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執筆者の写真鹿村文助

私のD3に見られる未来の雲行き

更新日:2023年1月22日





今回もまた未分析だった分割図に注目してみたい



ドレッカナ( D3 )は

「兄弟姉妹との関係」や「詳細な健康運」や

あるいは「3」が「9」の二乗根であることから

ナヴァムシャの概略版として今生の俯瞰図と見なすといった扱い方をする



ドレッカナまたはドレシャカンは重要な分割表である。各星座は10度ずつ3等分されます。このチャートの計算方法は、学者や学派によってさまざまに提案されています。ドレシャカンは、ホロスコープの第3ハウスを拡大したものです。勇気、腕力、コミュニケーション、共同出産、努力の成果、傾向、短い旅行、上腕、自然、人の思考過程、プラティバ、スポーツ、耳、喉、体の部分などのために見受けられます。また、ホラリー占星術では、泥棒の識別や旅行に関する質問に使用されます。



かなり長くなるが

以下にドレッカナの定義で重要な抄訳部分を抜粋する




Drekkanaは重要なチャートです。
人生の価値観やプールヴァ・プーニャを示すので、最も重要な部門であり、決して無視できない、という意見もあります。
ドレッカナは、あらゆる行動の結果を示し、それが肯定的であることも否定的であることもあり得ます。
D3では、出生図のラグナロード、第5ロード、第9ロードが精査されます。
ラグナはアートマ、第5はジーヴァートマ、第9はパルマートマです。もし、この3つがドレシュカナでつながっていれば、それは幸せな人生である。
第3ハウスや第3ロードに関係する惑星は、あらゆる活動の失敗や成功を示します。
D3のカルマは、D10のカルマとは異なります。
ドレッカナはカルマの成果を示し、ダシャムシャはカルマの作用を示します。
どの惑星も、出生図においてそのドレッカナの主によってアスペクトされると、非常に強力で吉兆な結果をもたらします。
例えば、木星はドレッカナ・チャートでは土星のサインに位置しています。
出生図の中で木星は土星にアスペクトされています。
そして、木星は、木星によって与えられた行動に成功を与える非常に縁起の良いものです。
ドレッカナチャートの第8ハウスはカーラとして知られ、その主はカレシュです。
これは22番目のdrekkanaとも呼ばれます。
KharaはRavanaの軍隊に所属する獰猛な戦士でした。彼はRam公と戦いました。
このように、このカレシュは私たちの内面の動揺を示します。
ドレッカナチャートにおけるラグナからのカレーの配置は、私たちの内なる闘いを示します。
第6ハウスへの配置は、病気、負債、敵に関連する闘争を表します。
各ドレッカナは4つのドワーダシャムシャで構成されています。
第一部はGanesh、第二部はAshwani Kumar、第三部はYama、第四部はAhiまたはSerpentに支配されています。
ラグナの主がサルパ・ドレッカナに位置することは歓迎されない。
その人は、他人に対して嫉妬し、秘密主義で、策略家であり、配偶者が末期的な病気にかかるかもしれない。
5番目と9番目の主がSarpa drekkanaに配置された場合、人生の出世はなく、人は多くの努力をしなければならないが、状況は失敗を強いるだろう。
第10主がSarpa drekkanaに位置する場合、職業上の充実は約束されず、その人は優柔不断である。
Ayudh drekkanaに配置された惑星(8番目のロードと土星を除く)は、歓迎される。
勇気と活力を与え、多くの欠点を自己の努力で補うことができる。
第8主や土星がAyudh drekkanaにあると、事故や鋭利な武器による怪我に見舞われる。 Chatuspad drekkanaに惑星を配置すると、人生にバランスを与える。
その人は、行動の前によく考える。永久に続く名声を得る。
彼らは他の人の前に非常に意識的である。
このdrekkanaに月と水星が配置されると、知的な人物になりますが、悪玉との関連は彼を自己中心にさせます。
Pakshi drekkanaは安定していません。それはコミュニケーションの象徴であり、決して一ヶ所に留まることはありません。
彼は誰も傷つけることができず、社交的ではありません。
ラグナロード、エイトロード、または土星のこの配置は、不自然な死を引き起こします。
女性のdrekkanaはLaxmi drekkanaであり、その人は富に恵まれ、性格が良く、多くの点で社会的に高くなり、家族全員の面倒を見ることができます。
もし、ラジヨガカラカの惑星がこのdrekkanaを占め、アングルやトラインに配置されていれば、高い地位を占め、人生におけるすべての快適さを手に入れることができます。
強いラグナは、兄弟姉妹の誕生を約束します。
ラグナ/ロードが不調であれば、それは兄弟姉妹の否定を示します。
ダーナ・ヨーガがある場合、多くの兄弟姉妹が生まれる。
ラジ・ヨーガがある場合は、高い位置にある兄弟姉妹を示す。
第3ハウスおよび/または第3ロードが罹患していたり、悪い位置にある場合は、弟妹を否定する。
年上の兄弟を否定する場合、第11ハウス/ロードが不調であるか、悪い位置にあります。
水星と木星はSatwik惑星、火星、土星、ラーフ、ケトゥはTamsikです。
太陽と金星はRajsikです。
月はPaksha Balaに従ってTamsikまたはRajsikになることができます。
これらの惑星のdrekkanaにおける吉方位は、表形式で示されています。
例えば、固定サインの第3のドレッカナはRajsikである。
ドレッカナチャートにおいて、ラグナロードと第5ロードが同じグナを占めている場合、前世と今世で大きな変化はありません。第2、第6、第11ハウスの主は、Rajsik Drekkanaを占めるとき、富をもたらす。

