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執筆者の写真鹿村文助

実力派女優としての境地─松本まりか氏の現在を診る





偶然に見かけたネットニュースで

自分にとっては「過去の人」になってしまっていた女優の松本まりか氏の近況を知れた





濃密な混迷感を醸した群像劇でありつつ

ハードな性的描写もあるという本作品に氏ご本人が出演希望したことは

「明るく楽しくイケイケな典型的芸能人」のイメージが強かった私のその思い込みを

しっかりと反省させた上でラグナ検証には最適だと感じさせる「円熟の功」があった



1984年9月12日生
身長160㎝
血液型はB型
東京都出身の女優、声優
本名は石田汀花(まりか)
松本さんは東京都中野区出身ですが、その後に千葉県に転居して小学校4年生の頃まで過ごしています。
その後は再び都内に戻ってきています。
また家族構成は両親と2つ上の兄の4人家族です。
ただし幼少期に両親は離婚しており、兄とともに母親に引き取られて母子家庭に育っています。


上記のまとめサイトに基づいて

細かなバイオグラフィーを反映できているチャートは

おそらく以下の通りである











*****




鮮烈なデビューを果たすまでの軌跡




――デビューのきっかけは?
中学2年生の頃だったと思うんですが、友達と原宿へ買い物に行った時にスカウトされたのがきっかけです。


スカウトされて芸能界デビューにつながったその頃の時運は

「水星-土星-土星期」かその半年後あたりの「水星-土星-水星期」のはずである





ダシャムシャでとても重要な7室( 10室の本質 )に水星が住み

対向のラグナでは減衰した10室11室支配の土星が星座交換によって定座並みに復調する



ラグナでは土星とコンジャンクトした太陽が5室支配で高揚し

月の方は4室支配で太陽と良好なラージャ・ヨーガになり

ラグナはトリコーナハウスでもあるため太陽と月は各々がダーナ・ヨーガですらある



ダシャムシャの吉意のハウスで太陽と月がコンジャンクトすれば

「大衆文化を通じてキャリアを獲得する」という一種のカリスマを意味し

そこにダシャムシャのプライマリーハウスを支配した土星が11室の象意も従えて絡み

間違いなく長い経年の中で芸能人としての地位が確立できる所見を作っている

( もちろん単純に月と土星がコンジャンクトするのも「確かなカリスマ性」を約束する )





チャート本人の過去の来歴を端的にまとめてくれる働きがあるドレッカナも

ご覧の通りダシャムシャとラグナが同じになりラグナで太陽が高揚する配置まで重複する



こちらも明快な「吉意の転機」がダシャー上で訪れた事実を説明できており

見事に11室で定座した土星と3室支配でパフォーマンスの才能を意味する水星が対向する

( それも水星は3室から3室目でその結果である5室に住み確実に優れた才能を暗示する )



