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執筆者の写真鹿村文助

旧統一教会会長・田中富広のラグナ検証

更新日:2022年8月13日






話題沸騰中の国際的カルトの統一教会

その日本法人会長の田中富広が上記ニュースの通り鼻で笑う醜態を演じて見せた



安倍元首相殺害を決行した山上容疑者の母親がこの宗教に傾倒していたことで

隠されていたその黒歴史を振り返る時局となり

自民党の多数議員との癒着問題も加味されて強く問責される事態から逃れられなくなった



この手のカルトにはよく見られる惨めな強弁で現実と仕方なく距離を置くその対応ぶりに

私は珍妙な歴史の1ページを目撃している臨場感でこの田中富広を眺めていた



おそらくカルトに入れ込んでしまう性格というのは

ラグナの位置したナクシャトラが凶星の支配する露悪的なゾーンに置かれ

人生で最重要な月が相当に強く傷つけられている所見でなければおかしいはずだ



そうした余地を反映できている配置が揃うチャートであれば十分に客観的である








この田中富広なる人物は1956年3月4日のほぼ正午頃の出生で正しいようである



(依拠したデータのソースは以下の通り





ラグナが位置するアルドラーは賛否両論が激しくせめぎ合う極論的価値観の担い手である


(というのも私自身ナヴァムシャの木星がアルドラーに住んだ機能的凶星で

ラグナ自体のナクシャトラは「プナルヴァス」だが

アルドラーのラーフ的威圧感が木星を通して表現されるので

私もまたジョーティシャーとしてカルマ的な運命を演じなければならない立場に在る)



一方で月は土星の支配するアヌラーダに在り

ディスポジターの土星がそのままコンジャクトしている



月は減衰したままヴァルゴッタマになり両チャートでドゥシュタナに絡み例外則にもなる



つまり若年期のうちほど自分自身がマインドコントロールされてしまう傾向であり

組織に取り込まれてからは逆に心的な弱者を存分に搾取する立場へと変わっていく



注目すべきはラーシ・ナヴァムシャでどちらもラグナロードが8室に住んでしまう配置だ



ラーシでは山羊座の水星に対し獅子座の木星が逆行して蟹座の位置に伏在し対向して

ナヴァムシャでも8室の土星に向かって2室へ逆行した木星が仮想アスペクトを与える



木星というのは端的にグルの表示体になるが

田中のラーシとナヴァムシャでは木星が機能的凶星になって逆行してしまっている



即ち機能的に吉意がなく逆行することで余計に正しい影響をもたらさないのである





田中が統一教会に入信したのは1976年2月12日とされる





「ケートゥ-月-土星期」だった



ラーシではケートゥに月と土星が対向して全て絡んでいる


ナヴァムシャではケートゥのディスポジターの水星と月がケンドラになり土星は月に絡む



ラーシのケートゥはディスポジターが金星だが

金星も牡羊座でヴァルゴッタマでありラーシで11室に住む配置が「独立・願望成就」を意味し

何かしらの人間的自立心の芽生えを示す所見になる



ラーシでケートゥのディスポジターは金星で

金星が住むナクシャトラは偶然にケートゥが支配する「アシュビニー」である



ナヴァムシャではケートゥのディスポジターの水星が7室でラージャ・ヨーガになり

その水星がプラティアンタルダシャーの土星のディスポジターになっていたりして

月が6室支配で減衰するパラーシャラの例外則にも該当し

月はアンタルダシャーで十分に運気に影響力を持ちこの経験は突然変異的だったようだ





続いて上記のキャリア達成時のダシャー相関を確かめると





金星がケートゥのディスポジターになり木星がその両方に絡んでいる



やはり木星がケートゥとそのディスポジターの水星の両方に絡んでいる





その後もこのように全く素晴らしく輝かしい経歴が続くが

田中は1980年11月11日から2000年11月11日までマハーダシャーが金星期であり

ケートゥのディスポジターの金星がラーシで11室に住んだヴァルゴッタマのため

こうした達成と栄誉に預かれる運命だったと判断できる

(特にラーシでは11室から金星がアスペクトバックするのでより威力があるようだ)





