龍神と供に阿蘇山から天岩戸へ─Youtuber天日矛ツアー2025を振り返る
- 鹿村文助
- 11月2日
- 読了時間: 9分
更新日:11月5日

10日以上前になってしまったが
今年も決行されたYouTuber天日矛氏による聖跡周遊ツアーに参加してきた
( 本稿は雑記的紀行文のような内容のため文章よりは画像ないし動画を中心に扱います )


とにかく今回のツアーはノッケから醍醐味大奮発の状態で
上記の画像はツアー最初の訪問地の阿蘇山の火口付近とその周辺を私が直に撮影したものだ

日矛氏と他の参加者各位が会話しているところを動画に撮った数分後
「空が変だ( 曇り空に晴れ間が急に出て来た )」と言うので
その様子も撮影し後でまた確認してその神秘の不思議さに感じ入ってしまった



明らかに龍神か烏天狗のような顔つきに見える模様を
曇天に晴れ間が開いたほんの数十秒の間だけ
しかと見せつけられたかのようだった
全員でこの神秘を共有してから
最初の参拝先の阿蘇山上神社に詣でた


もちろん阿蘇山上神社に対し「祝詞の唱え上げ」を事前に申し入れておいた日矛氏が
サングラスにライダースジャケットという斬新な出で立ちで精魂ある奏上をお納め下さった
正直に白状すると
この時に私はさほど霊妙な緊張感と言える共鳴を覚えなかったのだが
同行する周囲の各位は事後めいめいに「神妙さにゾミゾミした」とか「脚がガクガクした」等
その霊格の妙に感動していた


霊感が鈍いままの私は
今こうしてその時の空に現れては消える神秘の光景を
「生きたまま見る来迎」だったとやっと感心できている

その数時間後に詣でた阿蘇神社でも
参拝してから眺めた空の容貌が一様ではなく
同行者の方々と話しながら
私はやはりまた複数回ほど空を撮影し記録に残した


この流れる曇り空の遠望の様子が
ちゃんと分かる方には「龍が来ている」と感じるそうで
どの位置がどのように龍に見えるかを私は馬鹿正直に訊ねたりしていた
ジョーティッシュを唯一の物差しにしてしまう私には
どうしても霊的直観( 直感 )が乏しいようだ

この時の私のダシャーは
前回に博多駅前で執筆しUPした記事で触れたように
「木星-土星-ラーフ-土星-金星期」が最終盤に差し掛かったところだった


ラーシは当意即妙な「神秘体験との遭遇」が見事に示されており
ジョーティッシュの正確さをこれでもかと実感する久々の機会だった


即ち
前回の投稿で触れた内容をまた繰り返すが
木星の10室目に住んで木星のディスポジターになった土星は
蠍座に住むため火星がディスポジターとなり火星はラーフのディスポジターである
土星は逆行すると火星にアスペクトして絡み
その2室天秤座に逆行する土星は金星に仮想アスペクトして全てのダシャーが貫かれ
なおかつ金星はケートゥ( 霊性と神秘の表示体 )のディスポジターに当たる


金星が住むナクシャトラは土星の司る「プシュヤ」であることから
土星が金星を傷つけるが金星の方はナクシャトラでアスペクトバックされ
ケートゥのディスポジターとしてもダシャーが貫通した状態で励起されていた
ケートゥやそのディスポジターに火星や土星がアスペクトで傷を与えると
ある種の神秘体験や心霊現象等に遭遇する所見になると言える
やはり
ジョーティッシュは嘘を吐かないのである


「物事の結果」を映し出すドレッカナにおいても
魚座に住み射手座にアスペクトする土星が2室に逆行した位置へ木星がアスペクトし
2室水瓶座に仮想的に定座する土星は対向8室の火星からアスペクトされ
火星はこのD3でもラーフのディスポジターで
土星が住む本来の位置の5室目で金星がヴァルゴッタマになってラージャ・ヨーガを繰り出す
ラージャ・ヨーガでヴァルゴッタマの豊麗な金星は月から見るとまたも9室支配になり
「蟹座の金星」という配置が実は天日矛氏のD150の配置をそのまま模写していたことに
2ヶ月ほど前ふと偶然に私は気づいた

日矛氏ご自身のD150で11室に住んだ9室支配の金星は
実は日矛氏の本質たるアートマ・カーラカであり
その金星の配置が私のD1やD3やD150と合致して
金星が9室支配だったり7室でラージャ・ヨーガになる強い座相だったことは
日矛氏が私の霊性修行を助け時には叱正するグルに当たるという暗示になっていた


だから私はこの「木星-土星-ラーフ-土星-金星期」のタイミングで日矛氏のツアーに参加し
「傷ついたままケートゥのディスポジターとして強く働く金星」の象意を体感したのである
ツアー初日の夜に偶然知った衝撃の宿縁
─私と友人は過去生で親子だった

その日の夜にチェックインしたホテルで
ゲストのシャラン氏やその他諸氏各位とスペシャルトークをした日矛氏
その時間は2時間ほどの合同セッションになり
緩やかに自由な時間が過ぎて行く憩いの一時だった
トーク全体の終了後に記念撮影も済ませると
「日矛さんからツアー中はいつでも無料で即席鑑定するように言われました」と
南風氏が当日午前中のバスの中で仰っていたのを思い出した私は
氏ご本人がその場で特別に開いた新刊著作のミニサイン会が終わるのを待って
かなり気になっていた質問をぶつけてみた
私と長く付き合って来た友人と
私との関係について
リーディングして下さいますか?