天晴れと言うべきは

またも定座の吉兆な月をラグナにしても水星が3室12室支配で芸能業への素養を示すことで

その水星には更にラグナから見ても月から見ても9室支配の定座した木星がアスペクトする





ダシャムシャのラグナ特定に従った結果のナヴァムシャはそもそも両者が絡んでおり

「スカウト( 突然の経験 )でデビュー( 独立 )を果たす」ことから

獅子座をラグナとした場合に最も客観的な配置の絡み方となる



月がラグナになるとより明快で

7室でマハープルシャになる水星は10室も支配して強力に働き

絡んでいる土星は2室3室支配でまさに「芸能業」の素養を持った表示体になる





ナヴァムシャに同じく

ダシャムシャのラグナを基準とした結果のシャスティアムシャは牡牛座ラグナで

土星が水星の真後ろに住んで絡み自体は起こっていないが

水星も土星も自室にアスペクトバックして強い配置である



水星とコンジャンクトした月はよく見ると木星と星座交換し

最高に強いガージャ・ケーサリが3室( 芸能業 )と11室( 獲得・自己実現 )の絡みで成立し

蟹座に伏在する月とトリコーナの絡みを起こす土星はなお最高位のヨーガ・カーラカで

アンタルダシャーとなって「7室に住む10室の支配星」でキャリアの創始を説明してもいる



なおかつ対向のラグナからディスポジターの火星がアスペクトバックし

その火星自体も7室12室支配で芸能業の表示体のようになっていて

やはりシャスティアムシャは牡牛座ラグナが最適となる





また

やはり絡みが起こっていなかったラーシをじっと眺めていると

9室で定座の太陽が起こす最良なスーリヤ・ブッダからは5室連続で惑星が住んでおり

即ち極めてレアなマリカ・ヨガが起きていることにやっと気が付いた



マリカとは花輪のことです。
ナーバサ・ヨガやアクリティ・ヨガも似ています。
いろいろな解釈がありますが、一般には、必ずしも7つの惑星が7つのハウスに一個づつ連続である必要はないです。同じハウスに2個とかでもOK。


「名は体を表す」とはこのことであり

ご両親がこの慶賀を見越して名付けたとすれば

絶妙な奇跡この上ないといえる



( 全く余計なお世話だが

以降はペンネームを松本花冠⦅ まつもと・かかん ⦆と名乗ってはどうだろうか )



松本さんは東京都中野区出身ですが、その後に千葉県に転居して小学校4年生の頃まで過ごしています。
ただし幼少期に両親は離婚しており、兄とともに母親に引き取られて母子家庭に育っています。


気を取り直してその過去を伺うと

幼少時にご両親が離婚後は

2歳年上の実兄とともに母方の家へ転居したとある





出生時刻を「14時5分」と仮定した場合に

おそらくその時運は「水星-太陽期」だったと思われる





チャトルシャムシャで4室7室支配の水星は

ヴァルゴッタマで高揚のケートゥに影響され

水星期そのものが少なからず引越しを経験するという潜在運を示し

対向で高揚したラーフを傷つける6室支配の太陽は父親の表示体である



注目すべきは

太陽にコンジャンクトした火星も2室9室支配で実の父親の表示体になることで

即ち4室が失われて「引越しの可能性」を示す3室牡牛座で父方の与えるカルマが強調される





それは7室の月をラグナとしても矛盾がなく

月のディスポジター水星は3室( 4室を失うハウス )で高揚のケートゥに傷つけられ

ディスポジターでマラカの火星が12室支配の太陽とともに水星をより強く傷つけている



乙女座から見た牡牛座はまさに「父親」の9室なので

おそらくは月の7室目で高揚した金星がプラティアンタルダシャーになると

止む無く引越しすることになったという経緯を説明できる





ラーシの方ではあまり説明がつかないとも思ったが

月の位置がとても有意な「カーラカ・バーヴァ・ナシュア」( 象意偏重の凶相 )になっていて

そもそも実母がかなり苦労するという所見であり

4室魚座から見た6室でダシャーが完結して6室に定座した太陽は即ち離婚を意味している



魚座から見た水星はまたも4室7室支配で

この場合は6室で定座した太陽が住居と社会生活( ≒4室7室 )を強く侵害する状況を意味し

引越しという経験よりかは「それまで続いた生活が壊れてしまった」ことを物語る



その後に千葉県流山市に転居すると

小学校4年生頃まで千葉県民として過ごした後に

地元の東京都中野区に戻っている





小学校5年生に上がるその年の正月頃には「水星-ラーフ-水星期」が巡り

前述の引越しの時運の配置を繰り返しつつ

水星と絡んだ位置のラグナで高揚する金星がラーフのディスポジターになっている



ラグナで二重にマハープルシャが成立する所見は

中野区という都内一等地の地域に豪邸のような生家が建っていたことの証拠であり

生まれて間もなかったその頃よりも更に良い家に住み直したと言える様子だ





氏ご本人のラーシを木星が定座した射手座ラグナとしたのもそれが理由で

ラグナが射手座であればディグバラになった木星は4室( 家 )も支配するからだ



なおかつ



ちなみにお母さんは自宅でバレエ教室を開いていたそうです。
なおインタビューで実家は「資産家だった」と話しており、裕福な家庭に生まれ育っています。
どうやら母方の祖父が資産家で東京の中野区に土地をたくさん持っているそうです。


