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英国新首相・労働党党首キア・スターマーのラグナ検証

更新日:7月7日









イギリスは

保守党が今回の総選挙で歴史的な大敗を喫し閣僚ら11人が落選する驚きの戦局となった



何度もしつこく書いてきたが

水瓶座をトランジットする土星が獅子座で現されるような人物や組織を後退させ

権威に預かってきた者たちに「これまでの行いの禊」を強いてくる光景を生み出している





イギリスは物価の高騰がすさまじい勢いのまま国民の生活を圧迫し続けており

2022年の時点でガソリンは日本円に換算すると1リットル300円にもなっていた



ジョンソン首相の代から絶えなかった保守党の不祥事問題も影響し

所謂ブレグジット以降にイギリス社会が恩恵や自由を得られた感触はかなり乏しかった



中世から近代まで欧州の盟主的な立場であり

日本以上に政治家が上級国民として特別扱いされてきたイギリスも

今回は正しい民主主義について有権者の側が能動的になったと言える結果だった





そして満を持して新首相となった労働党党首のキア・スターマー

庶民階級出身ながら元法曹界のエリートであり

前首相リシ・スナクとは本当に対照的な人物である



ロンドン中心部のサザーク出身。一般的な庶民の家庭に生まれ、看護師の母ジョゼフィン(旧姓:ベイカー)と工具製作者の父ロドニー・スターマーの間に誕生した4人の子供の二男で、サリー州のオクステッドにて育つ。両親ともに労働党の支持者で、名前のキアは労働党創設者の一人のケア・ハーディから取られた。幼少期には、当初公立校であったライゲート・グラマー・スクールに通った。しかし、2年後に同校は私立校となったため、地元の行政機関が16歳になるまでの学費を負担した。10代の頃から労働党員として活発に活動。


