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執筆者の写真鹿村文助

雷雨の高速道路を走る─突如発露した「木星-木星-ラーフ期」の衝撃






8月1日は正午前後にかけて南関東各地が凄まじい雷雨と突風などに見舞われた







その時に私は常務とそれぞれ別々に車を運転しながらこともあろうに高速を走っていた



かいつまんで当時の状況を説明すると

自社が属する食品事業系協会の理事を務める某大手企業の取締役を車に乗せて出張中だった





上記のチャートのタイミングには車体を叩くような大粒の雨が降っていた



上記の時刻あたりに私は常務から携帯電話で着信を受けてサービスエリアに緊急退避した

私と常務は自社の本部工場から数kmほどを経て高速に入り更に10分くらい走った頃だった





その時のチャートは天秤座ラグナになり

ラグナロードの金星は11室でダブルトランジットされており

ラグナに住んだケートゥはまさに「」の象意を持つために

ケートゥのディスポジターの金星がマラカの火星とコンジャンクトし

ダブルトランジットされた結果それは凄まじい雷雨となったのである

( よく見るとラーフは牡羊座をトランジットしていてディスポジターは火星だった )





ナヴァムシャもとても有意なチャートで

ケートゥはまたラグナに住んで火星が直にディスポジターとなり

アスペクトバックする6室牡羊座に住む金星がラーシとは逆にマラカになっている



「暴力」の6室にマラカの支配星が住んで火星がアスペクトバックし

火星は「強い暴力」の11室に住むことで6室的なアクシデントの経験を意味していた





数分おきに稲光が空で明滅し車のフロントガラスを叩く雨は確かに暴力的な騒音だった





その日その時の私のダシャーは「木星-木星-ラーフ-木星-土星-ケートゥ期」だった





ラーシは

木星に対してラーフのディスポジターの火星が逆行位置からアスペクトし

火星のそもそものディスポジターも木星で

木星のディスポジターが土星になり

土星はケートゥに向かって逆行して金星にも直にアスペクトできており

最も時間幅の狭い即現実のデーハ・ダシャーまで全てが絡んでいて

ケートゥが「雨」の表示体だったので私は豪雨に降られたらしい





ナヴァムシャも難無く絡みが生じていて

木星とケンドラになった金星がラーフのディスポジターに当たり

土星は木星にアスペクトされて

その土星も逆行して乙女座からケートゥにアスペクトし

本来の位置からケートゥのディスポジターの火星にもアスペクトし

イチイチちゃんと絡んでいて不思議ですらある



デーハ・ダシャーがケートゥ期だったその時

ナヴァムシャの火星は6室のケートゥに逆行して定座するように働くが

火星が仮想アスペクトする12室ではラグナロードの水星が金星と星座交換し

12室と4室( とラグナ )の絡みにケートゥが強く絡んでいた



4室と12室の象意が同時に働くとそれは「車でどこかに移動する」ことを意味し

しかも私のナヴァムシャは4室12室の絡みに金星( ≒乗り物 )が関わり

6室( ぶっつけ本番・アドリブ )で高揚するケートゥに火星が逆行して定座するので

私は豪雨の最中に様子見しながら大企業の取締役を3名も乗せた車を運転していた





その場面の心境はダシャムシャで克明に描写されていて本当に感心させられる



ラグナ対7室で木星とラーフの絡みが成立して

土星は11室に逆行してラグナの木星とケートゥにアスペクトし逆行すると火星と重なり

ラグナロードでケートゥのディスポジターの火星も逆行して10室からアスペクトバックし

やはりデーハ・ダシャーのケートゥがラグナに住んで全ダシャーが還流している



私なりに強く納得できた一つの経験則として

「金星が7室でマハープルシャになってラーフも関わると吉意の経験にはならない」

という戒め同然の実体験があり今回も執拗に痛感するに至った



数ヶ月間に及ぶ客観的な運気の概況たるプラティアンタル・ダシャーがラーフ期のため

ダシャムシャの7室で組まれるマラヴィア・ヨーガと高揚のラーフが今の私に働きかけ

猛烈な緊張の中で気骨を限界まですり減らす異様なアドリブ対応を強いてくる



だからこそ

雨しぶきで前が見えないまま自車の前を先導する常務の車を必死に追従し続け

ゲリラ豪雨で車列がいきなり渋滞して加速と減速を繰り返してしまい

眼鏡を掛けた冷徹そうな某企業取締役の方が左側の助手席で

さっきからハンドル取られてない?大丈夫??」と不安がるほどの失態ぶりを晒すのである



視界の曇りは私の心の眼の曇りでもある





改めてその時の即席チャートを振り返るとケートゥのディスポジターは金星である





その頃合いから数時間後には私のデーハ・ダシャーがまさに金星期に移っていた



雨は12時半頃には止んでいたと思うが

私の個人的心情は「弊社の工場を無償で環境査定して下さる理事各位に申し訳ない」という

自責の念でくたびれ切って今にも押し潰されそうな後悔のド真ん中だった





その時の様子は面白いことにD16でも全ダシャーの絡んだ配置で明示されていた



木星がラグナからラーフに9室目のアスペクトを起こし

ラーフのディスポジターの水星は射手座に住んで木星がディスポジターになり

5室で定座の土星に木星がアスペクトし

土星が逆行して山羊座から蟹座の金星にアスペクトしており

逆行しても定座する土星にプレッシャーをかけられる金星は月と星座交換している



ラグナと8室と10室に逆行土星が相当な重圧を掛けてくる配置が

デーハ・ダシャーが金星期になったその場面で悶々と罪責感情を滲ませて

私は起きたまま寝ているかのようだった





ナディアムシャを確かめてみると

やはりここでも絡みが認められ思わず呆然とした



木星とラーフと土星は互いにケンドラに住んで

土星が逆行位置から金星にアスペクトする



木星はラーフのディスポジターで土星がその両方にアスペクトし

7室蟹座でラージャ・ヨーガの金星は土星の他に火星にもアスペクトされ

敵対星位に住んで吉意を発揮し辛くなったまま余計に傷つけらている



ナディアムシャの金星はヴァルゴッタマで

ラーシでも金星は火星土星が逆行した位置からアスペクトして傷を受けており

ナディアムシャでは「7室に住んだ10室の支配星」のため

私は株式を上場しているほど格上の法人からの出向者様の運転手を務めたのである






その日は帰宅後すっかり腑抜けになっていた

何も考えないようにしないとイチイチ豪雨の光景をなぞってしまうからだ



恥辱と疲れと頭痛気味な気持ち悪さで本当に心身を消耗し切っていた感じだった



「木星-木星-ラーフ期」はこれまで最もらしい経験が無かったが

これがその最高に有意な出来事となった




いずれまた何かあることを覚悟しつつも

出来ればもう二度とこんな目に遭いたくない




以上

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