座が10室になって惑星集中し

ヴァルゴッタマの木星から10室目の7室に住む水星がディスポジターの火星と星座交換する



2室5室支配で私的な交遊も意味する水星が

7室に住んで火星が逆行して星座交換するのは

こんな私にしっかりとお気遣い下さる劇団各位の立ち振舞いを意味していて

ケートゥのディスポジターにもなった火星が7室支配で減衰まで起こすことで

「気兼ね無く対話できる相手」( 劇団一の会の関係者各位 )を指していたと分かる





D45同様にいつも絡んでいるナディアムシャも

12室に定座した3室支配の木星( ≒俳優・声優 )が減衰の水星と絡み

水星はケートゥのディスポジターとなって9室にアスペクトバックし

減衰した本来の位置から5室目で金星がヴァルゴッタマとなる



この「7室でヴァルゴッタマになったラージャ・ヨーガの金星」こそが

坂口氏や熊谷氏などを指していたと見なしてほぼ問題ない



5室10室支配でヨーガ・カーラカの金星はまるで私自身が俳優か何かのようだが

7室に住むことで「私が会いに行く俳優や声優」を暗示した配置となり

確かにその日の様子を模写できている座相になっていた




坂口氏のラグナを特定する






坂口 候一(さかぐち こういち、1968年2月10日 - )は、日本の男性声優、舞台俳優。
東京都出身。81プロデュース所属。


「毎年の季節ごとの習慣」というくらい曖昧な感覚で今回も観劇した私は

気転を利かせて氏ご本人にご出生地を訪ねるべきだったところをウッカリ失念した





練馬区江古田に所在する「スタジオONE」を自劇団の劇場として文化活動の一端も担うため

おそらくではあるが氏のご出生地は「東京都練馬区」と見なすのが自然だ



公表されているプロフィールにおいては業歴が「1980年代~」とされており

氏ご本人の年齢に鑑みた検証の結果まだまだ情報不足ながら牡牛座ラグナとした









*****





ラーシとナヴァムシャで牡牛座ラグナがヴァルゴッタマになるチャートでは

やっと成人した頃のダシャーが「木星-土星-土星期」でダシャー・チッドラが終わる頃である





「1968年2月10日午前11時50分」でチャート生成すると

とても重要なシャスティアムシャはこのように素晴らしい配置になり

ラグナで減衰しパラーシャラの例外則が働く木星のディスポジターは土星になる



ラグナロードの土星はなおかつ高揚した最高位のマハープルシャ・ヨーガを繰り出し

上記のダシャーから1年足らずで巡る「木星-土星-金星期」は最高の絡みにすらなる





山羊座ラグナで良好なヨーガ・カーラカの金星は12室に住んでしまうが

それが射手座となってラグナから木星に逆行されるのは

間違いなく俳優や声優として順風満帆の出足を堂々と踏み出せる様子である



金星が機能的にも吉星化して逆に12室で強くなる配置だからこそ

坂口氏は20歳過ぎの頃には演者としての人生を創始できたと言える

( 高揚したシャシャ・ヨーガのラグナロードも余計なアスペクトを受けず良好に働く )





