top of page

アジアを揺るがした「7月5日問題」─たつき諒氏を再検証する

更新日:7月12日



ree


とうとう7月5日が終わろうとしている



今のところ日本の本州の関東地方の都心圏内( 私が住む地域 )では何も起きていない



Youtubeでは目にするのも億劫なのでサーチしていないが

「7月5日」で検索すれば日本人による日本語の動画が数千件以上はヒットするだろう



ree


今やたつき諒氏の手元を遠く遠く離れて無関係なパニックを起こしかけたこの予知夢は

元を糺せば「2025年7月に大災難が起こる」とした趣意であり地震と大津波の予言ではない



氏ご本人がどのような心境でいらっしゃるか

確かめたい目的も兼ねて私は冒頭に添付した画像の著作を購入し拝読した



同著作では

たつき氏が「神奈川県横浜市金沢区の出生」であり

「1男4女の兄姉を持つ末の娘」である事実などが判明し

2021年の年末頃に投稿した氏ご本人の検証を再考する根拠がこれで出揃った



1975年5月頃にプロ漫画家としてデビューし

1999年前半に漫画家業を引退後は

2021年秋になって過去に公表した予知夢の著作が増補して再出版され

中国・台湾・韓国を巻き込む騒動に発展し複雑な心境の最中に在るたつき諒氏



検証済みのチャートを

改めてその時運に照らしてみたい




生い立ちから漫画家デビューまで




両親の結婚後、山形で兄姉4人が生まれました。 1941年に太平洋戦争が始まると、父はエンジニアの資格を取り、戦後は東京に出て一人で働き始めたそうです。ほどなくして、エンジニアの資格を活かせる会社を紹介されて、横浜で就職することになったようです。 父の仕事が落ち着いてから家族が呼ばれ、母と兄姉4人は横浜に移り住むことになって、それから末っ子となる私が生まれました。 というわけで、私だけが年が少し離れて横浜生まれとなったのです。
それまでのわが家は、1972年に自宅を購入するまで7回も転居を経験しました。私が1歳くらいまでは、横浜市金沢区にあった米軍施設内に住んでいたこともあったそうです。


