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執筆者の写真鹿村文助

悟り系キャンパー芸人ヒロシ氏の今

更新日:2 日前






タイムリーな芸能記事のニュースで

また久々に懐かしい有名人を見かけた





ここ数年はすっかり「キャンプ系芸人」となってフリースタイルを公開し

純粋に個人的な趣味であったところにコロナ禍の外出規制が相まって

キャンプがブームになった世相から再びその近況が知られるようになったヒロシ



「本当に芸人か」と言いたくなるほど人見知りの性格が作った自虐芸がブレイクし

かれこれ20年ほども昔になったかつての頃と比べると

氏はむしろ今この時にすっかり独り身の気楽さを日々謳歌している





ラフに着こなしたネルシャツとトレードマークの金髪をたくし上げた白タオル

スーツ姿で「場末の泡沫ホスト」のキャラクターを演じていたのはもう昔である

( 初めて知ったがその「ホスト姿」は設定上の演出ではなく復職で本当にホストだったからだ )



かつては悲壮を湛えた伏し目の真顔で振る舞っていた氏ご本人も

50歳を超え素朴な達観で笑顔が増えてきた印象だ



九州・熊本の炭鉱町で育ち医療従事者の実弟を持つヒロシ氏

渋い円熟味を醸す元ホスト芸人のチャートは以下の通りである









*****







見るからに「真面目な人が罰ゲームでホストのコスプレをして即興芸に扮する」ような芸は

同じピンの話芸でも私が幼い頃に好きだったつぶやきシロー ふかわりょうとも全く違う



福岡県大牟田市で生まれ、熊本県荒尾市で育つ。実家は万田坑のそばで、父は炭鉱マンだった。本名の「健一」は「健康第一」という願いを込めてつけられたもので、弟・康次(診療放射線技師をしている)と一字ずつとって合わせると「健康」となる。ヒロシ曰く、「同じ熊本とは思えない」と言われるほどの地域に住んでいた。


炭鉱労務者のための集落のようになった町で過ごしていた幼少期は

自分の家が「貧しい家庭」だったとは全く思わず後になり自身の正しい境遇を知った





出生地の福岡県大牟田市と隣り合った熊本県荒尾市

このように沿岸地域であり確かに県央の熊本市からすれば「辺境の地」である





氏のラーシを山羊座ラグナとしたのも

「海洋の近隣地域」を意味する魚座に住む火星が3室に住んだ4室( 自宅 )の支配星だからで

「3室の火星」が実弟の存在を証明すると同時に月の12室目に住む第二のラグナロードである



明らかに「都会からとても遠い海のそばの地元町」という所見になっており

成人して郷里を離れてからそのことを実感したはずである



実父が炭鉱夫だったのも

ラグナに住んだ太陽( 父親の表示体 )が土の星座の山羊座で岩盤と鉱物を暗示し

コンジャンクトしたラーフが鉱物資源を掘り出すための切削機械を意味するからだ





9室乙女座を父親のラグナとすると

4室射手座の配置があまりにも強くまるで教育者のようだが

7室魚座にはマラカの火星が住んで双子座乙女座をアスペクトで傷つけ

「身体そのもの」を意味するラグナと「職業」の10室が火星の影響を受けている



7室は10室の結果のように働くハウスであり

火星の影響を間接的に受ける水星は4室から10室にアスペクトバックする



火星は「6室の表示体」でハードワーク( 肉体労働 )の傾向を与え

また大地の表示体でもあり不動産なども意味する



この場合は頑強な岩盤や鉱山( 炭鉱 )を暗示する配置で

有明海沿岸の地域( ≒魚座 )に立地する炭鉱所を指す所見である



炭坑内で作業する様子は「10室の支配星が4室に住む」その配置で説明され

それを正規の職業としたことは4室でハンムサ・ヨーガになる木星が証明する

( おそらく「日中は炭坑内と休憩するための詰め所とを往復する」という様子も示している )





