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執筆者の写真鹿村文助

揺れるイスラエル─第3次世界大戦の火種を作るのはどの国か

更新日:5月26日





血生臭い暴力の源泉となったままのガザ周辺の問題は

昨年10月7日に起きたハマスによる対イスラエル奇襲が原因で再び混乱が深まっている





ガザを実質統治するハマスはイスラム原理主義の組織であり

2006年にパレスチナ暫定自治区議会の第一党となって以来

穏健な姿勢とは真逆の戦意固持によってイスラエルと衝突を断続させてきた



国連は5月6日以降、ラファから45万人近く、ガザ地区北部から10万人以上が避難を強いられたと推計しています。
こうした中、イスラエル軍は14日、ラファ東部にあるUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の施設で、ハマスの戦闘員の活動が確認されたとして、数日前に施設内を撮影したという上空からの映像を公開しました。
そして、
▽国連の車両のそばに複数の戦闘員が確認できるほか
▽戦闘員が銃で住民を威嚇していると主張し
国連に対して緊急に調査するよう求めたとしています。


イスラエルとしては不意打ちに対する何倍もの報復は当然の大義名分であり

また更にこうした「国連とハマスの接近・癒着」という疑義が

ユダヤの側から見た復讐の正当化に通じている





ヨルダン川西岸部を治めた穏健中道主義のファタハが有名無実化してもなお

アメリカは同政党を国政の主体と見なしているが

イスラエルの対パレスチナ憎悪を爆炎状態にさせた例の武力事変に対し

ヨルダン川西岸地域のパレスチナ人民でさえ「大いに正しかった」と評しており

従前から営々と続くアラブユダヤ間の民族対立は

情勢次第では周囲の中東各国とその友好国を巻き込んで

まるで100年以上前の欧州で勃発した第一次世界大戦の前段階の様相に近似していく





ラーシ・チャートにおいて「局難」の8室にラーフが住んだ悲惨なイスラエルは

蟹座でアスペクトバック出来る強い土星にアスペクトされた座相がそのまま今の時運になる



5室6室支配の土星は民族的な自負心の涵養を促す国威発揚の法制度や実際の運営を意味し

11室で定座した国民の表示体の月に「ユダヤの血統」を長い時間の中で醸成させる様子を示す



マハーダシャーロードである火星は12室獅子座から3室蠍座へアスペクトバックして強く

3室8室支配の火星が12室に住んでヴィーパリータを生じるが

それでもこの火星は国政議会の中枢で国家の行く末を一手に握る「陰の権威者」を暗示し

時にそれはアメリカ合衆国を指しつつも平素においては首相のネタニヤフを意味している







ネタニヤフは公称で「AM10:30」が出生時刻とされていて

その場合にラーシはラグナロードの火星が10室獅子座でディグバラを獲得する





それはつまり

イスラエル国民にとって不可抗力的な支配者である8室のラーフがネタニヤフを指し

5室6室支配で抑圧的な民族思想の世論がむしろネタニヤフを突き上げている状況だ



パレスチナ自治区ガザ地区での戦闘をめぐり、イスラエルのガラント国防相は15日に記者会見を開き、戦闘終結後のガザの統治についてネタニヤフ首相が「イスラエルがガザを軍事的に支配することはないと宣言する」ことなどを求める声明を発表した。
ガザで激しい戦闘が続くなか、国防相が首相の姿勢に異議を唱えたかたちだ。ガラント氏はガザでの戦闘の方針を決める戦時内閣のメンバーだが、ネタニヤフ氏と政治的な立場が同じわけではない。昨年10月にイスラム組織ハマスとの戦闘が始まる前には、政権が推し進める司法制度変更案に反対し、ネタニヤフ氏に「国防相を罷免(ひめん)する」と発表されたこともある。
ガザの戦後統治をめぐって、ネタニヤフ氏はこれまで「イスラエル軍が戦後もガザで自由に行動できるようにする」などと発言してきた。だが、統治の「青写真」は明らかにしておらず、政権内の極右政党の党首らは「イスラエルによる再占領」を主張している。


最新報道によれば

政局を担う政権与党内の主要幹部に協調した強硬路線を改めないでいる方針が

国防大臣から非難されたとのことで

おそらくはその「政権内の極右政党の党首ら」というのが建国図における土星らしい



建国図においては土星が継続的な民意や公民権の表示体になるが

ラグナが乙女座となると土星が6室も支配するため

11室で定座の月とコンジャンクトする配置は

政策次第で政務上に賛否の対立を生む状況を引き起こす

( イスラエルの場合に土星は「大臣」という象意もある5室を支配するからだ )