上記の通り

たつき諒氏は( 1954年12月2日に )横浜市金沢区で生まれており

姉3人と兄1人の兄弟姉妹の末の子供であると分かる



ree


出生地を改めた以外は

客観的なバイオグラフィ的に水瓶座をそのまま本来のラグナとして問題ないと判断した



一先ず正午頃の出生で正しい印象である



ree


「姉3人と兄1人」という大所帯がドレッカナでどう証明されるかだが

木星( 兄姉の表示体 )が単純に「生家の家族」を意味する2室で高揚する座相がまず有意で

その木星がラグナに逆行してアスペクトを起こす9室には11室( 兄姉 )支配の火星が住む



私自身の卑近な例にはなるが

例えば3歳上の実姉を持つ私のラーシでは「兄姉」の11室に2室9室支配の金星が住んでいる



ree


「11室から11室目でその本質のハウス」になる9室に「生家の家族」を意味する月が住んで

兄や姉を家族に持つ配置に木星( 子供の表示体 )が更にアスペクトして座相が強化される



ドレッカナが双子座ラグナの場合にラーフが11室目に位置し

ディスポジターの火星が11室の結果の9室に住んで木星にアスペクトされ

「11室に住んだラーフ」の意味する兄と姉の数の多さが具現化する



そして何より端的で分かりやすいのは

月をラグナとした場合には月・火星・水星・木星の位置関係がラーシと全く同じになり

即ち木星が月から11室目を支配し双子座に逆行してアスペクトバックする座相が

明確に兄と姉を持つ証明になっている



ree


それはナヴァムシャのラグナをヴァルゴッタマとした場合に矛盾せず

7室から11室にアスペクトバックできる木星は月から見ても「11室目に住む木星」で

間違いなく実兄と実姉が在る座相だと言える



ree


本人の基本的なバイオグラフィが可視化されるべきラーシは

11室支配の木星が5室双子座に逆行して11室にアスペクトバックし

重ねてラーフの意味する「数の多さ」が兄姉の人数という象意で現れる



木星は5室に逆行すると9室で定座の金星にアスペクトし

こちらでも兄と姉が各々1人以上在ることを強調している



また



それまでのわが家は、1972年に自宅を購入するまで7回も転居を経験しました。


氏ご本人が高校3年生になった頃まで何度も引越しした事実があり

ラーシやチャトルシャムシャ( D4 )でその境遇は一応の説明がつく



ree


ラーシが水瓶座ラグナとなると

「家の表示体」の金星はまさに4室支配となって

9室で定座しつつラグナロードで12室支配の土星とコンジャンクトし

強く傷ついた金星は更に8室( 物事の途絶 )へ逆行して減衰してしまうことから

「若年期のうちほど同じ家に長く住んでいられない」という傾向を作る



ree


生家の新居購入が叶った「1972年頃」というと

ダシャー上では「ラーフ-金星-土星期」から「ラーフ-金星-水星期」のタイミングと思われる



ree
ree


チャトルシャムシャにおける「ラーフ-金星-土星期」は

ラーフのディスポジターで高揚の木星に絡んだ12室の金星がラグナロードであり

コンジャンクトして減衰してしまう土星は火星との星座交換で強く復調し

木星は高揚したヴァルゴッタマで双子座に逆行することで10室にアスペクトする



「願望成就」の11室にラーフが住んで木星のアスペクトバックを受ける配置が

ダシャーの整合と相乗効果を生み出したかのような理想の時局になっていた



12室に住んだラグナロードの金星は見事に11室に逆行して仮想的に高揚し

なおかつ木星のアスペクトバックを受けられる絶妙な吉相を作り出す



ree
ree


ラーシはやや変則的な所見であり

9室でコンジャンクトした4室支配の金星とラグナロードの土星に

ラーフのディスポジターの木星が逆行してアスペクトしてくる



「引越し」の7室は関わってこないが

ラグナと4室と11室の象意がダシャー上で整合し

ラグナロードが9室で高揚して11室に木星がアスペクトバックさえ起こし

4室支配でまさに「家」を指し示した金星が定座していたことが

安住できる新居の獲得だったと言える



そして

その4年後の初夏



ree


その後、『花とゆめ』(白泉社)での受賞が決まっていたが、秋田書店の編集者からスカウトされ、1975年(昭和50年)6月6日刊行『月刊プリンセス 1975年7月号』(通巻 第7号、秋田書店)掲載の読み切り『郷ひろみ物語』にて20歳で漫画家デビューを果たした。