また改めて見た乙女座からの5室目で太陽とラーフがコンジャンクトする配置は

削岩機で注意深く鉱物を採掘する( 5室は「何かを探し当てる」行為を指す )ことを示し

乙女座ラグナの太陽は12室支配でその仕事の様子が外からでは全く見えないのである



こうした過酷な職務に就いていたヒロシ氏の父は

他の同業者のように避けられない労災を被ることになってしまった



1981年の秋、ヒロシが小学4年生の時、父親が仕事中の落盤事故で左ももから下を失った。




ダシャーはおそらく「金星-月-月期」である





金星と月は絡まないまま互いにヴァルゴッタマで強く

金星の方が土星と星座交換することで月へ土星が仮想的にアスペクトする



正しい絡みでなくとも

土星を通じて金星と月が一応は関わり合っている



実父本人とって金星と土星の星座交換は2室対6室で

土星の影響でやはり肉体労働を意味しているが

乙女座ラグナの土星が逆行すると支配する6室の象意が強まって端的に凶星化し

マラカの火星に等しい「大病や大怪我の表示体」となって働くはずである





実父のラグナが乙女座となる最大の根拠はこの配置であり

金星を通じて土星が仮想アスペクトする月は11室を支配し

即ち「両脚」( 臀部から足首まで )を司る



月が火星と土星に挟まれて11室を支配するのは

加齢に応じて脚が悪くなるか脚部に激しい受傷があることを予兆していたため

こうした結果を招いたのである



父はその後、炭鉱の保健課の事務職として働いていた。父は読書家で教養のある人物だった。


その後の実父の境遇や本人の人柄から察するに

ラグナは乙女座であればおおよその合致が得られる



以上の試案から

ヒロシ氏自身は山羊座ラグナの可能性が確実であると判断した




12室で定座の木星が「芸能界への憧れ」を醸す




ヒロシが小学生の頃、漫才ブームの真っただ中で、特に好きだったのがツービートの漫才だった。「芸人」という職業に衝撃を受け、自然と憧れの気持ちが強くなったのもこの頃だった。小学生の時、家族に頼み込んでなんばグランド花月に行き、初めて生のお笑いライブを観劇。その中でひときわ面白かったのが、全国区になる前のダウンタウンで、劇場の外で待つ多くの女性ファンを見て、「お笑いで頑張ればこんなにモテるんだな」と衝撃を受けた。


ほぼすべての世代の芸人に言える来歴として

「幼少期に漫才に親しみ憧れた」というエピソードである





山羊座をラグナにすればその記憶はとても有意に証明でき

射手座に定座した木星が3室12室支配で「芸能の表示体」になるからだ



それに伴って「2室水瓶座の金星」がラグナロードと星座交換した5室10室支配であることは

芸人に憧れながらもV系ロックバンドパンクロックに聴き惚れた氏の青春時代を物語る




(※参考までに)




金星は音楽の表示体であり水瓶座は一つのモード性やコンセプトの体系を意味するので

X JAPANがそうであったように深遠な世界観を持ったグループワークである



氏は3室に火星が住むのでスポーツの素養もあったはずだが

2室水瓶座の金星が星座交換したヴァルゴッタマで特異な高威力の所見になり

12室射手座で木星が定座してファッション・音楽を含む芸能全般への強い愛好心を作る

( 特に「パフォーマンス」の3室を木星が支配して火の星座で定座する様は本当にパンクだ )



大学進学で郷里を離れた氏は早速その理想を実践に移した



熊本県立荒尾高等学校卒業後、指定校推薦で九州産業大学商学部商学科に進学。大学一年生の時、ヒロシは男友達2人を誘ってトリオ「貴族」を結成し、吉本興業が主催するお笑いオーディション番組「激辛!?お笑いめんたい子」(テレビ西日本)に応募。テレビ熊本で行われた熊本予選に参加するが不合格。




世知辛い「若気の至り」を経験した当時はおそらく「金星-土星-金星期」である





ラーシは

言うまでもなくラグナロードと5室10室支配の金星が深く交わった所見だ





ナヴァムシャはラグナから見た6室目でダシャーが完結しつつ

それは月から見ると11室目に改まる強烈な配置で

何故その当時に「予選不合格」で終わってしまうかと言えば

金星自体がラグナになると土星は金星の12室目に逆行して定座するせいだろう



月から見た11室目はそれでも月のラグナロードを含む惑星集中で

水瓶座で凶星同士が絡んで「特殊な一芸披露で悪目立ちしてみたい」様子だ





未就労年齢で当時さほど有意に働かないダシャムシャでも

マハーダシャーロードがラグナに住んだ5室12室の支配星で

金星と絡んだ土星は木星と星座交換したダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガだ



こうしたかなり突飛な強さを誇るダシャムシャの影響もあってか

普段ならしっかり人見知りのはずのヒロシ氏は

「どうにかして自分を知ってもらいたい」とする出来心で奮起したということである

( ラグナと10室で絡んだ肝心の金星と土星は各々12室と8室の支配星で全く不発に終わった )