もうじきプラティアンタルダシャーが火星期になるネタニヤフは

水星がラグナになってその真後ろ( 12室目 )で二大凶星がコンジャンクトしてしまう





やはりネタニヤフとイスラエルのチャートは明確に相同性が生じており

ネタニヤフのダシャーラグナはイスラエルの本来のラグナに当たり

イスラエルのラーシで土星に傷つけられて凶星化したラーフは

ディスポジターがネタニヤフのラグナロードとなって

その火星はネタニヤフとイスラエル両方のチャートで獅子座に住んでいる



火星はイスラエルの社会に実益をもたらさない大凶星でありながら

4室でマハープルシャとなる木星からアスペクトで保護を受ける



建国図で4室とは即ち国政の議席や実際的な内政を意味するため

利権をめぐる悪意も孕んだ極大のシオニズムを木星が司って国を動かし

延いては為政者のネタニヤフを進退窮まる突端まで追い詰める様相を物語る



イスラエルのガラント国防相は16日、パレスチナ自治区ガザ地区南部ラファでの地上作戦に追加で部隊を送ることを明らかにした。
同氏は作戦が今後激化するとの見通しを示した。イスラム組織ハマスは武器を製造することができず、予備の人員や物資、弾薬を欠いているなどと指摘し、「われわれは徐々にハマスを崩壊させている」と成果を示した。


先に挙げたような方針上の対立があったかと思いきや

国防大臣がガザへの特殊部隊追加派遣を断行するのは

イスラエルの4室で逆行して凶兆を一段と強く発散するハンムサ・ヨーガの影響だろう





ネタニヤフのシャスティアムシャは

ラグナで機能的凶星となった木星が更にグル・チャンダラ・ヨーガを組む





対するイスラエルも

因果なことに5室でグル・チャンダラ・ヨーガが生じ

それはネタニヤフのシャスティアムシャのラグナから9室目となる



水瓶座ラグナと牡牛座ラグナの両方で

木星は機能的凶星であり

それらが揃って「強い背徳」を実らせる凶意のヨーガを帯び

なおかつ両者の配置がトリコーナ( カルマの循環を意味するハウス )になっている



どうやら本当にネタニヤフとイスラエルは

世界から孤立するほどの凶悪なカルマを痛み分けしていることが

チャート上からも伺えるのである





イスラエルは

やはり昨年10月から激化させた武力報復の行使が

広範な国際世論で批判的話題として注目されており

そのために3室がダブルトランジットになっているということである





客観的にはそうした時局を生み出したのは行政上の長たるネタニヤフであり

ラグナが蠍座であることから首相としての対有事の動静が注目され続けるのである



今回のダブルトランジット開始は

物理的には( 視認できる動き方的には )5月1日夜からだったが

占星術の理論上では3月半ば頃には潜在的に発現していたことになる







そうした条件下で起こった先月の対イラン大使館爆撃は

イスラエルのラーシで8室牡羊座のラーフがマハーダシャーになって十分に月日が経ち

イスラエルの12室で密室的な謀略を推し進めるネタニヤフの悪意( =火星 )が励起され

同時にネタニヤフのラーシのラグナがダブルトランジットされて

実際のダシャー自体はイスラエルのラグナである乙女座で高揚するマラカの水星だからで

ダシャーとトランジットの強い絡みなどが無くとも

両者のチャートにおいて通底する凶兆が「相手を選ばぬシオニズム的決起」になったらしい





被害を受けたイランの側はダシャーが意外にも随分と吉兆だった最中で

それも主要なダシャーロードが順当にディスポジターになって吉星が絡む幸運期だった



しかしよく見ると木星・月・金星に対し

2室獅子座の土星が本来の位置でアスペクトしたり逆行して重なったりしていて

明らかにそのマラカの土星がイランから見た敵国である7室山羊座のラグナロードであって

即ちイランのチャートでは山羊座がイスラエルを指しているということである





ナヴァムシャも

このように木星がアスペクトできる月からケンドラに金星が住み

「生来的吉星が絡むから良い時期だ」などど自惚れた油断を血みどろに傷つけるが如く

7室獅子座の土星がその全てのダシャーに関わっている





イランのナヴァムシャは

土星がラグナロードであっても

「敵国」の7室で逆行しながらアスペクトバックできる座相が

そのまま「敵の悪意」を意味する



それは獅子座であることから時にはアメリカであったり

今この時局であれば獅子座にラグナロードが住むネタニヤフだったりするようだ



( イランは1970年代まで親米王権が脱宗教方向の教化を進めたことでクーデターが起こり

現在に通じる原点回帰のイスラム主義国家になった事実がこの7室の所見だと言える )



