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李在明の大統領就任─韓国は民主主義の存立を保てるか

更新日:6月10日





あれから約3日

私は今も本題材についての情報収集を続けている



第21代韓国大統領選挙で李在明(イ・ジェミョン)大統領は1728万7513票を獲得し、過去最多得票記録を打ち立てた。ただ、選挙終盤に汎(はん)保守層が結集し、過半数の得票には達しなかった。結果的には李在明大統領が余裕をもって勝利したが、国民の力の金文洙(キム・ムンス)候補と改革新党の李俊錫(イ・ジュンソク)候補の得票率の合計は50%に迫った。このため、「保守と進歩(革新)が5対5という構図であることがあらためて確認された」との見方が出ている。


まず

今回の韓国大統領選挙の保守派革新派の各々の得票率は前回同様互角という結果で

国民の力の金文洙( キム・ムンス )と改革新党の李俊錫( イ・ジュンソク )が離別さえしなければ

保守派が勝利を得ていた公算だったことは見ての通りだ



4日に発表された中央選挙管理委員会の最終開票の結果、得票率は李在明大統領が49.42%、金文洙候補が41.15%、李俊錫候補が8.34%だった。李在明大統領と2位の金文洙候補の得票率差は8.27ポイント(289万1874票)だ。ところが、汎保守陣営の金文洙候補と李俊錫候補の得票率を合計すると49.49%となり、李在明大統領の得票率を0.07ポイント上回る。


つくづく口惜しい勝敗となったが

今以て最も留意させられる問題の核心は

「大統領の席に着いた李在明は思想的に左右どちらなのか?」の一点だろう





( 同上 )



韓国国内の有権者における対日感情の推移は非常に繊細で

私が前回の投稿で危惧したような「郷土の韓国を中国北朝鮮に売り渡す」が如くの施政方針が

実現不可能になったと言える時局での当選だったのは不幸中の幸いである



前政権の評価がどうなるか注目されるなか、日本国内での関心事は“日韓関係”だ。尹氏は日本に理解的な姿勢を示していたが、李氏はかつて日本を「敵性国家」と呼び、福島第一原発の処理水放出を「第2の太平洋戦争として記録される」などと表現していた。
しかし、今回の選挙戦で、李氏は「文化交流や韓日協力の分野に対しては、積極的で開放的だ」と発言している。


20代30代の韓国人は

今やもう「マナーとしての反日」を辞め始めるところまで進歩し

その若年者らの貴重な投票も含めた当選だったからには

手の平を返すことが難しい



そのため新大統領となった李在明は

昨日( 2025年6月6日 )の国史記念式典で

やはり日本への敵愾心を煽らない発言に努めている



また李大統領は「独立運動をすれば3代が滅び、(日本の植民地統治に協力する)親日をすれば3代が興るという言葉はもうなくならなければならない」と指摘。


やはり元は弁護士というだけあってその本性を微に入り細に入り上手く装っている



李在明が温め続けて来た本懐を遂げるのは

果たしていつのこととなるか




大統領として使役できる専制独裁の権限




大統領制とは恐るべきシステムである、とあらためて思い知らされる次第だ。在韓ジャーナリストの金敬哲氏が言う。
「李氏は、大学在学中に司法試験に合格し、“人権派弁護士”として労働問題などに取り組んできた一方で、文政権時代には『権力はもっと残酷に使うべきだ』などと発言して国民を震撼(しんかん)させました。彼が就任したら、過激な政策が飛び出してくるのは容易に想像できます」


昨年の非常戒厳宣布後に著されたネット記事では

かつての李在明が「権力はもっと残酷に使うべきだ」と不穏当極まる発言を見せたと伝える





それは

やはりこのように本人のラーシの4室対10室で火星土星が相対し

火星は7室にアスペクトバックし土星は10室でシャシャ・ヨーガになる猛威を発散するためだ



火の星座の獅子座で定座するように働く火星と

真正な「専制主義」を体現して見せる水瓶座の土星は

相互アスペクトして4室( 議席 )と10室( 公務 )において

剣呑極まりない「6室( の表示体 )と8室( の表示体 )の絡み」を起こす





李在明には兄姉が複数あり

実母の記憶も曖昧で出生後しばらくして何とか誕生日を思い出したという経緯から

「あくまでも戸籍上の生年月日」とされた李在明の出生日時は

その公称の記録に基づいてレクティファイした場合にむしろ正しいと言える結果だった

( おそらく実母の記憶は十分に正確だったのかも知れない )



