奈良市議選に初当選を果たしたへずまりゅうを再び検証する
- 鹿村文助
- 7月21日
- 読了時間: 8分
ジョーティッシュ的に今夏の参院選をどう評するべきかで
やはり｢私の仕事ではないしなぁ｣と他人事にしてしまっていたところ
割と本当に不意打ちを浴びせられ面食らった最中にこの記事を書き始めたところだ
私の知らない間に
へずまは奈良県奈良市へと引越して
｢奈良市の自然と鹿を守る｣と宣言し
文化保全活動を独りでに開始して
その信用を素地に完全無所属で戦った市議会選挙で
堂々の3位当選を果たしたという
あの｢親の顔に泥を塗るために生まれて来た｣かのような悪童だった姿はどこへやら
心機一転し｢三度目の正直｣で政界参入への道のりを過たずに踏破して見せたのである
話題性は抜群だ
単刀直入に
これまでに試みた検証結果のダシャムシャにダシャーを照らしてみる
本日7月21日時点でのダシャーは｢土星-木星-ケートゥ-ラーフ-太陽期｣で
土星も木星も見事に定座高揚したマハープルシャ･ヨーガとなって相対し
シャシャ･ヨーガは｢議会｣を意味する11室水瓶座を支配し
高揚のハンムサ･ヨーガは｢清純な教育者｣とでも言うべき9室12室支配になり
理想を声高に唱える教師のような印象で実際には市議会議員へと成り上がった結果だ
｢迷惑系Youtuber｣として悪名を響かせたその所業は
機能的凶星となった最悪な土星がシャシャ･ヨーガになり
ラグナロードの火星が｢動画サイトその他のSNS｣を指す水瓶座でなおかつ11室だからで
｢悪意を巻き散らす｣といえる10室11室で強い土星火星の悪影響がこれ見よがしに現れていた
スーパーで未会計の刺身パックを手に取ってその刺身をその場で食べてしまったり
渋谷駅前のスクランブル交差点に布団を敷いて寝転んで通行を妨げるなど
極めて幼稚な悪フザケを積み重ねた過去は
5年程度を経たとはいえ若年者らの記憶にしっかり残っている
しかし不思議なギャップがアリアリと見て取れるのはラーシのラグナロードの配置で
｢9室で高揚の太陽｣という至高の所見は理想や義憤心が燃え盛る様を示す剛直ぶりだ
本当にその真相が見えないがどうやら根は真面目なようで
一度でも決意すると｢結果がどうであれやり遂げる｣という一途さが現れている
実際に
昨年から移り住んだ奈良市では自発的に環境整備の取り組みを開始し
逐一その報告を自前のXで繰り返していた
彼のパトロールは徹底していました。Xのプロフィールに「毎日朝から夕方までやらせていただきます」と記した通り、雨の日も風の日も奈良公園に立ち、広大な公園を歩き回りました。その活動内容は、鹿に危害を加える観光客への注意喚起に始まり、ゴミ拾いや、観光客からの道案内など多岐にわたります。そして、その活動の一部始終を、自身のスマートフォンで撮影し、SNSでライブ配信するのです。
この一連の活動は、瞬く間に大きな反響を呼びました。「売名行為だ」「正義中毒のパフォーマンスだ」という厳しい批判が浴びせられる一方で、「彼のおかげで鹿への虐待が減った」「行政がやらないことを個人でやっていてすごい」という称賛の声も数多く寄せられました。賛否の嵐が吹き荒れる中、彼が一貫して続けたのは「行動で示す」というシンプルな姿勢でした。この愚直なまでの継続性が、徐々に一部の奈良市民の心を動かし、単なるインフルエンサーから「地域の代弁者」へと、彼のイメージを変化させていったのです。
再見したラーシでは高揚の木星が12室目となり
｢知らない土地で遊んだり独りで黙々と勉強に励む｣といった兆候を醸し
5室8室支配の木星は高揚してしまうと｢移り気で無責任な思いつき｣を意味しつつ
木星が8室と同時に5室を支配して8室の象意が吉意方向に引き寄せられ
強くなれば相当な知名度の高さと人気を与えることにも通じる
( しかし木星の対向6室でマラカの土星が定座するため12室や8室の象意が悪変してもいる )
そしてラーシに対しダシャーを当てはめると
やはりダシャムシャと同じ配置で定座以上の木星と土星が相対し
ケートゥのディスポジターになった水星は例外則になって木星にアスペクトバックされる
｢11室のケートゥ｣は長い経年において次第に地位と人気が廃れて行く配置のはずだが
水星が例外則になって2室にアスペクトバックし木星からもアスペクトバックで吉意を受け
｢常々その言動に賛否が激しく分かれる｣と言える妙な傾向を作り出す