常にフンワリ上機嫌な南風氏は
「え?いいよ?分かりました~」と二つ返事で笑顔を下さり
その場で座ったまま俯いてスーッと大きく鼻呼吸し
夏頃に私を霊視鑑定したように素早く小刻みに瞬きして数十秒ほど瞑想状態になった
1分程度の霊視を終えて私に向き直った氏は
衝撃の事実を私にご返答下さった
多分だけど
彼は過去生で貴方の息子だったみたいだよ

なるほど
むしろ私の心は波が全く凪いだ砂浜のように白く清らかになった

相方のラーシで5室の支配星( 過去生を司る表示体 )の太陽は7室で減衰し
7室の天秤座は私のラーシの2室になってケートゥ( やはり過去生の表示体 )が住む

私のラーシでケートゥのディスポジターになった金星は蟹座に住み
そして相方のアルーダ・ラグナは蟹座になって
アルーダ・ラグナのラグナロードになった月は牡羊座に住んでいて
それは私のラーシの8室( 理不尽・困難・迷惑 )に当たる
なおかつ私の蟹座に住んだ金星( ケートゥのディスポジター )は
ドシュタナハウスの表示体になったグナティ・カーラカである

「過去生からのカルマ」を意味する5室の支配星やケートゥがお互いの天秤座に関わり
天秤座の支配星の金星が私のラーシで住んだ位置は相方のアルーダ・ラグナになっていて
相方のラーシの金星は7室天秤座で定座したマラヴィア・ヨーガで
その金星は私のラーシでグナティ・カーラカとなる
それだけでも私と相方には良くない因縁があることが見えているが
相方のアルーダ・ラグナのラグナロードが住む牡羊座は私のラーシで凶意の8室に位置する
そのために
私はわざわざ相方のために時間を尽くしイライラとさせられながら
いい年をした大人になってからも二人きりで遊びに出かけたりと珍妙な付き合いをしていた

これがカルマというものか
分かっていながらにして
この25年弱で私はグズグズと相方との縁を切れないまま過ごし
良いことなどずっと少ないにも拘わらず
まるで親や兄弟のように彼に気を遣い続けて来たのである
過去生と言っても人には数百回の過去生があるとされ
そのうちのやっと1回だったとは思うがそう遠くない過去生だったようで
私自身も彼に申し訳の立たない不義理を残してその生涯を終えたのだろう
私の思いに呼応するように南風氏はお気遣いを重ね
「人には必ず人生の曲がり角があるから
今はもう彼を庇う必要は無いと思うよ?」
と助言を添えて下さった


今現在の相方は
ラグナと7室の軸がテーマになる「月-ケートゥ期」の後半に入った頃合いで
ケートゥのディスポジターに当たる水星は7室から逆行して6室で高揚し
潜在的にケートゥの本質となって機能的凶意を7室からラグナにアスペクトで浴びせかける
その6室とはこの私を意味する乙女座であり
ケートゥは「過去生の表示体」であることから
本人のカルマが再燃し今生に支障をもたらしてくる時運が続いている
おそらくは
相方自身も時折に私の事を思い出し何かを案じている様子が伺える

その日の夜は相部屋になった参加者の青年とオカルト談義もしていたが
どこか神妙な余韻もしっかり残ったまま寝床でその心象をなぞっていた
ツアーを終えて

事あるごとに空の様子に留意して撮影を繰り返した私は
こうして事後になって「本当に龍神が私たちツアー参加者を見守っていたんだ」と
今更ながら感心に浸っている

「龍というよりは蛇がこちらに首を曲げて威嚇している」かのような姿が
今この時にハッキリと見えて来てジワジワと驚かされる
「早く私に気づきなさい」と言わんばかりだったが
残念なことに霊性が閉じてしまった私にはその気配がまるで肌身に感じられなかった


ツアー二日目のダシャーは「木星-土星-ラーフ-土星-太陽期」で
D45においてはご覧の通り土星が逆行位置から木星に仮想アスペクトし
金星( ラーフのディスポジター )は木星とコンジャンクトするので土星とも絡んでいて
土星はそのまま本来の位置で定座して太陽とコンジャンクトし全てのダシャーが貫通する
土星は全ラグナで吉意の最も強い9室10室支配で見事に9室に定座し
コンジャンクトした太陽も4室対9室のラージャ・ヨーガを帯びた吉相で
対向3室で減衰して例外則になった火星はケートゥのディスポジターだった


やはり過日に永平寺の別院を詣でた時と同じ経験が再現されたようで
このD45ではケートゥがまさに12室に住んだ「神秘の表示体」として強く働き
ディスポジターの火星が「移動する行為( ≒旅行 )」の3室で例外則になり
それでも対向9室では土星が定座してバンガを与えて
火星自体も2室に逆行することで水星と仮想の星座交換になって7室に伏在する

このような不思議そのものと言うべき写真が撮れたのも
D45の7室蠍座で定座したようになる火星がケートゥ( 心霊現象 )のディスポジターだからで
ケートゥは蠍座に住むと高揚し霊能の表示体となって働くが
ケートゥのディスポジターが機能的吉星の水星と星座交換して定座するのも同じことである

道中ではその名も「八大龍王神社」というとても霊験あらたかな聖跡を尋ね
その本宮でやはり日矛氏が御大自ら上記の祝詞を奏上し
精妙な祈念に添えて私とツアー参加者各位が願掛けをさせていただけた
龍神の神妙な加護に預かれたのは
私のカルマがなせる恩恵だったと言える旅だった
ジョーティシャーとしても
一個人としても
人のためを思い人のために尽力できる生涯を目指したいと
心新たに克己を痛感する縁起に預かれた

心より御礼申し上げます
ありがとうございました
またこれでもうひと頑張り出来そうです
以上





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