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執筆者の写真鹿村文助

IT後進国の日本─システム異常後1日以上も銀行振込が出来ない

更新日:2023年10月12日







世界的に見ても前代未聞の異常事態が昨日から世間を不安にさせている



全国各地の銀行間の取引を記録し統制する管制塔の役割を担う全銀ネット

昨日から今現在( 2023/10/11 )も機能停止に等しい状態でエラーになったままだ

( 不可能なのは振り込みと預け入れで預金引き出し自体は出来るようだ )



全銀システムは東京と大阪の2カ所のセンターで並行運転し、システムを構成する各種装置や通信回線などをすべて二重化してある。顧客に影響が出るシステム障害が発生するのは1973年の稼働以降、50年間で初めてとなる。
 今回、不具合が生じたと考えられるのは、金融機関が全銀システムに接続する際に使う中継コンピューター(RC)のプログラムだ。送金元の金融機関から送金先の金融機関に対して支払う「内国為替制度運営費(旧銀行間手数料)」の設定などをチェックする機能に不具合が生じたと見られる。


この有事状況に対して

IT有識者は以下のようにコメントしている



今回のシステム障害は、2023年10月7日~9日の3連休中に、三菱UFJ銀行やりそな銀行など11の金融機関で旧システムの「RC17シリーズ」を「RC23シリーズ」へ切り替えたことが要因と考えられる。1973年の稼動以来、NTTデータがシステムの開発・保守を担っている。開発言語は『COBOL』から『Java』への移動を2027年に計画。2年後でようやくだ。
『一般社団法人全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)』が『資金決済法』に基づき、内閣総理大臣から『資金清算機関』の免許を受けて運営するシステム。
通帳レス、キャッシュレスが進む中、このような『全銀ネット』の従来のシステムの利用料にはイノベーションがまったく見られないので送金手数料だけが上昇し続ける。
『資金清算機関』にプランBプランCが、そろそろ必要な時期ではないだろうか?


また同ソースの上記記事のコメント欄から分かるのは

日本が未だにとてもアナログな旧世代のシステムを平気で使い続けてきた事実だ



インターネットができる前からシステムを運用しているからね。
昔は専用回線を引いて通信プログラムも開発が必要でした。
最新のハードウエアに置き換えて問題が発生したという事なので、通信プログラムの一部に機械語で書かれた部分があって、それが置き換えた中継器で動作しなくなったのではないのかな。
それならば、復旧の目途が立たない理由もわかる。
動作していた機械に戻すしかないんじゃないの。


COBOL(コボル)は、1959年に事務処理用に開発されたプログラミング言語である。名前は「Common Business Oriented Language」(共通事務処理用言語)に由来する。


1959年に事務処理用に開発された」と記されてあるのを見て

目玉が飛び出るのは私だけではないだろう



70歳をとうに過ぎた私の母が小学生だった頃に生まれたPC言語の規格を

訳もなく日本は今だに登用してきたのである



明らかに今このタイミングは

日本がチャート上で良くも悪くも有意な経験を示していて

それが分割図も含めてダシャーで説明出来たり

ダブルトランジットも強く働きかけたことが特定できなければならない





ラーシでは主要ダシャーの絡みが今一つ整わなかった





ナヴァムシャでは

減衰しながらヴァルゴッタマのケートゥを逆行土星や減衰の月が傷つけ

ケートゥのディスポジターの金星もヴァルゴッタマのマハープルシャで

コンジャンクトして金星を傷つける火星がラーフのディスポジターである



各々のダシャーロードが全て10室で絡んで全ダシャーが10室的な形で発露し

逆行した二大凶星がアンタルダシャーの金星を傷つけた結果

それは「10室に住んだ12室( 損失 )の支配星が露悪する」かのように働いたと分かる



12室で逆行した土星は11室牡羊座に住むようになって天秤座にアスペクトし

金星と直にコンジャンクトする火星も本来の位置で天秤座を傷つけて

9室水瓶座に逆行すると牡牛座にも仮想アスペクトを起こして金星を更に損なわせる



その所見は月をラグナとした場合に一層に劣悪で

蠍座ラグナでは水瓶座が4室になってモロにデジタルな通信インフラそのものを指している



火星が水瓶座に逆行出来てしまうため牡牛座の土星が火星に傷つけられており

そうなると今度は土星の方がアスペクトバックで3室4室支配の機能的凶意を火星に与える



6室も支配したラグナロードの火星とマラカの土星が逆行し

チャート全体に対して完全に悪影響しかない大凶星になっている



( また12室で減衰してヴァルゴッタマのケートゥは職人的技巧の表示体のようになり

即ち「ITベンダー」と称される現役エンジニアらを指していて

ディスポジターでマラヴィア・ヨーガの金星が10室で強く傷つくのは彼らの激務を暗示する )



そして月から10室目には太陽が定座して火星の逆行アスペクトで傷つけられる



この配置だけでも

日本というのは時の為政者が皆すべからく揃いも揃ってIT音痴であり

月から見て純粋な大吉星の木星が機能的凶星の水星と星座交換するのは

そうした「政務上の好き嫌い」を有能な技術者や有識者に全て押し付けている現実だ



太陽から見た7室は土星が6室も支配して実際にアスペクトバックしているが

土星がコンジャンクトしたケートゥはヴァルゴッタマで高揚並みに強くなり

執政する側には大きな問題が起きにくい様相であっても

逆行した土星が悪意も帯びて水瓶座にアスペクトを返すため

潜伏期間の長い深刻な慢性病として日本社会を段々と蝕んでいくのである



水瓶座に対して6室山羊座の象意も伴うために

日本の権威者はイチイチ新しい概念や技術を毛嫌いする老害体質だと言ってよい



( なお月の7室目でケートゥとコンジャンクトした逆行土星は国民の厭世感情を模している )



ラーシやダシャムシャなどを見直さなくとも

ナヴァムシャの月から見たチャートで日本の怠慢なドンブリ国政が確と説明されている



念のため

ダブルトランジットもできるだけリアルタイムで確かめておく







ラーシの獅子座にはマハーダシャーのケートゥが住み

魚座にも高揚したヴァルゴッタマの金星が住み

水瓶座のラーフに対しても土星がトランジットで定座してはいるが

ダブルトランジット自体は吉意と凶意のハウスに同時多発で起こっていて

あまり個別具体的と言えるアドリブ運にならない



しかし他方でラーシをダシャーラグナから見直すと

一目瞭然で今は日本社会が局難の途上であると分かる所見になる



ご覧の通りです



水星は強いニーチャ・バンガであっても

両隣を凶星が挟んだパーパ・カルタリ・ヨーガで

対向の乙女座からは土星がアスペクトしたり

火星も逆行して仮想アスペクトしてくる



そして水星は減衰した機能的凶星になり

金星は高揚してヴァルゴッタマだがパーパ・カルタリである



水星も個人ではなく組織のチャート上においては通信機器の表示体のようになり

金星は3室10室支配でまさにメディアのインフラとそれを管理する国政の表示体になる



日本は今更になって一層ガラパゴス化している





明日( 2023/10/12 )の朝には復旧を目指すとのことだが

私の自社も20日までに支払いが出来なければどうなるか分からない

( 主要卸業者各位への買掛けと従業員の給与が支払えない )



私もアパートの家賃が振り込めなくなる



明日のニュースが待ち遠しい秋の夜長になってしまった



以上

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