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執筆者の写真鹿村文助

食生活の変化(月ラグナと太陽ラグナの違い)

更新日:2022年12月3日






私の月はラグナに住んでいるので2室目の配置が私生活でもそのまま矛盾せずに働く





2室は「口」に関係する色々な象意を持ち「食べ物の好み」や「普段よく食べるもの」などがある



2室にはケートゥが住むためか大人になった今では採食気味で好き嫌いもなくなってきた

2室は天秤座でありそこに抑制の影響力があるケートゥを受けているせいで

何事に対しても平等に興味を持たなくなるという性格が少しずつ強くなっていく



しかし私はまだまだ食べることと飲む(呑む)ことには一応の思い入れがある

特に飲酒の習慣は大病しない限り晩年まで続けてしまいそうだとさえ感じる



そう

私の2室の配置は私の食生活をそれほど正しく映してはいないと言える



ケートゥの隣の3室には土星が逆行して住んでいるので

それはつまり2室に住むかのように振舞う土星である



土星は乙女座ラグナで6室(葛藤)を支配する生来的機能的凶星だから

それが2室で高揚するように働いてしまうとなると

間違いなく「拒食症」を発症していなければならない



私は自分のその配置を捉えて上記のように考えた時「全く当たってないなぁ」と嘆いた



実際の私は20代の終わりまで食べ過ぎても太りにくくダイエットも楽にできる体質で

まさにアートマ・カーラカの火星が貪欲な食への情熱と物理的な熱量の多さ(体温)を

生まれつきの異様な体質として私に与えていたと感じる

(私の火星は火の星座の射手座でヴァルゴッタマだからまるでラーフのように働くし

そのラーフは牡羊座に住むので本当に火星がラーフの化身となって強く影響する)



私は10代の頃からスポーツは全くできなかったが食欲だけは体育会系だった

空腹となると一度に白米を400gくらい平気で食いつぶしてしまう

本気になれば一日に米を500g以上ガッツリと平らげられたと思う



自宅から10分も歩かない所にあった東京発祥の某一大流派の派閥のラーメン屋には

高校に入った頃から少しずつ通い始め大学生になっても月に数度は行っていた



そこはノーマルなかけそばスタイルも人気だがつけ麺が劣らずなかなかの人気で

スープは同じ値段でゆず風味とかつおだし風味の2種類が選べた



しかしその店の最大の個性は容赦ない量の多さである



食券を買い足さない並みの量でもうどんのような太麺が小さめのすり鉢みたいな椀に

山と盛られて出されてくる(わざわざ客前で量目を尋ねたことはないが400gはあると思う)

いつも胃袋が寂しがって舌の根も濡れ切った麺食いさん向けのプロ仕様なメニューだった




(以下にその現物写真を貼付します)







今一つ器の大きさが分からないが男が両手でしっかり受け取らないと危ない程だったと思う

(メンマとオイリーなチャーシューは標準装備で頼まないでもトッピングされてくる)



※1年少し前に突如として全く違う屋号と看板を掲げ始めて店主の世代交代が起きた模様※

あぁ寂しい・・・



これ位のラーメンを気合十分に平らげてしまうことは月に数回やっていたし

大学時代は浪人後に志望校へ受かったこともあり絶頂感からかすこぶる飲酒も捗った



成長して若さの途上を行く動物のように心身の充実を存分に楽しんでいたその頃の私

自分の人生を真剣に悩んでいるなどと言う資格は実際あまりない方だとも思う

(これでもラーシ・チャートではしっかりケマドルマ・ヨーガなんですスイマセン)



鬱病になるまでは「喰えればそれでよかった」かつての私




このように私の食生活は2室のケートゥや2室へ逆行する土星では表意されないのがわかる



きっと本来のラグナでも月でもない別のラグナから見た配置が食欲の強さを生み出している

月は本来のラグナと等しく重要な「自分の心」だからもう一つのラグナと見なすのは当然だ

インド占星術では星どころかハウス自体を別の人物を意味するラグナに読み替えたりもする

(例えば父親は9室をラグナにして別チャートにできるし母親の方は4室をラグナにして読む)



「月がそのままラグナに住むから私は嘘がつけない人生なんだなぁ」と月の位置に気を取られ

すっかり見過ごしていた強い配置があった──




10室の太陽である




(それにしても素人感むき出しなポップ加工だなぁ)



私の太陽は「ディグバラ」という方角の相性が持つ強弱で最良のコンディションとなる

太陽と火星は10室(方角としては南)に住むと星座に関係なく高揚と同等の威力を持つ



つまりそれは太陽が3つ目のラグナとして有意だということだ

太陽は社会人になった年齢以降に有効なのである程度まで年を重ねないと自覚できない



私の太陽は本来のラグナから見ても月から見ても12室(浪費・隠れた欲)を支配している

その太陽をラグナとした場合に2室目には「快楽の表示体」である金星が住む

ただし金星は星座の相性が悪い蟹座に置かれその感性と趣味は単純なまま働いてしまう



早い話が強めな味の料理だったり量の多い子供向けのような仕上がりの食事が好きなのだ



成人した頃であればカロリーの高いガチ目な量のラーメンに病みつきになるだろうし

もっと幼い時分ならしっかりと甘いチョコレートやケーキが三度の飯のようになる

(因みに金星が住む蟹座は「母親」の表示体の月が支配するので乳製品という象意がある)



この私の金星には

3室(食欲を含む生理的欲求)と8室(強い煩悩)を支配する火星がアスペクトしてくる

そのせいかコッテリとした風味や少し前に流行ったシビ辛系の劇物フレーバーも好きだ



金星自体も2室支配で本来のラグナから見た11室に住んで「胃」の象意を持つ5室と対向する

おかげで私は金星が促してくる食欲と12室支配の太陽がもたらす睡眠欲に入り浸っていた



なお

蟹座は魚座・蠍座と共に水の星座に分類されており飲料や香水など様々な「液体」を表意する



太陽から見た金星は「食べること・飲むこと」の2室目で蟹座なので

私は成人したかしないかの頃からしっかりと上戸な体質が現れていた

(また最近になり気付いたことだが私の金星はいくつかの分割図でヴァルゴッタマである)



その傾向はナヴァムシャやダシャムシャにも説明できる配置で現れている





食生活の2室を支配する月は魚座に在り対向の乙女座から金星がアスペクトしている



月が魚座に住んで吉星(木星や金星)からアスペクトされると交流と酒食を好む性格になる

(私の場合はナヴァムシャでラグナロードが12室に住んで星座交換してしまうので

気の合う仲間と夜の街に繰り出していくことがどうしても嫌いになれなかったりする)





ダシャムシャでもラグナの蠍座に2室支配の木星が置かれヨーガを帯びて強く働くので

いわゆる「飲みにケーション」が無意識に得意な体質の大人になれたようである



またラーシ・チャートの2室に住むケートゥには木星だけがアスペクトするため

初老3歩手前になった今では歯の手入れがそれなりに習慣になっている



何しろ株式会社の社長となると口元や歯の様子は自社の印象に十分に差し障ることだから

社長に就任してから2年目頃にはわざわざ都内の審美歯科まで通ったりしたものだった



このように

本来のラグナとラグナロードの配置や月やそのディスポジターの配置や

あるいは私の場合のように太陽の配置などを観察して

その中で最も強く働いている星から見た2室目が実際の好き嫌いを明示しているはずである



こういう簡単な心理テスト風の知識があった方がインド占星術が面白くなるだろう

お試しアレ



                                       以上

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