(「Comprehensive Prediction By Divisional Charts」 by V. P. Goel)より引用抜粋






Drekkanaは重要なチャートです。
人生の価値観やプールヴァ・プーニャを示すので、最も重要な部門であり、決して無視できない、という意見もあります。


私はラーシが乙女座ラグナで

ドレッカナのラグナは5室の山羊座になり

ラーシのラグナロードの水星に対しこの分割図は土星がラグナロードで

私は経年上で実年齢以上に精神的な老化が早まってしまうようだ

(水星は性的な未分化を意味し土星は生殖能力の絶えた中性の惑星である)



第3ハウスや第3ロードに関係する惑星は、あらゆる活動の失敗や成功を示します。
D3のカルマは、D10のカルマとは異なります。
ドレッカナはカルマの成果を示し、ダシャムシャはカルマの作用を示します。


ドレッカナのラグナロードの土星は3室魚座に住んでしまっている



土星のディスポジターの木星は

12室も支配した機能的凶星となって10室天秤座でケートゥと同居し

水の星座と風の星座に生来的凶星や機能的凶星が絡んでケートゥも加わり

私の立ち振舞いはモヤモヤと曖昧で薄弱そうな印象だ



それだけ見ると

遠い過去の私は誰から見ても「奇行を披露して生計を立てる異常者」のようで

詭弁を唱える啖呵売の伝道師か何かだったらしい



今生の自分からしても醜く憐れである

(あるいは過去生で私は明確に三一な占術士だったのかも知れない)



5番目と9番目の主がSarpa drekkanaに配置された場合、人生の出世はなく、人は多くの努力をしなければならないが、状況は失敗を強いるだろう。


端的に過去生の非業を思わせるのはこの記述だ



※ サルパ・ドレッカナ(蠍座の0~20度、魚座の10~30度、蟹座の10~30度)



ラーシで5室支配の土星は蠍座の11度に位置したサルパ・ドレッカナに当たる



これは強い戒めとなって私の今生を蝕み続ける所見であり

明確に私が最後まで戦うべきカルマの一端である





他方で

ラーシのラグナに住んだ月は度数が乙女座の9度25分のため

星座を10度ずつ3等分したドレッカナで

ラーシの配置から動かずヴァルゴッタマになり

ドレッカナのラグナから9室目で随分と良い兆候を示す



(ちなみにラグナは乙女座の19度58分で第2ドレッカナになり

その場合ラーシのラグナから5室目の山羊座がドレッカナのラグナになる)





第2ドレッカナは、ネイティブの独立性を目覚めさせ、ネイティブを完全に実用的にし、すべてのビジネス追求にうまく適応させます。それはまた、彼にいくつかの芸術的傾向および/または音楽的能力を与えます. 運命は、主に社会的要素または政治的世界によって決定され、そこでは一般的に区別が求められ、得られます. 富は、産業、倹約、およびビジネス組織における実用的な常識的な方法を採用することによって獲得されます。


乙女座は金星が減衰し水星が高揚する星座のため

批判的な追及力に長けており

理解できた表現を自らの知性に組み込む実践力を備える





別の引用資料においても

「書く能力がある( 書くことを好む )・帽子をかぶっている・毛深い」など

本当に日頃の私を客観視した時の特徴を指していて驚かせられた



Ayudh drekkanaに配置された惑星(8番目のロードと土星を除く)は、歓迎される。
勇気と活力を与え、多くの欠点を自己の努力で補うことができる。


また乙女座の第2ドレッカナは武器の象意がある「アユーダ・ドレッカナ」で

年月を経る中で競争意識と強い克己心が育っていくとのこと



このD3チャートはやはりナヴァムシャを単純化させただけあってか

良い兆候と悪い兆候が混在し

矛盾がそのまま働くことも暗示しているらしく

かろうじてサルパ・ドレッカナに含まれない金星に対する良い知見にも気づいた



女性のdrekkanaはLaxmi drekkanaであり、その人は富に恵まれ、性格が良く、多くの点で社会的に高くなり、家族全員の面倒を見ることができます。
もし、ラジヨガカラカの惑星がこのdrekkanaを占め、アングルやトラインに配置されていれば、高い地位を占め、人生におけるすべての快適さを手に入れることができます。


