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独自の自主政党結党か─イーロン・マスクが迎えた大変動期







[4月2日に相互関税を発表して間もなく]マスクと大統領の通商チームの間の対立は、スコット・ベッセント財務長官とマスクの殴り合いに発展した。ドナルド・トランプの長年の政治顧問で影響力のある右派ポッドキャスター、スティーブン・K・バノンそうは述べた


今月に入ってから

イーロン・マスクとトランプ陣営との敵対がより更に激しくなった状況が

ネットニュースでいくつか見られた最中

その根深さはやはり2ヶ月程度前まで遡れることが分かった



ホワイトハウスのレビット報道官は4月23日、トランプ米大統領の側近であるイーロン・マスクとスコット・ベッセント財務長官が「激しい口論になった」との報道について記者から問われた際に、それを否定せず、「意見の相違は『健全な議論のプロセスの一部』だ」と述べた。
ニュースサイトAxiosは23日、ベッセントとマスクが先週、ホワイトハウスで行われた米内国歳入庁(IRS)に関する会話の途中で、激しい言い争いになり、大統領や他の政府高官らもそれが聞こえる場所にいたと報じた。


4月下旬の時点で

以前からホワイトハウス内で財務長官とマスクの口論が起きていた事実が

ホワイトハウス報道官の公式発表により伝えられていた



マスクの動向を時運検証した前回の投稿で触れたように

ラーシが双子座ラグナになる公式出生記録であれば不運な現状を説明でき

ダシャーがラーシで明確に絡みを作りそれも8室と12室の関わりだったことで

マスクはホワイトハウスを去る結果に通じたのである





「不可避な災難・行き詰まり」の8室で高揚の火星にラーフが傷つけられ

ディスポジターの土星が12室で金星とコンジャンクトし

更に今現在のプラティアンタル・ダシャーは12室に対向する6室の木星である



木星が7室10室支配のマラカで逆行して凶意が最悪なほど強くなり

なおかつ「争い」の6室に住んで8室支配の土星と12室支配の金星が相対してしまう



社会運・対人運が底の底まで落ちていく最中に置かれ

本来ならば上昇と栄達が叶う「ラーフ-金星期」が凶意のハウスで絡む配置が

吉凶混濁で一進一退し続ける経験となることの典型例になっている



国家事業である大統領執務の要員だったため

この騒動は連日報道されるのが当然といえば当然で

マスクが双子座ラグナであれば今現在のダブルトランジットが起こる射手座は

本人の社会運の結果を指し示す7室( 10室から10室目でその本質 )だからだ



【ニューヨーク時事】米電気自動車(EV)大手テスラの株価が5日急落し、前日終値比14%の大幅安で引けた。時価総額は約1524億ドル(約22兆円)吹き飛び、同社価値の一日の目減り額としては過去最大という。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)とトランプ米大統領の決裂が決定的となり、マスク氏の事業に悪影響が及ぶとの悲観的な見方が広がった。


各位ご承知おきの通り

この世界規模の痴話喧嘩の影響でトランプがEV( 電気自動車 )の促進策を取り止め

市場で予期不安が充満してマスクの資産は時価上で1日の内に22兆円の損失を出した





ナヴァムシャの方は

5室でラーフのディスポジターの月が金星木星とコンジャンクトし

事業上では大きく悪影響を与える9室12室支配の木星の逆行した悪意や

7室支配の金星が「失業・やり直し」の5室で木星と相互作用する座相に

今ある苦境の全てが鮮やかに明示されてある



月自体はとても良い4室対5室のラージャ・ヨーガでヴァルゴッタマですらあるが

「物事の刷新」を具現化する5室で主要ダシャーが揃うのだから

否応なしに身の上が改まっていく途上をマスクは進んでいる





ダシャムシャでは木星が金星の手前に住んで時運が不完全だったが

10室で例外則になって「敵がすぐには現れない」( 6室支配の金星の減衰 )という吉相が

ラーフのディスポジターで5室12室支配( 損失・失業 )の火星のアスペクトで損なわれる



現ダシャーの次に巡る「ラーフ-金星-土星期」はより一層の不運が確実で

2室3室支配で大凶星になった土星が「キャリア」の4室に住み金星と相対する



即ち射手座ラグナでかなり厳しい「マラカ同士の相互アスペクト」が時運上で顕現し

右を向いても左を向いても非難され損失が損失を招く負のスパイラルが始まる




誤算が見え隠れする「アメリカ新党」の結成




マスク氏は5日に「中間の80%を代表する新政党をつくる時が来たか?」との問いで投票を呼び掛けた。結果を受け「人々は声を上げた。これは運命だ」と書き込んだ。「ジ・アメリカ・パーティー」とも投稿しており、政党名のアイデアとみられる。投票は米国人以外もできた。


