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もうすぐ輪廻を越える人―12室惑星集中が与えた悟り(加筆増補@2023/02/04)

更新日:1月4日







つい最近に私のブログを知って鑑定依頼を下さった方が

驚くほど稀有で素晴らしいチャートの持ち主だったので紹介したい








このような凄まじい方にお声がけをいただけたのも

諦めずにジョーティッシュを続けてきた成果なのだろう



ご本人曰く

「もう今生の過去には興味が無く過去生についてより知れるならと思いました」

とのことで

私に過去生をもう少しだけ探る糸口を見つけてほしいがために

ご連絡を下さったようである



ラーシ・ナヴァムシャだけを見ても

ご本人が自身の過去生を覗く能力を持つことは全く分からない



このお方のその出生時刻は

シャスティアムシャ・チャートのラグナが持つ時間幅のちょうど中頃であり

間違いなくカルマの蓄積が正しく明示されたチャートとしてそれが分析できる結果だった





この配置に対し

私はラーシチャートの細密版として読み解くという一般的な回答を行い

スピリチュアルの観点から感受を深めて査読していく意訳的な解釈はしなかった



私の答申後に

ご本人はお礼を兼ねて以下のように

自身の過去生の記憶を打ち明けて下さった



思い起こした1番古い過去世は、イタリアあたり、ヒーラーとして人のために尽くしすぎ自分をないがしろにして、石のベッドの上で妻に看取られながら年老いて痩せ細り死んでいく男性でした
1番新しい過去世は、日本人5歳の男の子で戦争のため両親、兄、姉、妹2人の家族とバラバラに疎開する直前の場面です
父親の職業は銀行員、その父が次男の私の前でしゃがみ顔を撫で、涙をボロボロ流して別れを告げるのです そのあと多分疎開先で僕(私)は死にました
自分でそれらの過去世は何を伝えているのか、ずっと潜在的に考えてきました
最初の過去世からは今世では人の為だけにいきるのではなく自分の人生を大切にすること、また早逝した直近の人生からも悔いがないよう自分の人生を今回はしっかり全うすること。
これがアヤスケさんに出会う前までの私なりの理解でしたが、全く的外れでもなかったのでしょう
アヤスケさんにみていただいて本当によかったです

( 原文ママ )



ご本人は

2004年頃に明晰夢でこうした過去を “ 覗く ” ことが出来たそうだ





その頃というと

「水星-水星-太陽期」か

またはその直前の「水星-水星-金星期」に当たる





やはりラーシは12室が夥しい惑星集中でダシャー照会が無意味になってしまう



緻密な演算を経てダシャー整合を診る「マンドゥーク・ダシャー」が必要である

(その特殊ダシャーを自動算出してくれる占断ソフトは今のところ無いようだ)





ナヴァムシャはようやく惑星が点在してくれているため

何とか意訳を試みることが出来そうで

見れば水星は肝心なラグナロード( かつアートマ・カーラカ )であり

4室で定座する高揚の強い配置ながら獅子座へと逆行し

太陽がディスポジターのようにもなって

その太陽は「眠り」の12室で定座の金星とコンジャンクトしている



その絡みの配置に注意するととても面白いことに気が付く





3室獅子座にはケートゥが住むが

ケートゥというのは本人の大まかな「過去生」を意味するらしいのである





そして太陽が住む12室は言うまでもなく「不可視な事象」を指すハウスで

そこで太陽とコンジャンクトした定座の金星は5室も支配した機能的吉星であり

5室とは9室から9室目で過去生の影響が実るプールヴァ・プーニャのハウスに当たる





そして問題のD60では水星と太陽がトリコーナの絡みで太陽はラグナに住む





明らかに「過去生の記憶が蘇る」という経験を果たせたのはこの配置の影響であり

つまりプラティアンタルの太陽がラグナに住んだことで

シャスティアムシャ( 過去生 )の示す来歴が “ 視える ” ようになったのである



このシャスティアムシャで太陽は2室を支配する



2室とはマラカでありその過去生でチャート本人の死因も意味するはずで

シャスティアムシャの2室には火星・土星・金星・ラーフが住む物々しい惑星集中だ





この凶星ばかりが強い所見を眺めていて私は不意に気がついた





蟹座ラグナでは土星がマラカでありラーフは人工物の表示体である



そして2室支配の太陽がラグナに住むことで

獅子座で表意されるような経験によりチャート本人は死に至ったと読める



獅子座が意味する経験とは何か─

マンデンの知識があれば直観で理解できるはずだ





獅子座とはアメリカ合衆国のラグナだ



1番新しい過去世は、日本人5歳の男の子で戦争のため両親、兄、姉、妹2人の家族とバラバラに疎開する直前の場面です
父親の職業は銀行員、その父が次男の私の前でしゃがみ顔を撫で、涙をボロボロ流して別れを告げるのです そのあと多分疎開先で僕(私)は死にました