山っ気を抑えられないまま迎えた大学卒業前年の頃は

日本社会が平成最初の就職氷河期に突入してしまい

社会人としての自分自身を全く想像してなかったであろうご本人は

全ての応募先企業から漏れなく不採用通知をもらう結果だった





「金星-水星-ケートゥ期」はダシャムシャでなかなかに厳しい配置が出来ていた





2室の水星はラグナの金星のディスポジターで

金星はケートゥとコンジャンクトするので

水星がそのままケートゥのディスポジターである



8室山羊座の配置が本当にカルマ的な容赦の無さを醸しており

双子座ラグナで重要な7室10室支配の木星が減衰して星座交換し

土星は8室支配で逆行しながらダシャムシャの当為たる10室で強いヨーガを帯びる



山羊座的な冷徹極まりない企業の採用担当者らに

全力で冷や水を浴びせられる光景がこれでもかと目に浮かぶ



本人のやる気の問題などではなく

生まれ持った一種の宿命としてヒロシ氏には社会運が無かったのである

( なお後述するが12室で高揚する2室支配の月こそが芸人としての底力を備えている )



その後



就職が決まらないまま大学を卒業し、実家に帰りしばらくダラダラとした生活を送る。その後見かねた両親が知人の伝手で保険会社に就職させ損害保険の営業の仕事に就くも、極度に人見知りの性格であったため、営業の仕事が務まらずサラリーマン生活自体不向きだと考えるようになり、入社から半年後、身内を一通り保険に加入させたところで退職した。




ラーシの2室対5室の星座交換をよく考え直すと

確かに保険会社の外交員のようなイメージも表現されていて

金星土星の強い絡みにはそもそも品質管理やマネジメントの適性が備わり

2室水瓶座で金星が強くなると「代理店業務」のような自営の実務を行う様子だ

( 保険代理店の営業員は基本的に自身の受け持つ顧客と1対1で対話するからだ )



2室は「スピーチ」のハウスであり

水瓶座が2室になって金星が住むとホテルのフロントマンや販売店の営業員等か

あるいは病院の職員として丁寧にサービスを施すといったイメージである

( 土星が関わらないまま金星が強ければ芸能人になれる余地がある )



その特徴だけ見れば

ヒロシ氏は人当たりの良さでサービス業に向いているようだが

金星は太陽と火星に挟まれたパーパ・カルタリ・ヨーガで

日頃から自分の立ち振舞いに自信が無いことを強調した配置になり

特にラグナの太陽は「8室を支配した生来的凶星」になっている



山羊座ラグナの太陽がラグナや2室に住んだり8室で定座すると

父親や目上の相手が異常にスパルタで常に無理強いをしてくることになる



こともあろうに太陽にはラーフがコンジャンクトしてしまうので

「目上の相手から訳も無く暴力を受ける」というくらいの可能性を示しており

仮に普通の会社勤めをしたところで滅茶苦茶な扱いを受けて潰されてしまうことを意味する





ナヴァムシャは水瓶座が6室目に改まって火星土星が金星を傷つけてしまう



10室支配でラグナロードの水星はさほど傷つかないが

6室の惑星集中に加わった金星はそのラグナロードのディスポジターである



水瓶座は月から11室目に改まることでダシャー次第では逆に強い自己実現を促すが

本来の配置からでは「尋常ではない争いと泥沼の奮闘」をもたらす所見となる



2室天秤座に住んだラグナロードはケートゥとコンジャンクトする影響で

マイペースに細々とした個人事業を積み重ねることでしか信用や財を築けない傾向だ



「キャンパーとしての自分」を売りにした素朴な自主自衛の生き方は

ナヴァムシャが乙女座ラグナの場合に明確な説明が可能である





ラーシを再見すると

一人の芸能人でありながらもやはり性格的に「公私を完全に区別したい」と思う座相で

12室射手座では定座の木星が水星とヴィーパリータを起こして水星はアスペクトバックする



簡単には人に相談を持ち掛けず

氏はご自身で深く考え抜いて自己解決するというタイプである




太陽期の絶望と月期が与えた不意な絶頂期






上記の時期にヒロシ氏は芸人デビュー3年目にして初の上京を果たす



3年間所属した福岡吉本を退所し、26歳の時に上京。




チャトルシャムシャはこのように主要ダシャーがラグナ対7室で見事に絡む

( 太陽と月は10室や11室を支配して太陽の方が高揚し独立を決意する座相である )