牡牛座の22度ほどをラグナとしたラーシでは

今まさにラーシのラグナに住む高揚のラーフがマハー・ダシャー・ロードになったばかりで

つまりはラーシの配置全体が力強く顕現していくタイミングに入ったことを物語る





蟹座ラグナとしたナヴァムシャは先ず先ず無理のない座相であり

「達成」( 当選 )の9室で例外則になったマラカの水星がラーフのディスポジターに当たり

水星に対しては5室で星座交換し定座並みに強まった木星がアスペクトバックする



マハー・ダシャー・ロードが5室と9室が絡んで例外則になった異様な強さを誇り

何より「知能・社会性」の表示体たる水星がケートゥとコンジャンクトし減衰するのだから

その危うさは歩き回る火薬庫か何かのようである

( 6室射手座から星座交換の強い火星が逆行の水星をアスペクトで更に傷つけている )





ダシャムシャにおいては最も強い自己実現が叶っている所見で

定座の金星とラーフがコンジャンクトして11室支配の水星と相互アスペクトする



金星は肝心な10室の支配星で定座するのは3室だが

これは李在明がかつて弁護士だったことを説明し

月とコンジャンクトすることで大衆からの人気( 左派支持者 )も暗示しつつ

月にとってのラグナロードが定座してマラヴィア・ヨーガを繰り出し

その金星こそがラーフのディスポジターとなる



ラーフが月とコンジャンクトして李在明自身も狂騒的な為政者である以上に

ディスポジターの金星が定座してしまうことで

支持者らの狂気じみた信奉感情( 「信仰心」と言うべきか )を示している





ラグナロードはまさに国会議員や為政者たる立場を意味する「水瓶座の太陽」で

しかし今となっては皮肉にも「事大主義の専制政治」を体現する座相そのものだと言える





そして肝心要のエカダシャムシャは私自身とても不本意ながら大いに正確な所見であり

ラーフのディスポジターの土星は水星と月に挟まれたシューバ・カルタリ・ヨーガを組み

なおかつ水星と月が9室対11室の星座交換になり名実ともに「盤石たる願望成就」と言える



「10室獅子座の土星」というのがなお一層に威風堂々の勝利を享受する様となって現れている



李在明はこれまでの疑惑まみれな過去の所業を

「貧困な出自とその人望にものを言わせた力技の突進」で踏み倒し潰し尽くして見せたが

それはこのD11で11室と9室が星座交換する異様なほどの悪運の良さに示されてある



満を持して大統領の席に就いた今

何をするか( 何が出来るか )といえば言わずもがなだろう



李在明大統領が代表を務めてきた「共に民主党」はすでに法制司法委員会で「内乱・外患特別検察官法」を通過させ、本会議に送付済みです。同党は国会で3分の2近くの議席を持ちますので、本会議を開けば成立します。
李在明政権は発足するやいなや、国会で特別検察官を任命し、韓悳洙(ハン・ドクス)前首相ら尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権時代の閣僚の捜査に踏み切ると見られています。もちろん特別検察官には李在明政権の息のかかった人を起用するはずです。
警察は準備を進めています。非常戒厳特別捜査団は韓悳洙前首相と崔相穆(チェ・サンモク)前経済副首相兼企画財政部長官、李祥敏(イ・サンミン)前行政安全部長官ら戒厳令宣布を図った国務会議に参加した閣僚を呼んで調査したうえ、出国を禁止しています。


韓国国政ではある種の「お約束」であると有識者間で言われるように

前政権の中枢人物を社会的に極限まで封殺できる権限の実行を辞令するはずだ

( 本投稿を執筆している6月7日21時時点ではまだそうしたネット記事が見受けられない )



――裁判所は李在明政権の言うことを聞きますか?
鈴置:それもちゃんと「手当て」してあります。「共に民主党」は最高裁の裁判官を14人から30人へと増やす法案を準備中です。増員分の裁判官のほとんどは左派が占めることになるのでしょう。
尹錫悦前大統領が任命した曹喜大(チョ・ヒデ)最高裁長官も辞めさせるつもりです。「共に民主党」は曹喜大長官に対する国会聴聞会と、特別検事を任命して捜査する法案も発議済みです。