漫画家としてプロデビューを果たしている



ree


ダシャーは「ラーフ-火星-木星期」に入り1ヶ月ほどの頃だった



ダシャムシャを確かめると



ree
ree


肝心な10室に住んだ火星がまさに11室のラーフのディスポジターであり

更には7室10室支配の木星が逆行することで火星と星座交換し

華々しく鮮烈な10室対11室の星座交換を繰り出している



7室や10室を支配した木星が12室に住みながら強いのは

やはり漫画家を含む創作業の当事者らが「表に出ない裏方の専業者」だからで

特に漫画家は描かれているイメージとのギャップを意識して顔出しNGの場合も多く

この世代の少女漫画家であればその傾向は最も強いくらいだったと言ってよい



ree


たつき氏のダシャムシャは

それでもラグナロードの水星が「自己表現」の3室獅子座に住んでカリスマ的な座相になり

ディスポジターの太陽は7室射手座に住んで木星が仮想的にアスペクトバックしている



これでもし木星がダイレクトに強い座相であれば

芸能人か何かにでもなれていたかも知れない



少女漫画の文化がより発展した昭和50年前後に実力を発揮したその軌跡の確かさが

一見して正しく描かれてある配置となった



ree
ree


基本のラーシはもちろん木星が逆行位置から11室( 独立 )のラーフにアスペクトバックし

双子座からはラグナに向かってもアスペクトし火星に木星が絡んでダシャーが貫通する



やはり水瓶座ラグナであれば火星が「自発的な才能・個性」と言える3室10室支配で

それがラグナに住んで時運の励起を迎えたからこそ漫画家としてデビューしたと言える



やはり氏のラーシは水瓶座ラグナの13度あたりで先ず先ず正しいと言えそうだ




聖者サイババに謁見する




ree



前著「私がみた未来」でも触れられていたが

今回の新著でもインドの聖者サティヤ・サイババとの出会いを回顧している



同著作中で「1998年6月」とされており

ダシャーは「土星-ケートゥ-ラーフ期」に入って1ヶ月後のことだった



ree


ree
ree


ラグナを水瓶座のヴァルゴッタマとしたナヴァムシャはほぼ座相的に正しく説明でき

3室で例外則になったラグナロードの土星が12室のケートゥにアスペクトバックして

土星に対向した9室( グル )の月がラーフのディスポジターでやはりダシャーが貫通する



ree
ree


例外則になって金星にニーチャ・バンガされる土星は12室のケートゥを励起し

「海外での神秘体験」を暗示しつつ対向の9室天秤座の月がサイババの表示体となって

金星が月にアスペクトバックすることでラグナと9室と12室が絡んでいたために

全く無縁だったインドの大聖者にたつき氏は奇遇な出会い( 厳密には再会 )を果たした



ree
ree


「カルマの結果」を意味するドレッカナでは

ラグナで土星とコンジャンクトした金星がケートゥのディスポジターになり

金星が12室へと逆行して定座する位置に火星( ラーフのディスポジター )がアスペクトする



金星は火星土星の両方に傷つけられて5室12室の象意がかなり強く傷つくが

2室で高揚してヴァルゴッタマの木星がラグナに逆行して保護を与え直し

9室支配の土星と5室12室支配でケートゥのディスポジターである金星を純化している



ree
ree


ナヴァムシャ同様に

全てのダシャーロードが5室9室12室などの吉意のハウスを支配して絡んだ奇跡の座相で

こちらでは高揚してヴァルゴッタマの木星がサイババの表示体だったようだ



「孤高なままの悲痛な道のりにグルが待っていた」と思える神秘が

すでにこの出会いを予知夢で観ていたたつき氏の現実に舞い降りたその時だった




プロ漫画家からの引退




1998年(平成10年)9月、作品『白い手』の発表を最後に充電として休業し、1999年(平成11年)に44歳で漫画家を一旦引退した。


たつき氏はサイババと対面したインド旅行から帰国すると

長年の職業病による身体的不調を主な理由として漫画家からの引退を決意した



いちばんの引退理由は首や背の痛み、頚椎と椎間板のヘルニア

ree

医療占星術では

星座による身体部位の定義において牡牛座が首や喉に相当し

獅子座が脊椎と脊柱( それらを含んだ「背中全体」 )を指し示す



ree


ドレッカナと並んで「身体のステータス」を図解したようにも働くラーシで

牡牛座を支配する金星は高揚のラグナロードに生来的凶意を浴びせられ

逆行して減衰してしまう8室に向けてラグナから機能的凶星の火星がアスペクトする



加えて「喉・口腔」の2室を支配した逆行の木星が高揚しつつも土星にアスペクトされ

「傷病」のハウスである6室の状態が相当に不安定である様態から考えても

執筆作業のため数時間以上も同じ姿勢を取る影響で首や喉を傷め続けることが分かる



ree


また「背中」の部位に当たる獅子座を支配する太陽は10室でパーパ・カルタリ・ヨーガになり

