昨日( 2022 / 10 / 04 )は朝から日本全体が大変な騒ぎになってしまった
私は朝食を終えてPCでメールチェックなどをしていたところで
テレビが突然に画面を切り替えて緊急事態を伝えてきたのでどうすることも出来なかった
5年ほど前にも同じような時間帯で所謂「Jアラート」が発出され
日本の上空を北朝鮮からの弾道ミサイルが通過していった
日本のほとんどの地域でこうした武力行使による災害からの避難は
間違いなく訓練のしようがなく
そうしたインフラ(シェルター等)も出来ていないのが現実だ
防災行政無線で「落ち着いて非難して下さい」と号令されても
私の地元の地域はおろか都心部圏内なら皆たちまちパニックになるだろう
今に始まったことではないが日本社会は自然災害も含めて非常時への対処が不得手だ
あと何年かするとまたどこかで地震でも起きてしまうのかも知れないが
素早く安全に避難行動できる日本人は相変わらず少なさそうである
(こんな書き方をしている私自身すぐさま即応できる自信がない)
日本の建国図は最新のレクティファイでは「1952年4月28日22時34分」が正式データとされる
昨日のJアラート発出時のダシャーは「水星-土星-木星-金星-太陽期」だったようだ
主運の配置である4室対10室も含めて
「メディア」の3室や「政治的困難」の8室にダブルトランジットが生じているのは有意だ
射手座ラグナで2室3室と7室10室が強調される時運でそれが更に励起され
8室の蟹座も意表を突かれて「驚きや困惑や疲れ」がイチイチ焚きつけられる様相である
射手座ラグナはラグナロードの木星と火星と太陽以外は全て機能的凶星になってしまう
この10年強の間で日本の世相が異常に暗く悲惨な事件・事故・災害が止まないのも
今年の年末(2022年12月4日)まで4室10室で機能的凶星同士が対向した配置だからである
減衰した水星はおそらく名ばかりのまま責任能力がない国政( 4室≒「議席」 )を意味し
対する逆行の土星は2室3室支配でコミュニケーションの表示体であり日本の世論を指す
だから誰でも皆とにかく時流に乗った著名人や権威者を批判したくてたまらないのである
ハウスの象意で見直すと
「国土・インフラ」の4室と「国内外の行政」の10室が不協和音を垂れ流しにし続けて
疲れ果てた日本国民が悲壮感に染まっている様子が確かに指し示されている
その水星期が残り2ヶ月となった最終盤の今
ダシャーチッドラがどんどん強まっていく途上でのこうした非常事態の経験は
日本と日本国民を次のマハーダシャーのケートゥ的な心情へと誘う青天の霹靂になるのか
ケートゥのディスポジターの太陽はまさに9室の結果である5室で高揚する理想の配置だが
対向11室から凶星的影響の強い逆行の火星がアスペクトバックする
ナヴァムシャはより陰険で危うい絡みが憂慮を煽ってくる
ケートゥは12室で減衰して土星に傷つけられつつ
ディスポジターの金星がヴァルゴッタマのマラヴィア・ヨーガで最上級に強く
またも火星がコンジャクトして絡み6室11室の暴威を10室で起こす
明らかに日本の世論が直情的になって右傾化していく姿を饒舌に仄めかす所見だ
水の星座で強い配置が起こればそれは非現実な理想と熱意から感情を優先する態度だからだ
「行為(カルマ)」の10室で5室と6室や11室と12室が相克し理性と激情が反復するため
ある種の水瓶座的ムーブメントが極端な姿形でどんどん現れてくることになる
あと数ヶ月で日本人は世界から持たれている「優等生的人種」のイメージを自ら捨てるようだ
シャスティアムシャはどうなっているか──
最早あまり説明が要らないくらいにキナ臭い危険が鮮やかに映える所見である
ケートゥのディスポジターで8室も支配するラグナロードは減衰の太陽を傷つけ
ラーフの狂気を身に纏ってラグナへとアスペクトバックする
肝心な5室の支配の太陽が減衰した7室は土星が住まない限り復調を見込めない天秤座だ
