改めてその死を偲ぶ─アントニオ猪木氏のラグナ検証
更新日:3月12日

「アントニオ猪木お別れの会」に4800人 野田佳彦元首相や江本孟紀、松山千春らも参列 - プロレス : 日刊スポーツ (nikkansports.com)
棚橋弘至「猪木さんのおかげでプロレスラーに」お別れ会で言葉詰まらせながら感謝(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
去る7日に昨年逝去した歴史的なプロレスラー・アントニオ猪木氏の追悼式典が催された
以前に当ブログを通じて知り合った読者の方が何と同式典に一ファンとして参上し
写真撮影が可だったため上記同様に氏を掲げた碑塔を撮った画像データをいくつも下さった
生前は相当に人脈が広く
格闘技界隈で定期的にニュースに取り上げられる特異な文化人という印象だった猪木氏
言うまでもなく
その生涯において日本の昭和史の一角を占めたであろうプロレス界の偉人であり
それ以上に国会議員や事業家としての側面もあって来歴は縦横に広大で
氏の逝去当時はなかなか題材にする覚悟が持てないままだった
手探り気味になってしまうことを承知の上で
今回はアントニオ猪木氏の生涯をジョーティッシュしてみたい


神奈川県横浜市鶴見区生麦町(現在の鶴見区岸谷)出身。父親は猪木佐次郎、母は文子(旧姓:相良)。父親は猪木が5歳の時に死去。
アントニオ猪木こと猪木寛至(いのき・かんじ)氏は1943年2月20日
神奈川県横浜市に10人兄弟の6男として生まれている
ご両親は大変に子供の多い夫妻で
寛至氏は男子で6番目の子であるが兄弟姉妹としては9番目でほぼ末の実子だった
( 参照元 )
アントニオ猪木の父親や国籍、ハーフ?ブラジル移民で生い立ちや学歴は? (denshishosekidaio.com)
この事実が先ず何より難題だった
8人の兄姉と1人の弟の実在がラーシ・ナヴァムシャから証明できるラグナは何か

ラーシを牡羊座ラグナとすると
「兄姉」の11室を支配した土星が2室牡牛座から11室へとアスペクトバックし
11室水瓶座には3室双子座から木星がアスペクトし
木星自体が逆行して11室支配の土星にコンジャンクトしたようになり
人や物の数を多くする木星の増大力が兄弟( 兄姉 )の夥しさを具現化している

ラグナを蠍座と仮定したナヴァムシャでは逆に弟の存在が証明できており
3室支配の土星が6室からアスペクトバックし
月をラグナとすると牡牛座対蟹座でラグナと3室が星座交換を生じ
チャート本人が弟妹を持つことの暗示になっている

また9室を父親のラグナと見なすと
ラグナ対7室で5室の支配星とラグナロードがラージャ・ヨーガになり
5室支配の火星に子供の表示体の木星が相対してくる配置で
木星の起こす9室目のアスペクトを9室支配の太陽が受けており
子供が相当に多く生まれる所見が出来上がる

4室蟹座をまさにそのまま母親のラグナと仮定した場合も同様で
射手座双子座軸で5室と9室の支配星が対向し
子供の象意の本質である9室で結婚( 生活 )の表示体の金星が高揚している
とても客観的なバイオロジカル・ファクトである家族の多さに鑑みて
猪木氏はラーシが牡羊座ラグナでナヴァムシャは蠍座ラグナが妥当である
父の衝撃的な死と
ブラジル移民の後に果たすレスラーデビュー
父親は猪木佐次郎、母は文子(旧姓:相良)。父親は猪木が5歳の時に死去。
13歳の時に貧困を抜け出せるかもしれないという希望から、母親、祖父、兄弟とともにブラジルへ渡り、サンパウロ市近郊の農場で少年時代を過ごす。ブラジル移住後最初の1年半は、農場で早朝5時から夕方の5時までコーヒー豆の収穫などを中心に過酷な労働を強いられた。
そしてやはり重要な家族( 実父 )の逝去や
そのずっと後に決行された家族でのブラジルへの入植という過去は
ラーシが牡羊座ラグナの場合に
金星が12室に住む配置やそれに対する火星の絡みでほぼ説明できる

