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執筆者の写真鹿村文助

TV出演での指導が炎上騒動となったマナー講師・平林都のラグナ検証

更新日:2022年11月2日









何とも物騒でアブノーマルな話題がネットに燃料を投下した状況だ



文化と教養のための番組作りに徹する立場のNHKで

それもやはり子供向けの知的バラエティ番組の演出した映像が

大顰蹙を買って一昨日や昨日だけでもしっかりと炎上してしまっている




(上記のまとめサイト内での要約部分抜粋)




こうした指導の様子を本放送で視ていた方々からの批評はもちろん容赦の無いものだった







(これくらい具体的な体験談に基づく真っ当な批判もあった)



研修指導を行っている様子を取材した映像も見つかった






この映像は8年ほど前に放送されているがその当時においても前時代的な指導である

とにかく本人が正しいとする作法を武道の型のように「叩き込んでいく」やり方だ



問題はこういったスパルタなコーチングが業界では数年前まで大いにウケていたことで

映像の伝えた通りでは年間300回ほどもこうしたやり方で人を躾けているという



マナーというのは大体がお客様との接し方であり

自社業務で何かミスをしてしまった時の応対の作法が正しいかどうかにおいて重要だ



まず私の自社の場合は生産された商材そのものがお客様にとっての目的対象で

それを扱う自社の従業員のマナーそれ自体は仕事の一部分でしかない



こんな私でもかれこれ7年も社長をやっているが

自社の場合はお客様と納品担当の従業員が直に応対するので

余程のことがなければ(粗相をする者がいなければ)クレームにはならない



逆に言えば私の会社の工場内勤の者が品質上でミスをしてしまった時などは

納品する従業員が理不尽にお叱りを受けてしまうことになり

だからこそ私や常務が一々監督などせずとも業務の反省会は大なり小なり開かれるし

たった一人の油断が工場と営業所全体の連帯責任のようになるのは昔から当たり前だ



こうしたマナー指導は私の会社のような納品するだけの業種には不適当であり

店舗型接客のサービス系実務においてその会社の品格を決めてしまうという環境下で

やたらと神聖視される職人芸である



私はこの平林講師がどれだけ社会情勢を見ている方なのか知らないが

その本人の方法論から分かるのは

「若者なんて小さな世界で生きてきた無知無能な存在なんだから叩かなければ駄目だ」

とするしっかりと前時代的な年長者の価値観である



ネットニュースのコメント欄でも多くの評者が異口同音に批判しているその趣旨は

「礼儀礼節を知らないだけで相手を全否定していいのなら世の中は暴力で満ちてしまうだろ」

という平林講師の本末転倒なやり口への憤りだ



マナーというのは大げさに言えば文化上の慣例となって実践される人種的な品格品性であり

各々で少しづつ違っているのを平均化させて双方向な認知にしたい目的から生じたものだ



相手に自分の正直な誠意が伝わりさえすればそれは間違ったことではない


例えば取引先の営業担当者の方がご来社下さったら

「いつも大変お世話になっております!ご無沙汰しておりましたがお変わりないですね!!」

と挨拶するだけでも十分に正しい普通のマナーになるはずである



初めての相手であればそこそこ形式ばった作法として失礼過ぎなければ先ずは問題ないのだ

些細な間違いでも鬼の首を取ったように𠮟りつけることが本意になってしまえば

誰のための正しい言葉遣いなのか答えも見えないし目的の意味自体がどこかへ行ってしまう



要はこの平林講師を評価してその指導を求めてくるのは

挨拶や立ち振舞いを定型化して自前の会社のカラーを醸したい規律第一の大規模法人である



つまりは一対一の人間的な対話を交えた挨拶などは従業員の常識に任せればそれでよく

経営層から見て会社の看板を背負った従業員としての自負心を育てたいことが本分だろう



素直なままのコミュニケーションだけでは誠意が薄れていってしまうから

モラルの装いを捨てさせない秩序を掲げ「間違っていることを許さない」緊張感が欲しいのだ



