不意打ちのビッグニュースに
別の記事を勘案中だった私はPC前で「えぇっ!?」と小さく驚いた
良くも悪くも岸田総理は「本物の上級国民」だったことが災いし
米大統領選に念慮しつつ自身の責任と能力の不足ぶりを反省し引責したということである
今日( 2024・08・14 )現在の岸田首相のダシャーは「木星-土星-月-木星-ラーフ期」である
考えずにいきなり覗いてみたシャスティアムシャは
むしろ驚くほど絡みがキレイに成立していた
「棚から牡丹餅」の8室で高揚したラグナロードの木星と絡むマラカの土星は逆行し
4室魚座に住むようになるとラグナの射手座にもアスペクトしてかなり強く木星を傷つける
月は8室にアスペクトバックするまま木星と良好なガージャ・ケーサリ・ヨーガを組み
故・安倍首相同様に特定の層からの熱烈な人気を意味しているが
その月と木星両方に冷や水を浴びせるが如くマラカの逆行土星が濃厚な凶意で吉意を損なう
射手座ラグナの土星は2室3室支配で
チャート本人の言動が次第に反感を買って問題を招くことを意味し
結局はこの約3年で首相本人の能力不足やそれに反した陳腐な自尊心が剥き出しになり
お手本のように「名ばかりの総理大臣」を演じて見せた様子を説明している
( 減衰の土星は「王座」の4室から2室にアスペクトバック出来るので総理になれたのである )
10室の表示体であり
射手座ラグナでは9室を支配し両親回路のように働く太陽が
ラグナロードの木星と8室蟹座でスーリヤ・グル・ヨーガも組み
9室を失うハウスの8室だからこそ厳しい労苦を経験せず総理の座に就けた事実を明示する
その配置に対し
8室にアスペクトバック出来る月がラーフのディスポジターとなって今日現在の時運に現れ
土星から傷つけられた月はケートゥともコンジャンクトしていて
つまりは土星がケートゥのディスポジターとしても2室山羊座にアスペクトバックし
射手座ラグナでは切実な「8室支配の月( 簡単に動揺する支持者からの品評 )」が凶星化した
国会議員としての地位など本人にとっては「建前としての職業」という程度でしかなく
それどころか国の将来と威信を賭けた総理大臣の職位に対し稚拙な憧れがあったのみで
望みが叶ってしまった後は射手座の象意である「真っ逆さまの転落」を遂げただけだった
とはいえ
その表情と仕草には上級国民としての矜持が滲んでもいてイチイチ「画になる」総理だった
アシュタムシャは絡みが不完全だった一方で
「敵対者の出現・スキャンダル」等を意味するシャスタムシャはやはり絡みが完成していた
( ラーフのディスポジターの太陽に木星は触れられないがラーフとはケンドラで一応絡む )
3室12室を支配し「ステータス」の11室に住んだマラカの木星は
やはりマラカの火星からアスペクトバックされていてなおかつ土星まで逆行し
凶意の分割図のD6において傷つきがかなり強く示されていた
ラーフのディスポジターで12室に住んでヴィーパリータになった太陽は
つまりは「先んじてその地位から勇退する意向を見せる」ことを意味するらしく
太陽と対向した6室双子座は星座交換しまたも凶意が強まった配置が太陽を傷つけ
土星が太陽とコンジャンクトして水瓶座にアスペクトバック出来るのは
権力者なら言わずもがなの「右を向いても左を向いても叩かれる」悲惨さが現れている
「不可避な災難」のアシュタムシャは
一般的な時運判断のプラティアンタル・ダシャーまでを診れば絡んでいた
D6と同じ山羊座ラグナで木星は3室にアスペクトバックしてしまい
その位置に住む土星は逆行して定座すると7室( 10室の本質のハウス )を傷つける
プラティアンタル・ダシャーが火星期になると主要ダシャーが全てケンドラに住み
もっと明確に絡みが起こってD8の悲運が強く励起されていたことを考えると
岸田首相の自己裁量は政治家として云々以前にビジネスマンとして賢明だったと言える
ナヴァムシャは細微な深いダシャーまでは絡まずとも
D8と同じように一応は絡みが見られた
6室蠍座でヴァルゴッタマの土星は逆行して太陽をバンガすると同時に
2室蟹座にアスペクトして間接的に月を傷つけていて
月は9室水瓶座の木星からもアスペクトされマラカの凶意を浴びせられたままラグナに住む
つまり月が悪変した状態でラグナに住んでいたために
岸田総理の進退が大きく動くことになったと言える
おそらくは双子座ラグナの月も射手座ラグナ同様に月が「敏感な中立」としての2室を司り
マラカの木星が直にアスペクトしたり土星が逆行して蟹座に凶意を仮想アスペクトした結果
ジワジワと凶星化して神経毒のようにチャート全体を侵襲していたことが分かる
時運上の絡みが全く無かったラーシでも
私と同じ乙女座ラグナと仮定すれば5室( 職位の撤回 )と6室( 失業 )がダブルトランジットで
土星が逆行して蠍座に住むことまで私と同じだった首相は
この私がもうすぐ自己破産を迎える身の上であるのとよく似た状況ということである
今あるこの現実は日本の建国図でもシンクロが見られなくては不自然だと気がつき
そのラーシやダシャーを見て思わず膝を叩いた
9室と5室の絡みで主要ダシャーが完結している
即ち一個人であればその人生が刷新されるこの時運は
日本社会が世界の国々から見ても大きく改まる一時を進んでいることを見事に明示する
ほぼ3ヶ月後の11月中頃を過ぎるまで水瓶座を逆行するトランジットの土星は
その時まで山羊座と蠍座にダブルトランジットを引き起こすため
日本の建国図では2室と12室が励起され続けることになり
「得ることと失うこととが同時に起こる」という世相であり
即ち総理大臣がまた改まるその節目を意味している
誰もが予言者となる時節が
またやって来た
今秋頃の国政を見て
自民党のチャートを確かめ直すこと自体は
時事問題を占う一端として面白いことだろう
日本人としての醍醐味は
結局のところ政治を「火中の栗を拾う仕事」として冷やかすくらいである
ケートゥ期が始まったばかりの日本には
有権者側から力学を起こせるだけの熱が全く足りていない
私も今これからの自分の境遇を鑑みるのに精一杯である
以上
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