今日( 2022 / 11 / 03 )の時点でトランジットの土星は逆行から順行に戻っている
そのため以前のような同時多発状態の運勢励起は起こらず
魚座と蟹座と天秤座にだけダブルトランジットが生じることになる
私は経営する自社で新型コロナ陽性者の発生に応じて現場処理の臨時対応を続けているが
それは以前までトランジットの土星が逆行して射手座から水瓶座にアスペクトし
現在も逆行中の木星が水瓶座に住むようになって
私の4室7室支配の木星が住む6室にダブルトランジットが働いたからだ
6室に7室の支配星が住むので私は「前向きに苦労する」ことになり
それは私のマハーダシャーのロードとなる生来的吉星のため不快な経験にならないのである
平日は毎日午前2時過ぎには起床し
午前4時半過ぎ頃には隣県の自社工場に到着し
5時前から7時前まで早朝帯の製造業務を手伝って
その後は自社本部に出社せず別工場の納品作業を昼過ぎまで請け負っている
このスケジュールは私だけでなく常務も全く同じまま明け方から夕方まで働いている
その状況はかれこれ1ヶ月程度も続いており納品業務の方がより長く3ヶ月弱は続けている
「不快な経験にならないのである」と書いてしまったが
実際は最初のうちほど夕方手前頃に疲労困憊で早退してしまったことも多く
今が自社の経営難でなかったら私は遠慮なく現場の職責者にキレ散らかしていただろう
私のダシャムシャのラグナに住んだ木星にはケートゥが高揚してコンジャンクトする
即ち木星の支配する2室が担う「従業員」の象意がケートゥの否定的な影響を受けている
そもそもそれ以前に
プラティアンタルダシャーの金星はよく考えるとダシャムシャで7室12室を支配しており
この1ヶ月弱で私は急な現場対応という「社会参画」(7室)で心身を消耗(12室)し続けている
自社がコロナで極限を迎えたことと私の木星期の始まりがシンクロするのは偶然ではない
二度とない程の困難に誠意を持って立ち向かい「自分を作り変える」運命を私は経験している
20代の終わりまで鬱病と闘いながら過ごした私は今や健康管理を最優先するようになった
(と書いておきながら飲酒の習慣は未だ辞められないでいる)
今のところ体調に異常は感じられないが週末は昼まで寝ていても怠いままで
「怠いのは寝過ぎているからか」と思っても早起きすれば数時間後には眠気を感じてしまう
私のラーシで「眠り」の12室を支配する太陽は10室でディグバラになり
ラグナロードの水星とコンジャンクトして「ダラダラと締まりの無い生活習慣」を作り
それを対向4室からヴァルゴッタマになった3室8室支配のやかましい火星が叱正している
しかし6室に住んだ木星が太陽と水星にアスペクトして保護を与えてもいるため
私はいい年をした大人の今でも自分の健康を気にしながらメリハリの無い生活を送りがちだ
客観的にも自身の健康を害すことが許されない木星期は
果たして全く傷病を負わずに済む15年間なのだろうかとボンヤリ気掛かりでもある
そこで今回は私自身の健康運や公私での支障の有無を診るシャスタムシャ(D6)を確かめたい
過去の投稿でも複数回は参照元としたV.P.Goel氏の著作
「Comprehensive Prediction By Divisional Charts: An original research work」から
改めてD6の教義を実践し私のD6チャートを読んでみる
シャスタムシャ(D6)における各ハウスの解説は以下の通り
Lagna – General proneness to disease and trouble by enemy. Self acquired problems.
ラグナ - 一般的に病気になる傾向や、敵によるトラブルの傾向の有無。自己の後天的な問題。
Second House – Eating habits and the effect therefrom on the health. A benefic is welcome here.
2室 - 食習慣とそれによる健康への影響。生来的吉星はここで歓迎されます。
Third House – Capacity to fight disease and enemy. Benefic aspect is required to ensure health and freedom from enemy.
3室- 病気や敵と戦うための能力。健康と敵からの解放を確保するために、生来的吉星のアスペクトが必要です。
Fourth House – Support of family in maintaining health. The planet associated with fourth house is the support giver.
4室- 健康維持のための家族のサポート。第4ハウスに関連する惑星は、支援者である。
Fifth House – Problems or comfort due to poorvapunya. Mental attitude towards illness or enemies. Inborn diseases.
5室 - プールヴァ・プーニャ(過去生からの福徳)による問題や快適さ。病気や敵に対する精神的な態度。先天的な病気。
Sixth House – Curable disease, debt, enemy. Outward illness.
