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解脱に向かうための「隠された損失」-D144を読む

更新日:1月16日





直近の投稿で私と実姉のD81(ナヴァナヴァムシャ)を対比して考察を試みた



深層分割図は出生時刻が相当に正確でなければ最適な運勢図にならないので

有用ではないと見なし

インド本国でも分割のレベルが100を超えてしまうものは無視されるようだ



私は出生時刻を「13時09分20秒」としているが

「13時09分29秒」を過ぎると

ナヴァムシャとシャスティアムシャの両方が次のラグナに移動してしまうことになり

つまりナヴァムシャをレクティファイして結果的に正しいとするラグナに応じて

シャスティアムシャのラグナも同時に適正と見なせる運の良さがある



そのおかげで私は最も厳密な出生時刻が求められるD150もラグナを是正できるのである





現在の私はD150(ナディアムシャ)で木星が定座して

そのナクシャトラ(ムーラ)の支配星に当たるケートゥも魚座に住み

ケートゥが位置するナクシャトラ(プールヴァ・ヴァードラパダ)の支配星は木星で

ナクシャトラが星座交換し

配置自体もケンドラの絡みで円環状態になって反復する所見になる



その木星とケートゥに対して

ラグナロードの土星が7室目と10室目のアスペクトを与えるため

私はモクシャ的な内向意識が強くなり

ダシャーが配置上で絡む「木星-土星期」に突入した来年2023年11月5日には

とうとう事業主の立場どころか住む家も失っていそうな様子だ



ナディアムシャは「運命の種」と称され

チャート本人の出生した瞬間の宇宙の様態を写実した分割図であり

シャスティアムシャが過去生からのカルマを示すのに対し

ナディアムシャが指すのは今生に現れ出た魂そのものとも言える



よってD60もD150も各々に異なるカルマの側面を描いており

優劣はつけられないのであって

D150が主語になりD60が述語になるような

「原因と結果」の相関を持つのかも知れない

(私のD60でも土星は10室から逆行し11室に住む木星へアスペクトして絡んでいる)



このD150よりも少しだけ手前の分割図がD144であり

その意味するところはD81とは逆の「隠された損失」とされる



144は12を二乗した値で

D12(過去生の結果がダイレクトに具現化する分割図)の結果のように働く



その影響についてネット検索してみると

D81は「神からの祝福」と見なしD144を「解脱への覚悟の促し」と考える識者が在る



Hidden Loss (D-144 chart) [Dwadasamsa Dwadasamsa] | Facebook



すべての分割チャートは宇宙から来たのではなく、ラガンチャートのみから派生したものです。ですから、D-12チャートはラガンチャート(D-1チャート)の数学的な角度や側面で、私たちの実際のスタートを示していると言えるでしょう。(すなわち、私たちの両親)
12*5=60--- D-60チャートは、過去のすべての出生の集計結果を持っています(それが最も重要なチャートである理由です)。(詳しくはその記事を参照してください)
http://www.nikhilworld.com/d-60-chart-and-moola-dasha.html
12*9=108--- したがって、D-108チャートは、未来の出生図にほかなりません(それは私たちの次の出生を示しています) - 私は以前にもD-108チャートに関する完全な記事を捧げました。(詳しくはその記事をご覧ください)
http://www.nikhilworld.com/how-to-see-the-next-birthd-108.html
12*12=144- 従って、D-144チャートは、両親(D-12チャート)から始まった私たちの運命パターンの終わりを表し、運命パターンの終わりは、魂の旅の終わりと神自身との融合(上で説明したように)を意味するのです。つまり、D-144チャートは、ラガンチャート(D-1チャート)の数学的な角度や側面であり、私たちの終わりやアイデンティティを含むすべてを失うことを表していると言えるでしょう。
D-144チャート(Dwadasamsa Dwadasamsaチャート)は、あなたに最も偉大な情報を与えてくれます。
あなたの「隠された損失」(私は「損失」と一緒に「隠された」という言葉を使いました。(というのも、損失の本当の意味は常に一般の目には見えないからです(前述の12の尺度の文章で説明したとおりです)。
あなたの魂の旅の終わりまであとどれくらいですか?
あるいは、どのくらいでモクシャを得ることができるでしょうか。
悟りを開くため、あるいは神と融合するためには、あなたの「隠れた損失」は最小化されるべきです(上記の11の尺度の文章で述べたように)。
ですから
a) このチャートでは、マレフィックスはケンドラで最も歓迎されます。(そうすれば、隠された損失が繁栄するのが難しくなります)。
b) このチャートでは、すべての惑星(特に、太陽(私たちの魂)と月(私たちの心))が非常に弱くなるはずです。[あなたは、神自身のために、自分のアイデンティティ、魂、心を完全に失わなければならないので]。
c) 衰弱した惑星は、このチャートで最も歓迎されます。(すべての惑星が、どんな種類の隠れた損失も与えることができなくなるように)。すべての惑星が私たちの旅の終わりをサポートし、誕生と死のサイクルができるだけ早く最終的に止まるように。
d) 弱く、苦しんでいるベネフィットは、このチャートのパナファラ・スターナ(2室, 5室, 8室 そして 11室)において、最高の結果を与えます(私たちの旅を終えるという意味において)。
e) すべての惑星は、第8ハウスからケンドラ、トリコーナなどのように、悪い位置にあるべきです。
f) マレフィクスと敵対する惑星とのコンジャンクションは、望ましい。
要するに、このチャートでラジ・ヨグのようなシナリオを探してはいけないのです。
辛抱強く記事を読んでくださってありがとうございました。神のご加護がありますように。


