木星期の行方から自分の土星期を予想する
更新日:2022年3月29日

前々回の記事で
私の木星と土星と火星の3惑星はディスポジターが巡回する還流になっていると書いた
従ってそれらがダシャーの枝分かれで関わると特別な時運になるだろうとの見込みも述べた
つまりそれはマハーダシャーごとの長大な時運の流れ方にも同様の相関性があると言える
改めて自分に備わった複数の分割図も視野に晩年までをザックリとだが予想してみたい

まずは木星期で考えられる大まかな運勢展開を確かめておく
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始まってまだ半年ほどの木星期において
運勢が本当に動的となるのは2023年11月5日からの「木星-土星期」以降である
そして前々回の内容と重複するが
私のラーシ・チャートの土星は木星のディスポジターに当たり
木星からちょうど10室目に住んでいる
逆行してしまいつつも最も強いケンドラハウスに在り
木星からの9室目でケートゥとコンジャンクションして高揚するようにも働くため
木星がアスペクト出来る好影響もあり
その頃がおそらくは私のジョーティシャー的なキャリアの足掛かりが生まれる転機となる

ダシャムシャではなかなか妙な配置構成が出来ている
木星がラグナに住んでおりこれからが私の人生の本領の時ではあっても
逆行の土星は12室で高揚してしまっている
しかし土星は11室乙女座に逆行し
そこにはラグナロードでアートマ・カーラカの火星が住んでおり
マハーダシャーロードのディスポジターが土星と絡む所見となっている
土星が11室に住むようになり仮想アスペクトがラグナに生じて一応は絡みを見込める
来年冬頃の私は見かけ上ではとても地味に細々とジョーティシャーを名乗っており
きっと「知る人ぞ知る自称プロ占い師」という存在で
しかも土星は本来の位置で両隣をケートゥと火星に挟まれるため
占術士としては早い話が実績も信用も全く無いような世知辛い立場にあるのだろう
問題はその時点で私の本業である会社経営がどうなっているのかである

木星は月から見直すと10室支配で4室に住んでアスペクトバックしており
自分の席から離れずに仕事ができる姿を示し
やはりまだまだ自社の代表として社長業の席に就いているような印象だ
一方で土星は本来のラグナから8室9室を支配して5室に住み高揚する
これが私の境遇をガラリと変えてしまう条件ではないかと思う
5室というのは10室から8室目で「物事の中断」を意味し
8室はそのまま「何かを放棄させられる」経験であり
9室も10室を失うハウスとして5室で土星は高揚している
ダシャムシャのラグナの配置と併せて
これは単純に「会社が倒産している将来」を予感させる不穏な配置である
(ダシャムシャのラグナに住む木星は5室支配で高揚のケートゥが伴う)
内心しっかりとビビっていた私は
ジョーティッシュを学んだ師に対し思い切ってその点を尋ねてみたが
「ダシャムシャの木星はラージャ・ヨーガなので倒産は考えられない」とのことだった
倒産ではないにしろ
今の私とは全く違う立場で新しい社会人生活を送っていることを意味するのだろうか
それもそれで相当に信じがたい未来像である
とりあえずという心持ちで
他の分割図で木星や土星が有意な絡みを起こしていないか確かめてみた
すると──

かなり重要なD60で土星が逆行した位置から木星にアスペクトできるので絡んでいる
それから

D20でも土星が木星の位置へ逆行してコンジャンクションしまさに絡んでいる
なおもまた

D24で土星は本来の位置から木星にアスペクトでき逆行することで絡んだ状態にもなる
のみならず

「引っ越し」運のD4でも土星がそのままの位置から木星へアスペクト出来ている
特にこの分割図は現実に即した主観的幸福のボルテージを意味するらしく
木星はちょうどラグナロードで強いラージャ・ヨーガにもなり
ディスポジターの火星は4室の本質を宿す7室に住んだアートマ・カーラカである
木星期になったというだけでもやはり何か良い兆しがあるのかも知れない
(ただし土星は「浪費」の12室で定座し逆行した位置も定座なので貯蓄を失う頃合いらしい)
更に更に

私と母の関係性を担うD12では木星と土星が星座交換して最も強く絡んでいる
交換される部屋の象意が10室対12室となかなかによろしくない
過去に私が母をラグナ検証した結果そのラグナは魚座で
木星は母のラグナロードとなるがそれが正しければ余計にこの配置が有意に働く
というのも母のラグナロードは11室山羊座に住んで減衰のヴァルゴッタマだからだ
より細かい深層レベルの分割図は象意も具体的ではなくなるため幸運を期待したいが
一方でD4やD12などは象意も即現実の客観的運勢であり
その2つの配置を対照させよりシャープな未来予想図を導出できるはずである
即ち
来年の年末頃に私は母との関係が絶たれて(10室対12室の絡み)
どこか別の土地へ移り住み(12室で定座の土星とそのアスペクトを受ける木星の絡み)
D20やD24が意味する知的精神性が吉意方向へ変転し
D60では土星が逆行位置から11室に在るラグナロードの木星を励起して
なんだかんだで私は「やったるぞ!!」という奮起の達観が湧いてくるようである
しかし
その見込みを途端に曇らせる驚くべき絡みが起きた分割図が残っていた──

サプタムシャのラグナに7室支配の土星が住んで逆行の位置から木星にアスペクトしている
しかも「驚いた」というのはこの配置にデジャブを感じたからでもであった

いつぞや話題に挙げた相方の “ それ ” である

ラグナから7室へ土星がアスペクトバックするという配置が相似している
少し前の記事で
私は彼の身に起こる電光石火な出逢いと結婚を上記の分割図から予想したが
そう遠くない未来には私自身が彼の後を追うようになっているらしいのである

にわかには信じられず私はしばらくPCの前でフリーズしていた
確実に私にはジョーティシャーになる前に家庭を持ちわざわざ父親になる運命が控えている