「面倒くせぇけど名誉棄損で訴えるわ」─吉野敏明と橋下徹の闘いが始まった
- 鹿村文助
- 3 日前
- 読了時間: 14分
更新日:2 日前

この数日でとにかく話題性の熱い事案はこれだろう
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約6日前に
街頭演説で突如として日本維新の会と橋下徹を名指しして批判し
4日ほど前に橋下氏本人が「面倒くせぇけど名誉棄損で訴えるわ」と
事実上の宣戦布告を明言したのである
元大阪府知事、大阪市長で、弁護士の橋下徹氏(55)が25日、自身のX(旧ツイッター)を更新。7月の参院選全国比例に立候補を予定している政治団体・日本誠真会の吉野敏明党首(57)のXを引用し「面倒くせえけど名誉毀損で訴えるわ」と、吉野氏を名誉毀損で訴える意向を明かした。
このプロレス同然の野外乱闘の勃発は
今夏参院選を「どこに投票しようかなぁ」とボンヤリ悩んでいた私にとっても
興奮で手が汗ばむ嬉しいニュースになった
吉野敏明は元参政党共同代表で
歯科医院の院長を務める歯科医師でもあり
これほど市民権の厚かった高等な文化人が
自分から威勢よく喧嘩を売ったというからには
それだけでもラグナ検証の必要十分な材料が出たと言える
「面倒くせぇけど(以下略」と重い腰を持ち上げた橋下氏は
すでに厳正な出生時刻が判明しており
ラーシは牡牛座ラグナでナヴァムシャは山羊座ラグナである

おそらくは橋下氏のラーシの7室で逆行しつつ定座する火星が
今回こうして勝ち名乗りを独りでに挙げた吉野敏明の表示体ではないかと考え
その他にも医師としての経歴や参政党における軌跡を踏まえ
以下の通りチャートを想定した



*****

歯周病専門医・指導医。西洋医学と東洋医学、伝統医学と再生医療などを包括した総合治療の「銀座エルディアクリニック」院長である。
吉野敏明の本業は歯科医師であり
10室( 職業 )と12室 (病院 )が関わって強くなっていたり
「自営業者( 医師 )として成功する」と言える所見が成り立つことが重要である

ラーシを蠍座ラグナとした場合に
10室と12室が星座交換して金星が12室で7室の象意を強めるように働き
太陽は蠍座ラグナにおいて実際に10室を支配した「職業の表示体」として象意が強まり
執刀の医務を行う分野の医師には最重要なケートゥが太陽との星座交換に巻き込まれ
それにより「ドリルやメスを用いて医療処置を行う歯科医師」の所見が出来上がる
ケートゥ( メスの表示体 )が3室や10室と絡んでいなければ
まず医師としての職能は無いと判断すべきである
( 執刀医務の無い内科医や精神科医等であっても問診による医的診査の推定力が不可欠で
即ち「鋭い識別力」を意味するケートゥの象意が必ず強く関わっていなければ不適当だ )

そしてラグナロードの火星は2室に住んでラグナ対2室のダーナ・ヨーガになり
機能的にも吉星化した木星のアスペクトバックを受けて非常に強力な吉相となる
火星にアスペクトバックする木星もまた蠍座をラグナと見なした根拠の一つで
良好なラージャ・ヨーガの木星が太陽やケートゥのディスポジターの金星に働きかけ
生来的機能的吉意を厚く恵んで「医療における広範な習熟力と技巧」を体現させる
その影響から吉野は歯学の博士号を持ち
歯周病専門医として指導医も兼ねるほどの職位を誇ると言える
その一方で
クリニックでは「量子波動器メタトロン」などを使用したサービスを提供している。
「臓器や病気に固有の周波数や波動が存在する」という非科学的な理論に基づき、物理学用語を不適切に使用して説明されるこの装置は、科学的根拠が確認されておらず、専門家からは疑似科学的との批判がある。
といった突飛で先進的な試みを実践するのは
4室水瓶座に対し5室から土星が逆行して定座したようになるからで
水瓶座で土星が定座するとそれ自体が高度な専門性を備えた医師の表示体になるが
逆行の土星が水瓶座に関わるのは「超常的なテクノロジー」も意味することになり
まだまだ正当な技術になり得ない治療法を好んで取り入れる立場を指す