日本では三権分立の理念から総理大臣も不可侵な「裁判官の恣意的な選別」を

韓国の憲法体制等を悪用して確実に独断専行するのはあまりに容易である



――でも、良心ある裁判官もいるでしょう?
鈴置:李在明氏は裁判官の評価は従来の裁判所長ではなく、自ら実施すると言いだしました。大統領選挙の公約集「今から本当の大韓民国」の「内乱克服と民主主義の回復・司法改革を完遂します」(39ページ)の項で「裁判官に対する勤務評定、中間評価を管理するための裁判官評価委員会を設置する」と謳ったのです。
「共に民主党」は「誤った判決」を下した裁判官に対しては懲役10年を科せる「法歪曲罪」も発議しています。裁判官・検事・警察官らが当事者の一方を有利または不利にする目的で法を歪曲して適用した場合、10年以下の懲役と10年以下の資格停止に処するという、普通の国では聞いたこともない法律です。


民主主義的な先進国家であれば到底ありえない独裁の正当化が

自政党( 共に民主党 )の議席過半数占有によって欲しいままに行える





現在そのダシャーが全て絡んでいる韓国のナヴァムシャは

「為政者( 支配者 )」を暗示する11室の火星とラーフに木星が相対し

ラーフのディスポジターの太陽には火星が8室目のアスペクトを与えて太陽が傷つく



2室7室支配でマラカの火星が11室獅子座で獰猛な暴威を振るうのは

間違いなく李在明とその支持者らが反抗勢力を根絶やしにしていくその第一歩を意味し

本来的な民主主義を目指そうとする5室水瓶座の木星と金星を容赦なく凌辱するかのようだ



韓国はラグナがヴァルゴッタマで

ラグナロードでもある金星は単純に「若年者」の表示体にもなり

それが木星とコンジャンクトして水瓶座でヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガになるのは

やはり「封建的な専制政治が正しいか否か」を本気で問い質そうとする有権者らを

旧世代韓国さながらの無遠慮な暴力で叩き潰す悪意の妄執を描き出している

( 「民衆」を意味する月は9室双子座に住むダルマ・ラージャ・ヨーガで本来は保守的である )




ラーフ期が本格化する約3年後の未来






2028年になり少しすると

李在明はラーフ期が「ラーフ-木星期」に入りラーフ期が正しく顕現する



私個人としては

この時局に間違いなく諸外国の( 可視・不可視の両面からの )働きかけによって

その政権が転覆に追いやられると見ている





何故ならば

客観的な事業の実態を示すダシャムシャで金星に逆行して絡む木星が

「事業の終わり( 行き詰まり )」を意味する5室8室支配だからである



しかも

木星は「あらゆる法律の表示体」なのだから

今回の選挙の全貌を全ての角度から検証されて

不正の余地が残らず炙り出されることで

李在明政権は支持率が崖下転落するはずだろう





「6室的なカルマの集約」であるトリムシャムシャは

前回にも触れたように木星( 法の表示体 )が逆行する機能的凶星となり

アスペクトされる火星がラーフのディスポジターで

火星は10室から4室へとアスペクトバックするため確かに「大統領の一等席」を意味している



この分割図の当為たる6室双子座に住んだ木星はアスペクトバックで強くなり

それが3室12室支配で凶星化することは「不可避な法との闘い」を指し示す





6分ほどある上記の動画でその疑惑が早くも触れられているが

どうやら今回の大統領選挙はアメリカの精査する限り「濃厚なグレー」であったそうだ

( 選挙管理委員会の運営実態に疑義が見られた事項が多く挙げられたという )





これまで度々に参考としてきた保守派の彼も冷静ながら新政権の危険性を指摘している



日本を「敵性国家」と発言したこともあり、昨年までは、歴史問題にこだわらず対日友好政策を進めた尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の外交を「屈辱外交」と揶揄(やゆ)。福島第1原発の処理水放出に抗議する反対運動では先頭に立ってシュプレヒコールをあげ続け、ハンガーストライキを一人で実施して病院に担ぎ込まれたこともあった。まさに、日本を相手にすると歯に衣着せぬ発言をしてきたその人である。
ところが昨年の暮れから突然、日本愛を語り始めた。当初は所属政党から「党の考え方とは異なる」と総スカンをくらっていたが、それでも日本愛のトーンは大統領選挙期間中に徐々に高まった。


今更になり歯に衣を着せても遅すぎる






無念が晴らされることを

一日本人として日本より密かに願っております



以上

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