私がジョーティッシュを知るはるか以前からジョーティッシュを実践する先輩方のブログに
なかなか感心させられた以下のような直近の投稿文があった
相性診断というのはなかなか独立したジャンルとして知識を披露している実例を拝見できず
私の場合は強い吉星が2人のラグナから見て吉意の部屋同士なら良好な相性だと考えていた
しかしそれでは説明に知識を多用するので聞き手側の真面目さ次第になる問題点があった
それであれば多くの場面で即席占断の目安になる月をこの目的にも応用すればいいのである
私の卑近な私的比較で試してみても「イイ」相手と「しょっぱい」相手に見事に別れた
私と常務ではまず月の相対関係が見事に5室目対9室目になっている
このチャート同士ではそれ以上にかなり良い相互アスペクトがまた別にある
私と常務はお互いの木星がちょうどアスペクトし合える位置関係だったことに気づいた
しかも常務の10室に住む水星には私の木星が重なるからお互いの肌感覚が何となく近いのだ
月の位置の対比も大前提だがなおかつ木星の相互アスペクトがあればすぐに打ち解けられる
私と常務は本当に親子ほどの年の差だが生来の気質が一応はそれなりにマッチングしている
(きっと私の木星がアスペクトする常務の木星が偶然に常務のアートマ・カーラカだったり
私と常務のアートマ・カーラカが射手座と双子座でジャイミニアスペクトするためだろう)
一方で私と実姉の場合は身内なだけあって互いの月が対向してはいるが
木星はすれ違うような配置で月の対置だけが妙に強調されてしまうコンディションになる
この場合で特殊かつ空回り気味になるのが実姉の月から見た乙女座(私のラグナ)である
乙女座は両隣を強くなった凶星に挟まれており水星も高揚して6室の象意が顕在化している
そして実姉のチャートにおける月は3室魚座在住でありつまり私自身を示すことにもなる
私に対する実姉の日頃からの振舞い方は時に9室のようで結局は6室的なのである
そのため3室の月には「6室的態度(高慢・尊大)」があからさまに働くことになってしまう
なおかつ実姉の9室乙女座は凶星が挟み込む「パーパ・カルタリ・ヨーガ」であり
そこに置かれる私の月がそもそも苦痛を受けていると言える配置として私に影響している
それがどういう結果をもたらすかというと
少し前までは私の4室(家族との関係)に住む3室8室支配で機能的凶星の火星で示されていた
8室(悪意)と8室から8室目でその本質たる3室(実際の言動)が凶星で具現化することなる
はっきり言って 遠慮したくない時は 本当に容赦しない 赤裸々な思いそのものである
我ながら物騒で嫌になるが
実姉の3室は私と姉本人を指すためその幼稚な不器用さが何故か私に差し向けられるのだ
しかもその感情の移ろいは違う捌け口へ向かうような退き方ではなく
魚座と乙女座で対向する(「対抗する」とすべきか)イチイチ「しょっぱい」野暮な月で反復する
のみならず
よく見直すと私と実姉のアートマ・カーラカ(よりによってお互いに火星)の配置は
私(射手座)から数えると8室目に姉が居ることになり
実姉(蟹座)から数えると6室目に私が居ることになる
奇遇にも「6室-8室」の関係性が月ではなくアートマ・カーラカで正しく証明されている
兄弟姉妹というのはただの親子以上に強い因果(カルマ)を持ち合わせているものである
それはお互いのマハーダシャーが吉星同士にならない限り解消はされないだろう
私は木星期に入ったばかりで実姉は金星期に入って3年ほど経つ
時が報恩を温めてくれるのを先ずは待つべきだろうか
以上
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