という重要なバイオロジカル・ファクトがあり

ラグナで高揚並みに強い木星はそのまま実母様の人となりを示してもいる





見れば見るほど氏ご本人とソックリで驚かせられる







第二のラグナロードたる月が「母親」の4室に住んで

ディスポジターがそもそも定座したラグナロードであることが

これだけ強い外見上の近似を作っているらしい



どうやら母方の祖父が資産家で東京の中野区に土地をたくさん持っているそうです。


この事実についても

魚座を母親のラグナとした場合に

父親( まりか氏の祖父 )を指す9室蠍座を更にまた祖父ご本人のラグナと見なし

チャートを読み換えると十分に整合が見られる





蠍座から見た2室目で定座する木星が私財( 不動産 )に富む強力な所見で

逆に蠍座の背後で高揚した土星は4室( 不動産 )支配のため

明らかに「本宅以外の別宅を複数持つ」ことの説明になる



ただし祖父は松本さんらきょうだいを厳しく育てており、クーラーや暖房もつけなかったそうです。
そのため体が丈夫になったと話しています。


こうした伝聞があるのも

月をラグナとした場合に9室で高揚したケートゥとコンジャンクトする定座の火星が

ラーフケートゥ軸に置かれている影響で

「非自然の家族」( =義理の親や兄弟 )という条件を作るために

祖父が父親代わりになっていたということである



松本さんは小学校5年生の頃から空手を習っており、段位は初段の腕前です。




「空手を習い始めた」というのは

スポーツの表示体になる3室6室支配の水星が

ドレッカナで5室( 趣味と教養 )に住んで2室の高揚したラーフと絡み

ラーフのディスポジターの金星もラーフと絡んだ10室( 学校生活等 )在住で

その金星と更に絡んで高揚したラグナの太陽は水星のディスポジターになるからだ



このように

ラーシのラグナを射手座のほぼ中央位置の14度58分と仮定すると

幼少期の経歴は一応の説明が出来ることになる



その後

中学2年生の時点でスカウトを受けて芸能事務所に所属すると

その翌々年頃には最初のキャリアとなるドラマ出演を果たしている





2000年にテレビドラマ『六番目の小夜子』(NHK教育テレビ)で女優デビュー。




上記のダシャーから半年強を経た2000年4月初旬には同ドラマ作品が放送開始されており

ダシャムシャにおいてもこのダシャーは十全に絡んでいることが分かった





土星と金星が絡まないようでいて火星が11室に住んで土星と星座交換し

11室水瓶座から金星へ仮想的なアスペクトを土星が与えてくる



土星が数年間のレベルで影響するアンタルダシャーで土星期が巡れば

その度にラグナロードの火星も励起されてラグナと11室という至高の絡みが顕現する



土星が星座交換で伏在するのはまさに「放送業界・芸能界」を指す水瓶座で

更に芸能業の表示体の金星が8室からアスペクトバック出来る配置自体が

「人生最初のオファーを受けた」その事実を説明している



また



デビューから間もなくして

氏を一気にスターダムに押し上げた運命的な出世作に出会うことになる





日本のみならず世界に名だたるあのFFシリーズへの出演である









主要キャラクター中で最年少の「リュック」という少女を好演し

今ほどインターネット環境が過密でなかった当時は

リアルタイムでプレイしていた中学生の私も含めて

若干16歳程度のテレビ女優がキャストを務めていたとは露にも知らなかった







この金髪碧眼の少女リュックは

それでも明らかにキャラクターデザインを氏ご本人の容姿に似せてあるのが分かる



若手の頃から声優よりも女優志望で、2021年4月6日に出演した『ノンストップ!』(フジテレビ系)にてバナナマンの設楽統から「声優さんの仕事が来だしたら、わりとそっちで、っていう考えはなかったんですか?」と聞かれたが、「そうなんですよ。私は声優の仕事もテレビの仕事も、演じる上では同じなんですけど、全身でやっぱり表現したいというのがあったので、声だけじゃなくて、声も全身も、表情も、すべてで演じたかったから、『声優だったら売れるよ』とか、よく言われたんですけど、どうにか女優で踏ん張りたいな、と」と述べている。


