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脅威の58歳!シンガポールが生んだVIPチュアンド・タン氏のラグナ検証

執筆者の写真: 鹿村文助鹿村文助

更新日:2024年7月18日





普段から検索フォーマットのホームに設定しているニュースサイトで

海外のネットニュースの和訳記事を流し読みしていて

偶然に見かけたこの男性に私も思わず釘付けになった







私よりも若く見えるこの彼は

実際には私より20歳も年上の58歳だというのである




・・・!?




何が何でもこの彼のプロフィールを確かめて

ラグナ検証してみたいと思い立った



誕生〜子供時代(1966年〜)
チュアンド・タンは1966年3月3日、シンガポールのトア・パヨーに生まれました。




チュアンド・タンさんのお父さんは中国ハイナン島生まれの水墨画・版画家Tan Tee Chieです。Tan Tee Chieさんは2011年に亡くなるまで版画を作り続ける精力的な芸術家でした。チュアンド・タンさんのお母さんは一般人であったため詳細は明らかになっていませんが、1997年に亡くなったと言われています。兄は一般人のChuanDa Tanさんです。


( 水墨画家の父と )



以上の事実を以てご本人の各種チャートを検討し

結果は以下の通りとなった











*****




15歳でのモデル業開始から現在まで




15歳の時、自宅の近くでスカウトされたことがきっかけで、モデルになりました。エージェントに入り、学校に行きながらモデルとして働き始めました。18歳ぐらいなって、ヨーロッパを中心にランウェイの仕事にも呼ばれるようになり、様々な国籍のモデルたちと一緒に働くなかで「ファッションとはなにか」を学びました。


ご本人はインタビューでこのように自身の来歴を語っている





スカウトを受けたその頃となると

ダシャーでは「土星-月-金星期」の後半あたりが妥当である





ナヴァムシャにおいては当時やっと15歳になる2か月前の時点だったが

7室8室支配の土星が11室( デビュー )に住んで月の定座したラグナにアスペクトし

月から9室目の魚座では土星のディスポジターの金星が高揚する理想の配置が出来ている



ラグナと7室と11室が絡んでおり

間違いなく吉意的な「めぐり逢い」が起こった時だと言える



( なおかつ土星がディスポジターになるラーフは「芸能界」を意味する水瓶座に住む )





15歳の誕生日を迎えた頃に焦点を絞って

そのタイミングをチャラ・ダシャーで確かめると

メジャー・ダシャーの支配星の太陽がラグナから7室に住み

7室では土星が定座してそれもやはり「芸能界」を意味する水瓶座で

メジャー・ダシャーとサブ・ダシャーのロードが7室で絡んでおり

サブサブ・ダシャーは支配星がジャイミニ式でもアスペクトバックする水星で

それもメジャー・ダシャーの2室目やサブ・ダシャーの9室目に位置した乙女座である



この水星がなかなかに良い「パラーシャラの例外則」となった所見で

本来のラグナの蠍座から見てもメジャー・ダシャーから見ても

11室を支配したマラカでありながら減衰して11室にアスペクトバック出来る



水星は自室の乙女座でしか高揚しないので

減衰すると必ずニーチャ・バンガを起こすことになり

それが6室支配や11室支配の機能的凶星であれば

相当に強い逆転的復調力を帯びて働くと言える





そして

立志が正しく実る果報の経験はD11でも説明できるべきであり

より細密な時局を当て込んだ限りでは「土星-月-金星-水星-木星期」あたりのはずで

月と絡まないように見える土星が木星と星座交換し金星に仮想アスペクトを起こし

金星から10室目の蟹座にはこの分割図のラグナロードの水星が住んでおり

しかもその位置はまさに11室である





ダシャムシャは意外にも正しい絡みが無く

それでも月はラグナロードで9室( 達成 )に住み

土星は高揚して金星も木星と星座交換する



6室に住みながら4室に伏在した金星から見たケンドラに住む水星は

まさに芸能業を暗示した「7室に住んだ3室12室の支配星」である





「経歴として何をしていたか」が示されるドレッカナは

ラグナロードや水星がヴァルゴッタマになって「兄姉」の11室にアスペクトバックが起こり

「芸能業」の3室に住む金星が土星と星座交換して月と絡み

金星・木星と絡んでいない水星はそれでも例外則になってアスペクトバックで強く働く



プラーナ・ダシャー・ロードの木星は水星のディスポジターで

機能的にも吉星だが3室で減衰して例外則を帯びてから金星の星座交換でバンガされ

相当に変則的なある種のヴィーパリータと言える所見を作っている

( また木星と対向した9室で月が定座するのでもう一つニーチャ・バンガを形成してもいる )