太陽と月がコンジャンクトした7室はまさに「引越し」を意味し

ラグナにケートゥが住んである種の達観や決意を促す配置であり

ラグナロードは8室で定座した金星( 家の表示体 )で

コンジャンクトの土星が逆行して4室( 家 )にアスペクトバックする



アレコレと考えた末に苦渋の決断( 8室 )で引越すことにした様子だ



氏は23歳の頃に再挑戦したオーディションで

結果的に落選するも偶然に温情的措置で後の所属事務所の預かりになっている



23歳のとき、再び「激辛!?お笑いめんたい子」のオーディションに挑戦。
結果は不合格だったが、福岡吉本のスタッフが不合格者の中からどうしてもお笑い芸人になりたい人を募った。
2度目の挑戦のときは会社員として挫折を経験していたため、ヒロシも「もう逃げ道はない」という強い気持ちでそのスタッフに連絡した。




ダシャムシャにおいて

明らかにそれは「金星-水星-木星期」であると分かる



水星は金星のディスポジターで

水星と対向した木星は星座交換し10室の象意を8室で強める



「敗者復活」と言える不思議な偶然にありつけた当時の経験が説明できている



しかしながら

上京後の芸人生活はもちろん下積みド真ん中で

芸人としての収入は当然アルバイト以下であった



今でも覚えているのが、一番最初の営業の仕事でもらったギャラ。200円です。そこから源泉を引かれて手取りは180円。いずれにせよ小銭なのでATMから引き出すことすらできない(笑)。結局3年間でお笑いの仕事では10万円ももらってないんじゃないかな。あとは全部バイトでまかなっていました。


カツカツな窮乏ぶりが日常的であり

その後に氏のイメージ像につながるホストのアルバイトに通じて行くまでの歳月は

ダシャムシャを見れば大いに時運が悪かったままである





まずマハーダシャーロードが「3室を支配した生来的凶星」の太陽で

10室の表示体が「パフォーマンス」の3室を支配するので芸人と言えるのだが

ご覧のようにマハーダシャーが6室に住んで単純に悪いだけでなく

絡みが起こるのは「太陽-火星期」と「太陽-土星期」であってもそれらの時運の配置もまた悪い



火星は例外則になって星座交換の土星と仮想的に対向しバンガされつつも

「逆行した8室9室支配」の土星はダシャムシャ上で最悪な失業の表示体となって働き

火星が中途半端なバンガを受けて本来発揮されるべき逆転的吉意が衰微してしまう



「太陽-土星期」は土星が9室に逆行して説明不要な凶意のアスペクトを太陽へ与える



8室支配の土星が逆行すると9室の吉意が薄まる以上にダシャムシャでは失業そのものだ

ただでさえ太陽が6室に住んでしまう配置に絡んでいれば余計に悪いのである



生活費に困っていたところ、ライブに出ていた芸人仲間から「ホストは稼げるし、モテるぞ」と聞いた。後々それはその芸人が自分がモテると自慢したいがための嘘だったと判明するが、ヒロシは騙されて知り合いの知り合いの彼女の更に知り合いという遠いつてをたどり、歌舞伎町の小さな店で働き始めた。


東京という余所行きの街で芸人仲間と肩を寄せ合う最中

こうした売り言葉を真に受けて氏はとうとう人生最悪の道のりへと歩を進める





後に複数のインタビューで語られているご本人の記憶において

上記の時期に新宿歌舞伎町で血も涙もない残酷な搾取を受け続けたという



面接で酒が飲めないと知らせていたにも関わらず採用されると毎晩大量の酒を飲まされ、飲まないと怒鳴られる、長時間労働で風呂も入らず仮眠をとっただけで出勤、高熱が出て仕事を休んでも罰金3万円を払わされるといった辛い日々が続いた。指名がほとんどなかったため、給料は月3万円程度で唯一の休みだった日曜日は、ホストより給与が高いコンビニのアルバイトをしていた。ホストクラブを辞めようとすると「代わりのホストを探せ」と脅され、逃げようとすると1日6万円で借用書を書かされ、取り立てに来られた。また、ホスト時代はホームレスになった。