そのため
牡羊座ラグナのダシャムシャでは高揚のラーフに水星がコンジャンクトし
とても珍しい精密な医療機器( ≒ラーフ )を治療や施術に使用する様子も指し示しつつ
ラグナロード自体はケートゥのディスポジターにもなったヴァルゴッタマの火星である
火星もケートゥも「メスの表示体」であり
火星が9室で最良なラージャ・ヨーガを帯びて射手座でヴァルゴッタマになる強烈な座相が
医師としての実績と信用を一応は担保してくれている様子だ

更には
9室12室支配でラーシ同様に強く吉星化した木星が減衰の太陽と7室でコンジャンクトし
それが天秤座であることは「全ての人に平等な医療を施す」と言える善良な姿勢を意味する
4室には月が定座してキャリアの順調な発展を約束しており
つまりは医師の職務に徹してさえいれば問題は無かったはずだが
火星と並んでヴァルゴッタマの土星が11室に逆行して仮想的に定座する所見や
やはり7室天秤座でスーリヤ・グル・ヨーガが組まれた配置の影響が
政治家としての熱意やら野心やらを実らせる結果にも通じたということである

医師としての適性があまり見えてこないナヴァムシャは
月をラグナとした場合に定座の火星が3室10室支配になってケートゥは10室で高揚し
ケートゥに火星が見事にアスペクトバックしている配置から
一応は医業者の立場を説明できている
( 疑似科学の範疇を出ない治療法を用いるのも
「新奇な価値観」の水瓶座に住む月がアートマ・カーラカだからだろう )
当然ながら平素は歯科医院の院長たる立場で
その医的技量は相当なものであるにもかかわらず
思想信条の姿勢は随分と突飛な「陰謀論者」と評されてしまっている
無料YouTubeでは、「本当は怖いワクチン」などのタイトルで動画を配信し、「有料会員登録」を促している。
会員制オンラインサロンでは「ワクチン接種による不妊化」などの医学的根拠のない情報や、「ワクチンは支配層による人類奴隷化計画の一部である」といった陰謀論的主張を展開している。
新型コロナワクチンを巡る論説は今や陰謀論の大海原のようになってしまったが
現役の医師の立場から批判を恐れない言動を保っているのはむしろ立派であるとも言える

それはナヴァムシャを魚座ラグナと想定した場合に有意で
「コミュニケーション・立ち振舞い」の3室でグル・チャンダラ・ヨーガが生じ
ラグナロードの木星が3室に住むことで常々パフォーマンスしたがる性格を作り
「スピーチの表示体」の水星はまさに3室で木星と高揚のラーフにコンジャンクトし
深謀遠慮が過ぎて逆に落ち着きの無い不穏当な行動パターンを模している
ラーフが3室で高揚してグル・チャンダラを組むのだから
その異色ぶりはやはり突き抜けているのである
3室に対向した9室にはマラカになった逆行の土星が高揚のケートゥを傷つけており
土星は老齢者を意味するので即ち「数多くのベテラン識者から呆れられ嘲笑される」様子を
これでもかと強く醸している
政界進出の時運を確かめる

2021年12月、松田学、赤尾由美と共に参政党共同代表に就任。
吉野を含む神谷宗幣、松田学、武田邦彦、赤尾由美の5人の主要メンバーは、「ゴレンジャー」と呼ばれて支持を集めた。
5人のうち吉野、松田、武田、赤尾の4人は、神谷が運営するユーチューブに出演経験があり、神谷の誘いを受けて参政党に参加した。
吉野が政界進出したのはやっと4年前のことであり
ダシャーは「火星-月-金星期」の頃だった


ラーシでは火星にアスペクトされる月が金星と絡んでいないが
ナクシャトラ上では大いに絡みが見て取れた

ナクシャトラにおいて火星とケートゥは星座交換して強くなり
月のナクシャトラの「レーヴァティ」を支配する水星も天秤座に住んでそれらに加わり
天秤座は太陽と金星の星座交換で金星が仮想的に定座して一応は主要ダシャーが絡む


