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首相就任後2年足らずで辞任のキア・スターマーを再び検証する





約10日前

一昨年夏に検証記事の題材としたイギリス首相の労働党党首キア・スターマー氏が

党内での不支持率激増を理由に就任後2年弱で首相職を辞することになった報道を知った





スターマー政権は2年前の総選挙で圧勝して政権交代を実現してから間もなく、多くの年金受給者に対する冬季燃料費の支給を停止すると決め、やがてその政策を覆した。スターマー政権はこのほかにも、自分たちで決めた政策をたびたびUターンさせた。
加えて、首相をはじめ政権幹部がさまざまなプレゼントを受け取っていたという問題もあった。首相に複数のめがねを贈った支持者が首相官邸の通行証を与えられていたという英紙タイムズの報道から、この問題は「passes for glasses(めがねでパス)」とも呼ばれた。
そして、労働党が政権に就いてわずか数週間で、首相官邸の中枢における機能不全が明らかになった。サー・キアの最初の首席補佐官だったスー・グレイ氏を解任させようとする内部対立を、私たちが報道したのがきっかけだった。
これだけのことが、最初の3カ月で起きた。


逡巡してばかりの日和見な政策判断が党内で突き上げを喰らう不和に通じ

左派政党にはあるまじき「日常的な収賄に類する取引」が引き金にもなり

身内からの不信任が首相就任後の僅か数ヶ月で増悪していった



そして、ちょうど1年前に決定的なことが起きた。首相自ら提案した福祉制度改革について、首相は屈辱的な譲歩に追い込まれたのだ。
この政府は自分たちの言いなりになると、労働党の下院議員一同が気づいた瞬間だった。首相官邸はこの時、一気に権威を失った。
マンデルソン卿の駐米大使任命をめぐる一連の顛末(てんまつ)と、容赦ない屈辱が始まる前に、これだけのことがあったのだ。
マンデルソン卿は2025年9月に大使を解任されたが、この問題はその後も延々と続いた。結果的には、スターマー首相の残る在任期間中、問題はずっと続くことになった。


政策提案と不祥事対応で責任能力の乏しさが露呈し

身内の議員らが客観的な信用の危うさを懸念し始めた





2024年7月初旬投開票のイギリス総選挙で大々的勝利を収めて7月4日に勝利宣言を行い

翌5日に正式に労働党党首として首相の政務を開始したスターマー氏の当時のダシャーは

「土星-木星-火星期」だった





獅子座ラグナでありながら革新派の労働党党首となった事実は

ラーシで土星が5室に逆行して7室の水瓶座( ≒社会主義 )の木星と星座交換が起こり

5室に木星が伏在して対向11室双子座でダーナ・ヨーガの火星と相対する絡みが

やはり首相として自己実現( 9室支配で11室に住むプラティアンタルの火星 )を果たす所見で

一応は説明できている



5室7室9室の支配星が絡みを作って栄達や成就をもたらし

時局幅が短く即現実の時運たるプラティアンタル・ダシャーが11室の火星だった影響である





ナヴァムシャはラーシよりも絡み方の所見が明快で

4室水瓶座でヴァルゴッタマの木星とコンジャンクトした火星が土星と星座交換し

政党組織や議会を意味するサインの水瓶座が4室( 実際の議席や職位 )に位置していた



この4室水瓶座の対向10室で太陽も定座のヴァルゴッタマになった激烈な座相が相まって

そのダシャーにおいて国家の最高権威たる首相の座に着地した経緯が説明され

政治家としての志向性を担う5室支配の木星が水瓶座で高揚並みに強く働く影響で

スターマー首相は革新派である労働党党首の政務を創始したと言える





キャリアの推移が最も客観的に視えるべきダシャムシャでは

総選挙当確時の厳密なダシャーだった「土星-木星-月期」を照会すると

10室山羊座でシャシャ・ヨーガになる当為の土星が9室射手座に逆行して木星とも相対し

木星は9室支配で2室に逆行して8室の減衰した月に仮想アスペクトを与える



9室12室支配の木星はダシャムシャにおいて忌避される「失業の表示体」だったが

8室でパラーシャラの例外則になった不思議な月に9室支配の吉意ももたらすため

物事が二転三転する変則的吉意が8室( 役得・突然の奇遇 )を強く励起したという展開だった



ダシャムシャにおいて

当為のハウスの10室で土星がマハープルシャになって職業運が盤石な座相なのはもちろん

9室に逆行して至高のダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガを帯びて木星もアスペクトバックし

