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自民党を結党年月日でチャート解読する



自由民主党 (日本) - Wikipedia



組織のチャート解読というのは大抵が年月日のみで厳密な時刻が分からないが

自民党は流石に公式日時が記録に残っており一応の占断が可能な対象である





正直あまり乗り気ではないが公表されてある「1955年11月15日午後1時20分」のデータで

チャート作成をしてみると先月のあの歴史的な悲劇との相関が見て取れた







自民党は水瓶座のネガティブな側面を体現した類型の姿そのもので

良く言えば近代国家的な精鋭の集いだが

悪く言えば貴族院の影を映す閥族組織の名残である



水瓶座は経験の蓄積から真新しい価値観を抽出したその本質のような星座である

量的な経験が臨界点に達し突然変異へと向かう境界の外延が水瓶座の世界だ



だからこそ水瓶座では物事の結果たる答えそのものを担う立場から行為が生まれ

刷新され淘汰されていく側にとってはかなり強い暴力にもなる



自民党はその旧時代の選民思想に則り敗戦後の日本をより物理的に西洋化するべく

それまでの(つまり戦時下の)魚座的な観念と相対しながら

前向きに妥協して日本を欧米的な民主主義へと導いていこうとしたのである



自民党の結党時には教科書的な要約として「55年体制」なる概念がよく語られる



55年体制がどういう体制かよくわかりません|地歴公民|苦手解決Q&A|進研ゼミ高校講座 (benesse.co.jp)