ラーシ・チャートはやはり最高な絡み方を見せ

4室獅子座から逆行する木星は仮想的に高揚して11室にアスペクトバックさえ起こし

その11室にはアンタル・ダシャーで最上位なヨーガ・カーラカの土星が住む



牡牛座ラグナであれば

10室と11室の支配星が非常に良い配置同士で絡むダシャーがこの時期に巡ることになり

仮想的に高揚する木星のアスペクトバックが11室に位置すればほぼ全ての願望が成就しうる





21歳目前頃の例のダシャーもD60の絡みと矛盾がなく

11室の土星からアスペクトされるラグナロードの金星は木星からもアスペクトバックされる



8室9室10室11室の象意がラグナロードに対して起こるため

特にこの時期はご本人の素質以上に周囲の境遇がアレヨアレヨという間に整う強運が実る



やはり坂口氏は牡牛座ラグナが確実である



ナヴァムシャを見てみる





ナヴァムシャもまたラーシとは違った底力の強さを誇り

2室8室軸で水星木星が星座交換しラグナに木星が逆行して7室の土星と相互アスペクトする



ナヴァムシャのラグナがヴァルゴッタマであれば

当時のダシャーもこの通りラーシやシャスティアムシャと整合し吉兆の時運が実現する





プラティアンタル・ダシャーが金星期になるとラーシとよく似た絡みとなり

ラグナロードの金星が7室で9室10室支配の土星とラージャ・ヨーガやダーナ・ヨーガを組み

金星はラグナにアスペクトバック出来てしまう



当然と言えば当然だが

シャスティアムシャのような深い因縁が現れるチャートでダシャーが良ければ

ラーシ・ナヴァムシャ・ダシャムシャでその運命が矛盾することはありえないと言える



ダシャムシャがどうかと言えば─





もちろん絡み方に凶兆は一切なく

7室10室支配の重要な木星が5室でラージャ・ヨーガとなって11室の減衰した土星と相対する



ラグナロードの水星はその土星と11室でコンジャンクトし

ラグナ対11室のダーナ・ヨーガやラグナ対9室のラージャ・ヨーガになり

水星は逆行することで同じく4室に逆行する木星と仮想の星座交換を起こす



8室支配で鈍重な凶星となる双子座ラグナの土星が例外則になって水星は逆に勢いに溢れ

十二分に個性と才能を発散する醍醐味に富んだ配置を見せる





何より強く納得させられるのは

「自己表現( 演技 )」の3室で2室支配の月と5室支配の金星がコンジャンクトしラーフを良化し

才能と確かな人気を意味した月対金星のダーナ・ヨーガがラーフのブーストを受ける配置だ



11室で減衰し「何故か不思議と人を魅了する( =11室 )」ような影響が現れる土星と絡む3室は

吉意のヨーガが生来的吉星同士で生じた配置となってしかもそれは獅子座となり

ラーフが傷つかないままその絡みと相互作用して爆発的な潜在力を発露する



21歳間近の頃の坂口氏は

名実ともに演じ手としてカルマ的なほどの自己実現を果たしたのである





ナクシャトラを覗いてみると

ラグナロードの金星は見事に定座して芸能の才能をアリアリと誇示し

月が住む「アールドラー」は常人離れした孤高の風格を醸す特殊相である

( 例えば過去にラグナ検証した外山恒一氏はD1のラグナが「アールドラー」だった )







