開運を求めて─山形県の出羽三山神社を詣でる
- 鹿村文助
- 17 時間前
- 読了時間: 7分

去る4月20と21日
私は何の縁も無かった山形県鶴岡市まで
神社を詣でるためだけに旅行した

旅行初日のダシャーは「木星-土星-木星-月-金星期」で
ナヴァムシャを見ると確かにどこか遠くへと出向く所見になっていた


これまでに何度もしつこく書いてきたように
ラグナの木星がアスペクトする5室で高揚の土星自体も逆行して木星にアスペクトし
その木星から10室目に月が住んでガージャ・ケーサリを組み
月の対向4室で金星が星座交換して強くなる
無事にプラーナのレベルまでダシャーが貫通していた


月の7室目( ≒外出 )で強くなった金星は月から見た3室を支配して「移動」を意味し
金星は双子座ラグナで12室支配になった「4室の表示体」で実際に4室に住んでいる
今になり
これほど奇妙な合致が起きているのだからジョーティッシュの当意即妙を痛感する
私はもちろん常日頃からジョーティッシュに従うインド人とは全く違う日本人であり
「20日は遠出することになるだろうから実際に出かけよう」などとは思わなかった
( 占いを「予定調和」として見込んだ通りに動くのはむしろ悪いカルマを作るはずだ )




ゴールデンウイーク開始少し前の山形県は本当にノンビリ自由に散策できた「好日」日和で



鶴岡駅前から1日に僅か10本程度しか出ていない「羽黒山頂行き」のバスに乗り
荷物を置くために多門館へチェックインしてから15時15分頃の山頂行きバスに乗り直すと
本当に私以外の乗客がいない貸し切り状態のまま私は出羽三山神社に降り立った



4月20日の羽黒山は私の地元の千葉県と同じくらいの夏日で
分かってはいたが「山に向かうほど日陰が増えて寒いだろうから」と用心し着込んだ私は
バスの乗り降りを間違えられない緊張もあって案の定タラタラと汗をかいてしまった



この通り3つの大社を合祀する出羽三山神社に私がわざわざ千葉県から詣でたのは

晴れてカフェのレギュラー占い師に加わった私は
初出勤後にアレコレと教育的指導を増山氏から授かり
結局は「かくかくしかじか御座いまして」という経緯で
宿代足代その他に計5万円弱をかけて単身鶴岡市まで旅立ったのがつい10日ほど前だ

早い話が
私の産土神社( うぶすなじんじゃ / 出生した場所に最も近い神社 )は
出羽三山神社を親元のお社とする神社だからである
出羽三山は、山形県の中央にそびえる羽黒山(414m)・月山(1,984m)・湯殿山(1,504m)の総称です。
約1400年前、崇峻天皇の御子の蜂子皇子が開山したと言われています。
と紹介されてあるように
私が開運を乞い願う先達者とは
「崇峻天皇の御子の蜂子皇子( はちのこおうじ )」その人である


一目見てその顔貌の異様さに誰もが息を飲む蜂子皇子は
かの聖徳太子に匿われて秘密裏に木船に乗せられ
現在の山形県鶴岡市まで落ち延びた後は
入道となって気力の許す限り求道者らの苦悶を説法で救った
この「人でありながら人でない」ほどの異形は
数多くの慰問を望む者らの辛苦と心労を一途に受け入れた末の自業だと伝えられる
現在の山形県鶴岡市由良にたどり着いた時、八乙女浦にある舞台岩と呼ばれる岩の上で、
八人の乙女が笛の音に合わせて神楽を舞っているのを見て、
皇子はその美しさにひかれて、近くの海岸に上陸した。
八乙女浦という地名は、その時の八人の乙女に由来する。
蜂子皇子はこの後、海岸から三本足の烏(ヤタガラスか?)に導かれて、
羽黒山に登り羽黒権現を感得し、出羽三山を開いたと言われている。
羽黒では、人々の面倒をよく見て、人々の多くの苦悩を取り除いた事から、
能除仙(のうじょせん)や能除大師、能除太子(のうじょたいし)などと呼ばれる様になった。
現在に残されている肖像画では怪異な容貌に描かれたものが多いが、
多くの人の悩みを聞いた結果そのような顔になったとも言われている。
この故事を知るにつけ
私はこの宿縁が必然だったとすら思うほどで
経営者として全く望んでもいない責任を果たせず仕舞いだった後は
自らが負い持つ業( わざ )である占い師の立場から
「出来得る限り現世のあらゆる苦しみを救ってみたい」と抱負を掲げ
身を粉にして働こうと思い直す途上に今は在る

