実母のラグナ検証

更新日:2月4日


気がつくと母の誕生日が過ぎていた



母本人もわざわざ自分の誕生日を気に掛ける年齢ではないからか

何事もなく普段のように誕生日をやり過ごしていた



以前から母のラグナを特定してみたかったが

母に生まれた時刻を尋ねても「私の頃は生まれた時間なんて残さないのが普通だよ」と言われ

後はそのかなり長い人生上で最も有意な経験やエピソードでラグナを当て込むしかなかった



結局は私が生まれた時期の少し前や実姉の生まれる9か月前のダブルトランジットで

その絡みを受ける惑星が5室や9室になるラグナか

2室8室かあるいは4室10室でダブルトランジットが起こるラグナで検証するしかない



仮の想定では実母のチャートは以下のようになった





家の中での母の態度を見ていて思うのは

「品がなく野暮ったいのに人情味がある」というとても江戸っ子的な性格である印象だ

(もちろん母や祖母は東京都出身ではない)



おそらくラグナロードの木星が11室で減衰しヴァルゴッタマとなる特殊な配置だろうと思う

木星らしくない粗野な言動が結果的に裸のままの飾らない優しさになっていて

母は両極端な好き嫌いのその向こうで様々に沢山の人のことを思い考えているようである



木星の位置以上に6室がしっかりとかつての母を表意出来ていると感じる

実子の私からしても40代の頃の母の爆発的な【激昂力】たるや

叱られた後でもその怒号の声が耳や身体に染み込んでシクシクと余韻になるほどだった



かと思えば

幼い私が怪我や病気で泣いていると人格が入れ替わったように

「出来るなら代わってやりたいよ」とベソをかくような顔つきで私を抱擁していた

ヴァルゴッタマで高揚するように働く木星の影響である

(母の木星は5室とその支配星の月にアスペクトしているため私に対し感情の振れ幅が大きい)



昔ほどではないが母は明らかに性格が極端で全く理解に苦しむ人物だ

私は20代の頃まで素直に母を好きだと思えなかったものである



思春期になってから母に初めて幻滅したのも母の口汚さであり

テレビのワイドショーを見ては話題の俳優・タレントの容姿を好き放題に品評しているし

報道番組の街頭インタビューで受け答えする一般人さえ同じように扱き下ろしていることに

私は「何故こんな相手が自分の親なのか」とボンヤリ腹立たしく悲しかった



(以前に挙げた記事で検証した祖母のチャートにおいてもそれは明示されていて

祖母の5室支配星の火星は牡羊座で定座しケートゥや金星がコンジャンクションすることで

祖母の娘である母の女性らしさが強く傷ついた配置になっている)