だからこそこういった平林講師の叱責基調の指導は法人の経営層からすると都合がよく

躾の悪いまま社会に出てきた従業員を目上の者が叱ればハラスメントになってしまう現代は

「相応の報酬を用意してでも学生気分が抜けないお子様どもを叱ってほしい」経営者が

喉から手を出して平林講師のああいった “ 芸風 ” を求めて止まないのである





話題が話題なだけに前置きが長くなってしまいました  <(__)>





そんなHottestな平林講師をレクティファイした結果が以下のチャートである











27歳で接遇マナーを講習する「エレガントマナースクール」開業


と記載されるその経歴が決定打だった



27歳頃というと「火星-ケートゥ期」か「火星-金星期」のあたりである









「火星-ケートゥ期」は

ラーシでならケートゥのディスポジターの土星が月から見て10室で定座し

本来のラグナから見ても7室でまさに10室の象意が強くなったシャシャ・ヨーガだが

ナヴァムシャとダシャムシャでは有意な絡みが起きていない



対して「火星-金星期」であれば

ラーシはラグナに住む火星からトリコーナの9室目で高揚のダーナ・ヨーガとなり

ラージャ・ヨーガも兼ねた猛威を帯びる金星で

ナヴァムシャも火星から4室目に金星が住み

ダシャムシャでは最も優良な7室(10室の本質)で両者がコンジャンクションする



従って「火星-金星期」の頃に現在に通じる接遇のコンサルティング業を創始したことになり

ラーシは蟹座ラグナでナヴァムシャは魚座ラグナかつダシャムシャは射手座ラグナとなる




ダ シ ャ ー ラ グ ナ で 整 合 す る 幼 少 期 か ら 1 0 代 ま で の 貧 困 と 苦 境



幼い頃に母親と死別、父親が遊び歩いてばかりでほとんど家に帰らなかったため、高校卒業まで叔父夫婦の元で育つ。




平林氏は生誕時のダシャーが「金星-土星-水星期」である

金星をラグナとしただけでもその境遇が十分に説明できてしまうが

この通常のラグナから見た金星と土星の配置を見れば

本人の生後数年の家庭環境が上述された通りとなるのが分かる



蟹座ラグナでは金星が母親を指す4室の支配星で

金星が高揚した9室には7室山羊座で定座した逆行の土星がアスペクトする



蟹座ラグナの土星は7室8室支配で8室がムーラ・トリコーナになるマラカであり

つまりシャシャ・ヨーガになった土星は

ラグナの火星や4室や9室の金星や星座交換でラグナに伏在した月を傷つける



機能的にも凶意のある生来的凶星が逆行してマハープルシャになり

アスペクトされたハウスや象意をかなり傷つけるマラカ的悪影響を強く帯びる



そのアスペクトを受ける金星は両隣をケートゥと太陽に挟まれてパーパ・カルタリである

そのため吉意的補強のアスペクトがなく金星のディスポジターの木星は減衰している

金星がディスポジターごと土星から二重に傷つけられた結果

平林氏の実母は氏の出生から数年後に帰らぬ人となったと言える



また父親は家父長としての自覚がほぼ無いに等しい男性で

仕事以外であっても家に戻らないような生活態度のため

実父としての務めを全く果たしていなかったと言っていい立場の肉親だった



即ち9室を支配して7室で減衰しマラカの逆行土星に制圧された木星の具体である



とにかく土星はチャートの至る所を傷つけて良い可能性が実ることを妨げている



特にラグナで星座交換しラグナ対5室10室の優良な吉意の絡みに対向した配置が

火星と土星の相対という混濁した重い凶意で本来のより良い成長を歪めてしまう



その土星が唯一アスペクトしないで済んだのが11室でヴァルゴッタマの水星である

水星だけは木星からも9室の象意がアスペクトで与えられ健全な強さが守られる



本来のラグナから見ても月から見ても水星は3室を支配しており

3室は「親類縁者」(親戚)を意味するハウスで水星は月の2室目(私生活)に住むため

木星から吉意の保護を受ける水星は即ち幼年期以降の平林氏を養った「叔父夫婦」を指す

(しかし水星はラグナと月の両方から見て機能的凶星のために窮乏生活が続いたようだ)




