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執筆者の写真鹿村文助

石破総理の初仕事─今月末投開票の総選挙の行方を占う

更新日:5 日前






昨日夜に正式に総理大臣に指名された石破茂・自民党総裁は

総裁就任時に今月27日を投開票日とする総選挙の意向を言明した







石破氏は会見で、9日に衆院を解散し、15日公示、27日投開票の日程で衆院選を行うと表明。「新しい内閣を信任してもらえるのか、主権者たる国民に問うのが大義だ」と訴えた。首相就任8日後の衆院解散は現行憲法下で最短となる。国会の論戦を十分行わないまま、選挙戦に突入する。
 衆院選は、裏金事件への対応など政治の信頼回復が最大の争点となる。石破氏は当初、国会での本格的な論戦後に衆院を解散する構えだったが、野党の追及で内閣支持率が低下することを懸念し、早期解散に方針転換した。


早速と言っては何だが

昨日今日の時点ですでに野党に批判材料を与える措置を講じてしまった



というのも

それは公言した約束を撤回したこと以上に

世相的に今月からまたもや庶民の経済事情が苦境を迎える事実が争点になるためだ






そもそも与党にとっては

この実態経済が与える根深いハンディキャップで国政選挙を戦いたくないくらいである



つまりは

遅かろうと早かろうと違う所から違う問題点が挙げられて

自民党に付き物の「物事の節目で野党と有権者から叩かれる」という

慣例的な場面が巡ってきたということだ





第102代総理大臣となった昨日から

石破総裁のダシャーは「火星-土星-月期」に改まった





ラーシはプラティアンタル・ダシャーの月が土星から5室目に住んで

土星には火星がアスペクトバックし順当に主要ダシャーが絡んでいる



総理大臣に就任するほどの者のチャートで

10室の支配星が「支障・奮闘」の6室に住んだ月となるのは一見しておかしいが

天秤座をラグナにするとアルーダ・ラグナは4室山羊座になり

ラグナロードの金星が重要な11室支配の太陽と供に4室に住む配置が仮想のラグナに当たる

( その場合に金星は10室支配で太陽は8室を支配し国会議員としての地位を証明できている )



すると

山羊座から7室目を支配した月がメディアの3室に住んで木星にアスペクトバックされ

一般有権者からの好感度が相当に良いと言える所見になり

むしろ正しいと判断できることは前回の投稿でも触れた通りである



他方で

一部メディアからは「掟破り」とか「党内でも不人気な自身の立場の挽回」等と評されて

今の内から急に叩かれるのはやはり「10室支配の月( 月は民衆の表示体 )が6室に住む」からで

その月に対して対向12室で星座交換した木星がアスペクトバックするせいだろう

( 木星は3室6室支配で「敵対的な評価者」を意味し12室支配の水星はメディアを指す )



今も影響を与える山羊座へのダブルトランジットが来春で一旦は途切れるが

天秤座ラグナであればそれは「ラグナと8室と11室( と4室 )に対する即席の時運励起」であり

苦節の年月が報いるように総理大臣の玉座をもたらすと同時に等しく苦役も与える様子で

精査すればするほどラーシは天秤座ラグナで正しかったと言えそうだ





ナヴァムシャは「我が世の春が来た」と言える本領発揮の時運が明示されており

火星はラグナの月と星座交換し土星も木星が水瓶座に逆行することで星座交換して

4室から土星が仮想アスペクトできるラグナに火星も伏在したように働いて時運が絡む



即ちラグナ対4室対9室という至高の関わり合いで

土星とコンジャンクトしたマラカの水星はヴァルゴッタマで凶悪だが木星が伏在し調停する





実務上の良し悪しが写実されるダシャムシャも見事な絡み方であり

ガージャ・ケーサリ・ヨーガの星座交換になる9室蟹座に住んだ火星が土星と対向する



肝心な10室支配の太陽が関わらないのは

むしろ今この時が「勝って兜の緒を締める」と言えるその節目だからで

万感の思いで身も心も綻びかけている最中にメディアが総スカンしてくる状況が

「ケートゥを従えて3室( メディア )に定座した土星が月にアスペクトする」配置で示される

( つまり石破総裁は歴代の総理同様にメディアから最後まで批判されるということだ )





