東京都知事選挙の事後報道では
続投となった小池百合子知事のことなど完全に無視して
クドいようだが
現在は約30年に一度しかない「トランジットの土星が定座する」そのタイミングだからで
放送業界( マスコミ )・芸能界を表意する水瓶座で土星が威圧の機運を発散している
しかしそれはよく考えると一種のカルマ的な「作用と反作用」と言える法則であり
今まさに槍玉に挙がっているその本人にこそ水瓶座的なエゴと実践を積み重ねた事実がある
そしてこの1週間ほどで
一躍しっかり「次なる水瓶座的有名人」になってしまったのが
営々と続けた私物化政務が周知されて炎上中の斉藤元彦知事である
兵庫県の斎藤元彦知事とその側近らが違法行為を犯した疑いがあるとの告発文書を県関係者やメディアに送り、県から懲戒処分を受けた県の元西播磨県民局長Aさん(60)が県議会の調査委員会出席を前に死亡しているのが見つかった。自殺とみられる。
このほどその醜悪なパワハラ公務と諸々の職権乱用が摘発され
その告発の張本人に当たる熟年の県庁職員が知事側の「もみ消し」に対向するべく
最も強い抗議として自死を選んだことで全てが白日の下に晒された
こうした劇的な不祥事が今これから注目されてしまうからには
ダシャーやトランジットのタイミングと並んで
本人の主要なチャートが水瓶座に因むものと判断できる
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2002年(平成14年)4月、総務省に入省。
2008年(平成20年)4月、新潟県佐渡市に出向し、企画財政部長を担当。2011年(平成23年)4月、同省に戻り、大臣官房企画課課長補佐、同年9月、同大臣官房秘書課秘書専門官、2012年(平成24年)12月、自治財政局地域自立応援課課長補佐として、福島県相馬郡飯舘村に派遣される。2013年(平成25年)7月宮城県に出向し、県財政課長を担当。東日本大震災の復興対応に当たった。
東大経済学部卒で生え抜きのエリート官僚だった斎藤知事は
職務の異動に応じて地方各域を転々とした経歴がある
ラグナを双子座としたナヴァムシャは
まずラグナに10室の表示体の太陽が住み
太陽と相対する7室に逆行して仮想のマハープルシャになる木星が
本来住んでいる8室で起こる金星・土星の星座交換でニーチャ・バンガされ
マラカの木星が8室で減衰した例外則になりつつヴィーパリータの絡みに含まれる
双子座ラグナにおける8室対12室の星座交換は5室対9室の星座交換でもあり
そこに7室10室支配の木星が巻き込まれる所見は
即ち「度重なる人事異動で職業上の境遇が入れ代わり立ち代わり変遷する」ことを意味する
8室で例外則になる木星は一種の役得を説明する特殊相で
時と場合次第で厚遇が受けられる「信用の素地」を示した所見である
ただし牡牛座と山羊座の星座交換は地の星座同士の交わりになり
求められる職責は並大抵ではなく客観的にも厳しい仕事ぶりが永続する
改めてナヴァムシャの配置を見ると
ラグナに住んで公務員としての職業を暗示する太陽と
7室射手座に逆行して仮想的に定座する木星がスーリヤ・グル・ヨーガになり
質実で重い公務にもプライドを以て取り組む様子が伺える
遠方の地域財政に関係する庶務や
被災地復興のためのテコ入れ実務等を請負うその責任や能力は
ラグナ対7室の仮想的なスーリヤ・グルや
更に6室で月をニーチャ・バンガする定座の火星と
それらに含まれたラグナロードの配置で示されてある
元官僚の斎藤知事がそのエリートぶりを誇示できるのも
6室や8室で吉星凶星が独特な強さを発揮できる変則的なヨーガを持つためである
ラグナを蠍座としたダシャムシャも
9室で10室支配の太陽とラグナロードを含んだ惑星集中の座相になり
高位なホワイトカラーの役務や相応の職責を負った「文官」としての公職を説明している
斎藤知事は上記のダシャーで総務省に入省しており
ニーチャ・バンガされるラグナロードの火星と絡んだ水星はラグナに住み
ラーフのディスポジターの木星が獅子座に逆行してラーフにアスペクトバックし
水星が「分割図のラグナに住むアンタル・ダシャー・ロード」として時運を励起し
ラグナと2室( 木星 )と11室( 水星 )が揃って強くなった頃合いで