この一連の活動は、瞬く間に大きな反響を呼びました。「売名行為だ」「正義中毒のパフォーマンスだ」という厳しい批判が浴びせられる一方で、「彼のおかげで鹿への虐待が減った」「行政がやらないことを個人でやっていてすごい」という称賛の声も数多く寄せられました。
上記で引用したこの事実もまさにラーシの水星の様態が再現されている一例で
水星を復調する5室8室支配の木星が｢興味本位･面白半分｣といった出来心を意味しつつも
5室支配の木星が高揚することでその行いは必ず一定以上の称賛も受けるのである
そして現在のへずまのラーシでは5室と7室がダブルトランジットになり
即ち( 努力していれば )その境遇が一気に上向いて地位が好転する可能性が備わり
実際にダシャーで例外則になる水星が木星の強烈な吉意を浴びて8室の象意が良化している
｢8室で変則的な強さを発散する11室の支配星｣がケートゥのディスポジターであり
あまりケートゥの否定的な象意が発露しなかったどころか
厚い吉意のバンガが一生に数回ほどしかない奇遇をへずまにもたらした結果だった
昨年の晩春には現在の｢土星-木星期｣が始まっており
ラーシでは6室に定座してしまった土星が一応は｢引越し｣の7室も支配し
相対する高揚の木星は12室で強いことから｢見知らぬ辺境の土地での新奇な生活｣を暗示する
土星自体が定座するのは6室であることから全く乗り気でなかった反面
歴史的文化の残る風土が次第に心身を解きほぐし奈良市での新生活が癒しになったのだろう
｢引越し運｣のチャトルシャムシャでは減衰の土星とマラカの木星が相対する悪相で
｢転居｣の10室を支配した土星が12室で減衰するのは新居選びに失敗する様子だが
木星は6室でヴィーパリータ･ラージャ･ヨーガになって一種のボランティアを暗示する
月から見直すと転じて吉相のようになり
やはり｢転居｣の経験である3室( 4室から12室目 )に住む木星が9室で減衰の土星を保護する
奈良市での環境パトロールの様子がこのD4にも見受けられるのは実に面白く
5室8室支配の木星が3室天秤座に住んでボランティア的な座相を作って
相対した減衰の土星はマラカであり木星とは6室対8室の凶意の絡みを作っていながら
｢9室で減衰したマラカ｣であることが善良な人々からの熱視線のような注目を意味する
やはり賛否両論が激しくせめぎ合うその言動がちゃんと示されてあり
結果的にはマラカの土星を木星の吉意が包んで緩和させる働きに通じたようだ
議員としての今後
改めて今回の市議会初当選をエカダシャムシャから確かめると
5室にアスペクトバック出来る土星が9室の木星と相対し
4室対5室のラージャ･ヨーガになって｢議席の獲得｣を指し示し
木星自体がケートゥのディスポジターになって
ラーフのディスポジターの水星はまた減衰するためにディスポジターが木星になり
減衰の水星から10室目に住んだ太陽はまさに｢議席｣の4室に住んだ｢公務員の表示体｣だ
議会での政務は事後に公表される非公開の営為であり
即ち12室支配の太陽が4室に住む配置が議員としての公務を見事に説明している
ナヴァムシャでは肝心な木星( 地位･信用 )が12室に住んでしまうが
これまた対向6室で土星が減衰して例外則になり
ケートゥのディスポジターの水星も減衰のヴァルゴッタマで不思議な強さを発揮し
つまり魚座に住む水星なので木星がディスポジターになり
ラーフのディスポジターは木星でスークシュマ･ダシャーまで時運が一気通貫し
絡んでいなった太陽はそれでも10室を支配してラグナに住むことで
ナヴァムシャ全体が励起される時局をへずまは｢議員資格の獲得｣という栄達で体現した
｢土星-木星期｣は土星期最後のアンタル･ダシャーで水星期のダシャー･チッドラが始まる
水星はナヴァムシャの5室でヴァルゴッタマになりながら例外則としても働き
｢自己実現｣の11室へとアスペクトバックする特異な強さは月の7室目に対する復調にもなる
今度こそは｢悪辣な自己満足｣ではない正真正銘の立志を掲げ
過去の行いを贖罪する誠意を育てる第二の人生が始まったと言える
良い意味で検証し甲斐のある奇想天外な人物となったへずまりゅう
今度また占う時にも朗報で始まる記事になってくれることを祈念する
以上
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