あとはプラティアンタル・ダシャーが木星と絡めば時運が現実化する場面だったのである





なお

首相就任以降の方がより更に客観的な座相となり

土星と絡んだ木星がそのままの位置からアスペクトする7室の火星が

重要なラグナロードとして7室( 10室から10室目でその本質 )からアスペクトバックする



左派的な性格が強まる「天秤座に住む火星のアスペクトバック」が7室で起こる所見からも

スターマー氏のダシャムシャは牡羊座ラグナが明らかに適正だと言える




降りかかった理不尽な災難が辞任の決定打になる




2025年2月にピーター・マンデルソン上院議員を駐米大使に起用したが、性犯罪で告訴された大富豪のジェフリー・エプスタイン元被告との交友関係が取り沙汰されたため同年9月にはマンデルソンを更迭せざるを得なくなり、その後新たに公開されたエプスタインに関する資料によってマンデルソンは2026年2月1日に労働党を離党し、同月4日には議員引退にまで追い込まれた。このためスターマーはマンデルソンに対する任命責任を問われることとなり、2月5日の演説では謝罪と釈明を余儀なくされ、労働党内からは退陣論が取り沙汰されるに至った。


政治経験が少なく肝心な実務力に欠け気味だったスターマー氏は

従前の不完全な政務に加えて今や世界的問題であるエプスタイン疑惑の引責を負わされる





自ら指名した駐米大使の議員辞職とそれに対する釈明は今年の2月以降の不祥事であり

ダシャーは水星期が始まって少しばかりを経た「水星-水星-月期」に入って間もなくだった





先ずラーシでは2室乙女座で高揚した水星が月とコンジャンクトして吉相のような印象だが

11室双子座から火星がアスペクトして5室射手座へと逆行する土星も仮想アスペクトしてくる



本人の信用( 11室 )を担う水星が過激なほど批判されて強く傷つく座相が時運で顕現し

それまでの実績や個人としての資質( ≒2室と11室 )が更に損なわれるタイミングだと分かる





ナヴァムシャはラーシよりもずっと分かりやすく

「スキャンダル・敵の出現」を意味する6室で水星が土星の星座交換に巻き込まれ

火星が定座した6室の激しい凶意が土星の抑圧も含めて水星を深く傷つけ

水星自身もマラカとしての凶意を6室で発散したヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガを組む



「6室対8室の絡み」は犯罪的な悪意の所見であり

この6室の座相から4室目で定座した月は最良な9室支配であっても

凶星と絡むことで「10室から12室目のハウス( 10室を失う )」へと9室が悪変する時運になる





凶兆の現れたダシャーでは有意な絡みがあるはずのアシュタムシャ( 不意な受益と受難 )は

一見して絡みがないようでいて月が土星とラグナ対7室8室の星座交換を起こし

水星はラグナから5室目に住み絡んだ位置関係を作る機能的凶星である



この分割図の当為の8室を支配した土星が逆行した強い凶意でラグナロードを損なう以上に

「3室12室を支配した水星」が明らかにイギリス国内の諸般の( 批判的な )メディアを暗示する





ダシャムシャは

配置からして最早「あと少しで辞職する」とすら言える凶相の絡みになり

ダシャムシャで不運が現れる5室( 10室から8室目で「職業の途絶」 )に6室支配の水星が住み

水星からケンドラの位置で絡みを作った月が「途絶」の8室で減衰する



月は「大衆の表示体」でもあり

8室で減衰すればいつか必ず周囲から白眼視され失望を浴びることになる配置だ



例外則で逆転的な幸運も生み出す月がその威力を失ったのは

月に対し絡む水星が事業運の減退を意味する「5室に住んだ6室の支配星」だったからだろう

( 5室は「職業」の10室から8室目になり6室は7室から12室目で社会運を損なうハウスである )





