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「頑張れ!湯川専務!!」─元SEGA専務取締役・湯川英一氏のラグナ検証

更新日:2022年6月12日





自分の世代にはまた一つ大きな訃報の知らせを見聞することとなった



滝沢秀明も共演したセガ『ドリームキャスト』CMの“湯川専務”が亡くなっていた!(週刊女性PRIME) - Yahoo!ニュース


「セガなんてダッセーよな!」あの名CMに出演していた“湯川専務”が亡くなっていたことが明らかに(Game Spark) - Yahoo!ニュース



湯川専務といえば私が小学校高学年頃に一世を風靡したこのCMに出演していた「偉い人」だ





今見てもよく出来たCMで当時では斬新だった自虐ネタで攻めて行く痛快さが楽しかった



大人になってから湯川専務のキャラクターを再見すると

やはりどことなく独特なタレント性があり風格に優れた方という印象だ



一般の企業CMでその会社の社長が出演してメッセージを呼びかけるパターンはよくあるが

湯川専務は自らお道化たマスコットを俳優のように自然に演じて見せていたことがスゴい



当時すでにSEGAは「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」がその何年も前にアメリカで人気を博し

湯川氏は任天堂と双璧を成す国際的ゲームメーカーの重役という割に尊大な印象が薄かった



先代機種セガサターンに続き社運を賭けた一大新規枠「ドリームキャスト」の周知のために

SEGAの親会社役員の立場から出向し現場最前線で自ら営業活動するような奉仕精神は

湯川氏が学生時代に出会い尊敬の念を持って生涯を捧げた大川功会長の影響も大きいだろう




大川功 - Wikipedia




手始めにこの大川氏のラグナを検証してみたい



Wikipediaによれば─




1926年5月19日 大阪船場で婦人子供服地の卸店「大川商店」を営む両親の次男として誕生。本籍地 大阪府大阪市。
1945年3月 大阪府立旧制今宮中学を卒業。
1948年3月 早稲田大学専門部工科卒業。肺結核に加え盲腸手術の失敗による腸漏を併発し、7年半にわたり病床に臥す。快復後、兄の会計事務所手伝いを経て、タクシー会社を共同経営し成功するも売却。
1962年 日本IBMの勧めでパンチカードシステムPCSの講習に参加。情報産業の予兆を知る。
1968年10月 大阪住友生命淀屋橋ビルに「コンピュータサービス株式会社」を創立。一代でどこまで挑戦できるかにこだわり、未成熟の暖簾のない分野、商売人がいない世界に挑戦する。


おおよそこれらの来歴が反映できているチャートとなるラグナを選定した結果

大川氏のチャートはおそらく以下の通りである









ラーシの2室魚座(奉仕やサービスを象意する星座)で吉星の金星(女性惑星)が高揚するのは

「女性や子供向けの被服生地を取り扱う」というサービスが生家(家族)の家業である配置で

父親を意味するカーラカの太陽が牡牛座(土の星座で形ある物品・商材類を指す)に住み

それがチャート本人の「家」を直に表意する4室となるため

自宅がそのまま商店になっている様子を示す



4室牡牛座に住んだ太陽は7室を支配しており

太陽が意味するような諸般のテーラー専門店や量販メーカーが顧客(7室)ということのようだ



またこのチャートから分かるのは大川氏の生家が家業で大変に富み栄えていたことである

水瓶座ラグナに木星が住むと2室と11室の象意がラグナで二重にダーナ・ヨーガとなる



その木星は更にディグバラとなり機能的に吉星寄りの火星とグル・マンガラ・ヨーガを組む


即ち家族(2室)が独立した自営業(11室)で成功し

同じくラグナに住む3室10室支配の火星が「事細かに手(3室)を用いる仕事(10室)」を意味し

火星には刃物の象意が有るため3室と10室が絡むのは鋏(はさみ)を使った作業を指している



太陽と並んで父親のカーラカである木星に火星がコンジャンクションする配置は

父親が軽快にイソイソとハサミを用いて反物や洋装の被服地を裁断する様子を表意している

(9室天秤座を父親のラグナと見なすと水瓶座は5室であり「手」の象意がある3室から3室目だ)