その母のラグナロードの木星は婚約者を指すダラ・カーラカだが

女性から見た木星はそれ自体「婚約者の表示体」であり

確かに母よりもう少し育ちが悪く乱暴で品性の薄かった亡父を上手く表意できていると思う

その木星は11室でヴァルゴッタマとなることで事業創始者としての父の地位を意味している





上記チャートは母が父と婚約した頃(また母が実姉を身籠った頃)のトランジットである


蟹座にダブルトランジットが起こっており

母のラグナが魚座であるとした場合に5室(子供の懐妊)の象意が励起されるタイミングである





同じ日の数時間前までは天秤座にダブルトランジットが起きており

この場合でも母を魚座ラグナとした場合にラグナから見た2室と8室が励起され

そのどちらの配置でも婚約の経験を指す時運となる





やはり実母は魚座ラグナで正しいようである



だとすると次に同定すべきは母の夫である父の逝去時期の証明である





父のラグナを7室乙女座とすると

父が亡くなった上記の日時ではトランジットの土星が逆行して12室の獅子座に土星が影響し

仮想ラグナとした乙女座から見た6室(病気)と12室(入院/死)が同時に励起されることとなる

更に2室目(マラカ)の天秤座にもダブル・トランジットが生じることが決定打と言える



また

やや飛躍した発想にはなるが

このトランジットチャートでは父の仮想ラグナから見た11室支配の月が牡羊座に住んでいる



11室とは「病気」の6室から6室目で大怪我や大病を意味する経験にもなり得ると思われるため

医療占星術で頭部や脳の象意を担う牡羊座に疾病的異常が生じる所見となる



父の死因は脳梗塞の症状と予後不良(経過上での不良)による衰弱死である



(脳と呼吸器は関連があるとされ

医療占星術では呼吸器を水星が表意すると定義しており

水星が高揚する父の乙女座には土星がトランジットしてそこへ逆行の火星がアスペクトし

トランジットの水星の方も双子座・射手座軸でラーフとケートゥに巻き込まれている)



一応は父の逝去というエピソードも上記トランジットとの相関で説明できている

母のラグナはおそらく魚座で正しいと言える




それから





最も納得してしまうのが実姉や私のラグナとの相関である



木星は本人(母)にとっての子供の象意も持っており

山羊座に住む時点でダイレクトに実姉のラグナを指しているし

母の5室(子供)を支配する月は7室乙女座で高揚する水星とコンジャンクションする





また

上記の母の月のナクシャトラに対し

私のラグナのナクシャトラを照会すると──





私のラグナのナクシャトラに母の5室支配の月が住んでおり

そもそも私のラグナには月が住んでいるため

間違いなく母のラグナが魚座であることが確定したと言える考証材料になる





しかし我ながら侘しい心持ちになるのは木星のディスポジターや5室支配の月の配置である



実姉を指す土星は「支障」の6室で生来的凶星の火星に傷つけられ

私を指す月は7室でディスポジターの水星とともにケートゥに傷つけられる上に

両隣を凶星に挟まれてパーパ・カルタリ・ヨーガになっている





それは私と実姉のチャート上で起きている私のラグナロードや実姉の金星の傷を指すようだ



確かに合致のほどがよく見てとれる



母は父の死後に当然とはいえ仕方なく筆頭株主にならざるを得なかった

その頃のダシャーは土星期中盤の「土星-金星-ケートゥ期」であった





ケートゥは土星から見て「私的自由」の2室目で金星から見て「地位・権力」の11室目である

12室の表示体であり人の死も意味するケートゥは喪中から覚めやらぬ母の心境かも知れない



土星は11室12室支配で6室に住んで父の死を前後して手元にあった資産の喪失や残務を指し

その義務と労苦のために大変な苛立ちで奮闘困憊する様を如実に示している

(そもそも実子の私からすると「真っ当な私財など何があったんだろう」という所感である)



土星をラグナとすると6室7室支配のダシャーロードになりやはり母本人の苦闘を意味し

金星は土星から4室目で土星に絡んだ前向きな運勢展開にもなるが

10室支配で4室に在るその金星が「玉座」(筆頭株主としての地位)へと本人を導いた一方で

ディスポジターはやはりまた土星とコンジャンクションして傷ついた火星となる



火星は本来のラグナで9室支配で6室に住んでしまうため人間的な理性も損なわれている



今現在のダシャーを確認すると「水星-ケートゥ-金星期」であるが

おそらくは私の現在の境遇が風雲急を告げるかのようなまま月日が過ぎる様を指している



母の5室を私のラグナに置き換えると

ラグナロードの月が3室で水星やケートゥとコンジャンクションしパーパ・カルタリとなり

世知辛い努力に苦心する未来の予兆となりつつ

4室11室支配の金星はラージャ・ヨーガであっても火星にアスペクトされて傷つく配置だ



いずれ起こる新しいダブル・トランジットも母の8室となるため

6室支配の太陽が減衰こそするが「6室対8室」の絡みであり

油断が許されない不穏な緊張状態を促している



来年にかけての数ヶ月はなかなかに正念場のようである



                                       以上

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