リュックのイメージによく合ったその声と演技は

リアルタイムで聴いていた私も「知らない声優だろうか」と思ったし

後年になってもテレビCMにご出演の氏の声は恐ろしいほど変わっていない





おそらくFFXの制作最終盤の時運は上記の頃だったはずで

ラグナ対7室で全てが完結する運気爆速ド真ん中な途上である



思うに氏の声が専業声優に引けを取らないほど独特であるのは

このダシャムシャで月がラグナに住んで金星の2室の支配星としての象意が強くなり

「声・容姿」を意味する2室へとアスペクトバックできるためだろう



女性のチャートで星位の良い8室に金星が住めば「魅力的な容姿と人気」をもたらし

しかも氏の場合は牡牛座にアスペクトバックする影響も手伝い

「月を高揚させる星座の支配星」である金星の働き方を2室の象意で体現しているようだ



( これが牡牛座ではなく天秤座だったら高身長でモデル的な容姿の良さが備わっただろう )






10代後半から始まったスランプを経た現在




松本氏ご本人について

2024年現在になって分かるのは

2003年からの18年間は売れない時期だった」という自戒である



納得のいく仕事ができていなかった18年間は、自分が仕事できちんと自立できなければ結婚しても男性に依存することになるので、それはイヤだと思っていましたし、たとえ結婚したとしても子どもなんか育てられないだろうと思っていました。