自民党は対となる左派連帯政党の日本社会党に比して優位になれるよう企図された組織で

自由党と日本民主党が急遽合流することになり結党した保守の総本家であった



自民党が創設されないことには

志向が曖昧で熱気しかない左派勢力に議席が奪われて近代的な政治の推力が生まれず

アメリカの都合も含んだ「整った民主主義」の体裁が形にならないからである





ダシャーにおいては「土星-水星-月期」の時局である





10室でラグナロードと減衰した月とそれをバンガする金星がコンジャンクトし

何故かラーフ・ケートゥは減衰してしまっている



端的に当時は戦後10年の節目であっても復興の行方が混迷する途上で

何を語ろうと「権威に預かる上位者のキレイゴト」という聴こえ方だったことだろう

最善たりうる思想と策定を悶々と考えて暖簾に腕押しする実態が示されてあるようだ



蠍座というのはケートゥが高揚する以外には良い影響がほとんど無い星座である

そこにラグナロードを含んで惑星集中が起こる所見は

「内向的で理想を大事にしたまま首尾一貫できない」窮屈さに悩む相となる



歴代の総理大臣が就任早々に何かしらの内的外的課題にブチ当たるのも

ラグナロードの土星が敵対星位の水の星座に住んでラーフが減衰するからだろう



それでも自民党が傑出した士族系組織であるのはラグナが「実践力」を担う水瓶座だからで

やや武張った自惚れ気味な決意で取り組む姿が庶民の現実と乖離した様子を写実している



水瓶座は本来なら広く開かれた自由と平等をもたらす「合一感」がその個性であり

より良い権利の所有と実践を促すので終極的には共産主義へと向かう星座だと言える



しかし文化文明が未熟なままの国家では秩序の創成に思想的な方法論が不可欠で

観念的な美意識が優先する専制志向に応じた冷徹な選別が行われざるを得ない



そうした機械的取捨選択は専横な選民思想を肯定してしまうため

発展途上の社会では実務上の職能以前に「政治的な思弁の素養が有るか否か」が重要となる



従って旧時代の水瓶座の表象というのは左派的革新力とは対極の「閥族内協働」になる



無秩序から最適解を抽出するためにはアプローチとしての価値観が先行しなければならず

肌感覚で熱意を写実する左派の運動よりは欧米的なマナー(品格)としての政治が必要だった



日本がアメリカ的近代国にならなければ隣国の中国ソ連の脅威に立ち向かえない現実もあり

先の戦争犯罪を猛省する立場からの容共的政治はそもそも受け入れられなかったのは当然だ



とはいえ「日本を戦争させない近代国にする」等の美辞麗句以上の采配をアメリカが行い

実際は1952年に独立した時点で日本はアメリカに従うアジアの中立国となっていた








日本の独立時チャートでは水星が4室でニーチャ・バンガを起こし

7室10室という重複した象意を知的能力の水星が担うため

魚座の観念的な理想主義は「権威の座」である4室に7室10室が絡み即ち政治家を意味する



その水星の対向10室に土星が住み

土星は逆行することで5室牡羊座の木星からアスペクトを受けている仮想の配置になる



射手座ラグナの土星は「国民・国家財政」の2室と「マスコミ・メディア」の3室を支配し

住んでいるのも水星が高揚する女性星座の乙女座であり

1952年の時点で日本社会の大衆は賑やかに体制批判やゴシップを楽しむ国民性だった



同チャートでは出生時(正式独立日時)のダシャーが「火星-太陽-金星期」で

火星は逆行して金星とも対向し本来の位置で太陽とも向かい合って

逆行した位置の乙女座から金星と太陽の両方にアスペクト出来るため絡みが起こる





おそらくは端的に独立が実現したことに筆舌できない歓喜の情が起こり

5室支配の火星が対向の自室へアスペクトバックしながら木星や高揚の太陽と絡み

ラグナロードの木星が4室(国土)も支配して5室9室の非常に崇高な尊厳が実っている



日本人が心身共に民主主義国家として再出発を遂げられたような配置が出来ている



「火星-太陽期」の次のアンタルダシャーは

マハーダシャー最後の「火星-月期」となるためダシャーチッドラが生じる



ご覧の通り3室水瓶座に住んだラーフの時運が始まろうとする頃合いで

ラーフのディスポジターが10室乙女座に住んで逆行している



即ち自民党のラグナである水瓶座がその時代性の表象になって相互に影響する運命だった




ただし日本の独立時チャートの土星は10室乙女座で逆行するのに対し

自民党は10室蠍座の惑星集中に参加して減衰するラーフの悪影響を受けている



自民党が結党された時に日本の同チャートのダシャーは「ラーフ-木星期期」で

ラーフ期の本格的な運気の影響力が顕現したタイミングである





しかし日本の同チャートは射手座ラグナで蠍座は12室に位置してしまう



ただでさえ薄弱気味で仄暗い蠍座が戦後日本を指すチャートで12室に当たるのは

分かりやすく「庶民の些末な感情を無視し密室で成功裏に行われる執務」を意味する



減衰したラーフが緘黙し切った静けさを醸しており

早い話が元老院的処断をストイックに進めていく象牙の塔が国会に築かれていたらしい



「共感できる奴だけ着いて来い」というロックな気風が滲んでいて面白い

見れば見るほど水瓶座の負の側面をしっかりと実演していた様子が見て取れる



自民党結党時のラーシチャートは10室蠍座において

4室9室支配でヨーガ・カーラカの金星が6室支配の減衰した月をバンガさせているが

それはやはり「愚劣な烏合の衆たる有権者を巧みに調伏しようとする作為」だと言える



何の知識も無い市井の人々からすると

自民党の代議士というのは「漠然としていて何を言っているかよく分からない」という評価だ



月自身をラグナにするとつまり蠍座ラグナで月は9室を支配した減衰のラージャ・ヨーガで

金星はアスペクトバックして有力な権威者から庇護が受けられる所見を指示し

月から12室目で減衰する太陽とスーリヤ・ブッダ・ヨーガを組んだ水星は

早い話があのプーチンと同じ配置であり処世術に長けた者たちが尻拭いをする様子を示す

(厳密にはプーチンの太陽は11室に住み水星だけが12室に住んでいる)




華々しく始まった自民党の土星期と現在




自民党は結党した時点でラグナロードがマハーダシャーになる時運だった

つまりは最初から突然クライマックスのような時運だった



結党から5年後には所謂「60年安保」があり新世代の青年らが本気で刃向かって来たほどで

その4年後にはアジア初のオリンピックが東京都で開催された



この2つの事実だけでも相当に有意なことである

私が影も形も無い頃だから手放しで功労を成したように言えるが

当事者が今も健在であれば私に大きな声で意見してくることだろう



何故なら自民党のラグナロードは10室に住んだ土星であり

悪名を轟かす」ことになる配置だからである



その配置は即ち今もなお正しく働き負の影響を与え続けている



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