1948年建国のイスラエルと、イランとの対立は79年のイランでのイスラム革命が起源だ。革命で打倒された親米のパーレビ王政は、同じく米国を後ろ盾とするイスラエルと良好な関係を築き、 諜報でも協力してきた。
 しかし、イスラム革命で関係は劇的に変化した。イランの革命体制は、イスラエルをイスラム教の聖地エルサレムを占領した敵とみなし、存在も否定する。
 イスラエルがイランへの警戒感を強めるきっかけになったのが2002年に浮上した核開発疑惑だ。ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランの核施設への攻撃も辞さない構えを示してきた。




現在のイランは

ダシャムシャの7室に住んだ機能的凶星の木星がマハーダシャーであり

コンジャンクトしてスーリヤ・グル・ヨーガにもなる太陽は高揚した11室の支配星だ



即ち「対外的施策・武力行使」の7室で6室と11室の支配星がコンジャンクトし

6室と11室の絡みは取り返しのつかない強い暴力を意味する



慎重を期する推考とすべきだが

今後のイランは明らかに忍耐の限界に達して

時と場合によっては最後の手段に着地する可能性も見えている

( ダシャムシャにおいては絡みの起きた「木星-火星期」が危ういはずだ )



「イランは静観する構え、というふうに言えると思います。イランとしては今回の攻撃というものが、少なくとも、反撃に値するものとはみなしていない、つまり、“エスカレーションを望んでいない”というメッセージを発している、というふうに考えられます。
イスラエルとしては、そのメッセージを受け取って、この段階で攻撃を終えるならば、これ以上の拡大はしない、という理解ができる。一方で、さらに攻撃をするのであれば、次の反撃、イラン側からの反撃がありうる、そうしたメッセージを受け取った状態にある、というふうに言えます」


これだけの武力侵害を被っても「エスカレーションを望まない」とするのは

イランがラーシで高揚する木星のマハーダシャーに入って

アンタルダシャーの月もまた高揚しているため非常に温厚だからである





とはいえ

あと2か月足らずで巡り来る「木星-火星-火星期」は

ナヴァムシャの3室対6室で起きた火星と月の星座交換に

マラカの木星がアスペクトしてくることや

「6室で減衰した火星」という例外則の配置にマラカ的な土星が逆行する所見から

いかにもイスラムらしい蛮勇への尊崇が湧き上がってくる頃となる



常時アメリカの支援下にある衛星サークル的国家のイスラエルと

汎イスラムの反米国家( ≒親露国家 )のイランが極限まで敵対するのは

控え目に言っても「西側と東側の原理主義が最終戦争を始める」そのシナリオを

イチイチ焚きつけようとする危険と恐怖が滲む光景だ



しかしてまた



今になって初めて生まれたこの有事的緊張状態は

とある筋の連中にとっては織り込み済みの予定調和だったらしいのである







今から150年ほど前のアメリカで弁護士だったアルバート・パイクなる人物は

南北戦争の南部連合側で将軍を務めたほどの名士だった



弁護士業に携わる傍らでフリーメイソンに属し

高位な要人らに対し幾ばくかの預言を残していた



「第三次世界大戦は、シオニストとアラブ人とのあいだに、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によって起こるべきである。世界的な紛争の拡大が計画されている……」




ナヴァムシャは獅子座ラグナとした場合に

乙女座でラーフとコンジャンクトした厳めしい火星が4室9室支配で法律の表示体になり

対向8室で高揚しつつケートゥに抑制される3室10室支配の金星とラージャ・ヨーガを組む



9室対10室で最高位の威力を持ったダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガの火星金星は

同時に3室対4室の絡みでもあるために「法廷( 屋内 )で弁論を披露する」ことが職業であり

高揚した10室支配の金星とコンジャンクトしたケートゥが「判別・識別」の能力をもたらす



最も客観的なナヴァムシャの7室には土星と星座交換した木星が住んでおり

大々的な秩序と体系を指すサインの水瓶座に住む木星( 法律の表示体 )が裁判所の隠喩となる





木星土星の絡みは端的に職業を説明するダシャムシャでも繰り返されていて

こちらは見事に土星も木星もマハープルシャになった更に強い所見だ

( また肝心な10室支配の金星は「デスク」の4室でアスペクトバックし弁護士業を暗示する )