2 室 の ラ ー フ や 減 衰 木 星 が も た ら す 成 人 後 に 急 変 し た そ の 人 間 関 係





そして

平林氏が心身の成長を遂げその後の人格形成の契機になった若年期の序盤は

氏のラーシでも最も重要な所見となる10室牡羊座の絡みがそのまま時運でつながる



月は星座交換でマハープルシャのように強く太陽は高揚したアートマ・カーラカである



10室は両隣が吉星で挟まれてシューバ・カルタリの形になり

太陽は月から見て5室を支配して高揚するアートマ・カーラカで雄々しく盛大に働く



月自体も火星と星座交換してチャンドラ・マンガラ・ヨーガを備えて振舞う

その月は太陽とコンジャンクションするので即ち新月でそもそも情緒的余裕の無い性格だ



月は火星と最も深く関わった星座交換で月のナクシャトラ自体も唯我独尊な「バラニー」だ

血気の湧き出る太陽とコンジャンクションした月の2室目には3室6室支配の水星が住む



間違った作法に声を荒らげる容赦の無さは月をラグナにした時の配置が如実に影響している



「バラニー」というナクシャトラは公序良俗に挑みかかり常識と倫理を疑いたがる性格だ

おそらくは生育期の異端な境遇が平林氏本人の人間性に「作用と反作用」を起こし

逆境に負けじとする克己心や胆力が人並みの常識を “ 悠長な平和ボケ ” だと思わせている



まさに昭和男児そのままに「為せば成る」を地で行く根性至上主義の立場である



普通の家に生まれ普通に経験を積んで大人になれた相手がマナーも知らないでいることが

単純に許せないのかも知れないが

そんな感情的な理由だけで30年以上もマナー指導の教育コンサルティングは経営できない



何かその決意につながりうる根拠たる事由があるはずだ



氏本人の来歴をまとめたWikipediaではまたこうした異なる過去も述べられている




若かりし頃は男性に好かれていたそうで、「アッシーくん(自動車で送り迎えしてくれる男性)」「メッシーくん(レストランなどで食事をさせてくれる男性)」「貢ぐくん(金銭を提供してくれる男性)」を抱え、複数の男性と同時に交際していた。


礼儀を通じた正しい品位の格式を担う指導者としては余りにも不肖な過去である



2室のラーフが物質的な自己実現を可能にさせ7室で減衰の木星は特異な対人運を与える



私のラーシとは逆の位相でラーフ・ケートゥ軸が配置されているが

8室に住んだラーフは「異性に向けた強い情念」というような煩悩が疼く所見で

他方2室にラーフが住むと「生来の素養と個性が人を惹きつける」影響力となる



ラーフのディスポジターの太陽は見事に氏本人を指す月とコンジャンクションし

アートマ・カーラカとなって高揚し両隣は吉星に挟まれて守られている



太陽に対しラグナに住んだ火星が星座交換で直に絡んでいるように働き

その火星には7室からラージャ・ヨーガで6室の象意が減衰した木星がアスペクトする



女性的魅力を示す金星が高揚しディスポジターの木星も7室で例外則を帯びる



不本意な境遇で理不尽を受忍し続けた平林氏は

学業の道を断念した代わりに茶道や華道などの伝統文化の教養を習熟し

古典的な儀礼の様式美で理想の自己像を育んだ結果が

現在のマナー講師の職業に通じているが

そのひた向きな鍛錬と研鑽が本人の端正な女性らしさを更に培ったらしい



「真面目な努力を人知れず積み重ねた結果イケてる女性になった」と言えば聞こえはいいが

取り入って来た男性を拒まず使い果たすようにしてその関係を堪能していた経験は

若さにかまけた物質的な自己実現であり十分すぎるほどカルマ的だ



おそらくは肉親の父を全く知らないほど疎遠なまま育ってしまい

「誰が味方で誰が敵か」といった極端な態度で十代を過ごしたために

恋愛も他人事だった本人に異性が殺到してくる光景は恍惚感のある自己肯定だったのだろう



ナヴァムシャでもラグナロードは4室7室支配の水星と3室でコンジャンクションしてしまう



魚座ラグナでは水星が4室と7室を支配することで「人間関係に悩み惑う」傾向を与えるが

水星は自室から12室目の3室でラグナロードの吉兆な木星とコンジャンクトし

機能的にも吉意だけ帯びた最良な木星が水星の弱含みな曖昧さを強く補ってしまう



魚座ラグナの木星が住んだり絡んだりするとその象意が吉意方向へ復調するので

3室の「趣味・スポーツ・食欲・性欲・睡眠欲」という因果な位置に生じたこの絡みは

その日限りのパートナーが都度都度に現れてくる放縦な快美の経験を意味している

(月から見るとそれが8室目になってしまうだけでなく火星は7室へアスペクトバックする)



ただしこの3室でコンジャンクションした水星木星は1室10室対4室7室であるため

「接遇作法講師」としての知見を人に施す教師(木星と10室の象意)である平林氏を指示し

水星は実習を行う教室や研修会場(4室)とその講習に参加した受講生(7室)の表示体で

常に立ったままでマナー指導の演習を実際の立ち振舞いで教えるために3室なのである



ナヴァムシャでは水瓶座の逆行土星が山羊座に住む金星に絡んだりラグナにアスペクトする

男性達からの甘美な厚遇にただ流されていた過去の氏を心機一転させたのも

ラーシの9室に住む高揚の金星だ



金星は高揚しているが機能的凶星でありケートゥと太陽に挟まれて心的な不和が伴う



このコンディションが平林氏当人を次第に苦しめることになり

土星が金星にアスペクトしてしまうせいもあって

行きずりの異性と成り行き任せな関係に耽るにも後味の悪さが勝っていき

「このままでは腐っていくだけだ」と甘えていた自分を剋したい自責感情が実ったのである

(また土星は逆行位置から8室のケートゥにアスペクトして本人が「敬遠される」状況を醸す)



