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執筆者の写真鹿村文助

木星期開始半年後の変化-遠くに行きたくなってきた-

更新日:5月25日







なんだかんだで木星期に入りとうとう半年が経った



辛いことを辛いとも思わず忍耐が生活習慣のようになっていたラーフ期を過ぎてもなお

少しずつ平穏の日々が私を年相応の大人にさせてくれているかは甚だ疑問である



気持ちに余裕が出てくるとむしろ通り過ぎた災難をイチイチなぞりたくなり

疲れている時にかつて対峙した厄介事を不意に思い出し苛々鬱々としていたこともあった



やはりこれがダシャーチッドラの影響なのだろう



一人上手のふりをして結局は手持ち無沙汰の私は

余暇はこうしてジョーティッシュに時間を費やすか懲りずに一人酒するかして過ごしている







直近の私のダシャーは「木星-木星-土星-火星期」である

スークシュマダシャーの火星はプラティアンタルダシャーの土星のディスポジターで

ここ数日は感情的になりやすくもそれが運気的には行動力になるといった頃合いだろう







木星期に入ったこと自体をただならぬ悲願の果報だと思い

今日のこの日まで記事の定期的更新を怠らず進めてきた私



やはりそれはダシャーが絡みを起こす「木星-木星-土星期」になってから顕著である



木星のディスポジターの土星は木星からの10室目に住みながら逆行し

12室の象意を持つケートゥとコンジャンクションしている



木星が住む水瓶座は「インターネット・SNS」の象意があるために

残り40日ほどになったプラティアンタルダシャーの土星期には

仕事のような義務感で私生活をジョーティッシュで綴っていくはずである



土星がマハーダシャーロードのディスポジターとなってダシャーラグナの10室目に在り

9室目へと逆行するので何か精神修養のような行いを習慣化したかったようだ



そしてより即席の時運たるスークシュマダシャーは現在「火星期」である



土星の更にまたディスポジターになった火星は木星から11室目に住んでいる

3月25日までのおおよそ100時間程度の間は気心がソワソワと過敏になり

良くも悪くも「目立ってやるぞ」というような妙な目的意識にかられるかも知れない



しかし火星が住むのは射手座である

ディスポジターはマハーダシャーの木星になって還流してしまうので

主要な3つのダシャーがループのディスポジター同士となってしまい

誰のためにもならない孤立したPDCAを繰り返す珍妙な状況にもなりうる



この時運にあっては

何かしたくなるだろうし何をすべきかもどかしくさえ感じるだろうが

依然コロナ禍は完全な終息とならずできることは限られているままだ







ナヴァムシャの配置も奇遇そのもので

木星が土星と火星の両方にアスペクトできてしまう吉意の位置関係になっている



正直な体感としては

別に「人と会いたい」とか「また誰かを無料鑑定してみようか」とも思っておらず

そこまでの気概はなくすっかり低燃費な木星的安静感で受け身になってしまった







スークシュマダシャーの時流を確かめ直すと「火星期」の次はもちろん「ラーフ期」である

ラーシでは牡羊座にラーフが住むため結局は火星の配置そのままの運勢傾向になる



ナヴァムシャのラーフは高揚する牡牛座でディスポジターの金星も木星から4室目に在り

土星は天秤座に住んで金星がまた更にディスポジターになるという配置の妙が生じ

やはり絡みが起こるので動的な外向きの時運が来てやる気になるのかも知れない



コロナ禍との正しい距離の取り方が板についてきて

私の地元街では週末になるとにぎわいが戻りつつあり

最近は早春の昼下がりに私もノンビリと闊歩して駅前まで出向き

週末の街が日暮れに近づいていく気配を独り楽しんだ



木星期の恩恵で私自身が平和を感じられるようになってきたせいか

刻々と変わりゆく地元街の景色に不思議な叙情(旅情)を覚えることがあった

ラーフ期が凶意を露悪していなかった頃にも感じた自分に対する鳥瞰的な遊離感覚である



久々に

「私が私として生きている」ことが夢のように思える楽しい解離的違和感をふと覚えた







かなり以前の記事に書いたショダシャムシャの配置がここに来て活きてきたとも思える



この分割図を乗り物運として用いるとする所与の定義に対し私は拡大解釈で私見を述べたが

やはりショダシャムシャは旅行先での運の良し悪しを指してもいると判断できる



木星期184日目あたりの私が近頃この日常に不自然な「もののあはれ」を感じ易いのは

ショダシャムシャのラグナに木星が住んで定座の土星にアスペクトできているからだろう

また魚座に住む火星も逆行することで水瓶座に対する木星のアスペクトを受けるかのようで

本来の位置の魚座からは逆に木星にもアスペクトしてしっかり絡みを起こしている



できるなら今この時には先月決行したような片道100kmほどの小旅行をすべきである

行き先を知らなければ知らないほど嬉しいポエジーが湧く感動体験となるはずだ



またその傾向はより更に深い分割図にも見受けられる







少し前に取り扱った私の最たる深淵を指すナディアムシャ(D150)においては

木星は12室で定座してラグナロードの土星と対向しているし

火星も5室から逆行して木星がアスペクトできる位置に伏在するように働く



私の根源の最奥を示すナディアムシャで木星は射手座の12室に定座するので

許されるのなら何もかも知らない異国の地へ奔放に旅立つくらいが本当の幸せなのである



だからか

私は先週末から一人酒の肴にこんな動画をハシゴするようになった










(いずれの動画も3分30秒強で終わる短いものですのでお気軽にご視聴下さい)




ロシアによるウクライナ侵攻の最新動向を探ろうと

ロシア語のキリル文字で綴られた動画を漁っていると

偶然こうしたモンゴル民謡の演奏動画に辿り着いた



(モンゴルは民主国家だが文字の表記のみ過去のソ連統治の名残でキリル文字を用いる)



同じアジアとは思えないほど勇壮な郷愁が力強く吟じられており

日本には無い色濃くオリエンタルな醍醐味を心ゆくまで味わうことができた




(こちらの方もなかなか捨てがたく素晴らしいモンゴル歌手のようです)




また

実はこれらの動画を見つけるよりも2年少し前の頃に

今ではお気に入りとなったモンゴル人バンドを見つけ嬉々として彼らを堪能していた







ウランバートル出身の4人組バンド「The HU」である

「HU」という語はモンゴルの言葉で最も単純な「全ての人」というニュアンスらしい



彼らもやはりモンゴル民謡の影響を下地に雄大な劇的サウンドを奏でるロッカーだ

先進国の日本が持ち合わせないアジア的個性が本当に鮮やかで瑞々しい




(スターウォーズのゲームの劇中曲にも採用された壮大な楽曲)




いつかは暇を見て彼らについてもラグナ検証してみたい




とにかく明日明後日には遠くへ行きたいと思いつつ日常を今もジョーティッシュし続ける私

独り身でも「生きていてよかった」と思える経験は本当に沢山あるのだから

けして生き急いではいけないことを旅で実感できるその時を期待している







平和の彼方に素晴らしい時と場所がきっと待っている

何よりも今は世界中の人々に久遠の平和が見えてくることが最良の未来である



以上

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