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プラーナ・ダシャーがケートゥ期に入って起きた神秘─永平寺別院を詣でる



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昨日( 2025年9月27日 )

私は知己の有ったスピ系の集いに挨拶がてら顔を出して来た



今回は講演会企画とは違う一種の「癒しフェア」で

会場のフロアで出展者が小机をブースにして1対1で面談する形式のスピ系マルシェだった



前回も同企画を興味半分に冷やかしていた私は

遅れても問題ない都合からだらしなく昼過ぎにやっと地元を離れ

進行プログラムの真ん中を少し過ぎたあたりでやっと会場に到着した



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フロアの出入口のドアを開いて中に入ると

どうやら会の前半は出展者と主催者らが合同で挨拶するミニ講演の時間らしく

それがちょうど全て終わったところに私が入り込んできて

場内は上記の通り記念撮影を行っている最中だった



「今日は誰のブースにしようかな」と私はウロウロ歩き回り

机の上に大小たくさんの勾玉を置いて来客を待つ神道系の霊能者の女性が目に留まった



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メニュー表として掲げられたポップには各種の即席鑑定( 霊視 )が並べられ

そのいずれもがほぼ1,000円程度だったことに私は釘付けにさせられて

すぐに声をかけて「守護霊からの助言」というメニューを希望した



とても破格で本当にこんな額でイイの?という驚きで受けた霊視は

ジョーティッシュで見抜く今の私と見事に合致する結果だった



それほど霊能者らしい風体ではないご本人は

やはり能力を発露する際も力まず素朴な仕草で宙を見つめ

「いつもありがとうございます」云々と小声で唱え上げを行い

数十秒ほど静止して不可視の存在から回答を受け取っていた



曰く



“ 食生活に偏りがあって仕事運や人間関係にも若干の影響が出ている ”



とか



“ そういう拘り方が本来出せるはずの実力を抑えてしまっている ”



という助言が翻訳され伝えられた



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あっ・・・( 察し )



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私は「木星-土星期」に入ってからというもの

ラーシで土星が2室( 食事 )のケートゥに逆行して高揚する配置が影響し

食欲が少しずつ落ちて気合いも入りにくくなり疲れやすくなってしまった



土星は2室に逆行すると2室の支配星の金星にもアスペクトし

いざという時に向けコンディションを整えるのが難しい傾向が続いている



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それは「健康運」の概略図であるドレッカナで一目瞭然に示されており

「寿命」を意味しながら低次な生理的欲求を担う木星が10室でケートゥとコンジャンクトし

8室の火星が7室に逆行して仮想アスペクトで木星を傷つける



土星の方はむしろ2室に逆行して定座するように働いて木星も2室にアスペクトするが

やはり火星が2室と3室へのアスペクトを起こして土星水星が傷つけられている



食欲が出ないのはもちろん

水星が6室( 傷病 )を支配して2室( マラカ )に住んで火星に凶意を受けるので

自律神経の類がこれからも悪くなりやすい傾向を指し示す



木星期が始まってかれこれ4年が過ぎてしまった今は

ドレッカナの2室や3室の支配星( つまり木星と土星 )がしつこく傷つけられるせいで

どれだけ休息を取っても疲れの根を抜去することが出来ないでいる



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ナヴァムシャは「食欲不振」とか「易疲労性( いひろうせい )」の座相というよりも

素寒貧なまま裸足で自転車操業する毎日が描き出されたかのようで

2室支配の月は金星と相互アスペクトでダーナ・ヨーガとアンナ・プルナ・ヨーガを組むが

土星が金星に逆行して8室の表示体として実際に8室支配になった最悪の凶意を浴びせ

火星はケートゥに逆行し金星の伏在する12室を傷つけて尚且つそこにはラグナロードが住む



1年前に経営する自社が倒産し

丸裸になったまま心的な悲痛感に耐え忍ぶ様相がこれでもかと明示される

( 2室は「私財・自営事業」のハウスでもある )



自己破産で物理的な余裕が残らないのは当然で

その日暮らしにアルバイトをハシゴする私は

食べないと働く元気も出ないので仕方なく食う」といった具合で

明日のために食事をしている




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確かにもう1年以上はこんな異様なテンションのまま独りアパートの自室で譫言を漏らし

破産手続きはまだ今年の暮れまで続く見込みでまさに高揚した土星の威力を体感中である



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そんな私を見開いた眼でよく見つめて品定めする様子の小林氏は