猪木氏が5歳になる前年には金星期が始まっている

ラーシが牡羊座ラグナでは
実父の死が今一つ明示できていないようにも見える

牡羊座をラグナとすると根拠が弱いが
その時ナヴァムシャは蠍座ラグナになり
7室の月と9室の金星が星座交換し
6室も支配してラグナでルチャカ・ヨーガになったラグナロードの火星がアスペクトし
「父親(9室)が重い傷病で逝去(7室)する」経験を説明できている

ラーシ自体の配置はナクシャトラに注意すると分かりやすく
12室で高揚した金星のナクシャトラは木星の支配する「プールヴァ・バードラパダ」で
木星自体も双子座の「プナルヴァス」で自分のナクシャトラに定座し
それら2惑星を9室射手座に住むラグナロードの火星がアスペクトで傷つけている
つまり火星はディスポジターにアスペクトを返しているが
木星はラーシで9室( 父親 )の支配星で
火星がその木星の象意を重複して傷つけているからだ
ブラジル移住後最初の1年半は、農場で早朝5時から夕方の5時までコーヒー豆の収穫などを中心に過酷な労働を強いられた。


ブラジル移民後は「金星-ラーフ-ケートゥ期」以降だったが
ダシャムシャの7室に住んだ土星はケートゥのディスポジターであり
ラーフとコンジャンクトして土星とも絡む火星は太陽と星座交換してかなり強く
ラグナの金星に4室目のアスペクトを起こしている
やはりプラティアンタルダシャーが月期以外は
機能的凶星や生来的凶星がラグナに絡んでくるコンディションで
ラグナに住んだ金星は7室12室支配で7室にアスペクトバックするため
国外に移住してその土地で激務に耐えると言えるような所見になっている

ナヴァムシャでも「金星-ラーフ期」の時運の所見は海外で過ごすことが明白な所見で
蠍座ラグナで7室12室支配の金星が9室支配の月と星座交換し
月と向かい合ってアスペクトする火星はラーフ( 外国 )のディスポジターである
ラグナでルチャカ・ヨーガになった火星は「苦役」の6室も支配しているため
アンタルダシャーがラーフ期の間は途方も無く厳しい労務に氏は耐えていたと言える
その生活を3年ほど過ごした後に
猪木氏は人生を大きく変えられる師との出逢いを果たすことになる
1960年(昭和35年)4月11日、興行でサンパウロを訪れていた力道山から直接スカウトされて日本へ帰国し、日本プロレスに入団。力道山から掛けられた最初の言葉は、「オイ、裸になれ」であった。上半身だけ脱がされて背中の筋肉を見て合格になったという。


猪木氏の師匠・力道山はおそらく水瓶座ラグナである
力道山のラーシでは
「目下の相手」を意味する6室にラーフが住み
ディスポジターの月が4室で高揚し
月の対向位置の10室で5室支配の水星と11室支配の木星がコンジャンクトする
2室11室支配の木星は魚座へアスペクトバックするので
4室10室軸で5室6室11室の絡んだ配置とは
つまり「沢山の弟子(5室)を採りスパルタ教育を仕込む」その営みを示す所見である
猪木への対応は「靴べらで顔を殴る」「飼い犬を番犬として教育する際の実験台にする」「少年の猪木に一升瓶の日本酒を一気飲みさせる」「意味もなくゴルフクラブをフルスイングして側頭部を殴打する」「灰皿を投げつける」など、極めて冷酷なものであったと言われている(猪木自身が一部語り、古いスポーツ紙の記者もそれを書いている。近年でも、当時は本気で殺意を覚えたと語る事も)