6室- 治療可能な病気、負債、敵。外見的な病気。
Seventh House – Helping hands or trouble makers.
7室- 支援者による助成またはトラブルメーカー。
Eighth House – Chronic or incurable disease. Permanent enemies.
8室-慢性病や難病。永続的な敵。
Ninth House – Luck factor in dealing with diseases and enemy.
9室 - 病気や敵に対処するための運の要素。
Tenth House – Problems created by own action or inaction.
10室 - 自分の行動や不作為によって作成された問題。
Eleventh House – Sixth from sixth house and the strongest upchaya house. Expansion of disease and problems.
11室 - 第六ハウスから六番目で最強のウパチャヤハウス。病気や問題の拡大。
Twelfth House – confinement, release from disease or enemy.
12室-監禁、病気や敵からの解放。
私のシャスタムシャは客観的な寿命を診るドレッカナと同じ山羊座ラグナで
ラグナロードの土星が12室に住んでしまっていてその解釈が複雑になる
つまり
生来的凶星が凶意の分割図のラグナロードなのだから
凶意の二重否定だと思うべきか
逆に
生命力を担う最重要な星が12室に住んでしまうのだから
最悪な不健康の配置と読むか
である
Goel氏の同著作での諸々の記述をまた引用すると─
出生図の第6主は、D6チャートにおける主要な表示体である。この第6主がD6のラグナに位置するとき、問題を示す。
その問題は、最も凶暴な惑星やチッドラ・グラハ(8室やその支配星と絡んだ状態)のダーシャに見られる。
土星はまさに私のラーシで6室を支配している
私の場合ラグナロードが12室に住んでしまうのはむしろ良い兆候のようだ
その他にも
D6の第6ハウスにある火星は、良いものであり、病気を止めるものである。出生図の第6主に対する火星の配置は、D6で見ることができます。もしそれが3/11か4/10であれば、良いことであり、病気を止めます。
火星が第6、8、12、2ハウスと関連していると、病気に対する抵抗力がありません。
これもまた私にとって留意事項である
私のD6では火星が9室乙女座で木星とコンジャンクションし
木星が12室支配のため弱含みな健康運でもある一方で
土星と火星はケンドラの位置関係でありモロに4室目と10室目の相関で
私は今生で疾病を経験するだろうが最後には無事に全快すると判断できる
それから
出生図の第10主は、D6の第6ハウス/主との関連があれば、職業上、良い名声を得ることができる。
何ともシタリ顔になるところだ
シャスタムシャで6室を支配するのは水星で
私のラーシで10室も支配したラグナロードである
しかし問題はその配置だった
水星は6室を支配して8室に住んだヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガだが
それだけでも恒常的に障害がつきまとう所見だろうし
その水星には土星が逆行した位置の11室から10室目のアスペクトを起こしてしまう
土星は私のラーシで6室の支配星のため土星期のダシャーはカルマが噴出する時である
また
水星のディスポジターの太陽は4室で高揚してラーフとコンジャンクトした物騒な配置だが
その絡みを一見し私は過去の鬱病の経験に当時のダシャーが照合することを改めて確信した
この「ラーフ-土星-ラーフ期」に私は鬱病を自覚できるようになり
それからがむしろ抗鬱剤の処方過多で生じた離脱症状で人生のドン底を味わった
ラーフは私のシャスタムシャでヴァルゴッタマになってしまい
ディスポジターの火星は乙女座から逆行して水星と重なるようになりその位置は8室である
シャスタムシャでラグナロードの土星は自室から12室目に住んで逆行するため
猛烈に悪い所見として存分に凶意を露悪し
ラーフや8室支配で高揚した太陽は土星からトリコーナの位置に置かれ
土星は逆行した位置から水星にアスペクト出来てしまい
水星のディスポジターは高揚した太陽となる
疾病の分割図であるシャスタムシャで悪意の絡みがしっかりと起きた時期に私は鬱病を患い
その後の「ラーフ-水星期」は医原病である離脱が強い認知力阻害で精神減退をもたらし
「何故こんな目に遭ってまで私は生きているんだろう」と悲痛のドン底で全く虫の息だった