「実際の性格と言動」が客観的に現れるとされるD45は

スピーチの表示体の水星が9室支配で2室に住んで弁別力が生来的素養だったことを強調し

2室の結果のハウスであらゆる自己表現を意味する3室ではまたも木星土星が絡んでいる



「規範と戒律」を示す木星土星のコンジャンクションが

10室の表示体の太陽ともコンジャンクトし

高次な発展と成長を意味する射手座に住んだその配置が3室になるため

アルバート・パイクは表向きの職業を弁護士として活動したのである





D45を含んだ全てのカルマを写すシャスティアムシャは

5室で定座する太陽が「社会全体の広義の常識」( ≒リテラシー )を意味する所見で

弁護士となる以前は教師や新聞社の代表だった過去を説明できている



最も重要な配置は

9室( 法律 )の射手座に住む土星が10室11室支配で条例や刑法を意味して

ディスポジターの木星が12室で定座するために

日常的に自室に独居して様々な法律と対話する弁護士としての実業を示すことだ



ラグナが牡羊座であればラグナロードは「弁護士の象徴」である天秤座に住み

10室の結果のハウスの7室で自己流の平等主義を実践した軌跡を描いている



( またそのディスポジターの金星も

「法廷」を指す4室蟹座で弁論力を意味する3室支配の水星とコンジャンクトしている )



15歳でハーバード大学に入学。2年分の勉学を1年で済ませ、第三学年への進級資格を得るものの、大学側から飛び級分の授業料も払うよう要求され、経済的な理由から払えず、マサチューセッツ州を離れる。


