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自身のチャートと起業時チャートとの相似度その他を確かめる

執筆者の写真: 鹿村文助鹿村文助

更新日:2024年11月6日







前回投稿の記事を書いていて

「自分の個人事業はどれだけ私自身とシンクロするだろう」とやはり気になった





ラーシを一目ざっと見てすぐ気づくのは

アートマ・カーラカの太陽が私自身のラーシのラグナに住むことであり

その太陽にアスペクトしてくる火星は私自身のラグナロードが定座する双子座に住む







アマティア・カーラカになった火星は私自身のアートマ・カーラカで

それも住んでいるナクシャトラが私のラグナロードが住むのと同じ「プナルヴァス」だった






「プナルヴァス」は本当に縁のあるナクシャトラで

私自身のナヴァムシャのラグナの位置も「プナルヴァス」である






もし、ラグナか月がプナルヴァスにあったら、その人は詩を好み、深遠で霊感を受けた想像力を受ける。また、月か木星が4つの内の最後のパダ(→蟹座)に入ると、精神的なものへの憧れや、典型的な女性の美徳や優雅さを得ることになる。
弓矢の居所としての矢筒は、安住の地・戻る場所を示している。したがって、プナルヴァスは、家(ホーム)と「繰り返し」に関連する。
プナルヴァスの人は、帰る場所と反復を求めることで安定を獲得し、この安定をよりどころとして大切にする。
プラナヴァスが際立ち、目立つ人は、家族や近しい友人などの輪の中に留まり世間との関わりを避ける事で、やや世離れした人生を送ろうと努める傾向がある。
大きな家族への執着があるが、矢筒の中の矢がそうであるように、いつでも旅立つ準備はできている。このことは、旅は好きだが、居住を変えることは嫌う性質につながる。


日々のルーティンワークが心身を正しく保つ何よりの秘訣であり

単調な毎日の中にも自分なりの意味や目的を見出そうとする性格のようだ



一方で付き合うべき相手を自分から限ってしまう傾向もあり

心情的に平和を感じさせてくれるかまたは向上意欲をくれる相手を求めるはずである

( 双子座は射手座と正反対の星座だが双子座は成長し続けた結果として原点回帰したがる )