前回の追検証で見事に全ダシャーが通貫したシャスティアムシャは

火星のディスポジターの土星が月とトリコーナの絡みになって

やはりまた十全に絡みが生じている



そして──





党内で競り勝った後は

国民からの信を問う総選挙を戦うことになる



選挙の成果のほどを11月以降のダシャーに照らしてみる





ヴィムショッタリは

勝負事の後とはいえ厳めしい凶星同士のダシャーである





ラーシは火星がマラカの凶意を含みつつ単純で力強い吉意の絡みで

土星は火星がディスポジターになってそもそも火星にアスペクトバックされる



火星が7室でルチャカ・ヨーガになった配置が時運の基本になる今は

火星が下位のダシャーと絡む度に一定の成果と躍進が得られるはずである



とはいえ

月から見直すと土星は11室12室支配のキツいマラカになってしまい

住んでいるのが至高の9室であっても減衰のラーフ・ケートゥ軸を凶意で傷つけるため

いつものように何かの際には自民党内が大きく分断され収拾がつかない光景を思わせる





ナヴァムシャもそれぞれ星座交換した位置がケンドラの絡みになり

土星は仮想のシャシャ・ヨーガになってラグナに伏在する火星にアスペクトする



やはり6室も支配するラグナロードに

3室4室支配でマラカの土星がアスペクトする凶兆を

木星本来の位置からのアスペクトでどれだけカバーできるかというところである





ダシャムシャは月がヴァルゴッタマで

結局はラーシを月かラグナから見た場合の判断と近似する時運になり

月の11室目でマラカの土星が定座し対向で高揚して星座交換する強い木星に救われる配置だ



火星と土星の相対に巻き込まれて強く働く木星が

ラグナと月の両方から見て機能的にも吉星となる幸運が救済を恵んでくることだろう



十分に善戦し切った様相を描いてはいるが

山羊座で定座する土星は当然ケートゥのディスポジターであり

何かにつけて批判的な切り出し方をする外野の存在を意味している



決め手になるのは

やはり大きな時局を左右する場合に頼るべきエカダシャムシャである





ラグナロードになった火星の9室目に土星が住み

減衰して例外則になる土星は即ちディスポジターが火星となる



余計な心配は要らないのかも知れない



続いて

チャラ・ダシャーも覗いておく





メジャー・ダシャーの乙女座に対しサブ・ダシャーの山羊座は5室目で吉意のハウスになり

サブサブ・ダシャーの牡羊座も山羊座から4室目で吉意の位置関係になる





前回も確認した通り

ラグナになった乙女座は射手座との星座交換でアートマ・カーラカが高揚したようになり

通年のラグナにあたる山羊座はダラ・カーラカとアマティア・カーラカのコンジャンクトで

こちらも良好なジャイミニ・ラージャ・ヨーガを繰り出す盤石ぶりを誇り

なおかつ山羊座から4室目の牡羊座ではルチャカ・ヨーガになる火星がプトラ・カーラカだ



サブ・ダシャーのラグナロードの土星はジャイミニ式でも火星からアスペクトバックされ

土星自体も11室から山羊座にジャイミニ式にアスペクトバックできる稀有な吉相が実現する



繰り返しになるが

火星は5室の表示体であるプトラ・カーラカで

サブ・ダシャーの山羊座からではとても重要な11室も支配して

まさに11室に向けてジャイミニ式にアスペクトバックする



順風満帆の吉相が揃い切っていて

ラーシを天秤座ラグナと見なした限りは政権の陥落などあり得ないほどである



念のため

今月の総選挙開票日( 27日 )の最も遅いチャラ・ダシャーも確かめる





「乙女座-山羊座-牡牛座-乙女座-射手座期」である





山羊座から見て吉意の5室目に位置する牡牛座には

その山羊座に住む金星がちょうどジャイミニ式にアスペクトバックでき

乙女座は牡牛座から見てまた5室目に位置して星座交換し

それは射手座から見ても吉意のハウス同士の星座交換になる







今月末もこんな笑顔を再び目撃できるようだ



私自身が自民党に投票するか否かは別としても

この年末は「自民党が真に生まれ変わった第一歩」が刻まれる頃合いと言えそうだ



何より日本国の政治はアメリカありきであり

クドいようだが問題の総評はアメリカ大統領選に準ずると言う外ない



今月以降は私自身がどのような立場に身を置いているか定かでないが

少なくともジョーティッシュそのものは間違いなく続けている



先ずは

余裕を持ってこの年末を綴れることを

目指すべきである



以上

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