そして「火星-金星期」当時の27歳で平林氏は一念発起し現在の経歴へと通じて行く

耽溺状態の金星を土星が凶意のアスペクトで矯正し9室本来の悟りと決意を与えたと言える




正 し い 目 的 を 間 違 っ た 手 段 で 講 じ る 日 本 特 有 の 感 情 的 な 文 化 風 土






過去の投稿でも若干ピックアップした日本の建国図

アメリカは11室(自己主張)に惑星集中が起こることで常に感情的で暴力の絶えない国柄だが

日本の場合は4室10室軸でまた相当に根深い独善やエゴが反復してしまう配置である



日本の国柄を端的に表意した外国人からの評価に「律儀で我慢強い」という意見がある



それは10室で土星が9室へと逆行しケートゥと絡んで木星からアスペクトされるからで

9室獅子座はアメリカのラグナであり特にアメリカであればセレブリティには親日家が多い



9室(外国・外国人)に起きる木星土星ケートゥの絡みがそうした「見える化」を励起する一方

日本人そのものの私生活と社会生活を指す4室10室軸というのがとても凄惨である



射手座ラグナでは最も悪逆な機能的凶星は金星でその次に2室3室支配の土星である

土星は10室で逆行してしまうことで余計に凶意が滲むだろうし

金星はまさに暴力の表示体になって目には見えない場所である4室的状況で猛威を振るう



数多のジョーティッシュ識者の後進になれるかすら分からない私の持論だが

日本人はこの金星土星が対向し

金星の吉意が土星に削がれ土星は金星に傷つけられるために

今も昔も妙なところで神経質で差別的で

隙があれば「誰かをいじめたい」人種なのである



ただし機能的吉凶を無視すれば

金星土星の絡みは金星の現実主義な即物的価値観(エゴ)を土星が沈静化し中和するので

表向きは親切丁寧で気配りが利き真面目な人を多く作り出す繊細さが生まれてもいる



建国図の10室に土星が住むのは常識感覚が生活文化の中で強く働く所見だが

逆行することで意味や目的が見えないような共同主観と言うべき暴力に変わってしまう



だから日本人は主観と客観の境界がなく

物事の正誤は周囲の世間が決めることだと思って生きている



我慢強く自分にとっての義理や道徳を無自覚に備えているそんな日本人の最も奇異な点は

「本音と建前の区別があるにもかかわらずそれらを一緒くたにしその度に違う自分を装う」

ような不思議な人種的特徴である

(ということを今昔にかけて外国人が指摘して面白がっていたのは明確な事実だ)



金星土星が互いに凶星となって働くせいで

金星的なわざと自らへりくだる腰の低さに加え逆行の土星が2室3室の象意に抑圧を与え続け

日本人は若い頃ほど自信がなく人前で振舞うことにトラウマがあるパニック症状を持つ



特に4室10室の配置が顕現するのは学校や会社などの4室と10室の象意が重なる場所で

誰でも独りでに緊張感を覚え悪目立ちしないことに躍起になる不自然さがある



おそらくは金星土星の絡みのもたらす「一つの有意な姿形の持続化」が

かなり強い凶意同士の反復増大になってしまうために

土星に傷つけられた金星が感じさせる妙な恥辱感や

金星の凶意が土星に促す内的暴力の衝動が働き

壊れやすく傷つきやすい「自分不全」の性格を作り上げるのである

(また日本建国図の11室に住む火星が逆行していることで10室に住むようにもなるせいだ)