しまいには最も深い私の根源のように働くナディアムシャでさえ

ラグナロードの土星がプナルヴァスに住んでいる



6室で逆行する土星がラグナロードの私は今生で苦悩が絶えないが

対向12室で定座した木星がプナルヴァスの支配星であり

相互アスペクトで保護を受けながら土星は5室に逆行して2室にアスペクトバックする



常に悩んで考えて

何か策を講じては満足できずまた考え始めるという様子である





その無自覚な性癖が私の事業のチャートに合致するかどうかというと

6室対12室の軸で起きた満月が4室対5室の支配星の相対であるため

ラーフ・ケートゥ軸がラージャ・ヨーガになって運気が絶えず起伏を繰り返す所見で示される



6室12室というドゥシュタナの軸で吉意のヨーガが出来ていることは

有益で良い仕事であっても気苦労が伴って平穏な取り組み方が出来ないということでもある



前回の投稿で触れた8室金星のアスペクトバックだが

2室には9室12室支配の木星が逆行の状態で住んでいて

本来ならば2室の状態は金星の生来的吉意が帰って来るので強くなるが

逆行して12室も支配した木星が金星の恩恵を中途半端にさせてしまう



それが意味するのは

「わざわざご指名いただけたので少しくらいサービスを添えよう」と思った私が

自ら設定した鑑定報酬以上の仕事をついつい付け足して割増気味の応答をする傾向だろう



ナディアムシャで定座した木星( プナルヴァスの支配星 )が12室であることから

必要十分な報酬も得られないうちからサービスし過ぎるのである




自営事業のD1のアルーダ・パダを診る






私の私事業のアルーダ・ラグナは獅子座である





「公的な第三者から見た職業や仕事ぶりの印象」を決める10室目には

何とも天晴れなことに木星が住んでいる



しかしそれでもアルーダ・パダの定義上で潜在運を左右するのは月とされていて

「あらゆる人々から見た第一印象」( =評判 )を担う月は8室目でラーフとコンジャンクトする



しかも月は12室支配になって2室でケートゥとコンジャンクトの太陽と相対してしまうので

ネット上で私の仕事に対する激しい賛否両論が巻き起こるということを暗示する



他方で重要な実務力( 2室や10室 )の表示体でもあるアマティア・カーラカになった火星は

獅子座ラグナでは最良な4室9室支配のヨーガ・カーラカとなり「獲得」の11室に住む







ハウス毎のアルーダに注意してみると

魚座は10室のアルーダ・パダであり月は生来的吉星なので悪いとも言えず

更には月は「5室の表示体」のプトラ・カーラカに当たる





太陽は肝心なアートマ・カーラカで

相対する月はプトラ・カーラカなのだから

乙女座対魚座の軸でジャイミニアスペクトし合う両者は

アルーダ・チャートでは吉祥なジャイミニ・ラージャ・ヨーガですらある





それは

結局のところ本来のラグナから見た6室対12室で起こるラージャ・ヨーガそのままの印象で

有意義な仕事をしているという満足感よりも多忙さや緊張感が強めである



10室の表示体でもあるアートマ・カーラカの太陽が6室でケートゥとコンジャンクトし

6室は乙女座でもあることから私はまるで医師か何かのように寡黙に厳しく実務に取り組み

12室に住んだ月は「生徒( 弟子 )のような相手」を意味するプトラ・カーラカであるため

個室で沢山の依頼者を傷病者として治療するかのように扱って厳粛そうに応対する様子だ





改めてアルーダ・チャートを見直すと

土星の定座した水瓶座が7室目に改まってシャシャ・ヨーガになり

私がこれから名乗る職業は「( 泡沫な )占い師」であるにもかかわらず

これでは本当に病院に勤める医師か何かのようである







しかも土星は水瓶座から逆行して山羊座でも定座するようになっており

6室へと逆行してまた強くなる土星なのだから私はすっかり参ってしまった



ただし



Whether a benefic, or a malefic, if be exalted in the 7th from Lagna Pada, the native will be affluent and be famous. (BPHS 29.26)
吉星であれ凶星であれ、ラグナパダから7ハウスで高揚している場合、その人は裕福で有名になります。(BPHS 29.26)
Malefics should ideally be placed in the 3rd house of valour and initiatives or the 6th house of dominance, so that the native win over persons and situations and all social battle, which are necessary to enhance one’s social status and position. Benefics so placed can make a person saint, who completely denounces materitalism and actively pursue spiritual life.
凶星は、理想的には勇気とイニシアチブの第 3 ハウス、または支配の第 6 ハウスに配置する必要があります。そうすることで、その人は人や状況、すべての社会的闘争に打ち勝つことができ、社会的地位と立場を高めることができます。このように配置された吉星は、物質主義を完全に非難し、積極的に精神生活を追求する聖人になることができます。


古典に教義を尋ねるとそれもまた悪いことではないらしく

凶星の土星がアルーダ・ラグナの7室目で定座してなおかつ6室に住むようになる配置は

知名度と克己心を育てる良い予兆のようだ



これはいずれ私自身のダシャムシャの現行ダシャーの所見と整合していくはずである





これから4ヶ月弱は続くプラティアンタルの金星期は

月から見てもマラヴィア・ヨーガの金星が高揚の土星のディスポジターだからだ



きっと道のりは十分に険しいだろう



楽なまま確実な成果だけ積んでいくという方法を

少なくとも私は思いつかない





それでも

アルーダ・ラグナから見た10室を支配した金星は4室に住んで私のキャリアを予感させ

金星のディスポジターの火星も全く見事に11室に住んで太陽や月とラージャ・ヨーガを組む

( アマティア・カーラカの火星に対し太陽はアートマ・カーラカで月はプトラ・カーラカだ )



牡牛座の木星と天秤座の水星が吉星同士のジャイミニ・アスペクトを起こす位置で

9室と5室のアルーダが置かれていることにも一抹ながら期待が残る



期待を薄れさせないためにも

私は引き続き様々な機会を探り自らの名を周知していくつもりだ




ご依頼を

お待ちしております




以上


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