自社の今後を一手に担う最年少の職責者K店長のラグナ検証
更新日:2022年9月27日

※画像はイメージです※
昨日( 2022 / 09 / 24 )はかなり久しぶりに自社工場で社内会議を開いた
人手不足で多忙なまま話し合う折り合いもつかず
業績の総評は自社を指導するコンサルティング法人が兼ねてきた
自社はコンサルティングによる組織再編で大きく「北ブロック」と「南ブロック」に集約された
昨日の同会議は南ブロックリーダーである工場長(以下「K店長」と記す)が呼びかけたものだ
本当に長らく開かれなかった業績振り返りの会議は分かっていてもなかなか終わらず
13時少し前に開始し15時40分頃まで続いた
以前なら「従業員が給与を与えてくる役員に向かって悪口を言う」だけの会議ばかりだったが
そうした生産性の無さはしっかりと消え去り
自社が漸く普通の会社になれたと実感した時間だった
雇われていながら帰社意識も無く我が儘を平気で言う8室的ラーフ的な相手が居なくなり
K店長手製のグラフや早見表を眺めながら私は嬉々として店長のプレゼンに聴き入っていた
その内容が完全には理解できずとも会議の時間そのものが私には安堵の喜びになっていた
皮肉ながらコロナによって「形だけ働いていればそれでいい」上辺だけの事業経営は一新され
真に自社組織のためを思って仕事の意味論を正しくアプローチできる者だけが残ったからだ
完全に無益なブルーカラーの集いだった自社は私の木星期開始で本当に生まれ変わった
工場統廃合が断行されたことで私と常務も現場と「膝詰め」の嘘偽りない対話が可能になった
私も常務も現場処理へ少なからず応援に入り続ける日々が続いてきた
内勤チームも納品部隊も我々の仕事ぶりを知っているため今度こそ「上手く行く」機運がある
所謂「コロナ前」は両手で数えきれない数の工場と営業所を我々2名でマネジメントしていた
質的な方法論より量的な業務運営を続けるしかなかった自社にむしろコロナ禍は必要だった
自社の組織再建は当然まだ道半ばであっても私のラーフ期は過去形になりつつあると感じた
私の自社のために木星期的成長を実演して見せてくれるK店長は果たしてどんなチャートか
また今回も私の主観が込みになるが配置上の強さと本人の性格を加味し客観的選定に努めた
K店長の主要チャートは以下の通りである




実年齢より若く見えて頼りない印象とは裏腹に容赦の無い合理主義を地で行くK店長は
その柔和さを完全に否定するほど冷徹な火星土星のコンジャンクトが8室乙女座で起こる
やはりその性格の妙はラグナと月のナクシャトラを見て納得が行った

ラグナはラーフ的な独断専行の傾向がある「シャタビシャー」で黙考する職人肌な性格だ
月も反復思考のトライ&エラーから正答へ辿り着く「プールヴァ・バードラパダ」である
時に内向的で感情ばかり募る危うさがあるが9室に木星を生まれ持つ福徳をK店長は誇る
ラグナに住む6室支配の月は木星からのアスペクトで堅固なやる気へと良化している
過集中の状態では恐ろしく神経質で作業場全体に響く怒号を飛ばしたこともあり
熱気が醒めると静かに周囲と製造業務を続ける「発散型」のパフォーマンスである
それは8室乙女座でK店長本人を指す土星がヴァルゴッタマだからであり
ラーシではそこに3室10室支配の火星がコンジャンクトし不穏当なほどの緊張感を醸す
故にK店長は私から見て「頭の中に常時カレンダーと電卓がある人」という人物評で
何事も計算ずくで数字に替えられる限りカリカリと理詰めの道筋を描き抜くビジネスマンだ
仕事仲間としては有難い限りだが私生活では相当に「人を選んでしまう」方であると分かる
実際に店長と親しい納品チームの中堅従業員から店長には離婚歴があることを伝え聞いた
(「結婚後の私生活」を指す8室にはラーシもナヴァムシャも生来的凶星しか住んでいない)
そして何より客観的な現実を表意できている所見は11室でヴァルゴッタマの水星である