人並みを何倍も上回る突然変異のような知能を持っていたアルバートは

若干15歳でハーバード大学に合格している





学業の成果を示すD24では

7室のラーフとそのディスポジターの水星が9室( =大学 )支配の太陽と星座交換し

9室と10室が星座交換のスーリヤ・ブッダとなる極上の吉意を実現しており

コンジャンクトした土星が「基礎学習・習熟力」の2室3室支配である



D24の9室で水星が定座するように強ければ難関大学に合格できる兆しを写す所見で

射手座ラグナでは9室がまさにアメリカ合衆国のラグナである獅子座に当たり

即ち17世紀には創立されていた屈指の最高学府たるハーバード大学を意味するようだ



第三学年への進級資格を得るものの、大学側から飛び級分の授業料も払うよう要求され、経済的な理由から払えず、マサチューセッツ州を離れる。


しかし突然に厳しい不遇が災いし

2年間の大学生活が打ち切られてしまった





ダシャー上で絡んでいれば破格の上昇運に通じるはずのラーフと金星の時運は

アルバートのD24においては水星と絡んだ6室( 障害 )で金星が惑星集中に含まれて

定座の強いマラカになった金星に対して月と火星もヴィーパリータを起こしている



勉学に向けた立志の確かさや克己心の強さが6室牡牛座の激烈な配置で示されつつも

定座する金星が二重三重に否定される時運が即ち「学業の中座」だったのである



その後にアメリカ国内を放浪し若干の転職を経験して弁護士資格を取得すると

40歳を過ぎた1850年にとうとうフリーメイソンに加盟している



1850年 メイソンとしての活動を開始。
リトルロックの「西方の星ロッジ・第一」で参入儀礼を受ける。ヨーク儀礼への参加。




ラーシを魚座ラグナとしたのは

ケンドラ・トリコーナ両方の支配星にアスペクトされたり

生来的吉星に守られたりすれば極めて高威力なヨーガを帯びるラーフケートゥが

やはり木星( 法律・弁護士の表示体 )を巻き込んでラグナ対7室に位置すべきだからで

ラグナでディグバラのマハープルシャになった教養の表示体の木星が

高位な自己実現を約束するラーフと対向した配置は弁護士の所見として大前提である



そして肝心なフリーメイソンをどの配置が暗示するかだが

それは結果的にラグナの魚座で定座の木星とコンジャンクトしたケートゥのはずで

全世界で数百年の歴史を誇る秘密結社であればその表示体はラーフである訳がないからだ





今一度ラーシの7室を見れば納得できる配置であり

乙女座は月が住むので乙女座をもう一つのラグナと見なせば

7室魚座のハンムサ・ヨーガは「特殊な伝統と格式のある思想団体」を意味し

ケートゥがコンジャンクトしてグル・チャンダラ・ヨーガと真逆の様態を作るため

それこそが世界を股にかける正体不明のフリーメイソンだと言える









ナヴァムシャは

ケートゥが木星の2室目に住んで一見すると絡みが無いが

土星と星座交換して射手座に住むように働く木星がケートゥとケンドラの絡みを作る



この時運は月から見直すと

9室12室対10室11室の関わりにケートゥまで巻き込まれるので

「参入の秘儀を受ける」と記述されているように誰からも気付かれないといった様子だ





「かつてその人物が何をしていたか」が後になってから読み取れるドレッカナは

本当に面白いことにマラカの土星がラグナに住んで木星にアスペクトバックされて

ここでもケートゥが木星とコンジャンクトして10室対9室の強いラージャ・ヨーガになる

( なおかつ7室の火星はケートゥのディスポジターなのでダシャーが完全に絡んでいる )



1855年 儀礼の式次第や内容を改訂する委員会のメンバーに任命される。
1856年 「南部大会」において奴隷貿易の再開に反対する。
1859年 「大長官」に出世。
1859年 チョクトー族に対して300万ドル弱もの資金を返還するよう連邦政府に命じる判決を勝ち取る。先住民の間で有能な弁護士との好評判が定着する。
1861年~1865年 南北戦争において、南部連邦政府により、アメリカ先住民の各部族と協定を結ぶ交渉役に任命される。後、先住民の部隊を統率する准将となる。


以降は先住民保護の立場から善良な人権派弁護士としても働き

戦地では准将となって上級武官の役職で勤めに励んだ



( 単純な解釈では南軍が奴隷制を容認し非人道の立場を取っていたと思いがちだが

実際には大統領だったリンカーンは奴隷解放の代わりに先住民排撃を否定しなかった )



1891年4月2日 ワシントンD.C.の古代公認スコットランド儀礼の本部にて死去。




その逝去の時運は「水星-木星-太陽期」であり

ラーシ・ナヴァムシャ・ドレッカナ各々で整合が確かに見て取れた





肉体が直に受ける吉凶の推移を写すラーシでは

マラカになった水星が更に6室支配でマラカの太陽とスーリヤ・ブッダになって

ラグナに定座する木星は水星のディスポジターで木星の配置自体は十分すぎるほど強い



しかしよく見るとアルバートのラーシでは土星と火星が星座交換して凶意も同等に強く

高揚して「軍閥の高官」の所見になった火星の位置から土星がラグナに仮想アスペクトし

ケートゥがコンジャンクトした木星はケートゥのディスポジターとしても働く矛盾の配置で

高齢期になると土星が傷つける木星は健康不安の所見として働くようになる





ナヴァムシャは

何も考える必要が無い至極単純な所見で

マラカの7室で星座交換した木星に影響された水星が

2室11室支配のマラカとして凶意を発露し

ラグナロードの太陽を強く損なう





傷病の履歴も含んだドレッカナは

一見すると水星と木星が全く絡まないが

木星のディスポジターの火星は水星と星座交換するので

つまり2室牡羊座から木星に8室目のアスペクトを仮想的に起こしている



そして火星は木星のディスポジターでもあるために

火星を通じて水星と木星が絡んでいるとも言える変則的な配置となる



このドレッカナの方では本来なら寿命の表示体となる太陽( 身体全体を意味する )が

マラカの2室に住んで高揚する6室( 傷病 )の支配星であったため

その太陽をディスポジターの火星が星座交換でより強い凶意を与えた結果

アルバートの生命を著しく損なったということである



*****










もとい

このようにアルバート・パイクが残したとされる予言( 預言 )は

果たして成就しうるか否かが深刻に注視される最中である



一人のジョーティシャーとしては

もちろん的中などしてほしくない



不慮の死を遂げるためにわざわざ生まれてきた命など

本来あってはならない



この一大事案は

出来ればより多くの占術師が本格的に検証すべきである



引き続き

情勢を見守りたい



以上

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