では太陽期が如何ほどの運気だったかといえば



ダシャムシャで太陽はアスペクトを受けないままスーリヤ・グル・ヨーガを繰り出す



イチイチ奇特なことに今度はダシャムシャで太陽が定座し弱いマハープルシャのようになり

木星は機能的に吉星化してコンジャンクトし相当な威厳を身に纏うスーリヤ・グルとなる



ナヴァムシャで太陽は7室を支配して3室で高揚しグルらしい熱意満面な闘志を湧き起らせる



ダシャムシャの木星は5室支配でかなり強いラージャ・ヨーガを帯びて

太陽は10室に定座する無双状態の配置で

良くも悪くもカルマ的なほどの自己実現が叶ってしまう特別な時期だった





太陽期自体は2006年11月12日で終わってしまうが

ご覧の通りそれから7年弱は世界の統一教会青年部を一手に束ねる連合の総長を務めた

つまり月期も太陽期と同等に並外れて強いのである





やはりラーシ・ナヴァムシャ両方で月がドゥシュタナに絡んで減衰しており

パラーシャラの例外則が特異的逆転運を効果覿面に発揮している



ラーシでは月が「スピーチ」の2室を支配して6室で減衰し

ナヴァムシャでは「支障・敵対者」の6室を支配して減衰し

減衰のヴァルゴッタマが黙々と水面下で策動するしたたかな悪意を示している



減衰して逆にとても強くなる月は

田中富広の真我が先天的に現実世界を否定する異次元的な霊性を持つことの証左だろう



その月はラーシでは木星とガージャ・ケーサリ・ヨーガを組み

木星が高揚する蟹座へと逆行して仮想アスペクトを生じて月の潜在力を相当に励起している

(また逆行位置でラグナロードの水星と対向し逆行の機能的凶意をしとどに浴びせている)



月は当然ながらもう一つのラグナロードとして扱えるので

蠍座がラグナになると月は9室(宗教・グル)を支配してヴァルゴッタマの因果な所見である



ラーシでその月に土星がコンジャンクトし気安く相手を近づけさせない畏敬の念を滲ませる

そこに極端な影響力を与えるラーフもコンジャンクトし暴力的な威圧感すら生じさせている



ラグナロードの水星が8室山羊座に住むのは非常に勤勉な研究者を作り出す配置だが

田中のラーシは8室がパーパ・カルタリとなってラグナと月が凶星のナクシャトラで傷つき

現実世界に歩を踏まえる理性的な士気が強く損なわれているため

対現実の一般的な教養とは真逆の極致で心神喪失を起こしているのである

(ラグナロードの水星が8室山羊座に住むのは私がラグナ検証した益川敏英氏が持つ所見だ)



ナヴァムシャのラグナロードの土星もまた8室に置かれて共依存の人生を意味し

女性星座の乙女座に住んで宗教的に内向した非現実な態度に支配されている



念のため統一教会そのものの創立記念日からチャート作成をして田中富広との整合を診る




(ソースは以下の通り)





