林佳樹(YOSHIKI)氏と出山利三(ToshI)氏のラグナ検証
更新日:2022年5月20日

読者各位もご存じのようにこの一週間で芸能界から衝撃のニュースがいくつか伝えられた
私が前回に挙げた上島氏の訃報に隠れてしまっていたが
J-Rock界のレジェンドであるYOSHIKI氏についても悲報が新たに舞い込んできた
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YOSHIKI 「スッキリ」生放送を体調不良で欠席 最愛の母亡くしファンから心配の声(スポニチアネックス) - Yahoo!ニュース
実母様が逝去されたそうである

(氏ご本人のInstagramより)
YOSHIKI氏が心から敬愛していた実母様
このご不幸に際し私は氏の生い立ちを今一度だけ確かめて
ジョーティッシュできないかと考えた
まず現在のダブルトランジットは以下の通りである

以前の投稿でも扱った通り蠍座にダブルトランジットが起こっている
このダブルトランジットが励起した結果の経験が今回の悲報であることを鑑み
これまでの氏の輝かしいキャリアも含んだバイオグラフィーを再確認した限りでは
以下のようなチャートになった


4室を母親のラグナにすると水星は機能的凶星になりラグナロードは強くマラカに絡む
蠍座ラグナでは水星が「理不尽・災難」の8室を支配し
激しいエゴを意味する11室も同時に支配してかなり厳しい凶星となって働く
連日連夜のニュースで主要な話題であるあのプーチンも水星が12室に住んでおり
マハーダシャーが水星期の現在は明確に持病の更なる悪変が報じられている
肉体全域の「神経」を表意する水星が蠍座ラグナの場合は凶星化するので
臓器の各所が次第に機能不全になって次々と異なる疾病を起こすように働いてしまう
蠍座から数えて10室目を支配する太陽がその蠍座に住み
12室の表示体であるケートゥが伴う配置は
おそらく先月末4月30日頃に蠍座へダブルトランジットが発現した時点で
家の外(≒10室)にある公的機関(≒太陽)の病院(≒12室)に入所していたようである

また上記のトランジットチャートではラーフが牡羊座を進んでおり
蠍座から見た6室であるため「傷病」の象意が起こり
ディスポジターの火星が蠍座4室目に在ってトランジットで定座する土星と絡む
4室とは身体部位で「胸部」(肺)を指示しトランジットの火星と土星がその位置を傷つけ
火星は蠍座から見て「回復力」を意味する11室(「傷病」の6室の結果)をアスペクトで損ない
トランジットの水星はラーフが住む牡羊座へ逆行し機能的凶意が逆行により増悪している
また水星は臓器単独の象意としてやはり「呼吸器」の表示体であるとされる
YOSHIKI氏の4室蠍座は水星が住みケートゥがコンジャンクションした配置で
おそらくは心肺周辺の疾病(水星は肺を指し太陽は心臓を指す)だったと判断できる
ケートゥは刃物の表示体であるため緊急手術なども施行されたことが伺われる
このような悲報を我々が受けるに至った理由であるが
蠍座ラグナは土星が3室4室支配で機能的にも凶星化したマラカで
木星は機能的にも吉星だが2室(マラカ)を支配してしまう星だからだ

氏本人の4室は「6室対8室」のダブルトランジットになりトランジットの火星も月を傷つける
母親を意味するハウスと表示体が二重に凶意の時運を迎えていたために
YOSHIKI氏は今回の悲痛極まる報せを受けなくてはならかったようだ
実母様のご訃報に接し 心から哀悼の意を表します
安らかにご永眠されますようお祈りいたします
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Y O S H I K I 氏 の ダ シ ャ ー 整 合 か ら 分 か る こ と
YOSHIKI氏は実弟である林光樹氏がマネージャーとして国内のスケジュールを管理している

光樹氏の生年月日は「1970年7月22日」とされる

光樹氏の生誕時のダシャーは「火星-木星期」の途上だった



「家族」の2室とそこに住む月から5室9室でダブルトランジットが生じ金星は3室の支配星だ
3室は「弟・妹」のハウスである
YOSHIKI氏の本来のラグナから3室目は金星が支配し
氏の月から3室目は火星が支配するが
その両方が見事に木星(子供の表示体)と対向している
光樹氏誕生の約10ヶ月前の頃に起きた山羊座と牡牛座へのダブル・トランジットは
YOSHIKI氏の月から5室目9室目で生じており即ち「子供」の象意をかなり強く醸している
この時にダブルトランジットが起きた牡牛座の支配星は天秤座も支配する金星である
よく見るとトランジットの火星も氏の火星にリターンし氏の木星と対向していたりして
本来のラグナと月をラグナとした場合の3室目の支配星が運気の結実を起こしている
(また氏の月から9室目で高揚の月は実母様が光樹氏を懐妊したことを示すのかも知れない)
かなり変則的ではあるが各々の3室の支配星が木星と対向しているため
来たるべき時運でYOSHIKI氏は弟を持つ兄となる運命だったことが分かる
それから

1965年11月20日に、千葉県館山市の老舗呉服店を営む家庭の2人兄弟の長男として生まれる
4歳になると父からピアノを買い与えられ、自宅そばのピアノ教室でクラシック・ピアノのレッスンを受け始める
病弱で重い小児喘息を患っていたために、小学校中学年になるまで頻繁に入退院を繰り返す生活を余儀なくされた
とても重要な生い立ちが数多く記録されてある
病弱ながらも文化的で質実な幼少期の人生が正しくチャートで示されなければならない

「家庭生活」の2室支配の水星とラグナロードに高揚のケートゥが伴い木星が対向してくる
配置の妙と言えるのは
木星がラーフとコンジャンクトせず逆行して絡むようになることで
逆行した位置の牡牛座から機能的にも吉星の木星が2室と4室の両方に厚い吉意を恵む配置だ
木星が11室に住んだ配置により対向5室に吉意のアスペクトバックも起きており
知性や感性(≒5室)が堅く確かな成長を遂げられる所見になる
ケートゥが高揚して木星から仮想アスペクトされるため
「上品で奥ゆかしい高貴な家柄」という伝統や格式の姿形を絶妙に写実している
また月をラグナにすると金星が「家庭環境」の2室と「父親」の9室を支配してディグバラとなる
即ち実父様の方がYOSHIKI氏にとても寛大で実母様は逆に「躾ける側」の役割だったらしい
YOSHIKI氏は2歳5ヶ月になった頃からマハーダシャーが火星期となったが
獅子座ラグナは火星が「母」の4室と「父」の9室を同時に担う希少なヨーガ・カーラカであり
その火星の配置の良し悪しで音楽を含む素養や人間性の行方が決まって来る
氏はまさに火星が5室でラージャ・ヨーガになり3室支配の金星とコンジャンクトしている
9室から9室目でその結果たる5室は火星が金星を伴っているため如実な「音楽の才能」である
改めてその時期のエピソードを振り返ると
「4歳になってから父からピアノを買い与えられた」とある