私自身
今となっては正直これくらい人から恐れられる容貌になっても構わないと思っている

さて
独り得心に感じ入っていたその日の私は
深層分割図でどう説明できるか


過去の記事でイチイチ勿体ぶって最後の最後に確かめていたD150を久々に見ると
土星と相互アスペクトする木星がガージャ・ケーサリを組んだ月に対し
位置自体は月と絡みを作らない金星が蟹座( 支配星は月 )に住んで弱く絡んでいた
やはり無理なく今回の経緯が説明できる座相で
「外出」の7室でヴァルゴッタマになる特殊な金星は10室も支配する「4室の表示体」だ
こちらでも「わざわざ遠出した」この時の私を実証できる所見が出来ていた


ナディアムシャとラグナや月や金星の配置が重なるドレッカナは
説明する必要もなく例の絡みが繰り返されてある
D3では金星が「10室のケートゥのディスポジター」となったヴァルゴッタマで
火星と太陽が挟んだパーパ・カルタリを作って「神秘が立ち込める霊的な特異相」になる
確かに古刹や古社へと参じ詣でる所見である
ついでに


なかなか覗く機会が無いD20( 霊性の実践 )はというと
木星へと逆行する土星が月と星座交換して木星は月にアスペクトし
月はそのままの配置で金星と相互アスペクトしている
12室で定座の太陽とコンジャンクトした金星が「神社に座する御祭神」を暗示する所見で
木星に逆行して太陽と金星へ仮想アスペクトする土星はケートゥのディスポジターとなる
12室で定座した支配星とケートゥが関わった配置にプラーナ・ダシャーの金星が巻き込まれ
やはり「静かな非日常の1ページ」をその日の経験として説明してくれていた

ダシャーは噓を吐かない
折々にこうして時運の整合ぶりを綴る度に
私の出生記録は大いに正しいと分かり
つまりはカルマも相応の損と益とを順々に巡らせて来るのが体感できる
現在は宿縁の小休止地点をトボトボと進む最中なのだろう
開運も兼ねた静かな憩いの時

山形新幹線が上野から新庄に到着し
更に羽越本線で鶴岡市へと近づくにつれ
車窓からは奥羽山脈の冠雪岳が見え始め
上記の画像のような旅情を醸した遠望に私は惹かれ尽くしていた

南関東で生まれ育った私には
雪を頂いた長大な山岳が本当に景勝そのもので
飽きずに何枚も何枚もスマートフォンのカメラのシャッターを切った


鶴岡の日常の風景ですら慕情がしんみり滲んで
その後に乗り込んだ貸切同然の庄内バスから見た車窓風景はジワジワ憧れを呼び起こした

私には旅が必要だと思わせる瞬間が多々あったと今こうして実感する
帰りの新幹線が新潟発になる復路を選んだのは酷い失態だと初めは自責したが
車窓が覗かせる果てしない空と海は私を生き返らせるかの如くだった



晴れて公認占い師として東京まで勤める日々を送る私は
それでも巡り来る未来を占っても占い切れない不安で心を薄暗く曇らせていた
何もしないでいた方が余程もっと酷くなっていたその杞憂を
手持ち無沙汰の旅で出会った憧憬がそっと溶かしてくれたようだった

この鳥居の向こうにあったのは
正しい未来へと続く道だ
私はもっと私を信じてやろうと思った
「これでよかったんだ」と心が明るんでくるその未来を
郷里へと戻る道すがらに独り夢見ていた

お世話になりました
いずれまたお邪魔申し上げます
以上





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