ラグナから3室目( 芸能業 )で木星金星がコンジャンクトして木星が復調したり

月から見て3室支配の水星が9室目で例外則になりヨーガ・カーラカの火星に吉意を受けたり

モデル業や芸能業の適性がよく説明できている





実兄の存在や

実父が郷里の中国・海南省からシンガポールに移民した事実を踏まえ

ラグナを魚座としたシャスティアムシャはやはりラーシ同様に絡みが整合しなかった



9室蠍座を実父のラグナと見なすと

ラグナロードの火星は9室( 海外 )で減衰しつつ土星のアスペクトでニーチャ・バンガされ

減衰の火星とコンジャンクトした金星はまさに外国を意味する7室12室支配であり

蠍座から3室目で機能的吉星の木星が例外則になって減衰の火星とニーチャ・バンガを起こす



減衰の惑星同士が復調力を帯びた所見が水墨画家というその特殊な技能職を説明しており

10室支配で職業の象意を強調した太陽は6室で高揚して「多作で高名な芸術家」の配置を作る

( 3室で例外則になる木星は「厳しい訓練と自己研鑽」が特徴で専門職に恒例の所見である )



また11室の木星はそのまま兄や姉の実在を説明するが

木星が5室目のアスペクトを起こす位置にちょうど11室支配の土星が住み

それはラグナの魚座から3室目なので「長子か逆に末の子であること」を説明する配置になる





その美貌と共に本当に目を見張る自慢の筋肉美は

シャスティアムシャで木星と火星が互いに減衰して相互アスペクトするからだろう



チュアンド・タンのトレーニング内容はざっくり言って以下の3つです。
ウェイトトレーニング:30分未満
cardioトレーニング:トレッドミルで活発に歩く
プールでの運動を1時間
プール以外のトレーニングは週3回〜5回、プールでのトレーニングは可能な限り毎日の頻度でおこないます。




ラグナロードでもある木星が11室で減衰するとそれはウパチャヤに住む凶星のように働き

魚座ラグナで機能的吉星の火星がトリコーナの5室で減衰しながら復調するので

チュアンド氏の性格は概して「今も昔も誘惑とは無縁な生粋の努力家」そのものである



減衰惑星同士の相互アスペクトによるニーチャ・バンガというのが特異な配置の妙で

木星( 品性品格 )と火星( 男性性 )が弱くなったまま潜在的に相補して強くなる影響であり

火星が「容姿」の2室も支配して機能的にも吉星のラグナロードに守られた結果

絶句するほど若い容貌を( 地道な努力によって )保っていられるということである



端的に「日頃の生活態度」という象意も示す3室は

互いにマラカになった水星土星の無欲なコンジャンクションで

素顔のご本人は「常に明日のことを考えながら日々の努力を大切にする」性格だろう






見事に「マッチョな」その躯体は

やはり魚座ラグナで6室を支配して2室で高揚する太陽の影響であることも明快で

単純にはプライドの高さや大言壮語しがちな虚言癖の傾向も作ってしまうが

上述したように2室( スピーチ )支配の火星が木星・土星にアスペクトされてバンガされるので

10室の表示体でもある太陽が「私生活」の2室で良い影響の方を強く引き出しているようだ



6室支配の凶星が2室で最高位に強くなるのは

( 吉意の補正があれば )「努力と忍耐を重ねる」所見である





最も客観的な本人の容姿の特徴が現れるラーシは

5室で減衰の水星とラグナロードの火星がコンジャンクトしていて

水星が機能的凶意を失ったままラグナロード( 本人の容姿と肉体 )に働きかけ

11室にアスペクトバックして徐々に強くなっていく水星が

やはり奇跡的な若さと鍛錬による肉体美を説明しているはずである

( 月やラグナロードに水星が強くなって絡むと容姿や声が若い傾向を作る )