その頃( 売れなくなり始めた時期 )は

ケートゥ期がセカンドアンタルダシャーに入ってからの終盤であり

ラーシ・ナヴァムシャ両方でケートゥとそのディスポジターの配置が影響し始めた時だった





ラーシは「黙して語らず」を地で行く12室定座の火星と高揚のケートゥという所見で

それが月から9室目だったがために突然に「深謀遠慮」の生活が始まってしまった



日常の中で何かと考え込む場面が増えていき

女優業を休止してでも人間的な学びが欲しくて堪らないという様子である





ナヴァムシャに至ってはラグナにケートゥが住んで分割図全体が顕現する頃で

ディスポジターでラグナロードの太陽は4室に鎮座して一切アスペクトを受けない



太陽が住むのはラーシでケートゥが住む蠍座というカルマ的な悪い奇遇があり

自分を抑えてコツコツと低位安定の働き方をしたいというような体感運である



ラグナのケートゥには

せめて吉星の保護が起きて欲しかったが

残酷なことに6室で高揚した火星だけがラグナに8室目のアスペクトを与える



そして何の偶然か

ケートゥの位置はナヴァムシャでも月から9室目だった




もっとずっと遠くに行きたい




ケートゥのもたらす「孤立・諦念」がこれでもかとモロに現れていた

女優・松本まりかは一人で自分自身と対話していたかったのである





傍目にはそう悪くない「6室のケートゥ」という逆転的変則運のダシャムシャは

それでも3室6室支配で凶星化した水星がケートゥのディスポジターとして7室で露悪し

対向のラグナでは機能的に吉星であっても生来的凶星ばかりが星座交換や高揚になっている



「仕事が重たくて退屈で仕方ない」という

一種の燃え尽き症候群を患っていたらしい





ラグナが正しければ赤裸々な人生の実相が描写されてしまうシャスティアムシャでは

明確にスランプを醸す「凶星だけがコンジャンクトした7室のケートゥ」という状況で

もちろん牡牛座ラグナでは太陽も土星も吉意のハウスのみ支配するので基礎運自体は良い



しかし

ラグナからアスペクトバックしてくる火星は7室12室支配であり

傷つけられればマラカとなって凶悪な暴威でチャート全体を損なっていく



「九死に一生」というべきは3室で高揚して7室をアスペクトで保護する星座交換の木星で

氏の生まれ持った最良なカルマたる木星が月を通して8室射手座からも各所にアスペクトし

3室蟹座から7室に向けた生来的吉意が4室支配の太陽と9室10室支配の土星を調停する



「住んだハウスの象意を破壊する」とまで定義される太陽土星のコンジャンクトは

木星に和らげられて曖昧な虚脱感や倦怠感にまで薄まっていき

何とか顕在化せずに済んでいた





氏のシャスティアムシャは月をラグナにすると典型的な芸能人のイメージそのもので

7室10室支配の水星がラグナからアスペクトバックする配置に星座交換で木星が伏在し

月は射手座から見て8室支配なので「生涯を通じ常に棚から牡丹餅に恵まれる」大吉相である



一方でこの月から12室目の7室蠍座は上述した通りだが

射手座から2室目3室目を支配する土星と9室目を支配する太陽が干渉し合う相克の所見で

高揚するケートゥがその絡みを内向的に深化させていくため

見えないところで精神的な葛藤が繰り広げられており

あれだけ晴れやかで気風の良い印象の氏ご本人の実の素顔というのは

「私は何でこんなことやってんだ」と自問自答する念慮と抑鬱の感傷を隠している







この動画では

そうした氏の素朴なひた向きさが指摘されているようで

なかなか興味深い



( 自宅で独りになると考え事ばかりしてしまい

付き合った異性を質問責めにして潰れるまで叱正するなど

本当は生真面目が過ぎる性格らしい )





多感な青春時代と言ってもおかしくないケートゥ期は

日に日に女優・松本まりかを孤高の哲学者に変身させる奇妙な年月だった







ナクシャトラを見れば

思わず膝を叩くほど合点が行く影響が明示されていて

ラグナに定座したディグバラのハンムサ・ヨーガは

ケートゥが支配する「ムーラ」であり

その木星は殊更に凶意の表示体たるグナティ・カーラカである



私はこのチャート上の特徴に「誰かと似ている」という既視感を覚え

途端にそれを思い出してこれは不味いと氏を案じる不安に駆られた



三浦春馬のファンが、インスタグラムに誕生時間を23:58と写真付きで、投稿していたそうである。
その画像自体のエビデンスはないが、ファンは熱心に信奉するスターの個人情報を収集しており、嘘を書く必要もない為、かなり信憑性が高いと思われる。
この出生時間で、チャートを作成した所、ラグナは射手座の2°47’でムーラとなり、月は獅子座の0°37’で、マガーである。




故・三浦春馬氏と松本まりか氏はラーシが同じ射手座ラグナで

ラグナの位置するナクシャトラが松本氏の木星と同じ「ムーラ」だった





彼がこの世界との完全な決別を思い立ったその日は

「太陽-土星-ラーフ期」からほぼ一ヶ月後のことだった



2室で定座したマラカの土星からアスペクトされるマハーダシャーロードの太陽は

機能的にも吉星のラグナロードの木星から保護を受けられず

両隣を吉星に挟まれたシューバ・カルタリであっても土星の猛烈な凶意に耐えられなかった



金星が3室に在住している為、芸能活動で稼ぐ配置であるが、6、11室支配の金星で、しかも8室支配の月と相互アスペクトしていれば、6-8の絡みを生じており、芸能活動に喜びはなかったと思われる。
何か、同じ役者仲間や芸能関係者との人間関係において深刻に悩むようなことがあったかもしれないのである。
また結局の所、射手座ラグナであることから、母親の表示体である月は8室の支配星となり、人間関係に問題をもたらすことになる。
母親の存在というものが、芸能界の同僚との人間関係に問題をもたらすような配置であったと考えられる。




氏ご本人も魚座乙女座軸で月と金星が相互アスペクトして「6室対8室の絡み」を生じる



しかしこの場合に金星は減衰して逆に吉意を帯びる「パラーシャラの例外則」で

金星は両隣を凶星が挟むパーパ・カルタリではあるが

金星を高揚させる星座の支配星の木星はラグナで定座し

それは月からでも10室目に位置して十分に強いニーチャ・バンガを生じている



ただしこの強い木星がケートゥの支配する「ムーラ」に住むことが

必要以上に行く末を思い悩み理想に対する深慮と悲願を滲ませているのである





三浦春馬氏の太陽は魚座で「蛇の呪い」が発現するサルパ・ドレッカナに位置し

そこへ完全な大凶星の土星がアスペクトで致命傷をもたらしてしまっていた



サルパドレッカーナ
そして、太陽は、魚座の21°50’にあり、サルパドレッカーナ(蛇のドレッカーナ)に在住しているが、これは前世からの深い因縁を表わし、逮捕監禁などを表している。
これは母親の4室に在住していたり、太陽としては父親の表示体であり、また両親、家族を表わす2、3室支配の土星からのアスペクトを受けていることなどを考えると、母親や父親、そして、両親との因縁である。