7室の金星は5室10室支配のヨーガ・カーラカのラージャ・ヨーガである



蟹座の金星というのは星位が相当に悪く

「不自由に生きている女性」を意味するが

上記の定義が正しい知見であれば

私はある程度まで信用や好感を得られる見込みがある

(しかし金星は太陽と火星に挟まれたパーパ・カルタリでもある)



ラジ・ヨーガがある場合は、高い位置にある兄弟姉妹を示す。


そしてその金星はラージャ・ヨーガであるため

私の実姉が「高い地位に在る」ということになり

念のため確認すると─



7室で減衰した機能的凶星の火星に木星がアスペクトし特異な変則的幸運を示す



11室支配の火星が対人関係の7室で凶意を振るわないので

姉は終始マイペースに自分の仕事を丸く収めていける有利さに恵まれている



それ自体は「高い地位に在る」とは言えないが

よく見ると月をラグナとした場合に水星が7室で高揚のバドラ・ヨーガになり

私個人にはピンと来ない所見であっても

姉自身はかなり有能な成功者と多くの縁が有る(有った)と言える配置の妙を持つ



それから



3室9室軸で土星と月がラグナ対7室のラージャ・ヨーガになっている



3室は自らが学び実践するハウスで

9室は対極の位置となって学びの成果を伝えていくハウスである



土星は老齢者を表意し月は幼い子女を意味するので

私は( 間違ったことさえしなければ )

土星期になった頃にやはり「その道のプロ」のようになり

自己流のジョーティッシュを声高に披露しているらしい





しかしふと気づいてしまったのは

その月と土星の絡みは

少し前に扱ったD144という深層分割図の配置に相似していることだ



「今生で放棄すべきカルマ」を描いたこの分割図とD3で配置が重なる以上

それは特に留意した方がよい経験になるはずだ



何か因縁を思わせる出会いが土星期には多くなり

逃げようとしても次第に回避できなくなっていくのだろう



改めて土星の位置したドレッカナを確かめる





蠍座の11度で第2ドレッカナである





当然ながらまさにサルパ・ドレッカナの本質が現れてくるゾーンになり

配偶者に従属し・夫婦や家族の状況に拘束され・自分の欲望や必要性に気づくことが出来ない

とされている



蛇のシンボルで禁忌の印となったサルパ・ドレッカナであり

善良な現れ方であれば「超然とした覚悟」や「不思議な才覚」をもたらすだろうが

一度でも汚れてしまえば蟲毒の担い手となって鋭い狂気( 凶気 )を放つ



私には土星期が遠い未来なので自覚が無く

土星が4室の表示体であるマトゥリ・カーラカだったため

試しに母のこれまでの人生を振り返り

夫のために蛇が身体に巻き付いている

と言えるような不可逆な失意の積年を耐え通した事実を痛感した

( 私の父については流石にくどいので本稿では割愛する )



4室とは「屋内で取り組む文化活動」の趣意もあり

即ち学習であったりレクリエーションのような行いも指しており

インド本国では「アシュラム」( 道場 )の象意を持つ



やはり自らのD6( アシュタムシャ )についての考察でも述べたように

私は14年後に土星期が始まると

何やら不穏当な思想団体に引き入れられて

情操教育のためにジョーティッシュを指導しているらしいのである



では改めて

ドレッカナの各ハウスの定義を以下に記す



D3において
1室は、原住民の兄弟の幸福とその関係を表しています。また、弟がいる可能性も示唆しています。それに加えて、それは原住民の意欲と人生へのアプローチを示しています。
2室は、勇気の喪失と意欲の欠如を意味する勇気の3ハウスから12ハウスです。また、年下の兄弟への支出額と兄弟からの富の獲得も示しています。
3室は、行動や努力のイニシアチブ、焦点、成功または失敗を示します。また、ネイティブのすぐ下の兄弟を表します。
4室は、ネイティブの兄弟からの幸福と喜びを表しています。
5室は、兄弟に対するネイティブの思考プロセスと計画への傾向を意味します。
6室は、ネイティブの計画された行動の結果を得るための障害を示しています。
7室は、性的傾向と欲求を表しています。
8室は、欲望の充足における長寿、カーラ、および障害を意味します。
9室は、目標を達成する幸運を意味します。
10室は、目標を達成するための努力を表しています。
11室は、欲望と欲望の充足を示しています。
12室は、努力の喪失、喪失、兄弟からの分離を意味します。
ドレッカナは、プールヴァプーニャを示す非常に重要なチャートです。また、星占いの3Hを表し、ネイティブの努力や行動がポジティブな結果をもたらすかネガティブな結果をもたらすかを示すことができます.