この負の感情の抑圧に負けてしまった児童らが「いじめたり・いじめられたり」するのだろう

思春期だろうとそうした因縁に関わらないで済む子というのは

生家の家庭環境に恵まれているか幼少から心身を健全に貫く強い自分軸を持っているからだ



よく未だにネット上のチャットコメントなどでも

「いじめられる奴には相応の理由がある」などと卑怯な責任転嫁を語るいじめ加害者が在るが

それは間違いなくいじめを実践する当の本人がいじめられることを本気で恐れているためだ


プレッシャーの波に飲まれてしまわないようにスポーツの感覚で誰かをいじめたいのである



日本建国図の4室10室で起きる負の感情の連鎖の配置は

当然こうして対比した場合に自分が該当するかしないか(絡みの有無)を確かめられる



私はものの見事に「負の反復」の真っ只中に置かれてしまっている



私は別に対人恐怖症ではないが通っていた私立学校がなかなか “ 文武両道 ” なところだった

そこでは勉強以上にスポーツのような形式の中で秩序を意識させる前時代的教育が施された



今でこそ少しばかりふくよかになった私はその当時ヒョロヒョロで非力だった

それ以上に私は土星火星が逆行しているせいでコミュニケーション能力がなく不器用だった



当然その学校の環境下では個人の尊重などではなく教師側が決めた正解不正解が第一で

特に大人の今では「全く何の意味も無かった」と思うのは

体育で生徒一同が取り組む全体行動(北朝鮮のマスゲームのような集団演技)であり

イチイチそれを毎年やらせられ

私だけがその挙動についていけず大勢の前でバカにされ下の学年からはナメられてさえいた



鬱病も治って本当に大人になった今は「少し変わった学校だったなぁ」としか思わないが

当時の私は間違いなく周囲からいいようにオモチャにされた憐れなはぐれ者だった





だからこそこういった「正しいことは理由もなく正しい」とする暴力が個人的には許しがたい





日本だけでなく世界が個人を尊重した垣根の無い水瓶座的な対話を大事にしているのは

絶対の正義が独善を生み独善は永遠に続く暴力でしかないことを誰でも知っているからだ



もちろん私はこの平林講師の人柄をまだまだ理解していなかった

この動画を観た限り決して「独立独歩なだけの方」ではないらしく

叱るべきは叱り褒めるべきは褒める教師的な誠実さのある女性だ





この動画のように「怒られ嫌われる役割を自ら演じて見せる」立場の相手には優しいのである

(尤も江頭秀晴氏は業界でも「プライベートは優しく賢い男性」として慕われているようだ)



意固地なままでいる相手には全く容赦しないのであればそれは魚座的な古い価値観の態度だ

自分が秩序を担う側だから相手が目下の立場として正しく応じてくれないと不愉快に思う



金星はまさに魚座で高揚しナヴァムシャのラグナはその魚座である



魚座は水星が減衰するのでむしろ無遠慮な性格で場合によっては下品で幼稚な人物を示す

しかし平林氏は水星と木星が強くラーシの金星は「グル」の9室で高揚しており

ラーシ・ナヴァムシャの両方で土星が定座しているがその土星は逆行してしまってもいる



抑圧された義憤心のような感情が極端な立ち振舞い方で現れてしまう傾向がある

平林氏は私からすると明らかに前時代的な教師なのである



かつて私が通っていた中高一貫の私立学校は上述した通りの校風で

ボクシング部やサッカー部などの顧問は「教師と言われなかったら誤解する」外見の方だった



そうした方々は

間違いなく魚座で強くなった火星や機能的凶星の金星を持っている「義理と人情」の人である



開けっぴろげで品性が薄いが一度でも腹を割って話せば途端に友達になってしまうタイプだ

私が幼い頃にはまだ居たような「近所の少し変わったオジサン」は魚座的な人だと言える




平 林 氏 の 近 い 未 来





平林氏は現在「木星-ラーフ期」であり早くもダシャーチッドラが起きたらしい

だから土星期の象意である「強い問責・過去の自己責任の清算」が実現しつつある



氏はラーシ・ナヴァムシャのどちらにもグル・チャンダラ・ヨーガを持たない

即ち人として全くの恥ずべき言動は実際のところ氏には見られないはずである



しかしそれでもナヴァムシャの土星は12室で定座した「完全な損失」を意味する凶星だ



ラーシでも土星は山羊座でマハープルシャになりそれは月から見た10室である

木星はその山羊座で減衰しラグナで減衰した火星と相互アスペクトし

木星のディスポジターの土星がそのままコンジャンクションしてバンガが生じ

木星が高揚する星座を支配する月は星座交換で10室に住みつつラグナに伏在している



木星期そのものの経験は全く悪い訳ではなかったとして

あと2年で始まる土星期には明確な吉意の恵みが起こらないようである



氏のラーシで7室に定座する土星は月から見た10室目である

10室目に住んだ土星というのは「悪名を轟かす」と古典で伝えられる所見だ

時代が水瓶座に向かおうとする最中に平林氏はどうやらその洗礼を浴びてしまったらしい




誰にでも逃れられないカルマはやって来てしまう




それはこの私とて同じことである

今こうして誰もが歴史の目撃者になったとも言えそうだ


以上

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