気風が良く晴れがましい大阪人的な振舞いが想像できてなかなか面白い



大川氏のラーシ6室で定座する月は父親のラグナである9室天秤座から10室目であり

まさに月が指す子供や女性で占められる大衆から好かれ信用される職業を意味する





また

次に重要な事実としては大川氏には会計士だった兄が在ったことだ



このチャートでは11室支配の木星が自室に絡んで来ない配置だが

ラグナに住んだ木星(≒実兄)はディスポジターの土星にアスペクトしており

土星はそのまま本来の位置から11室にアスペクトし

逆行した位置の乙女座で2室魚座と対向して木星と土星が密接に関わって

ラグナロードと11室の支配星が絡むため兄か姉を持つことが表意される



そして月をラグナにすると「家族」の2室を支配する太陽は月から11室目に住み

ディスポジターの金星は9室(11室から11室目でその本質)で高揚しており

直接的ではないが兄や姉の存在を示している



(余談だが私自身のラーシは11室支配の月がラグナに住み

11室には月がアスペクトを返せないが

その月から見た11室には2室9室を支配した金星が住んでおり

女性星座の蟹座に11室の本質である9室支配の女性惑星の金星が住み

そのディスポジターが私を指すラグナに住むという配置で実姉の存在を示している)



なお大川氏の実兄の職業である(公認)会計士は

1948年当時にやっと国家資格として創設されたばかりであり

その時代においては近現代社会の類型と言える最先端な技能職の一つに当たり

間違いなく「先進的概念」を意味する水瓶座の象意を体現する職業だと判断できる



大川氏本人も早稲田大学の工科を卒業して後のSEGAを傘下に収めることから

水瓶座がとても強くなければならず

支配星の土星も同じく相当な威力を帯びていなくては

SEGAすらも子会社に過ぎない堅固で老練な組織の長たる存在になれない



そうした厳然たる事実を踏まえつつレクティファイ上で最重要な既往歴(疾病)がある



肺結核に加え盲腸手術の失敗による腸漏を併発し、7年半にわたり病床に臥す。


この事実がどのような配置で実証されうるかである



おそらくはD1D9の両方でマラカの2室に金星が住んで土星や8室の支配星が絡む配置である



ラーシでは金星が全く問題の無い機能的吉星だがラグナロードの土星が逆行し8室に絡む

金星がラグナになると7室乙女座に逆行してくる土星は11室12室支配で大凶星となり

ダシャーラグナの支配星である木星は12室の水瓶座に住んでしまい即ち「入院」の経験を示す

(ちなみに水瓶座という星座自体も「真新しい技術と組織」の趣意から病院を指す星座である)



魚座がラグナになると4室(≒胸部・肺臓)に「腫瘍・病巣」を意味するラーフが住む

そのディスポジターの水星はマラカの2室に住んでしまうし

本来のラグナから見てそもそも「メス」の象意を持つ火星が4室牡牛座にアスペクトしている



胸や心肺を指す4室に「全身」や「心臓」の象意がある太陽が住み太陽は7室(マラカ)の支配星だ

そこに火星がアスペクトしてしまうので即ちその箇所に外科手術を要する病理が隠れている



その所見だけでも相当に重篤で生死の境目へ追いやられるほどの大病の経験が指示されるし

太陽は魚座をラグナとした時に身体や臓器の部位で「大腸」を意味する6室の支配星であり

やはりその太陽を火星が傷つけてくる配置は

通常のラグナからは肺病を指しダシャーラグナからは盲腸等の大腸の傷病を表意している





金星期はセカンドアンタルダシャーの太陽期に入った時点で体調が病的な傾向を持ち始め

月期になった頃には月がラーシで「傷病」の6室に定座してしまうため実際に疾病発症となり

そこからはラグナロードの土星がアンタルで巡るまでの7年強を床に伏せって過ごした



アンタルダシャーで土星期になった1955年11月8日時点で快方に向かっていったのは

ただ単に土星が本来のラグナロードだからではなく

ラーシとナヴァムシャ両方で土星に木星がアスペクトを与えているためで

当然ながら土星はラーシでラグナ(身体)を支配しナヴァムシャで3室(寿命)を支配するからだ

(特にナヴァムシャでは土星が金星のディスポジターになった重要な絡みを持つ)