今だからこそ笑えてしまうくらい正確無比な配置が出来ており
バイオロジカル・ファクトの観点から私のシャスタムシャは確実に山羊座ラグナだと言える
そしてまた
第6ハウスは、第11から第8ハウスである。強い第6ハウスは第8ハウスの強さに貢献します。それは、長寿と無病息災をもたらします。第6ハウスが生来的凶星に占められる場合、第6主がケンドラに住むか、生来的凶星とコンジャンクションするか、それらからアスペクトされるか、生来的凶星の星座に住むかにある場合、敵や病気に悩まされる。
第6ハウス/主またはラグナ/ラグナロードに恩恵の影響があると、敵や病気から守られる。
この詳述もまた配置の精読を要するところである
ラグナに対し機能的に凶意があるが生来的に大吉星の木星がアスペクトしてくれている
なおかつラグナロードの土星は12室から逆行して月と金星に重なり
7室支配のマラカで減衰しつつニーチャ・バンガになった月とヨーガ・カーラカの金星が
土星に良い影響と悪い影響を同時に与えて
結果的に土星は傷病と全快を繰り返す所見となる
また土星は蠍座の位置から6室9室支配の水星に10室目のアスペクトを与えるので
まさに病気や闘争を意味する水星が強くなるかのように見えて
土星は逆行した生来的凶星でもあり
とにかく障害と理不尽が絶えず続いていくのが私の今生のシナリオであるらしい
土星期の私はどこで何をしているのか
今から12年と半年後あたりに私は既に土星期の影響が目に見えるようなっている
シャスタムシャで木星は至高の9室に住んで「寿命」の3室へとアスペクトバックし
木星期はよほどの不摂生をしなければ心身が深く安定し幸福な人生を演じられるはずである
しかしシャスタムシャのラグナロードたる土星は12室に住んでしまっており
よく見ると機能的にも凶星の火星しかアスペクト出来ない配置になっている
(しかも火星の4室目に土星が住むとそれは火星土星が相互アスペクトできることになる)
上述した限りでは「D6で火星がラグナロードと関わるのは吉相」といった趣旨を確かめたが
厳しい凶星同士の絡みに対し手放しで幸福な未来を期待するのは余りにも馬鹿げている
Twelfth House – confinement, release from disease or enemy.
12室-監禁、病気や敵からの解放。
この記述が果たしてどんな形の「解放」を私にもたらすのか期待と不安がせめぎ合う
ラーシで土星は6室を支配してケートゥの住む天秤座へ逆行し高揚してしまいつつ
6室水瓶座の木星が9室目のアスペクトを2室天秤座に与え吉意の保護も成立する
土星のディスポジターはアートマ・カーラカの火星であり
火星は逆行して土星に重なるようになり
土星がラグナになると6室も支配した火星が機能的凶星の土星と絡み
尋常ではないような物々しい運勢の激動が起こるであろう時運が伺える
念のため副次的な運勢判断となるコンディショナル・ダシャーで同時期を確かめる
ラーシで10室の支配星が定座すると使用可能な「チャトル・シーティ・サマ・ダシャー」は
まさに本来のラグナに月が住んだ位置から見た火星土星の絡みでありしっかりと物騒である
次に「ショダショッタリ・ダシャー」を診る
私はD2(ホーラ)のラグナが獅子座でラーシの月が満ちて行く途中のため要件に適合する
金星期が終わって10室に住んだ12室支配の太陽が主役となる頃合いで
金星は9室を支配して11室に住み太陽は10室でディグバラとなる随分な配置になる
ただし金星は逆行した火星土星のアスペクトで強く傷つき太陽は「損失」の12室支配だ
何となく不穏当な雲行きの未来が想像できる
最後に
昼間頃の出生でD2が獅子座ラグナになると使える「シャット・トリムシャ・サマー・ダシャー」
を確かめる
まさにこちらのダシャーは土星期になり
ヴィムショッタリの土星期の開始頃は「土星-ラーフ-金星期」と
吉凶の入り混じる「ラーフ-金星期」がより具体的な短期間のダシャーとなる
先ず先ず何かしらの防御策は準備しておくべきだろう
最も根深いカルマが出るシャスティアムシャを見ると──
機能的凶星で大凶星になった土星が両隣を吉星凶星に等しい数で挟まれており
即ち拘束され自由が奪われる「バンダナ・ヨーガ」が成立している
きっと私は
間違ったグルとなって
神経衰弱のような風貌で
うわ言を唱えているのだろう
それでも木星期が終わるまでには私の思想と創意が一定の支持を得ているらしいのである
私は決して今生を間違った物語にしたくない
運命に流され過ぎず自分との対話を常に続けて行くしかないようである
以上
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