地道にYouTubeで動画をUPし続けるのも

坂口氏のラーシの水星が10室水瓶座( SNS・ネット活動 )でラージャ・ヨーガになるためだろう





2室5室支配でまさに「スピーチの表示体」として強調される水星が10室水瓶座に住むのは

一見してアナウンサーか何かのような座相でありつつ結果的に坂口氏は俳優( 声優 )となった



それは即ち

「アールドラー」に住む突飛な月が対向8室のラグナロードとラグナ対3室の絡みを作るからで

月対金星の相互アスペクトやコンジャンクションは明らかにタレント的な志向性を意味する





「カルマの結果」を描くドレッカナでは

3室蠍座でラーフが減衰しつつ12室の木星が逆行して仮想アスペクトし

ラーフのディスポジターになった火星が7室に住んで演技に対する情熱が実る



11室で高揚したようになる至高の木星が3室と7室に高威力な吉意を恵む影響で

その業績は途絶えることなく今に続いている





このドレッカナで土星が11室からアスペクトバックした配置に水星が逆行し

「6室水瓶座に住む10室支配のラグナロード」という配置自体は吉相ではなくとも

土星自体が11室で強い配置となる影響がその水星に働きかけて吉運を与えていると読める





「11室で強くなった土星」はジワジワと永続する人気と知名度を与えるため

私が10代の頃にも好きだったゲーム作品や折々のアニメなどに出演し続けてきたのである




劇団「一の会」旗揚げの時運を診る






憶測ではあるが

氏が31歳を過ぎて間もない上記のダシャーで

私が今も通い詰める劇団「一の会( いちのかい )」を創設した



劇団一の会は1999年に『一の会』という名前で立ち上げました。




シャスティアムシャがこのダシャーでは最も分かりやすい絡み方であり

ラグナから木星がアスペクトする5室( 物事の刷新 )で火星と水星がコンジャンクトする



山羊座ラグナでは火星が4室11室支配で「キャリア・ステータスの表示体」になり

5室でラージャ・ヨーガになれば更に11室にもアスペクトバックできる強力な座相だ



水星が6室9室支配で失業を意味した凶兆を含むが

この場合はコンジャンクトした火星が非常に吉兆であるため

事業運的には不穏な「5室に住んだ9室の支配星」という配置が

火星の良い影響でダーナ・ヨーガとして強くなったと言える





一見すると絡みが不完全でダシャーが現実化しないように見えるラーシは

木星が仮想的にアスペクトバックする魚座に住む火星が双子座と乙女座にアスペクトし

火星から間接的にアスペクトされたと言える水星が10室水瓶座でラージャ・ヨーガになる



10室( あらゆる営為 )で強い水星がプラティアンタル・ダシャーだった結果

坂口氏は地元・練馬区で自劇団を旗揚げしたのである





ナヴァムシャも不思議な絡み方で時運が一応は通っており

水星と星座交換した木星は8室から12室牡羊座に仮想アスペクトし

本来住む2室双子座からラグナに逆行すると7室蠍座にも仮想アスペクトできる



水星もそのまま位置から7室蠍座に逆行してディスポジターが火星になる





その7室に住んだラグナロードと10室支配の土星に対しては

当時のマハー・ダシャー・ロードの木星がナヴァムシャのラグナに逆行する影響で

ナヴァムシャ全体が励起されて吉相が力強く顕現しうるタイミングだったことが大きい





当初の内はストレートプレイ( 純粋な舞台劇 )だったが

年度内で行う公演の半分は朗読劇になっていき

今ではご高齢の近隣住民の方々も文学作品の朗読劇を鑑賞しに

スタジオONEへとよくいらっしゃっている





何よりその醍醐味は

私くらいまでの世代なら必ず聴いたことのある声の主と言える矢島正明氏が

この15年程度は毎年ゲスト出演して下さることだ





ラジオ、テレビドラマ、ドキュメンタリー、CMやテレビ番組など様々な媒体、数多くの作品でナレーターとして活躍。1975年には、三羽烏に入るナレーターとして黒沢良、城達也と共に矢島の名が挙げられている。1960年代から1980年代にかけて、日産自動車のCMナレーション(車種CM、キャッチフレーズ、日産自動車グループ各社CM)を長い期間にわたって務めていた。大正製薬の「リポビタンD」、スタジオジブリ制作映画のCMナレーションも長い期間務めており、これらは現在も継続している。
また、クイズ番組(『チャンスだピンチだ』、『ベルトクイズQ&Q』など)では、出題ナレーターとして顔出しがあった。

( 同上 )





「ジブリ映画のタイトルコールの声( の人 )」と言えば

世代に関係なくすぐ分かるほどの重鎮のお一人である







「語り騙り」( カタリガタリ )と題した朗読劇は2002年度の公演スケジュールから始まり

私もこれを目当てに通っていると言ってもよい( もちろんストレートプレイも好きです )







昨年の同公演では公演開始日がちょうど矢島氏のお誕生日となり

93歳となったその記念日に私も観客として同席させていただいた

( 先に貼付した画像は声優・くじら氏が別の日時にご来場し撮影した画像である )