弁護士となってから日本で検事総長の職位に当たる法務機関のトップに登り詰め

2015年に下院議員に当選しやっと10年程で国家元首の座に就いた一流の「叩き上げ」である



「4人兄弟で2人目の子供」である事実や

2007年に結婚したことや2020年4月に労働党党首に選出された経歴など

諸々のバイオグラフィーから鑑みたスターマー新首相の各チャートは以下の通りだ











*****





これは私自身かなり悩んだ考証結果であり

社会主義者を自称する労働者階級出身者のスターマーが

なぜ太陽の定座した獅子座ラグナであるかだが

本人の両親や兄弟の有無と

元弁護士であることやその思想信条を考慮していくと

結果的に獅子座をラグナと見なせたためだった





実母が看護婦だったという事実は

4室蠍座を母親のラグナと見なした場合に

7室も支配した金星が12室( =病院 )で定座し

また蠍座から10室目で太陽が定座する所見は

イギリスでは1948年以来ずっと大部分の医療運営が国税で賄われ

医師や看護婦や医療事務の従事者は一部を除き公務員とも見なせるからだ





また蠍座から4室目の水瓶座でラージャ・ヨーガになった5室支配の木星は

3室山羊座で定座する土星に逆行する等して強く絡んでいるが

水瓶座が4室や10室に来る場合それは公官庁や大学や病院を意味するサインにもなる



4室も支配した土星が

3室で定座しながらケートゥのディスポジターとして強くなるのは

強い土星が表意する過酷な環境下でのマネジメントや雑務等に取り組む様子であり

10室で定座の太陽と水瓶座で吉意を帯びた木星の相互アスペクトは

看護士としての職業を説明できている所見だ



一方で父親は工具を手作りする職人だったとのことで

9室牡羊座をそのラグナとすると

「手を用いた行為」を意味する3室双子座にラグナロードの火星が住み

どんな場面でも多少の危険が伴う工作作業を暗示する



また

牡羊座から10室目の山羊座ではケートゥを伴って土星が定座しており

地の星座で定座する土星がケートゥのディスポジターとなって

「職業上の厳密な自己管理」を促す所見を作っており

地の星座で支配星が定座すれば「手に取れる物品類を扱う」ことを意味する



土星はシャシャ・ヨーガとなったままケートゥの象意に影響されることで

細密な処理や技巧が求められる作業用の工具を手製で直に作る様子を示す





スターマーは下に二人の弟や妹を持ち

獅子座ラグナであれば3室に定座した金星がそれを証明し

なおかつ重要なのはその金星に木星と土星の両方がアスペクトする配置で

獅子座ラグナで10室も支配した金星に木星土星が揃って関わるために

天秤座が示す法律の象意が更に強く具現化していると判断できる



「自分は社会主義者」と公言するのも

獅子座がラグナの場合に6室で定座しながら逆行する土星が

5室に住むようになって木星と星座交換するからで

7室は社会主義のサインである水瓶座になり

本人の価値観やその言動を司る5室支配の木星が7室の支配星と関われば

実際に左派の思想を志向する性格になる



直接的な発言と行いを意味する3室で定座した金星は木星土星にアスペクトされ

天秤座は博愛主義や性善説的な傾向を促すので

7室水瓶座が仮想的に星座交換する所見の影響を受けた結果

スターマーは10代の頃から労働党の党員だったのである



( なお蟹座がラグナでも実母の職業や弟妹の実在は説明できるが

ラグナが水の星座の蟹座になってラーフまで住んでおり

ラグナに対向してマラカの土星がシャシャ・ヨーガになり

ラグナロードの月に対しては双子座の火星がアスペクトで傷つけるので

「社会主義者の元弁護士」というバイオグラフィーには全く整合しない )




弁護士時代の実務と議員としての経歴




1987年に人権法を専門とする法廷弁護士となり、カリブ海諸国やアフリカにおいて、死刑囚の弁護を担当した。




1987年というと

ダシャーでは「ラーフ-太陽期」から「ラーフ-月期」にかけての頃だった





牡羊座をラグナとしたダシャムシャは

10室でシャシャ・ヨーガの土星に7室からラグナロードの火星がアスペクトし

重い懲罰や刑法を扱う厳しい配置になりつつ7室10室に木星もアスペクトしている



特に土星の方は9室に逆行して11室水瓶座にアスペクトバックできる座相で

11室を土星が支配すればそれは明らかに刑罰の表示体としての象意が強調される



10室と並んで重要な7室は金星が定座したマハープルシャ・ヨーガで

天秤座の支配星が定座して木星( 法律の表示体 )にアスペクトされるため

10室11室支配の土星が定座することと同様に弁護士業務を意味する所見である



ダシャムシャでは太陽がラーフのディスポジターになるので

おそらくは「ラーフ-太陽期」において法廷弁護士という職務に就いたはずであり

ラーフの方と絡んだ月がアンタル・ダシャーの時期でも整合は十分にある



カリブ海諸国やアフリカにおいて、死刑囚の弁護を担当した。

というのはダシャムシャの月をラグナにすると金星が12室( 海外 )で定座するからだろう



その後



2008年に、検察官としてはナンバー3の役職であるイングランド及びウェールズ公訴局長(日本における検事総長に相当)に上り詰めた後、政治家へ転身。
2015年にロンドンのホルボーン・アンド・セント・パンクラス選挙区に出馬し下院議員となった。