見事にラグナが一致し田中の月が住む6室は統一教会のチャートでパーパ・カルタリになる



田中自身は今更もう否定できないが統一への従属こそ人生の目的そのものになり

実際はそれが苦しくてたまらず組織の秩序に囚われ切って窒息状態である



6室とはチャート本人にとって闘う相手であり支配しようとする対象になる



統一教会の6室で減衰のヴァルゴッタマになった月はまさに田中富広の真の正体である

自ら組織の血と肉になってしまい自身が組織の一部となってからは

月のディスポジターで7室に住んだ6室11室支配の火星が征服すべき敵となるのである



同じようにナヴァムシャの相対性も確かめると





田中の月の12室目に統一の月が住み4室を支配する太陽と田中のラグナロードが重なる



月が2室と12室の相関になるのは12室目に住んだ側が相手を搾取できる配置であり

統一教会にとって重要な4室(アシュラム・道場)支配の太陽が田中を指す土星に覆い被さり

グルでありスポークスマンでもある田中の人生を通した統一への貢献が如実に示されている



統一のラグナは牡牛座で蠍座が7室になりそこに住むラーフは減衰してしまっている



蠍座は月を減衰させる星座であり

即ち統一教会に身も心も差し出して無意味な犠牲を払う憐れな信者達を意味している

上述したように田中富広自身も統一の名を背負いながらその人生を搾取されているのである



ラーフは減衰することで曖昧で内向的にしか働かない表示体になり

即ち手段と目的の関係性が破綻した統一教会の奴隷同然の悲惨な信者達の姿を指す



田中のナヴァムシャの水星が7室でラージャ・ヨーガになるのは

つまり統一教会の聖堂や道場を指す4室で起きたアートマ・カーラカのヨーガであり

自身が導師のフリをして説教に耽りつつその実やはり田中自身が統一の下僕である



その誠実な模範囚たる田中富広の現在は「火星-金星-土星期」に入ったばかりだ





ラーシでは完全に悪意しかない機能的凶星の火星が7室で困難な障害を与えてくる


ナヴァムシャはケートゥとコンジャンクトして土星と相互アスペクトするだけである


ダシャムシャは最も避けなくてはならない5室(10室から8室目)に住んだラグナロードだ



ラーシでは10室の本質たる7室で6室と11室の象意が射手座的な現れ方となり

即ち積年の怨念をくすぶらせていた数多の敵(元信者)が襲い掛かって来る時局を指し

ナヴァムシャでは3室10室を支配する重要な火星にケートゥが伴って

8室の表示体の土星が12室の象意をアスペクトで与えてくる「行き詰まり」の時運であり

ダシャムシャはまるでしっかりとトドメが刺されるかのごとく5室に位置している





それは統一教会の時運とも整合する展開のようで

8室を支配して逆行したまま高揚する異常に劣悪な土星がラグナロードを傷つける時運だ



双子座ラグナでは土星が9室も支配して吉意の側面を備え

ラグナに住む木星が土星に救済のアスペクトを与えて致命傷にはならない所見だが

逆行した生来的凶星というのは絡んだ星に対し相当に破壊的な悪影響をもたらすので

アンタルダシャーが土星と対向してしまっている統一教会の時運はすでに説明不要である



統一教会のダシャムシャは田中のナヴァムシャとラグナが一致し土星は逆行して定座する



これは偶然云々というよりしっかりとしたカルマを指し示す証明だと思うべきだろう



統一教会はマハーダシャーがダシャムシャで定座したラグナロードだが

12室へ逆行しケートゥとコンジャンクトして定座するようにもなるため

世界中の批評と非難に背を向けて逃げ続け最後まで口をつぐむ卑怯な振舞いを見せる時だ



統一教会のダシャムシャの10室蠍座に住む月は言うまでもなく田中富広を指している

土星は逆行して12室に伏在しながら田中の職責者としての言動を厳しく監視しているらしい



もちろん統一教会はこれまでのドス黒い負の歴史を認めることなど出来る訳がない

だから人身御供になってくれる田中という貴重な人柱の善なる犠牲に期待しているのである



ついでと言っては何だが宗教者として一応の暗示が潜在するはずの田中のD5も確かめる



マハーダシャーの火星は8室も支配したラグナロードで「6室対8室」の絡みを起こしている



木星は当然過ぎるほどだが9室に定座してラーフと対向しグル・チャンダラ・ヨーガを組む



火星が8室も支配するため牡羊座ラグナは自らのラグナロードのダシャーに災難が多く

やはり田中のD5は「理性の欠如」を意味する8室支配の火星が「エゴ」の6室に住んで

マスコミに対し職責者の実務として本当に不本意な力任せの方便を繰り返しているのである

(そもそもD5で最重要な5室支配の太陽が6室に住むため田中の宗教観はエゴそのものだ)



「立派な大人」というのは例が見当たらないが「駄目な大人」の見本は間違いなくこの方だろう



後世に語り継ぐべき日本の暗部が明るみに引き出された最良な他山の石である

天から見ているイエスが何を思っているかはそれこそ神のみぞ知る至高の答えだ




エイメン【amen】




以上

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