ステータスにおける吉凶を示したエカダシャムシャは

ラグナに住む月がマラカの火星とラーフに傷つけられ

11室の象意そのもののように働くラグナロードの水星は10室で減衰する



端的にダシャーが予兆する「信用失墜」を説明した座相になっていた




辞任演説を終えた現在









今現在のスターマー氏のダシャーは「水星-水星-ラーフ期」である





最初のラグナ検証でもほとんど触れていなかったシャスティアムシャは

やはり射手座ラグナで間違っていないことが分かる絡み方を見せる



即ち7室10室支配で職業運と対人運の両方を担った水星は

8室( 途絶 )でケートゥ( 12室の表示体 )とコンジャンクトし

対向2室に向け3室から土星が逆行して仮想的に定座して水星をより強く傷つける





牡羊座にアスペクトバックする火星が月からでは4室目に対する復調の配置で

月に向け土星が逆行するので月の住む山羊座では土星がマハープルシャのように働き

火星は4室11室支配で9室から4室( キャリア )にアスペクトバックできる影響で

一国の総理大臣にまで成り上がったということのようだ

( また月の2室目の水瓶座に住む金星は5室10室支配のヨーガ・カーラカでこれも有意である )





「6×5」で負のカルマを描くトリムシャムシャは

「孤立」の12室で高揚した水星から4室目で定座の木星が6室のラーフのディスポジターだ



6室と12室の支配星がラーフ( カルマの表示体 )を介して絡んでいて

こちらも無理や矛盾の無い凶相が時運となって現れてくる様子が見て取れた



それから





今ではあまり査読していないジャイミニ・スキームの方はというと

辞任演説の直後は双子座期が終わろうとする「双子座-双子座-水瓶座期」に入った頃である





こちらも現況と相違しなかった座相が無事に出来ており

ラグナになった双子座に住んだ火星は6室11室支配で凶悪な敵対者や障害を意味し

双子座から9室目で絡む位置の水瓶座に住んだ木星は重要な7室10室支配に改まり

木星に対し土星が7室に逆行して土星の司る8室9室( ≒失業 )の凶意が木星を侵襲する



やはり

それまで続いたキャリアと来歴が不可抗力によって断絶される境遇を描いた所見であり

それでも木星の支配する10室と土星の支配する9室が星座交換するので

以降も労働党の国会議員として政務に就き続ける状況も一応は伺える






先月時点でUPされていたことが分かる上記の動画では

EUが招いた深刻な移民問題に対抗するリフォームUK( 旧ブレグジット党 )の議席が激増し

反グローバリズムの熱意ある闘志がようやく醸成されてきた現状が紹介されている



水瓶座や天秤座の象意は本来的には「広大な門戸開放」が理念だったが

無責任な権利の主張を自己目的化した移民らの横暴を許す結果になり

それを世界の矮小化につなげ支配を簡易化できると見なしたDeepStateが影から支援し

イギリスは特にフランスと並んで純粋な自国人種が減少し続ける存亡の死線の上に在る



自国の文化と郷土を守ることはどの国であっても当然の義務であり政治の当為と言ってよい



各々の国が自らの意志で独立を遵守できる民族自決こそが

互いを尊重し共存と融和に向かう本当の意味での「水瓶座世界」である



ヨーロッパの近未来はアメリカや日本の未来とも地続きであり

その行方を無視することはもちろん出来ない



「真に自由な独立」を巡る先進国の攻防が

イギリスから始まろうとしている現実を

私もより広くジョーティッシュで伝え続けたい



以上

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