そして昨日になりこのような関連報道がUPされた



あろうことかマスクは新機軸を自ら作り出そうとする大変な賭けに打って出たのである





上述したばかりだが

マスクは今秋に「ラーフ-金星-土星期」を迎えることになり

それはラーシとそれ以外の分割図でほぼ凶兆になってしまう





着想を得たばかりで

営為として始動するのはこれからであり

政党組織の成立はやはり今年の晩夏頃が想定され

そうなればラーシにおける8室対12室の絡みが濃厚に発露し

12室で定座した金星に8室支配の土星がコンジャンクトする



厳然たるヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガが組まれ

つまりは「最初から拘泥する場面が多く最後は白紙撤回が起こる」ということだ





双子座ラグナの金星土星のコンジャンクションは5室対9室のダーナ・ヨーガで

力強い吉兆が現れるがそれは「個人的な私事」というしかない12室で起きている



誠実な立志で臨むのはいいとしても

明らかに低空飛行のまま墜落しかけるような危うさが見えている





ナヴァムシャはラーシよりも旗色が濁った凶相を見せており

ラーフのディスポジターの月と金星がコンジャンクトする5室から8室目に土星が住む



牡羊座ラグナのとても悩ましい問題として

「事業運を担う土星がマラカになってしまう」という弱点が付き纏うが

最適解は「5室獅子座や9室射手座に土星が住む」ことであり

10室も支配した土星が11室にアスペクトバック出来るため努力が報われる





そしてマスクの土星は最も悪い12室に住んで

ディスポジターの木星が4室に逆行してアスペクトバックし

土星期のダシャーはイチイチ思い通りにならない苦闘の道のりを暗示する



マスク自身も「俺のやっていることは正しいんだろうか」と

内心では疑念やら不安やらがジワジワ染み出てくる様子だ





思いの外しっかり強い座相だったのはシャスティアムシャで

ラーフのディスポジターの太陽と金星土星は絡んでいないが

「独立」の11室でラーフ自体と金星土星がコンジャンクトするのは

金星がラグナロードだったり土星がアスペクトバックできる影響から

( 実際の成果はどうであれ )マスク本人が相当に強い思い入れで取り組むことを意味する



天秤座ラグナで土星はヨーガ・カーラカになって

5室( 物事の始まり )にアスペクトバック出来てはいても

5室にはケートゥが住むことでその営為は周囲から「虚業」と卑しめられるはずだ





やはり

ラグナ対4室やラグナ対5室のラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガが生じている一方で

ラグナロードの金星が「敏感な中立」の8室も支配して土星に生来的凶意を受けるため

マスクの事業には必ず支障が現れる不運が潜在しラーフもまた土星に侵害され凶星化する



天秤座ラグナは土星が4室5室支配でラーフケートゥ軸に住むとそれらが吉星化するはずだが

太陽・火星・土星はラーフとケートゥを凶星化するので本当は絡まない方がよほど健全である





念のためにチャラ・ダシャーを伺うと

秋になった頃に「射手座-水瓶座期」が始まる





まずメジャー・ダシャーの射手座期自体が

「ダシャーラグナの12室目にラグナロードが住む」という凶相でそもそも悪い



サブ・ダシャーの支配星の土星はサブ・ダシャーのラグナからケンドラの4室に住み

それでも土星自体がグナティ・カーラカでドゥシュタナの表示体になって4室を傷つけ

コンジャンクトする定座の金星が更にジャイミニ式にアスペクトバック出来ていても

アマティア・カーラカで事業運の表示体になった金星の威力を土星が中途半端にさせる



概して「弱含みの低位安定」のコンディションが長引く様子で

奇を衒って何かアドリブで策を講じても裏目に出てしまう不安が色濃い





再びパラーシャラ式に戻って凶意の分割図のD6を確かめると

ラーフのディスポジターになったマラカの土星がまさに6室を支配し

金星と土星はトリコーナの絡み方になって凶兆が実現するタイミングになる



金星が高揚してしまう影響で「浮足立って威勢ばかりが良い」という酩酊感が出ている







全世界にマスクの支持者がどれほど在るか定かでないが

今度ばかりは理解ある熱心な協働勢力が増えるどころか減っていくらしい





これくらい「綺麗な思い出」になって遠のいて行くのならどれほど良かったか



イーロン・マスクの転落劇はこれからやっと始まろうとしている



以上

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