公訴局長になった2008年はマハーダシャーがちょうど土星期に入ったタイミングで

2015年に下院議員に初当選した時は「土星-金星期」であった





公訴局長への就任は最も早くて「土星-土星-火星期」だったはずで

土星は火星と星座交換することで4室に定座したようになり

即ち職責を伴った高位な実務に任じられた事実を説明している



スターマーは

ナヴァムシャでも逆行する木星と土星が仮想的に絡んで復調を与えており

まず土星は単純にそのまま減衰した位置でラグナロードの火星と星座交換し

木星の方は逆行して減衰してから土星との星座交換で強さを取り戻している



弁護士であったり国会議員であったりするのは

この変則的な潜在運の所見が巧みに体勢を持ち直せるバイタリティになっているからで

ラグナロードの火星に対して木星と土星の両方が関わって火星は4室で強くなるため

4室というハウスが法廷を意味したり議会を意味したりするということである





エカダシャムシャもこの通り火星が土星のディスポジターになっていた



火星と土星が8室や6室を支配して絡んだ厳しい所見であることは

やはり犯罪の容疑がある対象者を起訴するための機関である公訴局を意味し

実際に法的処罰を下す最初の手続きを施行する権利の主体だからである





そして後に下院議員になったその時は

「土星-金星-土星期」から「土星-金星-水星期」にかけての途上で

やはり明確に絡みの起こっていた「土星-金星-土星期」のタイミングが適格な時節だろう





ラーシでは3室に定座した10室支配の金星に6室で定座の土星がアスペクトし

土星は5室に逆行すると木星との星座交換で7室に住むようになる吉相である





ナヴァムシャはラグナから見ると絡みが悪いが

月から見直した配置はまさに10室対4室であり

なおかつ星座交換も考えれば8室対10室や8室対4室にもなる





ダシャムシャはシンプルにして素晴らしい絡み方で

二つのマハープルシャ・ヨーガに対し木星が本来の位置と逆行位置からアスペクトする





エカダシャムシャも余計な説明が不要な吉相で

2室で定座した金星に土星が逆行して絡み

5室支配の土星と9室支配の金星がコンジャンクトしたようになり

こちらでも両者に木星が関わって吉意を恵んでおり

明確な達成の時運だったことが分かる



更にその後



2019年イギリス総選挙で労働党が大敗すると、コービンが労働党党首を辞任。
党首選挙ではコービンの後任と目されていたレベッカ・ロング=ベイリー下院議員らを大差で破り、党首に就任した。


2020年イギリス労働党党首選挙において党首に就任したのは「2020年4月4日」のことであり

ダシャーは「土星-ラーフ-木星期」が始まって2ヶ月足らずの頃である






ラーシを月から見た配置では

ラーフのディスポジターの月そのものが11室( 選挙 )の支配星になり

土星が逆行することでアスペクトし木星はそのままの位置から月にアスペクト出来る





ナヴァムシャでは明快な絡みが成立し

土星が星座交換する火星はラーフのディスポジターに当たるラグナロードで

星座交換にはご覧のように木星も含まれている



やはりキャリアアップの時運は4室が励起されることの実例とも言える





ダシャムシャも

土星とコンジャンクトした太陽がラーフのディスポジターで

土星と太陽に向けて木星が逆行した位置からアスペクトしていた



土星はダシャムシャで10室に定座し

逆行しても11室にアスペクトバック出来るため

太陽や木星が5室と9室の支配星であっても

この場合は職位の向上につながったという経験だったようだ





エカダシャムシャにおいても

7室からアスペクトバックする水星がラーフのディスポジターに当たり

土星は水星とトリコーナの絡みを作り木星が水星にアスペクトバックしている



木星は逆行するとラーフの方にもアスペクト出来るので

明確に吉兆の強まった所見だったと言える





確かめていなかったシャスティアムシャはというと

ラーフの住む2室に土星が逆行して定座し直し

ラグナロードの木星も6室に逆行すると2室にアスペクト出来るので

こちらでも無事に絡みが成立していた




新首相となった今後






もうじきプラティアンタル・ダシャーが火星期になり

シャスティアムシャでは10室でラージャ・ヨーガになった火星に

木星が逆行位置からアスペクトする良好な時運である



また





「土星-木星期」は木星期最後のアンタル・ダシャーであるため

つまり水星期のダシャー・チッドラが生じてくるタイミングでもある



ラーシの方はもちろん安泰な所見で

ラグナの2室目で高揚した水星は木星の逆行位置からアスペクトを受け更に補正され

月をラグナにすると最高に強い高揚のバドラ・ヨーガになる





ナヴァムシャは6室でヴィーパリータになるやや厳しめの配置で

それは月から見た10室目になり星座交換の吉意を受けてもいるが

逆行する土星がマラカになってしまう影響は無視できない





ダシャムシャの水星はアスペクトを受けないが

3室6室支配でラーフとコンジャンクトした極端気味な座相で

それは月から見直したまさに10室目に住んだ8室11室支配のマラカである



政務と行革が急進的になる懸念を少しばかり含んでいる





またかなり重要なシャスティアムシャでは

8室でケートゥとコンジャンクトした10室の支配星となり

月からアスペクトバックを受けられるが

同時に逆行してきた土星からも凶意をアスペクトされることになる



やはりこちらでもその前途に不安が残されている





唯一の救いはエカダシャムシャで

減衰してアスペクトバックする水星を木星が庇うようにアスペクトする



ダシャムシャで重ねた仕事に対する評価の現れる分割図でもあるエカダシャムシャに

淡い期待を込めておくべきだろう





世界の関心と不安はイギリスと並んでアメリカの大統領選であり

その第一義はまだまだ終わらないでいるウクライナ危機の行方に他ならない



ロシアの横暴が制圧されないことは西側諸国にとっての死活問題に通じる



もちろん新首相にとっては

英国の民生救護と再生が急務なのだから

外交そのものは是々非々の時事である



庶民の立場から語られる「等身大の政治」を

日本と世界が今これから前向きに見守り始めたばかりだ



少しでも長い行政の存続を願う



以上

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