ホストは酒食の席を演出する職業なのでダシャーロードが魚座か蠍座に住むべきであり

ヒロシ氏の太陽は見事に蠍座に住んでホストの表示体となっている



「太陽-水星期」は

水星がダシャムシャのラグナロードとして機能的にも凶星の太陽と絡み

水星は一見して8室でバンガされた10室支配の木星と相互アスペクトという吉相だが

木星と星座交換の土星が8室を支配し土星にバンガされる火星は6室支配のマラカである



つまり最も避けなくてはならない6室対8室の絡み」がそれも火星土星の相対で成立

双子座ラグナで最悪な座相が出来ている



続いて「太陽-ケートゥ期」も

ケートゥがラグナに住んでディスポジターは水星のため

基本的に「太陽-水星期」と同じことが繰り返される



太陽期最後の「太陽-金星期」は金星がラグナに住んで絡みを無視できる特別な時運で

金星自体はケートゥとコンジャンクトするだけでそれ以上は傷つかないように見えるが

土星が月の住む12室牡牛座をアスペクトし火星も天秤座をアスペクトで傷つけている



間接的に金星の品位が損なわれて

コンジャンクトしたケートゥのディスポジターの水星は

上述した通り火星土星の絡みに巻き込まれてかなり強く傷ついている



特に「太陽-金星期」は

失業をもたらす5室12室支配の金星がラグナでケートゥとコンジャンクトした沈潜期で

この頃は芸人としてもホストとしても無職同然だったことだろう



ラグナの金星がこれだけ傷ついた12室の支配星で

「家の表示体」でもあることから

また、ホスト時代はホームレスになった。

というのもこの時期ではないかと思ったが違っていた





ラーシを見てそれは「太陽-ケートゥ期」であるとすぐ分かった



そもそもラグナでラーフとコンジャンクトした太陽が8室支配の大凶星であるため

ラグナ対7室のラーフ・ケートゥが著しく凶星化した凶相になっていて

7室は「引越し」のハウスで支配星の月はまさに「家」の4室に住んでパーパ・カルタリとなる



その月がラグナの太陽と絡んでいたこの時運は

「引越し」の7室とその支配星が揃って傷ついていたことで

住む家を無くし引越すことさえ出来なくなった( 7室のケートゥ )のである





ナヴァムシャは太陽と絡まない金星( ケートゥのディスポジター )が

それでも太陽の12室目でヴァルゴッタマになった「家の表示体」であり

それだけでもホームレスのような所見だが金星は火星土星に更に傷つけられている



ダシャー上で絡まずとも

アンタル以下のダシャーロードがドゥシュタナハウスでヴァルゴッタマ等になって強ければ

それは不運な時節となるということである





肝心のチャトルシャムシャは今一つ凶兆が見えない絡み方で

「家と引越しに関わる吉凶」を示すチャートのラグナにケートゥが住んで

7室からラーフ・ケートゥを凶星化させる太陽は確かに11室支配の強い凶星である



ラグナに住む「12室の表示体」のケートゥが生来的機能的凶星に傷つけられる所見が

ホームレスになってしまう経験を暗示していたことはなかなかに学びとなった



そして





2003年の初夏には月期にマハーダシャーが移るが

その数ヶ月前にはやはりダシャーチッドラで月期の影響が発露していた



心身ともに限界に達し、2003年の初日の出とともに誰にも告げずに荒尾市の実家に帰った。それから2か月間、実家に引きこもり、ひたすら大学ノートにネタを書き溜めた。幼い頃いじめられた経験、女性にモテなかった青春時代、ホストとしてお笑いができなかった悔しさなど様々な思いをネタにぶつけた。その時に生まれたのが「ヒロシです・・・」のネタであった。




「太陽-金星期」の半ば頃には月期の状態に入り始めるはずであり

実際に「太陽-金星期」の終わる5ヶ月以上も前に

ヒロシ氏はダシャムシャで「失業」を意味する12室に月が住んで高揚する状態となっていた



陽の目を見なかったどころか人生のどん底を味わった東京での5年弱の暮らし



それまでの人生の集大成こそが

今では氏のキャラクターそのものたる「場末の自虐ホスト」を生み出したのである







ここからが氏の人生が全てを取り返す一転攻勢の始まりだった



2004年、三宅裕司と同郷のくりぃむしちゅーが司会を務める「笑いの金メダル」に出演。当初は1回出演するだけの予定だったが、三宅とくりぃむしちゅーが気に入ってくれたため、その後何度か出演し、ブレイクのきっかけとなった。ブレイクする少し前、「あっぱれ!!さんま大教授」に美輪明宏の今一番気になる人としてゲスト出演した。美輪からは「誰にでも思い当たるようなことをネタにするセンスと、照明やポーズを含めた自己演出に秀でている。すごく頭がいい芸人」と称賛された。