マラカの土星と「銃火器・砲弾」の象意がある火星に

「人工物」の表示体であるラーフがコンジャンクトするのだから

それは凡そ焼夷弾攻撃の被爆による凄まじい全身火傷という死因だったようだ



こうした過去生の記憶が明晰夢で蘇ってしまい

今回の鑑定依頼者様はいよいよ自らの過去生を探ることに自意識を持つようになった



( 因みに2つ前の過去生でご本人がヒーラーだったこともあってか

今生では救急救命士の資格も備えた看護士として働いていらした )





現在のダシャーは「ケートゥ-火星-土星期」で

当然ながらラーシでは12室の惑星集中の座相が繰り返されつつ

ナヴァムシャでは3室9室軸と10室12室が関わる時運である





12室の配置はかつて例の明晰夢を見たその時のダシャーだった



12室牡牛座には火星と土星両方がアスペクトするが

奇しくも私のナヴァムシャはラグナも同じ双子座で

その12室には私のラグナロードの水星が住んで

星座交換によりとても強くなっている



そして依頼者様ご本人の12室牡牛座には

主要ダシャーの全て( ケートゥのディスポジター・火星・土星 )の星が関わっている



これには本当に驚き感心させられた



ラーシの相性判断であれば過去に行ったことがあっても

分割図のナヴァムシャではさすがに出来ないだろうと思っていた



しかし今回のこうした不思議な「出会い」は

この鑑定依頼者様と私のそれぞれのナヴァムシャで

配置上の絡みが起こっていたからだったとも思える




その来世にはどんな人生が待っているか






依頼者様は出生地と出生時刻が正確だったため

仮想的な深層分割図のD108(アシュトッタラムシャ)が出せた



見れば見るほど

明らかに来世ではジョーティッシュのような古来の秘術を披露しているのが分かる



2室にラーフが住んで人を惹きつけるだけの素養や技芸があることを意味し

ディスポジターの月が4室でガージャ・ケーサリを組み

2室対7室10室の絡みで単身で自営できる職能に恵まれる



対向の10室には機能的にも凶星の火星が住んで

チャンドラ・マンガラ・ヨーガやグル・マンガラ・ヨーガが並立する鮮やかな配置である



「アシュラム」の4室でガージャ・ケーサリが生じる配置は

本人がその人生( 来世 )で

何かしらの分野のプロフェッショナルとして

グルのように振舞う将来を指示している



また7室に住む太陽は3室支配で

それも火の星座の射手座に住んだ太陽のため

堂々たるパフォーマンスを見せる有望な姿を思わせる

(あるいはそうしたイメージの配偶者と出会えるという潜在運を示すのだろう)



このD108を眺めて

こじつけ気味ながら私はまたも鑑定依頼者様との部分的な符合を感じた





私のD81の7室8室の配置とかなり相似していたのである





鑑定依頼者様のD108では

木星が8室山羊座の惑星集中にアスペクトを起こすが

私のD81では8室山羊座で木星が減衰しながら例外則になり

金星土星がコンジャンクトするのは依頼者様と全く同じで

7室射手座に太陽が住む配置も完全に同じだった

( なおかつ7室に9室のパダが住むことさえ合致している )



そして月が住むのは乙女座であり

よく考えるとそれは私のラーシのラグナの配置とも同じで

ディスポジターの水星が10室双子座でバドラ・ヨーガになるのも同じだった





依頼者様には不本意であろうがこうした偶然は有意なカルマなのかも知れない



そもそも私のラーシでマハーダシャーの木星が住んだ水瓶座は

この依頼者様のラーシのラグナだった





依頼者様の惑星集中が起きた12室山羊座は私の5室( カルマの結果 )である



また何か嬉しいハプニングが無いかと

ついつい出来心を持ちそうになった昨日の今日だった




*****




その後に本投稿をご覧下さった同鑑定依頼者様から

補足の情報提供をいただくことができ

またしても驚くべき述懐が得られた



家族構成は前回お伝えしている通りですが、父親の職業は銀行員のほか、苗字も東(あずまかひがし)と明確な認識があります
また父が私の前にしゃがんで涙を流すのですが、その時立っている私の左の手は兄(中学生か高校生)の右手にしっかり握られていて、ぬくもりさえ覚えています
そのあと疎開先の学校のようなところにいたときに、空襲があり学校の裏手の丘に逃げたところで死んだようです
起きた時、今の自分と年齢も性別も顔貌もまったく違う自分の夢をみて愕然とし、すぐに手帳に詳細を記載しました
ブログでの更に精密な占断に鳥肌がたち、何故か涙が出てきました
その時の兄か父が、相性をみていただいた相手なのかな、とその時自分では思っていました だから初対面で懐かしく感じたのかもしれないです

( 原文ママ )



より細かな明晰夢の内容に私も神秘を感じ不思議な所感を覚えた



また父が私の前にしゃがんで涙を流すのですが、その時立っている私の左の手は兄(中学生か高校生)の右手にしっかり握られていて、ぬくもりさえ覚えています


D60では土星が月から見て11室支配で月から11室目にアスペクトバックする



まさにこの依頼者様の過去生では兄が在ったことを証明できている

(水瓶座をラグナにするとラグナロードの土星が「マラカ」の7室で惑星集中となり

過去生におけるこの実兄も空襲の犠牲になったことが分かる)