氏の月は同じ魚座でもう少し手前の16度52分に位置し

これもサルパ・ドレッカナの予備軍ゾーンに当たる



しかし氏の月の対向位置ではマラカの金星が減衰し

木星が更にバンガを施すことから

射手座ラグナで6室11室の意味する「周囲に潜む高慢で陰険な相手」というのが

長い経年の中でどんどん消え失せて最後は純粋に誠実な友達付き合いだけが残る





従って

私の師がかつて綴った悪意の因縁が松本まりか氏には降りかからず

新人時代からの旧友である宮崎あおい栗山千明須藤温子といった面々が

氏のラーシチャートで減衰した善良な金星の具体であるようだ





月自体をラグナにすると

再びマラカになる金星は7室で減衰したパーパ・カルタリであり

とても窮屈で不幸そうな知人等を意味するが

先に述べた通り金星に対しては木星が厚いバンガを施すことで

「平和で静かな交友」が何とか保たれると言える





他方でその金星は氏の現在のマハーダシャーロードに当たるので

つまりは氏ご本人の心境がその「窒息気味な金星」ということになる







出演した最新映画の舞台挨拶でこれほど感極まってしまっていたのは

マハーダシャーロードのもたらした影響のようだ





体感的な即席運のダブルトランジットも現在は氏の12室に起こっていて

かつてのケートゥ期と同じ「底深い厭世感情」が再燃しかけている





しかし

それを単なる杞憂にさせてくれたのはナヴァムシャの力強い11室双子座の配置であり

もうじき巡り来る新しいアンタルダシャーは月の7室目で全てが完結し

しかも水星は月から見たマハープルシャで木星の吉意で更に保護が働いている



物事の根本を哲学的に追求するムーラ
ムーラは、”根っこ”という意味であり、物事の根本を突きつめるナクシャトラで、哲学的な思索にふけるのが特徴である。
まず、私が三浦春馬を射手座ラグナではないかと、閃いたのはその辺りからである。
そして、三浦春馬は、過去の記事を調べていくと、典型的なムーラの性格をしている。
この射手座ムーラの人は、他の人が、たあいもない日常のつまらない世間話をしている時でも一人だけ、「人生の目的とは何か」「人間はいかに生きるべきか」「宇宙はどうなっているのか」「人間はどこから来てどこへ行くのか」といった抽象的で哲学的な問いを会話の中に持ち込むのである。
それで、友人たちや同僚たちとは、違う空気を醸し出してしまい、浮いてしまうことが度々ある。


かつての三浦春馬氏がそうであったように

「ムーラ」に位置した強い木星がケートゥ的な内省ばかり促してしまい

松本まりか氏は俳優としての自らの値打ちというのを悲観し過ぎている





この私の卑近な例も出すならば

私のナディアムシャの木星も12室射手座で定座し

そのナクシャトラは「ムーラ」である



3年前の9月までラーフ期が終わらなかった私は

ナディアムシャでラーフのディスポジターになるマラカの木星が影響し

ラーシではラーフのディスポジターがマラカの逆行した火星となって

コロナ禍を耐え通す私の心身を酷く蝕んだものだった



純粋に木星が主役となった現在は

ナディアムシャの月から4室目でマハープルシャとなった配置が吉意も発散し

以前よりは着実に「自分を取り戻せてきている」と感じる静かな日々である



とはいえ

私には今これから自社の行く末を賭けた不可逆な取引きが待ち構えている



私には私の

松本氏には松本氏の

負けられない戦いがある







いずれ来る「金星-水星期」は

女優・松本まりかの人生が一つの答えに向かう道の始まりとなることだろう




続けましょう

「あなた」という物語を




私もちゃんと頑張ります



以上

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