やはり蠍座をラグナとしたダシャムシャであれば整合が見られる
独立や立身出世の時運を証明するエカダシャムシャは
やはり各々のダシャーが無事に絡んでおり
水星とトリコーナになるラーフはそもそもそのディスポジターが水星で
アンタルとプラティアンタルが同一の惑星になって11室で時運が完結する所見である
11室はものの見事に公官庁のサインに当たる水瓶座であり
高位な公職に就き鋭意を存分に振るう官僚の類型とも言える配置になる
ラーシでは6室で減衰し「ことごとく敵を撃ち滅ぼす」例外則の火星と
10室でラージャ・ヨーガになった上々な水星がやはりトリコーナの絡みを作り
こちらでも水星はラーフのディスポジターになり
プラティアンタル・ダシャーのラーフから等間隔の位置に火星・水星が住んで
サンキャ・ヨーガのようにもなった面白い配置である
蠍座ラグナや水瓶座ラグナは10室や7室に獅子座が位置し
そこで太陽が定座したりラグナロードが住んだりすれば
リーダーシップを司る組織の長になれる所見を作るはずであり
斉藤知事が暴露されたような「公私混同」を欲しいままにできたのも
土星が強くなった場合にエージェント( 行革者 )の才能が現れる水瓶座ラグナで
土星が7室獅子座からアスペクトバックして木星も同じく11室にアスペクトバックし
更に3室10室支配で公務の能力を示す火星が6室で例外則になる変異的配置だからだ
間違いなく「有言実行」な成果主義者の性格で
本来は自分にも他人にも厳しい “ 優れた裏方 ”の立場でバリバリと働いていたが
周囲からその実績を買われて知事選へと立候補し
次第に自身が権力者の器量を持っていることを自覚し始め
結果的に絵に描いた餅のようにスポイルされてしまったのが今ある現実だろう
2021年7月18日の投開票の結果、金沢ら4候補を破り初当選。
上記のダシャーから1ヶ月足らずで
斎藤知事は当確し現職に就任した
ラーフのディスポジターの月は「起業」の2室支配だが減衰し
コンジャンクトした定座の火星が11室も支配してバンガを与え
それらにコンジャンクトする水星は重要なナヴァムシャのラグナロードで
「奮闘( 競争 )」の6室で生じたチャンドラ・マンガラ・ヨーガに
「キャリア」( 知事のデスク )の4室も支配した水星が含まれた有意な絡みだった
また
12室では土星が星座交換を起こして強くなっているが
牡牛座に住む土星は水瓶座にアスペクトバックも起こし
つまりラグナが双子座であれば9室の象意も励起されるので
選挙で重要な11室やその結果のハウスである9室がダシャー上で絡まなくては
知事選という地方政治の歴史を塗り替える戦いに勝てるはずがないのである
兵庫県知事となったその後は
斎藤は「知事が大きな道筋を示し、そのほかは各部局に任せる」というボトムアップ型の県政を目指し、その姿勢を支える屋台骨が、斎藤肝煎りの「新県政推進室」で、井戸県政時代には本庁や県民局の幹部ら総勢30名を集め、重要政策を決めていた会議を縮小し、わずか11人で県政の方向性を決定する。
斎藤は「長時間、幹部が知事の話を聞くのは合理的ではない」とし、推進室の一部のメンバーだけで決定している。
だが、この転換は、兵庫県政の意思決定が完全な「密室」になったと波紋を広げる。
とのことだが
水瓶座ラグナは土星が減衰しない限り徹底した合理主義で価値判断する習慣があり
7室から土星がアスペクトバックする配置は「最後には独断専行してしまう」性格を作る
( また10室蠍座に住む水星も「独断独行」を促す5室8室支配で自分本位な傾向を醸す )
県政公務として最も客観的な問題点の予算の割り振り方も結局は主観的であり
バスの運行費用の補填減額や地域再生交付金の廃止等には異論反論が多く出てしまった
斎藤知事は
今やSNSなどで馬鹿にされるだけになったあの石丸伸二氏と行動原理が近似しており
おそらくは石丸元市長も水瓶座ラグナの可能性が十分に高いと言える
現在進行中のスキャンダルについて
2024年3月12日、西播磨県民局長で総務部付の男性W(当時60歳。以下、Wとする)は「斎藤元彦兵庫県知事の違法行為等について」と題された文書を県議、報道機関、県警などに配布した。文書は、「職員へのパワーハラスメント」「複数企業への贈答品のおねだり」「2021年知事選での県幹部による事前運動」「業界団体に対する次期知事選の投票依頼」「政治資金パーティーにおける県信用保証協会理事長らによる購入依頼」「セ・パ優勝パレードにおけるキックバック強要」「ひょうご震災記念21世紀研究機構理事長の五百籏頭眞の死の至る経緯」など7項目の疑惑が記載されていた。