世論の至る所で危惧や挑発や吹聴が滲み出て日本人を扇動する悪意が起こるかのようだ
( 減衰の太陽に火星が伴うのはニーチャ・バンガだが7室でそれが起こるのは危険すぎる )
マンデン占断における7室というのは「戦争」を意味してしまう
もちろん今の日本が戦争を始められる訳がないので杞憂で済むだろうとは思う
あまりに狭量で針小棒大な「セカイ系」の戯言は避けなくてはならない
大事なのはSNSから少しだけでも距離を置いて「言論の暴風雨」を遠巻きに静観することだ
日本の独立回復時のチャートでケートゥはナクシャトラでそのまま定座している
ケートゥは諦めと同時に覚悟も意味する表示体である
「やると決めたらやるぞ」という昔気質の日本人らしさがこみ上げるかのようで
天秤座らしい散漫な個人主義が間違った熱意をあちこちで吹きこぼすのかも知れない
日本をそこまで怒り心頭にさせるのはどの国か
あろうことか北朝鮮ではないと思いたい
(チャート作成のデータソース)
現在の北朝鮮は来年1月20日まで続く「ラーフ-金星-水星期」の中頃を進んでいる
「暴力・非礼」のラーフがほぼ似たような象意の6室に住むラーシの配置もさることながら
ナヴァムシャはより端的に危険そのものと言える所見がラグナ対7室に生じており
ラーフのディスポジターの月は火星が高揚しダイレクトに「戦争」を意味する7室に住む
火星は
ラーシで北朝鮮のラグナロードとなって12室からラーフの住む6室へアスペクトバックする
北朝鮮の火星がアスペクトを返す牡羊座に日本の木星太陽が住み両者の火星は重なっている
北朝鮮にとってラーフの本質となる火星が日本の12室の支配星に当たり
日本の建国図で火星は逆行することで機能的吉星だったはずの好影響が得られない
留意すべきは北朝鮮のラグナがちょうど日本のラグナの12室になってしまうことでもあり
重なった互いの火星の位置関係が作る際どく危険な絡みに今は固唾を飲むしかない
北朝鮮は現在のプラティアンタルダシャーが水星期であり
水星は蠍座ラグナで陰謀と妄執を醸し出す8室11室支配の機能的凶星だ
水星は「武力行使」の6室から6室目の11室で高揚しトランジットの水星もリターンして
現在のダブルトランジットがまさに生じている位置となる
だから北朝鮮は4日の朝にまたもや長距離弾道ミサイルを発射したのである
こうした概略から北朝鮮を単なる「コケ脅し国家」と見なしていただけの現実が
強く裏切られる可能性を否定できなくなってしまう
来年1月21日から北朝鮮は約2ヶ月間が「ラーフ-金星-ケートゥ期」になる
北朝鮮のラーシではラーフのディスポジターは12室天秤座の火星で
ケートゥのディスポジターが9室蟹座に住んだ金星になり
火星のディスポジターが金星になって配置自体もケンドラの絡みで運気が活発に動く時だ
(更に金星のディスポジターはラグナに住んだ月であり確実に何か策動を試みる余地がある)
北朝鮮のラグナロードと7室12室の支配星と9室が絡んでおり外国に対しマラカ的悪意が実る
主たる傾向は6室に住んだラーフで表意されるため有事的非常事態の危険が常に伴う
何より蟹座は日本のラーシで「国政的困難」の8室に当たってしまう
何があっても戦争など起きてはならない
日本が戦意を持つ時はアメリカが先陣を切る第3次世界大戦の始まりだからだ
アメリカはおそらくだが日本の異次元的有事状況で日本側が望む応援を履行しなかったため
その悲劇的顛末に対し9室獅子座( 9室≒外国 / 獅子座≒アメリカ )に住むケートゥが
もうじき始まる日本の新しいマハーダシャーのステータスとなり
即ち獅子座で表意される外国(アメリカ)への失望を意味するという拡大解釈も可能ではある
何が何でも戦争だけは起こってはならないし世界中がそれを止めなくてはならない
ジョーティシャーとして私は世界の未来と人命を軽んじるつもりはない
どうか日本が平和であってほしい
以上
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