「金星-ラーフ期」は木星がラーフにアスペクトするが

ラーフのディスポジターの水星はアスペクトを受けないまま魚座から2室目(マラカ)に住む



厳密にはラーフは実在しない星と見なすのでディスポジターに触れられるか否かが有意で

マハーダシャーのディスポジターがアンタルダシャーロードにやっと触れられる時運になり

ようやく大川氏は全快することが出来たのである



そして



快復後、兄の会計事務所手伝いを経て、タクシー会社を共同経営し成功するも売却。


とのことだが

この急な発展の時運はやはり金星がラーシ・ナヴァムシャ両方で2室に住んで強いためだ



金星は乗り物の表示体でラーシでは「起業」の2室に住み魚座はサービス業を意味している



特にラーシは金星が木星と水星に挟まれたシューバ・カルタリであり

高揚したラグナロードの土星が金星と対向できる位置へと逆行し

土星はラグナと12室の支配で機能的に吉星化して12室の象意が露悪しにくいのかも知れない

(土星は本来の位置でラグナから木星がアスペクトを与えるので吉意の保護が働いてもいる)



ナヴァムシャは月と金星がコンジャンクションしていて

その月をラグナにすると金星は5室10室支配の良好なヨーガ・カーラカで

月と金星にはアスペクトがなくラグナには星が住まないのでカルタリ・ヨーガも生じない



ナヴァムシャでも「起業」の2室目に住んだ金星が月ラグナで威力を持つ配置が有意に作用し

アンタルと凶意の位置関係になっても目立った障害が現れず

ダシャムシャにおいても金星と水星が猛烈に強い位相のため吉意が勝った結果だったようだ



マハーダシャーがラグナでマハープルシャとなり水星が高揚した配置が凡そ運気の核心だ



「金星-水星期」に続く最後のアンタルダシャーの「金星-ケートゥ期」は吉意の極致と言える

金星とケートゥがケンドラの位置関係になるだけでなく

ケートゥのディスポジターは10室水瓶座に住んだ太陽だからである



ラーフとコンジャンクションした太陽の更にまたディスポジターの土星は

11室で定座した木星が5室目のアスペクトを与え堅く頑健な吉意を実現している



何より素晴らしくカルマ的な数奇さは

「金星-ケートゥ期」の頃に生じてくるダシャーチッドラがその激烈に強い太陽であることだ

ダシャムシャで太陽が住むのがそのものズバリ水瓶座であり

太陽期が始まった1963年最初期の時点で大川氏は半自動の集計処理システムの概念を学び

かつてアメリカで「タビュレーティングマシン」と呼んだ選挙投票や台帳の集計累算の技術が

やがては転用され普及していく未来像にいち早くプレゼンスを見出し先駆者となった



1962年 日本IBMの勧めでパンチカードシステムPCSの講習に参加。情報産業の予兆を知る。


パンチカードシステム - Wikipedia



PCSという集計積算技術は現行のIOT社会の原点であるコンピュータの登場で淘汰される

しかし両者は十分にシナジーがありPCSの概念そのものがコンピュータ入門の第一歩だった

(PCSはコンピュータが普及した1970年代までは部分的に機能補助の役割を担っていた)



コンピュータはフォン・ノイマンらが1946年にアメリカで創出したものが原初とされる

英米で試作増補を繰り返し1960年代にやっとデスクトップPCの原型らしいマシンが現れる