件の話題が初めて第三者に知られたのは今年の3月12日とされていて
「木星-木星-ケートゥ期」がほとんど終わろうとしていた頃のことで
その1週間後から現在にかけて大炎上案件の一大スキャンダルに発展した
「プロ野球の阪神とオリックスの優勝を祝し計画した昨年11月のパレードで費用の原資にしようとした寄付が集まらず、信用金庫に補助金を増額してそれをキックバックで寄付させた疑惑や、昨年7月の斎藤氏の政治資金パーティーの券を、県補助金の減額をちらつかせて関係団体を脅して買わせていたとする疑惑など、事実なら完全に犯罪となる重大な疑惑が書かれていました」
( 同上 )
あまりにも前時代的で悪徳な職権乱用を横行させていた疑いが記録に残っている
7室からアスペクトバックするラグナロードの土星は12室も支配するためか
専決処分的な「密室対応」がエスカレートして施政がブラックボックス化し
現時点では11室からアスペクトバックする木星と相対した月が
知事本人にとって「反乱分子」を意味する6室支配( 有権者や目下の職員 )である
11室に6室の支配星が住んでアスペクトバックしてくるのが木星になることは
最初のうちほど曖昧な浮動票的有権者を支持者の中に巻き込める勢いの良さを意味するが
ダシャーが悪ければ知事の積み重ねてきた専横な「権益独占」が暴かれるカルマをもたらす
月をラグナにすると月自体がスキャンダルの表示体になる8室支配に改まってしまい
月と相対したラグナロードの木星がアスペクトで絡む金星は
月から見て最悪な6室11室支配のマラカとなって減衰の太陽を汚濁させている
射手座ラグナにおいて
太陽がニーチャ・バンガされる座相というのは
結局それほど良い影響がないばかりか
「6室( エゴ )から6室目」でその結果のハウスである11室で
マラカの金星が有意に働くことになる
月から見れば
より一層に貪欲な権威独占の専制公務と
8室で減衰した5室12室支配の火星が「遵法精神の退廃」を暗示している
( なお現在のダブルトランジットが生じる蠍座は知事のこれまでの言行を指す10室であり
しかもそれは月から12室目に住む7室10室の支配星で「隠れた悪行三昧」を暗示する )
ナヴァムシャはもうイチイチ説明が要らないほどの所見で
8室で例外則になったりニーチャ・バンガされたりする木星は
辞職や引責辞任を招く8室9室支配の土星と5室12室支配の金星の星座交換の配下に在る
( ナヴァムシャでは6室のニーチャ・バンガされた月とラグナロードのコンジャンクトが
政務におけるモラル軽視と諸々の場面で生じたパワハラの実相を示している )
ダシャムシャはより不可避の様相を物語る悲運ぶりで
こちらでも星座交換する金星土星は4室対12室でまさに「キャリアを失う」所見だ
木星が5室( 10室から8室目のハウス )を支配して
10室に逆行して金星と相互アスペクトするのだから
このダシャーが開始して4ヶ月も持ち堪えたのは不思議ですらある
そしてあと10日ほどでプラティアンタル・ダシャーが太陽期へと移り変わる
「あらゆる不可避な経験」を示すアシュタムシャは
このように5室( 10室から8室目のハウス )で両者がコンジャンクトし
シンプルに救いようの無い座相を作る
「不意打ちのスキャンダル」といった象意も含むシャスタムシャも
木星が逆行位置からラグナの太陽にアスペクトする本当に奇遇な素晴らしい配置で
出生時刻が正しければ分割図は相当に正しく機能する実例を示すかの如くである
一見して絡んでいなかったダシャムシャも
よく見ると木星が逆行すればその位置は獅子座なので
太陽がディスポジターになり木星は5室を支配してアスペクトバックしてしまう
( なおかつ太陽は最重要な10室支配でありながら「失業」の9室に住んでいる )
ご愁傷様でした
次の県知事が誰になるか
またマイペースながら動向を待つこととする
以上
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