太陽には木星だけがアスペクトするが木星はやはり逆行したマラカとなって高揚し

アスペクトされた星が吉凶両方の影響を受け続けるはずである



6室で不安定なまま猛烈に強い木星は即ち「満足な休みも無く継続する激務」を意味し

究極の成果主義である創作業たる漫画家としての不健康ぶりが現れてしまっている



ree


「健康運の概略図」として見直すドレッカナは

やはり牡牛座を支配する金星が火星土星の両方に絡まれて傷つき

「首・喉」の2室を支配した月が9室でマラカの火星とコンジャンクトし

「背中( 脊椎 )」の部位を担う太陽も10室でパーパ・カルタリ・ヨーガになってしまい

なおもラグナから土星が太陽にアスペクトしている



ree


「1999年に漫画家引退」という時系列は

ラーシのラグナを水瓶座の13度過ぎにすると

ダシャムシャにおける配置が上記のダシャーでかなり正確な整合を起こす



ree
ree


まさに「辞職」の経験を明示する8室9室支配で「失業」の12室に住み

コンジャンクトした金星も土星とほぼ同じ象意の5室12室支配となって定座する



ree
ree


ラーシは単純で分かりやすく

9室( 10室から12室目 )で金星が定座し12室も支配した土星が高揚する



ree
ree


ナヴァムシャは比較的にマイルドで

10室は全く絡んで来ないがラグナロードが減衰してしまい

土星をニーチャ・バンガする肝心な金星がそもそも9室にアスペクトバックする



この時期から10年強を経て「2011年3月」という予知夢が再注目されるまで

たつき氏は福祉系の周辺実務に就いたり資格を取り直したりしていた



ree


そして全く奇遇なことに

あの東日本大震災の翌日にたつき氏のダシャーが水星期に移り変わっている



ree
ree



果たしてラグナが正しいか否かが分からないシャスティアムシャは

ラグナに水星が住んで根源的なカルマのスイッチが入ったかのようだった



ree


あれから13年を経て

氏の水星期は佳境に入り最後のアンタル・ダシャーに突入し

ケートゥ期へのダシャー・チッドラが始まっている




今これからのたつき諒




ree
ree


あと3年弱を残しつつ

たつき氏はケートゥ期の状態へと歩を進めて行く



5室8室支配で10室に住んだ水星が

ケートゥのディスポジターとして働く配置は

氏に対する評価がやはり一変してしまう可能性を示している



ree
ree


ナヴァムシャはより一層に世知辛く

12室のケートゥに土星がアスペクトバックしてしまう



土星自体は「メディア」の3室で例外則になって金星にバンガされ

更に7室から木星がアスペクトしてくる影響で

3年後も数ヶ月ごとにたつき氏はメディア露出をするはずだが

ご本人は完全にこれまでの経緯を鑑みてあらゆる呼び掛けを謝絶するようだ



即ち「孤立する」のではなく

自らの意志で隠遁に向かうということである



ree


早いもので上記の「完全版」なる著作が刊行されて4年近くになるが

この年月の間に氏はニワカ者の詐欺師に自身の名前を使われるなどして

精神的にも参ってしまったご様子だった



たつき氏の真意は「防災意識を高めること」にあるとされている。たとえ「その日」に何も起きなくても、これを機に災害への心構えは忘れないようにしたいものだ。


ご自身の残した記録がこれほどまでに「独り歩き」し続けて

日本どころか世界を動かしたのはあまりにも意外な結果で

何も起こらないのは当然よいことだったにもかかわらず

これからまた事後評価として無責任で愚劣な寸評が横行することだろう



ree
ree


ラーシの10室でパーパ・カルタリ・ヨーガになって木星にアスペクトされる水星は

ケートゥのディスポジターのためケートゥ期になってからも配置自体は変わらない



「支障・厄介事」の6室で高揚する木星がアスペクトし

「周囲が本人を担ぎ上げる」といった異様な状況が続いていたが

今度こそは氏ご本人がそれを拒む方向で対応し始める時節に入る



メディアもいい加減にすべきであり

またネット上のスピ系インフルエンサーが好都合なリソースとして扱うのも憚られる



ネットの憶測がどれだけ現実社会を動かしたかが見えた一つの実証となった「7月5日問題」



もう我々は

この厳しく理不尽な日常に他力本願な救いを求めるのを

本当に辞めるべきである




自然災害が起こって

自分と自分の家族が破滅すれば

それまでの人生が全て白紙になってしまう




そんな悲運を求める者には正しい奇跡なども起こらない



生家の父が残した会社を倒産させて10ヶ月になり

それでもジョーティッシュをひたすら続ける私ですら

1年後の自分の姿など見えたりはしない



未来を作るのは自分の意志と諦めない覚悟である




ree

未来は自分で探すもの




私は明日も明後日も変わらぬ日常を受け入れ

自分なりの人生を捨てずに頑張るのみである




鑑定依頼のほど

お待ちしております




以上

コメント


bottom of page