「お誕生日祝いなのでSNSにUPしても大丈夫です」とのご許可があり

もう1年半も過ぎてしまったがとても貴重な矢島氏の肉声を記録に残せた





私なりに検証する限り

矢島氏も坂口氏同様に牡牛座ラグナではないかという結果である



1932年、東京府東京市豊島区西巣鴨二丁目(現・東京都豊島区西巣鴨二丁目)で5人きょうだいの末っ子として誕生。


単純に「4人の兄・姉を持つ末の子供」という事実から

高揚した木星が3室目になればその木星がアスペクトバックするのは「兄・姉」の11室だからだ





意外にもあの「気品ある美声」は

この配置からは伺えない様相になり

「声」の2室を支配した水星は11室で減衰し火星やラーフに傷つけられる



するとその表現力と声の品格は

ラグナで定座したマラヴィア・ヨーガの金星が司るということになる



「3室で木星が高揚した牡牛座ラグナ」の所見は

奇しくもあのAdo氏と同じになり

単純に個性の強さと才能が合一しているような特徴が顕著で

演技そのものに独特な説得力が備わりその役を飲み込むような優美さに長ける

( だからこそ獅子座に住んだ月から見た金星がマハープルシャになるのは納得できる )





よく見ると12室で4室支配の太陽が高揚しており

つまりは氏ご本人の世代としては珍しい「声劇専門の俳優」( ≒声優 )としての地位を暗示する



1967年当時に個人事務所を開設できていた栄転の早さから鑑みても

11室のラーフに向けて高揚の木星がアスペクトバックする座相はやはり間違っていない





ドレッカナは

11室でヴァルゴッタマのラーフに7室から木星がアスペクトバックする座相が

明らかに「複数の兄と姉を持つ」( 11室のラーフ )ことを説明できており

木星( ≒数の多さや豊かさ )のアスペクトバックでその象意が重複する



ラグナに住んだ最上級のヨーガ・カーラカたる土星が見事に10室へアスペクトバックし

「演技」の3室では7室12室支配の火星( 芸能やスポーツの表示体 )が減衰し例外則になる



やはり格別なほど威力ある配置に恵まれていて

ドレッカナも牡牛座ラグナで正しいようだ

( こちらではラグナロードの金星も例外則になりつつ水星の逆行で星座交換する )





ナヴァムシャも水瓶座ラグナであれば特殊な強さが実現した座相となり

ラグナロードの土星は「演技」の3室で減衰した例外則で

そこへとアスペクトしてくる定座の木星は「兄・姉」の11室でやはり兄弟の多さを明示する



土星自体は例外則で単純に運が良いことを意味するが

「願望成就」の11室が射手座になって木星が定座し

コンジャンクトした火星はまさに表現の才能を司る3室10室支配という絶妙ぶりだ



「午前6時48分」あたりが

大ベテラン声優・矢島正明氏の出生時刻でほぼ正しい印象である



他には





肝心なダシャムシャも無理のない配置で

ラグナロードの土星がまたも11室射手座に住んでラグナにアスペクトバックする



若年期からラジオパーソナリティーだったのも

金星と月が星座交換して幅広い聴衆を魅了できる声と個性に恵まれているためだ





やはり持ち前のポテンシャルの確かさは3室で定座した火星で示され

火星は牡羊座に定座すれば蠍座にアスペクトバックもできるため

まさに当為のハウスの10室にアスペクトバックしラーフがブーストされる



個人事業で必ず大成する座相が確約されてあると断言してよいほどで

6室対9室が星座交換する月期や金星期に若干のスランプがあったはずだが

ラグナロードや火星の配置が持つ絶妙な補完力が事業運を底堅く安定させる様子だ





あとやっと1度か2度くらいしか拝聴できないであろう氏の朗読を

私は今も固唾を飲んで待ち侘びる日々である




私の過去について─巻島直樹氏の思い出




( ここから先は単なる回顧録になってしまうので読み飛ばしていただいて構わない )



