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木星期開始5ヶ月後の発見-手相の変化-

更新日:2022年5月1日




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早いもので木星期に入ってもう5ヶ月になる



私にとってジョーティッシュが今のところ最も長く学習し知見を増やせてきた占術で

実はそれ以前に四柱推命や手相判断なども自己流でかじっていた時期がある



特に手相術は紙とペンがなくとも目視で直に確認出来て

その場ですぐにでも説明できる実践的な面白さが魅力で

私が高校生の頃には

地元の繁華街でも露店で出張鑑定に来ている鑑定士が沢山おり

その度に全く違う見立てを言葉にする鑑定士の流派の違いに一喜一憂したものだった



世間がコロナ禍となってしまう以前から

スマートフォンの高画素な写メールで手相をPC越しに鑑定する手法が普及してしまい

その方が鑑定士も物理的な労力が省けて冷やかし目的の客も避けられるとあって

露店で単独出張をしたり百貨店等が催す占いフェアのような席が希少になってしまった



私の家では手相が身近な世話事のようで実母も何故かよく知識があり

「誉れがある家柄の出身者にしかない相が私達にはあるんだ」等と酔狂な井戸端話をしていた



ジョーティッシュの知見や判断と手相が示す運気の傾向はやはり質や方向性が違っており

運勢の良い見込みと悪い見込みを少しでも客観的に抽出するのにやはり役立つだろう



私は双子座の性格がかなり強いので学問上では浮気性のため

まずはジョーティッシュをもっと深めてから手相に「里帰り」してみようと思っている



コロナショックの影響下で社会では手指の消毒がより義務的になり

食品製造業経営の私もそれまで以上に自分の手をアルコールで傷めてしまい

カサカサに乾いて赤切れになった手のひらを帰宅後にじっと見つめ直すことが増えた



こうして占術を私的に実践しているだけでも面白い偶然(気づき)が起こりやすいのか

私は自分の両手にそれまで認められなかった線が出ているのを不意に見つけた




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(右手)



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(左手)




私が一目見て驚いた線というのは





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↑ 右 手 も 左 手 も 「 金 星 帯 」 の 本 数 が 増 え て い た の で あ る ↓




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(手相術とは全く無縁な読者各位のために

手相の権威に当たる鑑定士のレクチャー動画を貼っておきます)








金星帯というのは判断が難しい繊細さを訴える相であり

悪く言えば好き嫌いの治らない神経質な “感傷しい” の線だと言える



手相を心理占い程度に心の支えとしたい若年者層に対しては

「多ければ多いほど湿っぽく好色なモラル欠落の相」と極端に説明しているサイトも多いが

私自身もそれを否定しきれない18年間を歩んできたので別に曲解だとは思わない




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私は17歳になった2003年9月17日から去年の9月17日までラーフ期だった

つまりその間は8室の担う「煩悩」(肉体的欲求を含む多様な利己的感情)が顕著になり

ラーフのディスポジターは盛んな男性性を示す火星で

火星は逆行することで男性としての本質が誤った方向へばかり働くことになる




『誤った方向へ働く男性性』とは早い話が絶えず滲んでくる粗雑な性欲である




火星は4室射手座に住むが逆行することで3室(低次の生理的欲求)に住むようにも働き

その3室は火星の自室である




ラーフ期を踏破したことで私は精神的に新陳代謝し切ったらしく

「健康を大事にしながら本当にジジイになってしまいたい」と直近の記事でも綴ったが

それ以前のはるかに昔(特に鬱病に対する向精神薬の服用時期)は

自分でも己の性的な醜さがおぞましくなるほどであり

動物的な性欲感情で精神退行しているようだった



ただしそれは脳や身体が抗鬱剤を全く知らなかったクリーンな時期に得た初期の体感だった

私は国が認可した公的なDRUGである多種多様な向精神薬で快楽に浸っていたが

一世代以上前の欧米のロックミュージシャンが体験していたそれに似ていると思う



抗鬱剤さえあれば食事も飲酒もとても気持ちよく

その快美の感作がユルユルと残ったまま独居で聴く音楽の極致感は本当に言葉にできない



私は過去生の自分を指すアートマ・カーラカの火星がもたらした醜悪な因縁で

とうとう実母や実姉以外の女性を知ることもないままこの年齢となったが

負のカルマを焼き払う経験として

私は鬱病の泥沼の底で性愛と美に溺れていたようである



またその経験の後には

恐ろしほど沢山の “ ツケ ” を払わなければならなかったのも事実で

脳の隅々に溜まった調合化学物質の抗鬱剤は

断薬することで脳の平常な器質的機能が著しく損なわれ

名状しがたいほどの痛痒感や劇症的な不快感を与えた



そうした日常生活への支障は通俗的に「離脱」と称されるもので

私は実際にすさまじい離脱感で知能減退に苦しむこととなり

数字の100から7ずつ引き算する暗算が5~6回も続くかどうかというくらいだった



今ではその時の私はほぼ廃人に等しかったのだと思う



それは今から9年前の2013年の頃だが

私は離脱症が何なのかもよく分からず

我慢して会社で誰でも務まる初歩的な雑務をやっていた



この時期は

当時の社長だった実父の弟にほとんどアゴで使われていたような有様で

離脱症状で苦しいのも仮病か何かのように悪し様に否定され

自社に帳合扱いのような贔屓を下さっていた隣県の固定取引先の事務所まで

100㎞弱もある距離を高速道路経由で移動(運転)させられたことさえあった



つくづく自分が今こうして健全者に戻ったまま生きていることが夢のように感じる

生きて来られたのだから私はけして罪ばかり持ち越して来た命ではないのだとも思う




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昔話に随分と花が咲いてしまったが

私が今生で積んだこうした苦行の名残がどうしたことか

今でもしっかり両手に金星帯となり残っている(どころか増えている)のである





上記のサイトには

「両手に金星帯があれば類稀な感性と才能に恵まれて情熱的な恋愛をし・・・」

というような主旨の記述があるようだが

本当に私には当てはまらない



その代わり

金星帯が意味する官能的なほどの敏感さと洞察力は

どうやらジョーティシャーとしての私の素養を指している所見のようである



「官能」という語の原初の修辞は「感応」にも通じるような悟性の才覚という趣意である



それは私のナヴァムシャで高揚するサルパ・ドレッカナのケートゥや

同じくダシャムシャのラグナで蠍座に住む木星やケートゥで示されていると判断できる




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ラグナと木星(とケートゥ)が蠍座のサルパ・ドレッカナに在る





おそらくは

今生に生まれ出るまでに志として刻銘された過去生からの宿望において

「今度こそ間違った目的に無二の時間を尽くすことのないように」と

過去生の私がキツく魂に念じていたとも思える



だからこそ私はこうしてジョーティッシュという教えの道に沿いながら

自己流に因果応報を説き続けているようである



この生涯が終わるまでには

自らが進んできた道を恐れずに振り返れるように

私は私を全うしたい



以上

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