ご専門の「神社コーディネート」の知見から

私に当日の会場から近い位置の神社へ参拝するよう静かにご進言下さった



「本当なら明治神宮の裏の芝生で裸足になって日光浴でもした方がいいけど」と仰り

「私も友達とたまに行くこっちのお寺がいいでしょう」と以下の寺社仏閣を提案した



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当日の会場( 東京都渋谷区道玄坂 )から徒歩では30分弱の長谷寺( ちょうこくじ )を

縁起祈願の参拝先として薦められた私は二つ返事で「・・・行ってみます」と固唾を飲んだ



そして



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土地勘も無く「骨董通り」がどの街道なのかさえすぐには分からないまま

16時を少し過ぎた頃に私は長谷寺前に到着した



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立派な構えの門を潜ると右手側が御堂になっており

開かれた門扉の向こうには

見るも荘厳な絢爛極まる十一面観音立像が祀られ

その足元で4名の僧侶がまさに礼拝の読経を唱える最中だった



御堂と反対側の墓地の区画の目の前に設置された手水舎で両手と口を清めると

私は御堂の門扉の縁に「撮影禁止」の張り出しが無いことをよく確認して写真を失敬した




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お焼香を3度ほど額の前で念じて香炉にまぶして拝謁を御礼申し上げてから

香炉の台座の前に賽銭受けが在ることに気づかなかった自分の頓智気を悔やみつつ

私はそそくさと財布から500円玉を投げ入れて香炉の左脇のアルコールで手を清め

再び十一面観音菩薩の御威光に誓願を込めながら「健康状態の平癒」を静かに祈った



その間やっと2分間くらいの出来事だったと思う



帰り道を歩く頃になってからやっと私は神妙な心持ちが芽生えてきて

そのまま地下鉄銀座線に乗り込むのは不躾だと思い

近くのコンビニのイートインスペースでかなり早い夕食を即席で済ませて帰宅した



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その日その時の私のダシャーは

「木星-土星-ラーフ-木星-ケートゥ期」だった



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ラーシは木星がケートゥの方にのみアスペクトして絡みが弱かったが

ケートゥのディスポジターに当たる金星は11室蟹座で二重にダーナ・ヨーガを組む



2室9室支配の金星が女性星座に住んでケートゥのディスポジターになっている配置が

おそらく当日に私からお声掛けした小林氏の表示体だったのである



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ケートゥのディスポジターが9室を支配した女性惑星で住むのも女性星座の蟹座であり

2室天秤座のケートゥに逆行して高揚する土星が金星をアスペクトで傷つける絡みは

ナクシャトラ上では金星の住む「プシュヤ」に対する土星のアスペクトバックとなって

ケートゥのディスポジターたる金星が傷ついたまま強くなる特異な座相を顕現させていた



これだけでも明らかに私がその日に一種の神秘体験にありつける可能性を指し示している



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ナヴァムシャは

木星にアスペクトされる土星が金星( ラーフのディスポジター )に逆行し

木星と金星がケンドラの絡みを作って火星が木星と相対する



こちらでも変則的ながらケートゥのディスポジターになった火星が木星と絡み

木星はアスペクトバックで火星に生来的吉意を与え

火星自体が高揚のケートゥへと逆行して定座した座相が月から見て9室目だった



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アートマ・カーラカたる火星がその日のプラーナ・ダシャーだったことの奇跡は

こうした縁も所縁もない寺社仏閣への参拝という経験を私にもたらしたのである



よく考えると4室の金星対水星の星座交換に9室支配の土星が逆行した座相が

間違いなく「アシュラム」( 僧院 )の暗喩となってダシャー上で具現化したようだ



確かに象意がダシャーと矛盾せずその日その時の私の境遇を説明できている



また他には



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先週の例のデモの時運照会でも用いたD45を再見すると

やはり水瓶座の惑星集中から見た10室目で火星と水星が星座交換し

こちらでは火星がまた12室を支配して7室蠍座に伏在した働き方を見せている



ケートゥ自体が「12室の表示体」で住むハウスもまさに12室で

ディスポジターの火星が2室双子座に逆行する位置へと木星がアスペクトし

火星が水星との星座交換や木星からのアスペクトで強く吉意方向へと良化され

結果的に「アシュラムで行われる礼拝に同席して祈願を挙げる」という奇縁に辿り着いた



10室水瓶座の惑星集中は

この日においては「突飛なスピ系イベントへの参加」として具現化していたのである



いくら突飛とはいえ

その席に飛び入りしていなかったら

こうした有難い神秘にも巡り会えなかったのも当然だ



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縁は異なもの味なもの



男女の出会いに限らず心の扉を改めて開き直す奇遇は

何も意図しなかった時に本当に不意にやって来るものだ




全ての出会いに感謝




以上

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