D144は単にD12の結果というよりは

「カルマの新陳代謝がどのように行われるか」を予想した分割図で

D12がネガティブな配置であれば

その宿命の重荷を投げ出さないために

悟りに向けてどんな経験に留意し何を諦める( ≒12室 )べきか ” が

D144で正しく提案されてあると思えばいいようだ





かなり以前の投稿でD12は主観的ながらに査読したが

10室と12室が星座交換し

今生の経験は職業(≒10室)上の損失や俗世との決別となって

木星期の今になりジワジワと顕現してくることになる

(端的にこの分割図では「木星-土星期」に私が会社を倒産させる可能性を示している)



そして以下が私のD144である





D144は

Dwadas-Dwadasamsa 」(ドワダシャ-ドワダシャムシャ)

と呼ばれる



12室の象意が完成する分割図で

その意味と目的に照らして「放棄できる経験」と「エゴのまま残るもの」が配置で区別される



あなたの魂の旅の終わりまであとどれくらいですか?
あるいは、どのくらいでモクシャを得ることができるでしょうか。


この問いについては少し前の投稿で触れた私のD108で判断できる





来世の自分を示したD108では

生まれ変わりの経験を否定する12室の支配星が住んでいるハウスの数が

そのまま残りの転生回数になるとされ

12室に近いほどチャート本人は学びを要する魂だということだ



私はまさにアートマ・カーラカの火星が12室を支配して4室に住む

住んでいるのもモクシャハウスの4室で

火星は3室へ逆行して減衰してしまう



とてもモクシャ的で生きることに前向きではない虚無感が見受けられるが

それは今生で私の経験がまず十分に満ち足りているからだとも思える



そうした未来を私が体現できるか否かはやはりD144の「指南」をいかに実践するかである



a) このチャートでは、マレフィックスはケンドラで最も歓迎されます。(隠された損失が繁栄するのが難しくなるように)。


D144は誠意のある放棄を促す12室の象意の極限であるため

ケンドラハウスに生来的凶星が住むと

その経験が正しく「消化」される(昇華される)のである



しっかりとラグナ対7室でガージャ・ケーサリ・ヨーガになり土星がそれを阻む



良い配置が起きてはならない否定的な分割図で

ラグナロードがマハープルシャになってしまう一方

対向した月は一般的な人間関係を指す「大衆」の表示体で

機能的にも凶星化した土星が月を抑圧し

木星と月の軸にラーフ・ケートゥが加わってグル・チャンダラ・ヨーガも並立する



つまり私はエゴイスティックな誤った熱意を持つグルであり

厭世感情を秘めた乙女座的な人々を私が搾取してしまうような傾向を暗示する



確かにそのきらいは大いにある



苦悩して人生に迷う方を助けたいあまり

自分の思想をお仕着せにしてしまいそうになる愚劣さが頭の中でよくチラついている



「とにかく相手のことをよく知らなければダメだ」と思い直すのも

ラグナ対7室の軸に11室12室支配の土星が踏み入って

何とかエゴを抑え込んでくれるからだろう



(またよく見ると月はもう一つのラグナなので

その配置自体がかつての私を指していて苦笑いしてしまった)