10室が「目標を達成するための努力」という肝心なハウスでありながら

3室12室支配のとても内向的な木星とケートゥのコンジャンクトで

その木星に火星が逆行した位置からアスペクトしてしまうのは

母( 4室 )と姉( 11室 )が私の営為を都度都度に邪魔してくることを指す



そして

火星のディスポジターの太陽は6室でヴァルゴッタマとなり

8室と6室が絡む “ 犯罪的悪意の所見 ” が出来上がる



ただし太陽には10室の木星がアスペクトしてくるので

6室8室と12室が更に関わった複雑なヴィーパリータ・ラージャ・ヨーガにもなり

おそらく一悶着ではなく三悶着くらいの波乱が避けられず

やっとその後に平穏がやって来るという具合だろう



まさにあと1ヶ月もせずに巡り来る「木星-木星-太陽期」の配置であり

木星がアスペクトできる位置に太陽があるので大事には至らないが

だらしのない油断が当然許される訳もない




果たしてD3は有意な影響力を持つか






年末年始にかけて私は上記のダシャーを経て

昨日から「木星-木星-金星-水星期」へとスークシュマ・ダシャーが進んだ





絡みが起きているのはやっとナヴァムシャくらいだが

スークシュマの水星が木星と金星両方のディスポジターだったためか

水星が星座交換で高揚の強さを得て

木星とケンドラの絡みを持つ配置がより更に励起され

結果的に私の自社の3回目のリスケジュールは金融機関から無事に承認された

( 水星の対向位置に火星が逆行して定座しても水星は吉意を失わなかったらしい )





ドレッカナでは金星に対し水星が絡まない一方

マハーダシャーの木星が水星にアスペクトを与えて生来的吉意で守っている



木星はケートゥとコンジャンクトした機能的凶星であっても

ディスポジターで絡みも起こした配置の金星は力強いラージャ・ヨーガで

残り一ヶ月を切ったプラティアンタルダシャーは「低位安定」の平穏期である



かつて「ラーフ-金星-金星期」の開始後約50日目の頃に

私が自社の社長に就任することになったことは

このドレッカナにおいても

ラーフと金星が絡んだ配置で

火星が金星へと逆行してくる配置で説明できている



特にラーフ期の最終盤だったアンタルの火星期は

8室に住んだ機能的凶星の火星が逆行することで減衰してしまい

それが10室の本質たる7室で起こるため

私の身辺がついに大きく変動し始めた契機を指示していたのが分かる







プラティアンタル太陽期は

木星がアスペクトを与えるので若干の吉意はあるが

ディグバラの太陽は12室支配で

対向から3室8室支配の最悪な火星が容赦無く凶意のアスペクトを振るう





ナヴァムシャは太陽が減衰した機能的凶星で

高揚の土星がコンジャンクトでニーチャ・バンガを起こし

そこへ木星がラグナからアスペクトしてくる変則的な時運である





ダシャムシャでは絡みが起こらず

それでも太陽はこの分割図で最重要な10室支配でヴァルゴッタマとなる



太陽のディスポジターの水星は

ラグナロードの火星のディスポジターでもあり

火星はマハーダシャーロードの木星のディスポジターに当たる



ダシャムシャで水星の住む3室は8室の本質であることから

「途絶のハウス」

とされる



この配置がいよいよどんな結末を招いて来るかである





翻ってドレッカナの木星と太陽はトリコーナの絡みになって

木星が太陽にアスペクトするが

先述した通り木星は機能的凶星で太陽も8室支配の完全な凶星の組み合わせだ



ドレッカナチャートの第8ハウスはカーラとして知られ、その主はカレシュです。
これは22番目のdrekkanaとも呼ばれます。


単純な健康運の判断においても

ドレッカナの8室は致命的な傷病のハウスとされ

私の太陽はまさに疾病の6室に住んで心臓病の所見を作っている



胸を悪くするほどの劇的な有事が待っているのだろうか





そして昨年大晦日に挙げた記事でも引き合いに出したナディアムシャは

驚くべきことにドレッカナとラグナが同じで

月と金星に至っては配置まで同じままである



コロナ禍が完全に終わっていない最中で

私はすっかり頭のネジが何本も飛んでしまった心持ちだ



きっとまた

崖っぷちに追いやられる修羅場が目の前までゆっくり近寄って来ている




三悶着ほどあった際には改めて報告したい




以上

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