そして何より私が自己流の知見に自信を持てたのは

次の一文だった



そのあと疎開先の学校のようなところにいたときに、空襲があり学校の裏手の丘に逃げたところで死んだようです


直前の過去生で遂げた最期の時は

私が本稿を最初に投稿した際に記述した私見の通りだったのである



やはりシャスティアムシャは

ラグナが正しければ

その2室で凶星が強くなっている場合に

チャート本人の過去生の逝去の状況を指し示すと考えてよい



また



その時の兄か父が、相性をみていただいた相手なのかな、とその時自分では思っていました だから初対面で懐かしく感じたのかもしれないです


とのことだが

鑑定者様ご本人を占断した後に

改めて「一時期お互いに強く影響し合った知人を診てほしい」と再依頼され

そのお方をレクティファイした結果が

以下の通りである





(このチャートを公表する許可は事前にご本人より承諾済み)



上記のお方は

依頼者様と同い年で誕生日も近かった



単純に相性が良く数年ほどは交友が続いた間柄である事実から

ラーシのラグナは依頼者様とケンドラの相関になると判断し

その場合は5室( 過去生の結果 / 今生 )支配の水星が9室( 今生の結果 / 来世 )に住み

9室の支配星が定座しているため

明らかに過去生と今生の関係が深いことになり

その配置自体が依頼者様の12室になり

「言葉に出来ない不思議な出会いに恵まれる」ような運命を約束する

( また単純に月の位置関係は最も良い5室対9室で納得の所見だった )



ラーシが牡牛座ラグナになると

9室で定座の土星は全ラグナで最上級のヨーガ・カーラカになり

土星に対し12室支配の火星や8室支配の木星がヴィーパリータを起こして

同時にラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガを与えてくる強烈な惑星集中である



そして10室にはラグナロードの金星が4室支配の太陽とコンジャンクトし

またもラージャ・ヨーガを起こす才気煥発の理想的配置が出来ている



10室が水瓶座で

太陽はアスペクトバックできるため

9室が異様に強いことも加味し

「そのお相手様は専門的な研究者か何かのようですね」と伺ったところ

やはりその通りだった



その「お相手様」は

ナヴァムシャが土星の減衰した牡羊座ラグナで

ラグナロードの火星は「実践」の3室双子座に住んでいる



5室獅子座にケートゥが住んで

ディスポジターの太陽はまさに「研究」の8室蠍座に置かれ

6室乙女座では9室12室支配の木星がヴィーパリータを作っており

9室に住んだ7室支配でラージャ・ヨーガの金星が

3室に住むラグナロードと更にラージャ・ヨーガを重ねるため

「マイペースで穏やかな性格だが実績と地位は相当に高位な学識者」のイメージだ

(月と水星は2室牡牛座でコンジャンクトし化学素材に造詣が深い印象である)



改めて依頼者様とその「お相手様」は

天秤座の月と双子座の月とで風の星座同士でトリコーナになり

知的な会話を楽しむ風流な間柄だったことが分かる



本稿を巡る私とのやり取りで

同依頼者様から私は信頼していただけたようで

ご自身の霊的な神秘体験を以下のように追記して下さった



明晰夢で見たのは2004.2008年の二つ
2004年はお伝え済みの5歳男児で家族とばらばらになり疎開先で1人で死ぬ夢
2008年は20歳くらいの男性で姿形が侍のようでこれから仇討ちにいくので、自分の命を落とす覚悟もして、お世話になっている女性4〜5人に別れの挨拶をしにいくところ その後命を落としました
四年ごとにこのような不思議な夢を見るのかな、と思っていましたがその後はまったくみなくなりました しかしその不確かな経験で前世というものに興味を抱いてブライアンワイス博士の前世療法などの本を一時期読んだりしました
期せずして2018年4月にブライアンワイス博士が来日するとのことで、セミナー申し込みをして参加しました 
個人的な相談などできるかと期待していましたが会場には300名ほど参加者がおり不可能でがっかりしました
セミナー中に会場全体の灯りをおとして集団セッションをやる時間がありました
みんなで博士の言葉で瞑想しながらビジョンを探るというものでしたが、周りの席の方は眼を瞑ってイメージしようとしたけど、何も感じなかったという方がほとんどでした
しかし私はそこでも三つのビジョンが見えたのです
一つ目はお伝え済みのイタリアあたり(古代ローマ?)のヒーラーで痩せ細って死んでいくところ
二つ目は20歳くらいの、ドイツ人男性で軍服のようなものを着て人を何人も殺してしまい自分への罪悪感に苛まれている姿
深緑の色のような制服を着ていたので、あとで調べたら色が似ていてビックリした覚えがあります


本当に本当に素晴らしく

ジョーティッシュ研究の希少な事例になる方だった



私自身まだまだ中級者の途上をノロノロと進むばかりで

依頼者様に正しい達観を促すことが出来ずじまいである



観念的になりすぎては危ないことに注意しつつ

スピリチュアルの見地からレクティファイの技術を訓練する一助となった



以上

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