この私が今なお声優の舞台公演に通っているのも

20代の頃に師事したとある声優のお方の影響がやはり大きい





2023年に逝去した巻島直樹氏は

私塾をほぼ20年に亘って開講していらした数少ないベテラン声優のお一人だった



巻島 直樹(まきしま なおき、1962年8月23日 - 2023年9月29日)は、日本の男性声優。茨城県出身。声優演技研究所講師。
2023年9月29日に死去。61歳没。訃報は8か月後の2024年6月3日に公表された。




私が幼い頃に何度か観た記憶があるアニメ「勇者シリーズ」に必ず出演し続けたことで知られ

白状すれば巻島氏はそれほど私の耳に残っていた類の演じ手ではなかった





調べてみても氏の詳細な出生地は「茨城県」とのみ表記されてしまうが

ご本人の出身校の所在地から仮に想定した出生地に基づき

過去の来歴や還暦間際にガンが発覚した経緯からレクティファイすると

おそらく氏はラーシが射手座ラグナでナヴァムシャは牡羊座ラグナである





特に牡羊座がラグナになったナヴァムシャは

ラグナで土星が減衰して10室にアスペクトバックし

木星はヴァルゴッタマになったラージャ・ヨーガで

それも専門性の高い分野を意味した水瓶座であり

やはり声優業界での活躍が明示された座相と言える



もっと言うなら「10室や11室の木星」は自分自身が教師のようになる配置で

水瓶座( ≒予備校や専門学校 )に住む木星が9室( グル )を支配してヴァルゴッタマになれば

遅かれ早かれ私塾等を運営し自ら教鞭を執ることを意味する





それは2室と4室が星座交換する座相でも強調されていて

金星がケートゥのディスポジターになって4室( ≒教室・アシュラム )で強いため

その経験と知識を自己流に説明し講義する( ケートゥ )ことを仕事のように繰り返し

10室にアスペクトバックする土星も12室に逆行して木星と仮想的に星座交換する



機能的にも吉星の木星が土星との星座交換で実際の職能に高まる特異な個性を作り

その「ダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガになった木星と土星」の絡みは

輪をかけて独立独歩な教師として私塾を営んでいた巻島氏の後半生を描写できている



12室で土星が星座交換して定座並みになることも

基本的に「顔出しをしない俳優」と言うべき声優の立場を上手く説明した配置の妙である





ダシャムシャはというと

3室のケートゥ( 特殊な個性や才能 )に定座の土星がラグナに逆行してアスペクトバックし

間違いなく独特な職能で勝負できる成り行きを予兆していたことが分かり

10室支配の水星は6室に住んでしまうがラグナロードの木星は高揚しその不運を強く補う



この木星が7室に逆行してアスペクトバックできたり

ラグナに住む11室支配の金星と仮想の相互アスペクトでダーナ・ヨーガを組んだ影響が

プロ声優として35年ものキャリアを永続させた根拠だと言える





改めて再見したラーシはやはり10室で例外則になる金星が破格の強さを発散し

9室獅子座で定座の太陽が水星とダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガすらも帯びる



9室で太陽が定座してスーリヤ・ブッダ・ヨーガになること自体が

そもそも教師としての才覚の鋭さを明示しており

ラグナロードの木星が「演技」の3室に住んで土星が逆行することで星座交換が生じ

木星の理想主義を正しい自己実現へと育むガッツの強さを氏の顕著な性格にしていた





カメラの前では明るくお道化る巻島氏も

実際には昭和男児そのものというほどのスパルタ寄りな指導を時折に見せるお方で

ヘナチョコな私よりも教え甲斐があった受講生に対しては

鋭く張りの有る声で叱正をぶつけることが幾度かあった





1年以上は氏の稽古を受けていた私がそう思うのも

このように私自身のラーシの4室( ≒教室 )が氏のラグナになるからで

そこに住んだ火星は3室8室支配で逆行してヴァルゴッタマになる異様な凶星である



この火星に睨まれるようにして対向10室でバドラ・ヨーガになった水星が私自身であり