そしてまた

7室で起きたグル・チャンダラ・ヨーガは

ラグナで高揚するケートゥに機能的吉意を与えて強く吉星化させ

4室でシャシャ・ヨーガになった土星もラグナに10室目のアスペクトを生じて

即ちケートゥが4室5室の支配星からアスペクトされることでラージャ・ヨーガを帯びている



ラーシを蠍座ラグナとしたのはその所見を作ることが大きいが

4室でシャシャ・ヨーガの土星が「生活習慣・自己管理」の3室も支配するからで

まさに10室を支配した太陽にかなり厳格な “ 自主規制 ” の克己心をもたらす



禁酒
禁煙
お茶を飲まず、水だけ飲む
野菜とタンパク質中心の食事
毎日の筋トレ&スイム
寝る5時間前から何も食べない
スキンケアは保湿クリームだけ


飲酒・喫煙せずカフェインも全く摂らず

更には「寝る5時間前から何も食べない」という拘りぶりは

ラグナが蠍座か射手座の場合に4室や3室を土星が支配するためで

射手座までラグナが進むと時刻が0時を超えて日付が変わってしまうことも含め

4室で土星がシャシャ・ヨーガになった蠍座ラグナであれば

そのストイックな自己管理の傾向や国際モデルとしてのキャリア( 4室 )も説明できる




事務所設立と独身を貫く理由




モデル事務所設立(2004年〜)
チュアンド・タンさんは自身のモデル活動を終えると、モデルマネジメント事務所「AVE Management」を設立しました。
述べ200人以上の男女モデルがマネジメントされる大手モデル事務所へと成長、現在も精力的に活動しています。もちろんチュアンド・タンさん自身もモデルとして属しています。


