「木星-土星-月期」の開始─30代最後の夏が来る
- 鹿村文助
- 4月20日
- 読了時間: 6分
更新日:4月29日

とうとうプラティアンタル・ダシャーの太陽期が終わった
体感として総評すると
「やはり私の太陽やラグナロードは傷ついていてダシャーが巡っても好転しない」
と言える結果だった


ナヴァムシャは太陽をニーチャ・バンガして明確に絡んだ土星が「高揚した8室の支配星」で
太陽自体は例外則であっても土星が太陽の復調を逆にまた妨げるかのように働く


ダシャムシャも要は同じ結果を意味し
12室で高揚した土星は11室に逆行するとラグナの木星と8室の太陽に仮想アスペクトし
極限になったマラカの凶意をラグナと10室の支配星がただ浴びせられるだけである


シャスティアムシャもダシャムシャと絡み方がよく似ていて
太陽に向かって逆行して絡んだ土星は太陽の位置から木星にアスペクトし
このとても重要な分割図でも土星は2室3室支配でマラカになって逆行する

結局は
「やる気が出し切れない」だけの
45日間だった
思っていたような「突然の奇遇」には何らつながらず
それどころか鑑定依頼も減ったほどだった
結局は土星と絡んでいるプラティアンタル・ダシャーがよほど強い吉星でなければ
思うようにならないのが「木星-土星期」である
今更ながらこの時運には参ってしまう
プラティアンタル月期に何を期待できるか

そして今これから始まる「木星-土星-月期」は
ナヴァムシャでの絡み方がより派手で何だか悪目立ちしそうな不安もよぎる


「私事業」の2室を支配した月が10室に住むのは大本命なのにもかかわらず
今度もその月の対向位置へと土星が逆行し
月と土星は2室対8室の絡みで泥沼じみた妙な因縁が現れてくるかのようだ
ナヴァムシャの土星は木星からアスペクトされながら自らも4室に逆行し
木星にアスペクトし返すことで9室と10室が絡んだダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガだが
土星は8室支配でもあることから「ガラガラポン」のくじ引き状態で時運を掻き乱す
イメージとして
この私の細々としたジョーティッシュ人生に興味を持った相手が協力を名乗り出て
渡りに船だと大喜びした私はそれが泥船だとは気づかないといったところだろうか
2室の支配星に対し8室の支配星が逆行するのだから
公私の区別なく付き合わなくてはならない関係になりそうで
すでに私は背中の辺りに倦怠感がかなり強い


シャスティアムシャよりも更に深いナヴァナヴァムシャも
このように双子座ラグナになってナヴァムシャと似たり寄ったりな様相を呈する
ラグナロードとコンジャンクトして9室でダーナ・ヨーガになった月を
木星とコンジャンクトした土星が8室で定座しながら逆行してアスペクトする
9室は本来ならば11室から11室目でその本質が実る達成そのもののハウスだろうに
やはり「嬉しいのか嬉しくないのかよく分からない」という心境を描いている


エカダシャムシャもご覧の通りで
ナヴァナヴァムシャと似通った配置が繰り返される
私は重要な分割図ほど双子座ラグナになってしまい
クドいようだが逆行の土星は8室を支配して下位のダシャーに運気の動揺を与え続ける


対照的に
私の「理想と信念」を炙り出したパンチャムシャは
土星が減衰して木星と相互アスペクトし
月は土星から明確にアスペクトされている
ただし月は12室支配でプライベートな私の素顔そのものであり
9室から土星がアスペクトして5室から火星が相対する不穏当ぶりだ
火星は獅子座ラグナにおいて4室9室支配のヨーガ・カーラカだが逆行し凶意も強く
住むのが射手座のためつまりヴァルゴッタマである
私のプライドが買い叩かれる場面がこれから幾度か巡って来るらしい


ナヴァムシャと供に運命の大部分を決定づけるシャスティアムシャは
見ての通りナヴァムシャと矛盾しないのはむしろ当然のことだろう
逆行して木星に仮想アスペクトする土星は本来の位置で月と相互アスペクトし
射手座がラグナになることで支配するハウスが逆転し月の方が8室支配になる
私に懇意な感情を差し向けてくる相手( =8室支配の月 )が現れて
その関係性に私のペースが乗っ取られるかのようになり
最後には土星と相対した月そのものが私に心情的な窒息をもたらすという結果である
しかも月は4室に住んで土星に圧を受ける8室の支配星だ

これは前進なのか後退なのかやはりハッキリとしない
仕方が無いので奥の手を使う


私の個人事業のラーシ・チャートは
ついこの前にプラティアンタルが土星期に入ったばかりだった
こちらもまたアンニュイな絡み方になり
またも逆行した土星は11室に定座するとはいえ機能的にも凶星化し
土星の4室目に住んで絡んだ木星も9室12室支配で逆行しながら「私事業」の2室に住む
木星はラーフのディスポジターでアンタル・ダシャーがラーフ期の今は
12室的な内向した時期であって如何ともしがたいままである

「ナクシャトラ上で絡みは無かったか」と久々に覗いてみたところ
今になって木星とラグナロードが星座交換しラーフも土星と星座交換することに
ようやく気がついた
ラグナロードが9室12室の支配星と結びついてしまい
土星は10室11室支配の重要な感受点ながら12室のラーフと相互に影響し合っている

これもまた私が備えたカルマなのだろう


ナヴァムシャでは少しだけ絡み方が良くなり
ラーフのディスポジターでラグナロードでもある金星に向けて
11室から最良のヨーガ・カーラカになった土星が逆行し相対したようになる
何かしら「小手調べしてもらえる」と言える機会がいずれはやって来るのが分かる


ダシャムシャは絡み方が更に良く
6室に住んだ木星( ラーフのディスポジター )がアスペクトする10室の太陽は星座交換し
4室と9室10室が最も深く関わっており太陽とは10室の表示体である
事業の実態そのものが現れるダシャムシャがこれだけ吉相となると
少しくらいなら期待しても罰が当たるほどではない
それからそれから


ダシャムシャの成果の可能性を模写したエカダシャムシャは
9室で定座の土星とコンジャンクトした水星がラーフのディスポジターに当たる
上述したように9室は11室から11室目でその本質が実るハウスだ
上々と言える機運が配置に現れてはいるが
やはり土星は逆行することで「8室の表示体」となって潜在的な凶兆を放つ
アンタル・ダシャーのラーフ期は再来年の4月末日まで長い時間を要するのだから
2室5室支配で完全な吉星となった水星に土星がどう働きかけるかは
度々に留意を要する「運気上の弱点」である

とにかく学ばなくては
私とて有料の鑑定歴はやっと半年になったところだ
実績なくしては名を売る機会も訪れない
30代最後のこの夏を
こだわらずガムシャラに「汗と涙の道のり」にしなくては
それは30代の正しい節目にならないのだから─
ご依頼お待ちしております
以上
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