芸人として再出発を決意してから1年足らずほどで

たちまち大ブレイクし全国区の芸人枠への仲間入りをついに成し遂げた





ラーシでは月ディスポジターになった火星が

月とは逆に両隣を吉星に挟まれたシューバ・カルタリ・ヨーガで

それ以上のアスペクトを受けないまま「ウパチャヤハウスの凶星」として威力を振るう





真に素晴らしいのはナヴァムシャであり

ヴァルゴッタマの月は11室支配で8室目に位置する



そして火星はもちろん月のラグナロードとなって

月の11室目で定座の土星とコンジャンクトし

「芸能の表示体」でもある金星までも加わって

その星座はちょうど芸能界のサインである水瓶座だ



月は凶意のカルタリ・ヨーガにならず

2室に住む機能的にも吉星の水星とラグナ対11室のダーナ・ヨーガを組む



なおかつラグナロードの水星は10室も支配し

10室対11室という最高にハイレベルな絡みすら作っている



ナヴァムシャが乙女座ラグナであればこそ

この一大転機を説明できることになる





仕事運を最も客観的に映すべきダシャムシャも

火星が月と絡まないことでむしろ例外則となる変則的吉相になっていた



人生最高の悲願達成を果たしたヒロシ氏は

この後に鬱病となってしまう「月-ケートゥ期」の2010年手前頃まで

芸人史に深くその名を焼き付ける「時代の顔」として最上の栄達を誇ったのである




プロの「おひとりさま」となった今





――ユーチューブを始めたきっかけは?
 何かやってみようとその前に「ヒロシのわくわく放送局」というネットラジオをやっていました。有料なので、すごいコアなファン3人くらいしか聴きに来ませんでしたね。テレビ以外で発信できる場所を探していたのかもしれません。
 その後、「イベントなどの営業だけで食べていける」という感じになって時間もできたんです。平日は休みもあったので、普通に趣味のキャンプに行き、動画を回しただけです。その時に「そういえばユーチューブがあったな」って思い出し、(動画を)ただ載せてみたのが始まりでした。
 ネットラジオの経験から「誰も見ていないだろ」って思っていたのに意外とヒットしたんです。一切狙ってなかったので、何が起こるか分からないものだなと思いました。それから取材が来たり、キャンプ関連での仕事が増えたりして、登録者数も増えていったという感じですね。


来年で芸歴30年が控えマイペースな熟年芸人になりつつあるヒロシ氏

ユーチューバーとなって予想しない人気ぶりを改めて獲得し

コロナが終息し切った現在においてはキャンプをしたりしなかったりしつつも

一定以上の収入が得られる理想の生活を送っている





ダシャーは「ラーフ-木星-月期」になってほぼ1ヶ月である





ラーフのディスポジターでラグナロードの土星は

金星と星座交換しながら月へと逆行して木星のアスペクトを受けている



つまりラグナと7室と12室が絡むので

今この時もまたしっかりマイペースな毎日だ



それでもこれだけメディアで注目され続けるのは

ラグナの山羊座にラーフが住んで土星も強いからだろう





ナヴァムシャは月が木星の12室目に住んで絡みが無い



来年1月10日から始まるプラティアンタル火星期は

火星が木星にアスペクトして時運が整う好調期である



ナヴァムシャのラーフ期はラーフが月とコンジャンクトし

月をラグナとした場合の配置がそのまま働くので

基本的にはとても高位安定の運気が保たれる





ダシャムシャもナヴァムシャに劣らず良い時期であり

10室の本質たる7室に住むラーフのディスポジターは8室で星座交換した木星であり

継続的に様々なオファーが受けられる恵み豊かな「タナボタ運」の途上だ







まさに水瓶座的な「千差万別十人十色」を地で行くライフスタイルのヒロシ氏



人の評価などどこ吹く風で

「別に嫌いになってくれて構いませんよ」と

PCの画面越しからも余裕の哀愁()を滲ませる



私よりもよほど若い世代の方が氏にしっかり親近感を持つことは間違いない



芸能人でありながら人から好かれ過ぎない「おひとりさま」の先導者として

力強く素朴にこの冷たい日本社会を邁進して行っていただきたい



何卒ご自愛下さいませ



以上




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