追悼─現代音楽史の星となった坂本龍一氏を偲ぶ
更新日:4月14日

坂本龍一さんの死去、海外メディアも相次いで報道(毎日新聞) - Yahoo!ニュース
あの坂本龍一氏がとうとうこの世界から旅立っていった
「どんな人物にも最期の時は必ずやって来る」ことを強く感じさせる訃報だった
2014年に中咽頭がんを患っていることを発表。コンサート活動中止を強いられ、療養生活を送った。その後寛解したが、20年には直腸がんが発覚。6度にわたる手術を行った。翌年、両肺に転移した時にはすでに「ステージ4」だったという。
坂本龍一さん 6度にわたる手術…たどり着いた「がんとともに生きる」という考え(東スポWEB) - Yahoo!ニュース
この10年弱は癌との闘病で過ごしていたとのことで
やはり逝去の理由になった癌の所見がラグナ特定における足掛かりとなった






逝去した日時は「2023年3月28日」で
ダシャー上ではスークシュマもプラーナも水星期だった
ラーシを魚座ラグナの10度ほどの位置にすると
健康運を示すドレッカナは蟹座ラグナになり
土星は7室8室支配のマラカで
「難治性の疾病」を意味する8室には癌( 腫瘍 )の表示体のラーフが住む
土星が住む11室は6室から6室目で「傷病からの回復力」が示されるハウスである
土星には火星以外のアスペクトがなく土星のディスポジターの金星には
土星自身とマラカの7室に住んだ2室支配のマラカの太陽がアスペクトしてしまう
シュークシュマ以下のダシャーの水星期は
月とコンジャンクトしてプラティアンタルの金星と絡んだ配置になり
本来のラグナからは3室12室支配で月からは3室6室支配の完全な凶星として働く
やはり臨終の節目を知らせる時運だったと判断できそうだ
癌を表意するラーフのディスポジターの土星はアンタルの月と絡まないが
むしろ土星が月の2室目に位置するのは坂本氏の患った「中咽頭癌」という疾病の部位を指し
その土星にアスペクトする火星は5室10室支配のヨーガ・カーラカだったため
罹患した翌年( 2015年 )のプラティアンタルダシャー火星期頃に手術を受けたと判断できる



魚座をラグナと仮定したラーシでは
7室( マラカ )に住んだマラカの土星がダシャーラグナで
更にまたナクシャトラの絡みも起きる有意な所見があった
土星が住む「ハスタ」は月が支配していて配置と無関係にマハーとアンタルが関わり合い
月の住む「プールヴァ・パールグニー」も金星が支配するので
主要ダシャーの時系列通りに「土星→月→金星」の絡みが生じており
実際の配置ではプラティアンタルの金星がマラカの土星にアスペクトされ
金星は火星と星座交換して金星のマラカの象意がまたマラカの2室と深く結びついていた

なおかつ魚座がラグナになると
今すでにフライングしている新しいダブルトランジットは2室と6室に生じる
「傷病」( 6室 )の「致命的な悪化」( 2室 )という経験でダシャーと相応し
12室水瓶座のラーフにディスポジターの土星がトランジットで定座すること自体が
集中治療室( ≒「病院の表示体」たる水瓶座と12室 )で氏本人が臨終に向かう状況を描いていた
デビュー当時から若年期の私生活を振り返る
1952年、東京都中野区に生まれた。父は河出書房の編集者で、三島由紀夫や野間宏、中上健次、高橋和巳などを担当した坂本一亀。母・敬子は帽子デザイナーで銀座の宝石商に勤務。

父親は稀代の辣腕編集者であり
調べると「作家に怒鳴り散らしていた」などの逸話が散見される

ラーシの9室蠍座をラグナとすると
ラグナロードがマラカの金星と星座交換し「芸術業で裏方を務める」ような立場が伺えて
かつ3室には10室支配の太陽が住んで二重にメディアに深く関わった職業を意味し
それも土星が支配し火星を高揚させる手厳しい山羊座であるためか
常に辛辣な職務意識の志の高さが見て取れる
母・敬子は帽子デザイナーで銀座の宝石商に勤務。

◆坂本龍一のルーツ[御先祖の話]が超面白い!教授も知らない事が判明!全編完全解説!◆ - 『わくわく☆アッキーランド☆』 電音戦隊シンセサイザー!! (hatenablog.jp)

帽子デザイナーだったという実母は
双子座がラグナになるとやはりその人物像が明確で
4室で8室9室支配の土星がラージャ・ヨーガを帯びて「いつも悩んでいる」人柄を醸し
5室は星座交換して強くなった火星が金星の象意と共に11室にアスペクトを返す
試行錯誤で成果を出すデザイン業は吉意を含んだヨーガの土星や強い11室で表意される
即ち宝石商という最高にプロフェッショナルな品格の許で自己研鑽し続ける職業は
11室の象意と12室の象意が度々に反復してその仕事に対する過酷な評価を指し示す
5室支配の金星と6室支配の火星の星座交換は「プライドの高い恋愛観」を与えるが
4室に住んだラージャ・ヨーガの土星がアスペクトを与えて職人的な気質へと昇華させ
10室の本質である7室射手座からラグナロードがアスペクトバックする配置と
そのディスポジターの木星が10室でマハープルシャになった優良な吉意によって
文化と芸術に対する素養が活かされた職業( デザイナー )を明示している
10歳で東京芸術大学教授の松本民之助に師事し作曲を学び始める。
こうした上流階級に属する文化的な両親の導きから一種の英才教育を施されており
それはダシャーに照らすとナヴァムシャを天秤座ラグナとした場合に正しく説明できる


天秤座がラグナになると
月は10室支配になってニーチャ・バンガのチャンドラ・マンガラ・ヨーガになったり
ガージャ・ケーサリ・ヨーガを組んで客観的にも早熟な才能が芽生え出す少年期だと言える
月とヨーガを組む木星は3室のラーフのディスポジターで
楽器の演奏を意味する3室の支配星であり
月自身から見て5室へとアスペクトバックして月は9室支配で最良なコンジャンクトとなり
本来のラグナから見直すと10室支配の月に機能的凶星の木星という組み合わせのために
とても高名な大学教授( ≒木星 / グル )から作曲の実技を訓練されるのである
( なおラーシでは月がケートゥと6室でコンジャンクトし退屈で辛い時期だったようだ )
この頃は特にピアノが好きではなく、むしろ苦痛だったという。しかし14歳の頃は「自分はドビュッシーの生まれ変わりだ」と半分信じていて、サインの練習までしていた。
14歳の頃は
「月-水星期」に入っていたことで土星期の忍耐・奮闘が知的成熟へと成長した時で
ラーシでは水星が10室から4室にアスペクトバックし
ナヴァムシャは最も強い9室対10室のダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガとなる

特にナヴァムシャは月から見て9室に住んだ11室支配の水星に木星が更にアスペクトする
天秤座ラグナでは水星が9室12室支配で抽象表現の才能を担う表示体のように働くので
「自己表現・パフォーマンス」の3室を支配した生来的吉星の木星が絡む所見は
確実に後の未来で世界的な音楽家へと大成する未知数の可能性を示していた
1970年東京芸術大学入学。大学在学中、民族音楽学研究の泰斗小泉文夫の講義を受け、その内容の深さに坂本はそれまで培ってきた音楽観の根底