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執筆者の写真鹿村文助

自社の熟年従業員のラグナ検証-その1-

更新日:8月17日







自社で人柄が良くなかなか有能なベテラン中堅従業員の誕生日を偶然に知る機会があった



本人の家族が最近になり難治性の疾病になったとのことで

勤怠を管理する総務部から本人の個人情報を含んだ欠勤届の上申が私の方へあったからだ



身についた悪癖で過去に本人から伝聞した出生地を即座に思い出しチャート作成してみた



本人は以前まで一工場を総括する職責者だったが

本年度から異なるセクション同士を仲介する職務分掌の管理担当となったので

それに従い本投稿では彼を「マネージャー」と称することにする



マネージャー本人の経歴や人物像からするとチャートは以下の通りで正しいと思われる





10年近くも前から本人を知っているとラグナ特定はすこぶる楽である



特に本人の出生時には木星が射手座で定座して木星的な個性が強く出ており

コンジャンクションするラーフはヴァルゴッタマで人格形成にも影響が根深い



その木星に留意しつつも火星や土星の配置を考えて本人の印象と対比すると

確実に本人は射手座ラグナでなければ現在の立場に置かれ得ないと判断できる



例えば一つ手前の蠍座ラグナであればまるで芸能人のような非日常的人物だろうし

牡羊座であれば2室で土星が逆行して減衰と同じ状態になり能力や容姿が本人と全く異なる



土星がラグナロードになる山羊座・水瓶座では職業運が今一つ悪く自営業者的な人生になる



魚座ラグナとなると逆に10室が異常に強く自ら起業して組織の長のようになってしまうし

常務と同じ牡牛座ラグナでは5室と8室で潜在能力が強く芸術家や文化人のイメージになる



双子座ラグナなら「情緒不安定なナルシストのミュージシャン」のようで何もかも違う

蟹座ラグナでも「プライドの高い政治家」といった風情で人に仕えて働く性格ではなくなる



獅子座ラグナでは「過激な思想を流布する新興宗教の教祖」のイメージで気持ち悪いし

乙女座ラグナとすると1室の配置が本人の心身を激しく傷つけており夭折する危険すらある



天秤座は月ラグナのため本人の別側面としてプライベートな隠れた素顔と見なせるが

本来のラグナと仮定すると11室の支配星が12室に置かれており立身出世が叶わない



やはりザックリと総当たりしてみると射手座がラグナと思う他なかった



ジャンマ・ナクシャトラは天秤座のスヴァーティーで風通しのいい明朗な性格となり

6室11室支配で強い目的意識を持たせる金星が吉意の9室に住む配置と相まって

確かに本人の気骨たくましい勤務態度をよく描き出せている



ダシャーを覗いてみると本人が最も深い苦境で耐えていたであろう時期も正しい


本人の土星期の最終盤だった「土星-木星期」は簡潔に書き記して誇張せず回想しても

聞き手の大半は『嘘だぁ』と笑い出すほど泥沼じみた修羅場が沢山あった



私自身も8室のラーフとディポジターの火星が与える屈辱の真っ只中という時運だった



土星がラグナになると10室11室という余りに致命的な星が減衰星座(牡羊座)へ逆行し

8室には機能的凶星の木星が定座しラーフがコンジャンクションするイジメ同然の配置



ちょうどその頃の常務のダシャーはほとんどそれと重なってしまうような近似ぶりであり

似ているというよりは重いカルマを消化するために分かれた一つの魂が再会したかのようだ




(常務も牡牛座ラグナで8室にラグナロードの金星が住みラーフとコンジャンクションする)



常務に対する分析を綴った投稿文でも触れたが

私が社長に就任して3年を過ぎた頃に段々と増長し始めた異様な中堅従業員がいた

おそらくは常務とマネージャーの射手座の凶星はこの人物の表示体であると思われる



その者は当時マネージャーの治めていた工場とは別工場の職責者だった

今でこそ他人扱いできるので落ち着いて言葉に出来ているが

この者の罪深さとその所業の非業さは本当に悪夢を描いたドラマのようにカルマ的だった



記憶している本人の印象からは天秤座の新月で生まれた蠍座ラグナか

牡羊座ラグナにラーフが住んでラグナロードの火星は蟹座で減衰しているような人物だった

(私のチャート上ではやはりラーフか射手座で逆行する火星で指示される人物のようだ)



その者は当時社内で全社的業績不振の原因だったマネージャー管轄下の工場を名指しし

工場内外の実務を振り返るために私が設けた店舗別会議の席でバッシングを繰り返した

本人はもちろんただの一正社員であり当然だが役員でもなければ株主でもなかった



私の眼前で思春期の素行不良児のように何度も悪態をつき私と常務の会社経営を嘲笑した

絶句するほど人としての礼儀礼節から弾け飛んでおりとにかく「おぞましい」の一言に尽きる



(それ以上を語るには時間と気力が足らなさ過ぎるので以下に顛末をまとめておく)



その“気が触れてしまった”元工場長は2年前の正月の時点でダブルワークの事実が密告され

それも独自の法人格を立ち上げながら私の会社で職務放棄と売上金横領を平然と続けて

私と顧問弁護士の即断により私としても初めての真っ向解雇の処遇を下した相手になった



話を元に戻すがその時点でマネージャーのマハーダシャーは水星期に入り約1年を経ていた

ダシャーチッドラの概念とも整合する物事の成り行きでありその如実さに感心させられる



私は安堵すると共にマネージャーの工場のチームワークの再結束を急いだ

突然に自身の業務を阻んできた【敵】の悪影響で同工場の従業員でさえ空中分解寸前だった



私のそうした焦りがマネージャーの水星と月が住む11室で説明できるのだから実に精妙だ

当時の私はもちろんラーフ期の終盤頃であり「誰かを頼りたい」とする8室の象意にも通じる

私が痛切に抱えていた緊迫とそれから逃れたい安息欲求はつまり他者への11室的態度である



その頃からマネージャーの11室がラグナとなってその天秤座でラージャ・ヨーガが生じる



水星が12室の象意ももたらすためやや現実問題とのギャップが残るが

そこから今日へ至る2年半ほどの月日で人事的問題等も確実に対処し解決して来れた


(その決して短くない日々の中で私が受けざるを得なかった経験もいずれ書いてみたい)



マネージャーの今ある一つの達観とも言える平和と自由を思うに

ナヴァムシャは蟹座ラグナで正しいと判断できる





もし双子座ラグナであれば水星は6室となって精神的苦闘が続いてしまうし

獅子座ラグナになろうものならラグナロードと10室支配星が12室に住んでしまう



水星の星位は良くないがディスポジターがラグナから見ても月から見てもマハープルシャで

全くのアナログかつブルーカラーな私の会社で叩き上げてきた底力の確かさと

ダーナ・ヨーガの柔和な蟹座が本人の親しみやすい佇まいを質実に表現できている



ダシャーラグナでも本来のラグナでも「水星-金星期」という時運は私のことのように幸せだ

ラグナの水星から見て11室目や9室目に吉星が位置する時でありその喜びは疑う余地がない



本当にご苦労様でした

ご家族の傷病の全快を祈念しております


                                      以上

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