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執筆者の写真鹿村文助

電撃離婚した羽生結弦選手─元妻・末廷氏とのチャート対比を診る






あまりに突然な知らせに今もこの現実が飲み込めないでいる



やっと3ヶ月前に結婚となった羽生結弦選手とバイオリニスト末廷麻裕子氏が

このほど離婚したという



理由としては夫婦仲の問題ではなく

互いの親族にまで及ぶ様々な誹謗中傷やストーカー行為( または無許可の取材 )である



「このままでは平穏無事な生活が送れない」との判断から

止むにやまれず離婚を選んだそうだ



日本のマスコミの無遠慮さがまたしても一個人の尊厳を侵した結果となった



羽生選手のチャートで

そうした無節操なマスコミを指し示す所見の有無を最初に確認したい





現在のダシャーはまさに成婚となった頃に始まった「木星-木星-土星期」で

木星のディスポジターは星座交換でそのまま木星とコンジャンクトするようになる火星だ



「結婚生活」の8室で機能的吉星の木星とラグナロードの火星が絡むのはとても良いのだが

その木星( と火星 )にアスペクトしてくる土星は11室に定座した機能的凶星である



この土星こそが水瓶座の表意する放送業界全体を指した「マスコミ」の表示体で

獅子座で太陽( メディア全般 )と星座交換し定座したように働くラグナロードと対向し

即ち「公私の区別なく羽生選手の動静をリポートし続けたい」という出来心を模している

( ただし「評価」の11室で定座した土星なので肯定的に注目したいといった様子でもある )





一方の末廷麻裕子氏は

月と水星がまさに対向した時運で水星は月の2室目を支配するので

「月-水星-水星期」が始まった今年7月から1ヶ月後に成婚したのであるが

水星が住んだ水瓶座からは太陽がアスペクトバックしていて

満月時の出生が作り出す月と太陽の相対が10室対11室になってしまい

プライベートそのものを意味する月を水瓶座の太陽が「追い掛け回す」所見である



月から2室目を支配した水星が水瓶座の側に在ることは

最も私的な結婚生活に悪影響であり

「メディア」の表示体でもある太陽が

更に芸能界や放送業界のサインである水瓶座に住んでしまい

スーリヤ・ブッダ・ヨーガを組む配置がやはり公私の区別を奪っていると分かる





私が自己流に検証した限りにおいて

ラーシ・チャートで診るお二人の相性はもちろん不安材料がそれほど多くなかった



まず羽生選手の7室で定座してラーフまでコンジャンクトしたマハープルシャの金星は

末廷氏その人を指し示しており同じく末廷氏の7室で定座の火星も羽生選手の表示体である



そして羽生選手自身のラグナロードの火星は獅子座で星座交換し

獅子座で定座したようになる火星は末廷氏の11室獅子座に住むダラ・カーラカの月を示唆し

月はつまり第二のラグナロードでもあるので末廷氏自身を意味する



そうしたチャート上の有意なシンクロを見て

羽生選手のラーシでラグナロードがそのままダラ・カーラカになっているというのは

偶然ではなくカルマ的な合致なのだと私は判断した



( 羽生選手の月は「後天的な自己像」を意味するアマティア・カーラカで

末廷氏から見ると羽生選手は月のイメージを帯びた男性であり

また羽生選手の火星と星座交換した太陽は末廷氏のアートマ・カーラカですらあり

同じく羽生選手のアートマ・カーラカも太陽となるのはやはり運命的な出会いを指し示す )





ただしナヴァムシャのラグナは「すれ違い」を暗示する2室目と12室目の位置関係で

末廷氏を意味する火星が羽生選手のラグナ( に当たる天秤座 )に住むのはとても良い配置だが

羽生選手のナヴァムシャで8室からアスペクトバックする火星とは

つまり羽生選手にとって苦悩やトラブルをもたらしてしまう婚約者( =末廷氏 )ということだ



そしてやはり末廷氏のナヴァムシャでも近似した所見があり

7室支配の金星は8室に住んでケートゥや10室支配の太陽とコンジャンクトしてしまう



それは明らかに

「婚約者( =羽生選手 )が常々マスコミ( 太陽 / マスメディア )に付き纏われる」様子を物語る



何よりご両名の月は双子座と牡牛座に住み

またも2室目と12室目の位置関係となって

結果的に「立場の相違」を生み出し互いを空回りさせる





羽生選手のナヴァムシャでダシャーを照会すると木星と土星は絡まない



土星自体は吉祥なヨーガ・カーラカでラグナロードの金星とコンジャンクトし

対する木星は3室6室支配の凶星となって「独立」( ≒別離 )の11室に住んでしまう



木星と絡みの無い土星が定座することで生来的な凶意をラグナロードに与え

「結婚と恋愛のチャート」としても機能するナヴァムシャの金星が傷つけられる



そして重要なマハーダシャーロードの木星が6室を支配して「強い決意」の11室に住むことは

否が応でも孤立せざるを得ない過酷な境遇に置かれ続ける時運をも意味する



( よく考えると「11室に住んだ6室の支配星」とは強い非難や暴力に晒される配置でもある )







やはり羽生選手の人生は

スターがスターである故に自由な私生活を謳歌することを許されない典型になってしまった



オリンピックの常連だったかつての選手時代においても

ネット上では悪意の煮詰まったアンチ層が常在していた



せめて今くらいは心の休まる安静期になっていいと私は思う

でなければより新しい取り組みに臨む情熱も失せてしまう



純粋なファンや熱意を以て注目するマスコミも少しは自重すべきである

氏に何かあればそれはマスメディアの責任となる



羽生選手の平和と自由をまことに僭越ながら心より望む



以上

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