趣味が草野球で甲子園野球も欠かさず視聴していた巻島氏はスパルタな火星で表意される



やはり

講習や実演の合間に聴ける業界内のこぼれ話はとても楽しく有意義だったが

内心では常々覚悟が抜けない「ガチンコな緊張感」に負けない気合いが欠かせなかった





中高年であった当時もフルボリュームの快男児だった巻島氏は

飲酒喫煙もせずにいたにもかかわらず2019年年末頃にはガンに侵され始めていたようだ



2020年8月頃に癌が全身に転移していると宣告され、2021年1月時点で休業闘病中であることを発表。


翌年夏期には全身への転移が確認されたことを考慮すると

遅くとも「土星-月-月期」にはガンを発症していたと判断できる





肉体の特徴が示され健康運も現れるラーシでは

ラーフ( ≒ガン )のディスポジターの月が6室( 傷病 )で高揚し

ラーフが8室に住むことから突発性の深刻な疾病を意味し

月と絡んだ土星はマラカの2室でケートゥのディスポジターになって定座する



心身の異常が体感できうるほどの凶相であり

「寿命」の3室でヴァルゴッタマになったラグナロードの木星が

病的な違和感を感じにくくさせながらも2室の土星と仮想的に星座交換してしまう



最初の内は本当に自覚が無かったとも言える





ナヴァムシャはラーシと似た配置上の特徴がダシャーで巡る頃となり

ラグナから土星が12室に逆行して2室に仮想アスペクトし

それを受ける月は金星( ケートゥのディスポジター )と星座交換し

高揚の月が余計に強くなるのはまたもやマラカの2室である



4室蟹座で星座交換する金星には9室からラグナロードの火星がアスペクトし

ケートゥのディスポジターでもあることからその部位( 4室蟹座なので胸部 )に

メスが入らなくてはならない状況を暗示していた





ラグナの土星は逆行することで11室水瓶座に住んだように働き

つまりは11室からもアスペクトを起こす仮想的影響を持ち

本来はラグナの牡羊座に住みつつ11室から8室のラーフにもアスペクトし

間接的にラグナロードの火星を傷つけた状態を作る



ラーフ( ≒腫瘍の表示体・ガン )のディスポジターのラグナロード自体に対しても

逆行した位置の12室からアスペクトして火星自体を発病のトリガーにさせている



癌の原因そのものは火星の方が担うが

土星が住むのはラグナ( 脳天から足先までの全身全体 )であり

逆行で凶意が増したままアスペクトバックできる影響が

積年の疲労や老化による病変を招いた結果に通じたと言える



本当に本当に不意な訃報だった







巻島氏の私塾に通い始めてから私はやっと氏が私の母と同郷だったと気づき

後に私が社長を務める自社の工場もあった土地の名前を出して昔話を仰ったり

妙な親近感を沢山持つようになった恩師である



かつて同じ事務所の後輩で2歳下の藤原啓治氏を「フジワラ」と呼び捨てにしたり

共演することが多々あった同世代の梁田清之氏とかなり懇意な友人だったことや

最終所属先になる事務所の創設者だった村松康雄氏の貴重なお話など

才能が無かった私であっても氏から授かった日々の記憶は何物にも代えがたい



自宅で頑張って力いっぱい「外郎売」を読み上げてから教室に行き

教科書代わりのプリント類一式から自分で選んだナレーション原稿を実演し

数十回は繰り返したその演技はやっと2回ほどしか褒められなかったと思う



そんな私も

亡き父の会社を引き継いで経営に失敗してしまい

俳優にも声優にも全く無縁なまま

今ではあろうことか占い師になってしまった



「巻島先生!」と

カラ元気に自分から挨拶していたあのいつもの日曜日



教室でお聴きした希少な思い出話も

その全てに関わった声優の方々も

皆すっかりこの世界から旅立って

夢そのものになった




これも何か不思議な夢のようである




坂口氏との思い出もきっと私の心の一部になって生き続けることだろう







全ての出会いに感謝



以上

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