なお

4室双子座に住む火星は魚座ラグナで2室9室支配の機能的吉星で

影響そのものは学びを促してくる良い働きだが

4室で逆行した生来的凶星という所見が今生を諦念で俯瞰している私を表意できている



b) このチャートでは、すべての惑星(特に、太陽(私たちの魂)と月(私たちの心))が非常に弱くなるはずです。[あなたは、神自身のために、自分のアイデンティティ、魂、心を完全に失わなければならないからです。]


月は乙女座でヴァルゴッタマになって土星とケートゥが伴った絶妙なコンディションで

他方の太陽は6室支配で蠍座に住む病的な自責感がありこれまた素晴らしい(笑)



もどかしい思いの捌け口を見つけられない様子が

鬱病をやっていた頃の自分を指しているかのようで面白い



c) 衰弱した惑星は、このチャートで最も歓迎されます。(すべての惑星が、どんな種類の隠れた損失も与えることができなくなるように)。すべての惑星が私たちの旅の終わりをサポートし、誕生と死のサイクルができるだけ早く最終的に止まるように




残念ながらこのD144では減衰する惑星が一つも無い



それだけ私には秘められたエゴがあり

避けては通れない悲痛のドラマが未だ多く待っていることだろう



d) 弱く、苦しんでいるベネフィットは、このチャートのパナファラ・スターナ(2室, 5室, 8室 そして 11室)において、最高の結果を与えます(私たちの旅を終えるという意味において)。


上述した通りの土星とケートゥに害された5室支配の月に加え

水星は機能的に凶星化し8室で両隣を土星・ケートゥと太陽に挟まれている



水星は今生のラグナロードであり

休まず順調にラーフ期の余韻の途中を進んでいるだけあって

確かに私は人に頼り過ぎることを辞めてしまっている



(ラーフ期がドゥシュタナに絡むと誰でも孤独が最高の自由だと思うようになるらしい)



e) すべての惑星は、第8ハウスからケンドラ、トリコーナなどのように、悪い位置にあるべきです。


8室の水星から数えたケンドラには星が無く

トリコーナの位置には火星が辛うじて住むだけで

カルマを全てデトックスし切るには相当の時間が必要だということだ



f) マレフィクスと敵対する惑星とのコンジャンクションは、望ましい。


やはり7室乙女座の配置以外にはそうした傷つきの所見が見られない



私は厳しい覚悟でジョーティッシュを実践し続ける以降の人生で

(分かってはいるが)自分なりの優しさを与えた相手から訳もなく拒絶され

それどころか敵対心を持たれたりして

少しずつ私自身も未練が薄れて行って悟りの素地が育っていくのである



それは長い目で見れば十分に良いことである



私はD45で10室水瓶座に月と木星と金星が惑星集中してしまい

それがウパチャヤハウス同士の強い絡みになっており

このままではジョーティッシュで知り合った相手と「不適切な関係」を作りかねないからだ



ラーフ期がやっと終わった私は

今でも誰を信じていいか分からない心情の曖昧さが残り

ジョーティッシュを眼鏡にして人や物を品定めしていくしか手だてが無い



ここであまりにも良い出逢いがあるようなら

私はおめでたいハッピーエンドな物語の主人公になってしまうので

ジョーティシャーとしての第二の人生を目指すには不適当である







セカンドアンタルダシャー開始まであと1年近くもあるが

このD144でも木星と土星は対向して見事に絡んでいて

木星は10室も支配した上にアマティア・カーラカ(職業の表示体)に当たる