ナヴァムシャは絡んでいなかった


ダシャムシャは流石に全てのダシャーが絡んでおり
火星が8室目のアスペクトを起こす4室で定座した月は金星と相対する
「火星-月期」というのは火星期最後のアンタル・ダシャーであり
ダシャー・チッドラでラーフ期の影響が現れるタイミングになり
ラーフのディスポジターの金星がダシャムシャの10室に住むことから
今現在も続くラーフ期の平常的様態として「大衆に向け多くの活動を行う」と言える配置だ
2022年7月10日に行われた第26回参議院議員通常選挙に立候補したが、党内個人票4位で落選した。
2023年4月9日投開票の大阪府知事選に参政党公認候補として立候補したが、得票数4位(114,764票、得票率3.5%)で現職の吉村洋文に敗れた。
しかしその大志の程とは裏腹に
出馬した選挙はいずれも敗北に終わっている

前回に行われた参院選で落選となった当時
ダシャーは「ラーフ-ラーフ-木星期」だった


勝負事であれば必ず診ておくべきエカダシャムシャは
このように金星がラーフのディスポジターになって11室で定座し
木星も金星の10室目に住んだ理想的な絡み方だったにもかかわらず
9室支配の木星が9室を失う8室で「達成」の象意を損なう配置になってしまい
木星は蟹座ラグナで6室9室支配であるため8室に住むのはとても悪い絡みにもなる
ヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガが起こって結果的に著名な文化人になれたのはいいが
「犯罪的な絡み」とされる6室対8室の配置にラグナロードの月が加わってしまうのは
凶意が後々までグズグズと後を曳く弱含みの所見である


続けて確かめたD8では
やはり時運の絡みが成立して逆に凶兆が実ってしまう局面だったことが見えており
7室で6室支配の木星が減衰しながらもマラカの土星にアスペクトバックされてしまい
土星は4室に逆行することで仮想的に高揚してマラカの凶意を金星に浴びせている
8室の象意が拡大された分割図で
まさに当為の8室を支配した土星がダシャーに絡んで悪辣な凶意をぶつけてくる
凶意の分割図で時運が貫通した場合
どんなに自らの意志が堅くとも勝負事だけは避けるべきである
それから


やはり落選に終わった2023年大阪府知事選挙は
上記のダシャーの中で進行していた


エカダシャムシャは
定座して力強い11室の金星と絡まない水星自身も12室で定座した最悪の時局である


アシュタムシャは逆に主要ダシャーが貫通した絶不調の頃合いで
D11と同じ蟹座ラグナのために水星が3室12室支配の準マラカで「議席」の4室に住み
ディスポジターでマハー・ダシャー・ロードの金星と相互アスペクトしていた
これで「健闘した」というのは無理があるだろう
そして
2023年11月19日に「理念が異なるため」として、参政党を離党した。
同選挙後7ヶ月を経て吉野は参政党から離れてしまった

ダシャーはむしろ栄達や独立が個人的な規模で起こる「ラーフ-ラーフ-金星期」だった


ラーシは見事に華々しい「立志の兆し」が立ち現れた吉相で
ラグナロードでもある火星がラーフのディスポジターとして金星と9室対5室の絡みになる
絡んではいても火星が「6室のラーフ」のディスポジターで7室を失うハウスだったために
金星が10室獅子座で定座並みになる高貴な座相ながら慶事にはならなかったのである
やはりラーシが蠍座ラグナであれば客観的な説明に出来ている
ナヴァムシャを診ると


こちらもラーシとよく似た配置で時運が完結する単純明快な座相になり
6室に住んだ金星がまたも星座交換しておりつまりはヴァルゴッタマで
マラカの金星が6室で高揚並みに強くなって星座交換したヴィーパリータだった
不穏当な「6室対8室の絡み」が
ラーフとそのディスポジターの金星という華美なダシャーで完結していたため
以前まで同盟を組んだ仲間に敵意を見せながらも揺るがない立志が本人を突き動かしていた
即ち
2024年10月17日に、政治団体「日本誠真会」を立党し、党首に就任した。
後の自政党を組織する構想が芽生えていたということである