ダシャーは今まさに「水星-金星-ケートゥ期」でアンタルとプラティアンタルが11室で絡む
2016年8月中頃に水星期が始まったK店長は当時の店長と高校の同級生だった縁故で入社し
K店長の性格の良くない側面だけを強調したような前任の同店長からパワハラを受け続けた
当時は旧店長が工場内でそうしたすさまじい蛮行を悪びれず繰り返し
K店長も耐え切れずに私の会社を一度は退社してしまった後に
同店長が善管注意義務や遵法精神の薄れ切った背任行為等で私から解雇を処断され
その後に常務が臨時の店長を1年強ほど請け負ってからK店長から対話の希望を受けた
K店長と連絡を取り続けていた従業員が
「(私の会社に)戻りたい」とその意志を常務に伝え
私と常務で急遽の面談が開かれて2年半ほど前にK店長は再入社した

ダシャーが「水星-金星-金星期」に入って3ヶ月弱の頃で水瓶座ラグナと言える証拠になる

その後に常務が暫定の店長職を降りて
別の従業員がその職責に預かったが
1年程でその者も辞職し人事の登用に迷った結果
私による前例の無い措置としてK店長を指名する運びとなったのである
経験の量がモノを言う年功序列型のしきたりが残る自社において最も異例の抜擢だった

金星は逆行することで射手座に住み木星と11室対9室の星座交換を起こし願望成就となる
また
レクティファイ上で重要なエピソードに社会人生活最初の職業で患った鬱病の事実がある

土星と金星の絡みはK店長を水瓶座ラグナとした場合にダシャムシャで凶意が顕現する

「途絶」の8室で土星が7室も支配して定座しコンジャクントの金星は月から見て10室支配だ
月が獅子座になることで月をラグナにすると土星はまたも7室(10室の本質)と6室を支配する
金星は本来のラグナでは11室支配だが11室には10室の表示体の太陽が住み
ディスポジターとなった金星は定座の土星に深く傷つけられている
金星は月から見た3室10室支配の重要な10室的運勢の因子である
太陽とも絡むため社会人になってからの10年強はK店長の人生を五里霧中にし続けていた
特に「金星-土星期」はほとんどの場合とても悪いカルマが噴出する一つの節目になりやすい
なおこの配置に対する実際の職業が何とも絶妙に整合を実感させるもので
K店長最初の職場はIT関連会社でありレイアウトデザインやSEのアシスタントだったという
土星は「インターネット・SNS」の水瓶座で定座しそれは月から7室目(10室の結果)である
K店長はラーシ・ナヴァムシャ両方で水瓶座ラグナでもあり必然的な成り行きだったようだ

土星がラグナになると努力には障害が伴い4室射手座ではケートゥがヴァルゴッタマになる
乙女座から見て土星は5室6室支配で「自分の目指すべき成果が邪魔される」状況を意味し
土星のディスポジターの水星はヴァルゴッタマだがケートゥも同じくヴァルゴッタマである
10室支配の水星が4室でアスペクトバックするのは屋内での業務を指すためITの実務であり
太陽も伴ってケートゥが高揚するように強い配置は「とても事細かな自己管理」を行う様子だ
金星期の直前のケートゥ期まではPCを用いた職業に強い憧れと自信があったことだろうに
実際に社会人となった時点で巡ってきた金星期でその誠意が容赦なくへし折られてしまった

ナヴァムシャでも土星から見た金星は10室を失う9室で定座し機能的凶星の木星が絡む
土星が本来のラグナロードでラグナから8室目(困難・途絶)にあることも大きいが
木星が3室6室8室に全く関わらずに減衰して金星へアスペクトする配置も悪影響である
木星は本来のラグナから2室11室支配で減衰しパラーシャラの例外則にならない
乙女座から見ても木星は4室7室支配でケンドラの象意しか持たず薬効となる所見にならない
ダシャムシャのラグナロードは月であり本人の心そのものを指しており
その月と対向した8室で土星は定座し
ラグナから4室目(メンタル)を支配する金星がコンジャンクトする
ダシャムシャだけを見ても鬱病になってしまうのが分かる配置になっていて神妙ですらある

その後にK店長は様々な職を転々とし世知辛い職責に耐え抜いた