ちょうど20年前に

チュアンド氏は雇われていた立場から独立しモデル事務所を立ち上げた







その年の年末頃からはケートゥ期が始まったタイミングで

ラーシ・ナヴァムシャ・ダシャムシャはいずれもラグナや2室にケートゥが住んでいる





ラーシではラグナに住んだケートゥに対し

ラグナロードの火星が5室( 物事の終わりと始まり・失業 )に住み

コンジャンクトした水星が例外則になって「独立」の11室にアスペクトバックする





ナヴァムシャはより分かりやすく

「起業」の2室に住んだケートゥのディスポジターは

9室( 失業 )に住んでコンジャンクトする金星が逆に11室支配で高揚し

明確に立志を掲げて独立する( 9室には「達成」の意味もある )頃合いだった





ダシャムシャは最早これと言って説明が要らないほどで

2室のケートゥに対しディスポジターの太陽が定座して

それは月から見た6室( 7室を失うので「失業」 )でもあり

本来のラグナからは「起業」の2室なので独立を決起したことになる





試しにエカダシャムシャで時運を覗いてみると

ものの見事に金星がケートゥを従えて2室で定座していて

しかもそれは月から見た10室目で月にとってマハープルシャ・ヨーガになる



月に対しコンジャンクトした木星が土星と星座交換するので

つまり月をラグナにすると2室も支配した土星がマラヴィア・ヨーガにアスペクトし

ラグナと2室と5室と10室( 月も含むと7室 )が絡んだ最高に理想的な時運だった



「退職すると同時に独立する」と言える様子が本当によく明示されている





シャスティアムシャでもやはりラグナが魚座で正しいと分かる結果で

7室( 10室から10室目でその本質 )にケートゥが住んで失職を意味し

ディスポジターの水星は4室も支配して3室に住むので独立せざるを得ない配置になり

水星は月のディスポジターでもあるため乙女座から見た10室支配で9室に住んでいる



月から見ると

9室牡牛座は5室支配の土星と10室を支配した水星のコンジャンクトであり

そこへ5室山羊座で減衰したラージャ・ヨーガの木星が救護のアスペクトをもたらし

乙女座ラグナでマラカになる木星が減衰してニーチャ・バンガする吉意を恵んでいる



本来のラグナから改めて7室を見直すと月は5室支配でやはり「失業」を意味し

ケートゥが余計に損失の象意を与えてはいるが月は5室対7室のラージャ・ヨーガであり

木星が月に対しても特殊な吉意を帯びたアスペクトで恩恵を施していた





ドレッカナも念のため振り返ると

やはりラーシと同じ配置を繰り返していた



こちらでは3室で星座交換した伏在の土星が火星・水星に機能的凶意をアスペクトし

独立の営為に特有の「知己の有った周囲と少なからず対立する」トラブルがあったようだ

( チュアンド氏の数少ない欠点は5室魚座で「6室対8室の絡み」が生じることだ )





悠々自適に美麗な雄姿を誇るご本人に対し

なかなか尋ねづらい繊細な質問がどうしても残される




ご結婚

なさらないのですか?




それに対し



独身でデートしてない。正直に言うと、この年齢でデートは考えてないの。変?仕事に集中してるから。いい人に出会えるかどうかは、自然に任せてる。出会い系アプリは使ってない。理想の相手はどんな年齢でも人種でも見た目でも私より年上でも関係ない。コミュニケーションが取れて一緒に楽しめれば、なんでダメなの?それが一番大事だと思う。


と答えている





結婚運が現れるナヴァムシャは金星に対する絡み方を注視すると

けして良い恋愛に恵まれるポテンシャルを持つ座相ではないと分かる



高揚してダーナ・ヨーガとラージャ・ヨーガを繰り出す華美な金星は

それでも相対する水星が高揚した機能的凶星で

なおかつ水星とコンジャンクトした木星は離婚をもたらす6室支配である



その木星がアスペクトする11室の土星も7室と同時に8室を支配したマラカで

木星に生来的吉意を受けていながら6室の象意も促され

そもそも土星が住むのは「別離」の経験を意味する11室( 6室から6室目 )だったりと

見れば見るほどプライベートよりも仕事に打ち込まなくてはならない所見を作る





ナヴァムシャを補って更に深い運命を描写するシャスティアムシャは

そもそも7室にケートゥが住んでしまいそのディスポジターは土星とコンジャンクトする



特に魚座ラグナでは土星は金星と同等以上にキツいマラカである



月の方をラグナにしても

ラーフのディスポジターの木星は火星と相補的にバンガして金星を巻き込んでおり

4室7室支配と3室8室支配でマラカの象意が7室( 結婚 )と8室( 結婚生活 )を打ち消している



何よりも

先天的な根深いカルマを写したシャスティアムシャで

3室( 趣味・恋愛・スポーツ )に水星・土星がコンジャンクトしてしまうことが

チュアンド氏を「誠実過ぎて不器用な紳士」にさせてしまっているようだ




直近のチュアンド・タン







2021年の春には突如として映画俳優としてもデビューしたチュアンド氏





ダシャーは「金星-ラーフ-金星期」から「金星-ラーフ-太陽期」にかけての時期だった





ダシャムシャは当然ながら最高に威力の強くなる配置で

シャシャ・ヨーガになった土星がラーフのディスポジターで

コンジャンクトした木星が金星と星座交換していて

つまり4室( キャリア )でマハープルシャ・ヨーガが二つ出来ているようになる





ナヴァムシャの方も変則的ながらちゃんと絡みが起きており

土星( ラーフのディスポジター )が住むのは牡牛座なので

こちらでもまた金星が高揚して土星と関わっている





シャスティアムシャは最も良い至高の所見であり

ラーフのディスポジターでラグナロードの木星と金星が11室対5室で相対し

金星はラーフともトリコーナの絡みになっている





現在はプラティアンタルダシャーが9月15日まで続くラーフ期で

シャスティアムシャでは相変わらずの多幸感で満ちた配置が終わらない



心の保養になる秀逸さ




全く眼中になかったアジアのVIPを

これほど掘り下げることが出来たのも

やはり日頃の努力だったのかも知れない



「脅威の58歳」ことチュアンド・タン

何かあった際にはまた追って検証したい



以上

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