エカダシャムシャはご覧の通り11室で定座の金星がラーフのディスポジターである


ダシャムシャも端的に独立を決意する「英断の時」で
起業を意味する2室で高揚したラーフのディスポジターはもちろん金星であり
7室支配で10室に住んでダシャムシャの根深い当為そのものを克明に体現していた

なお実際に日本誠真会を立党したのは上記のダシャーであり
ラーシではやはり「起業」の2室を支配した木星の時運で
ナヴァムシャは見事にラグナロードが10室も支配した魚座ラグナの本領発揮の時局になり
ダシャムシャも金星と絡む木星が7室天秤座に住んで金星の影響下にある強い絡み方だった


「願望成就」の経験も意味したエカダシャムシャは
木星の位置が通常のラグナからでは悪いが
木星とコンジャンクトしガージャ・ケーサリ・ヨーガを組む月から見直すと
まさに木星は2室11室支配でこの分割図の当為の星になって
木星から4室目で絡む上に定座のマハープルシャになる金星は「政党」を意味する4室だ
( なおかつ木星が住むのも「政治政党」のサインたる水瓶座である )
定座の金星が11室目になる蟹座ラグナのエカダシャムシャはやはり正しく時運と整合する


改めてダシャムシャを確かめてみても
このようにケンドラハウスでそれも7室対10室という最高の絡み方を実現しており
吉野敏明は「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の…」という円満な感無量の心境だったはずだ
しかし問題は今現在の時運の行方である
ついつい言い過ぎる「2室の火星」が誘う近未来


吉野敏明はあと2週間程度でダシャーが「ラーフ-木星-水星期」に移る


ラーシではダシャーが貫通しなかった一方で
ナヴァムシャはこのように3室対6室でケンドラの絡みが成立する凶事の座相である
水星は4室7室支配でマラカになり水星と絡んだ金星もマラカで
特に金星の方は太陽との星座交換がそのままヴァルゴッタマとなる稀有な特殊相だ
6室は言うまでも無く「争い」のハウスであり
知的レベルの高い相手( ≒橋下徹 )と確実に真っ向勝負することになる様子が見えている


当然ながら一見してキナ臭い展開がすぐ分かる所見であり
天秤座と獅子座の星座交換は凶意のハウス同士であれば訴訟を意味するからである
( 太陽は自らの行いを指し示す「10室の表示体」で天秤座は「法廷」の暗喩だからだ )


悲しいかな
アシュタムシャは素晴らしいほどキレイにダシャーが絡んで凶事の成立を物語る
( 3室12室支配の水星が「法廷」を意味する天秤座に住んで判決文の言い渡しを暗示している )
2室と10室で太陽と火星の星座交換が起こった蟹座に土星がアスペクトしているのも
放縦放埓なこれまでの言動に厳罰が下されるかの如くである

最初にラグナを蠍座と見なしたのも蠍座が橋下徹のラーシの7室目であること以上に
蠍座がラグナであれば2室射手座がダブルトランジットになり
つまりは「スピーチ( 2室 )において言いがかりや虚言をやらかす」という状況が生じるからだ


吉野氏の「やっていないことを証明してください」という発言は、しばしばネット上の議論や政治的な応酬で見られる“挑発”や“論点のすり替え”の一種です。
法的には、訴訟になれば「事実があった」と主張する側(この場合は吉野氏)が証拠を示す責任を負います。
橋下氏が名誉毀損で訴える場合、橋下氏側は「中国の性接待を受けた」という事実が存在しない、または吉野氏の発言が虚偽であることを主張します。
しかし、実際には「性接待を受けた」という“事実”が存在したことを主張する吉野氏側が、その根拠や証拠を示さなければなりません。
橋下氏側は「そのような事実はない」と否認すれば足り、積極的に「やっていないこと」を証明する必要はありません。
2室に火星が住むと「話し方がやかましく大袈裟で時折ウソが混じる」傾向をもたらすが
蠍座ラグナは不幸にも6室( 敵意 )を火星が支配して過大な演出を込めた発話が多くなる
以降は「掘った墓穴をどう丁寧に埋め戻せるか」が最重要になる

この高難易度の有事を吉野敏明がどう戦い抜くか
追記は絶え間なく続くことだろう
以上
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