女優ミラ・ジョヴォヴィッチ氏の長女エヴァー・アンダーソンのラグナ検証
更新日:2022年5月29日

日本においても知名度がかなり高い親日家の女優ミラ・ジョヴォヴィッチ氏
その長女が日本語を勉強しているとのことで本人が流暢に日本語を話す姿にネットが沸いた
https://news.yahoo.co.jp/articles/e223ac4478a7d16c8d7c5f6168c2341853ed14c5
海外セレブの親日家ぶりがネットニュースになると
ネット上でも大体のリアクションは好意的で
今回は特にミラ氏の長女の話す日本語が思っていたよりも上手く
本人がたった数ヶ月の学習時間でここまで上達したことに
私自身も含めて「本当に素晴らしい」と絶賛するコメントが散見された
ミラ・ジョヴォヴィッチ氏の長女ことエヴァー・アンダーソンは
生年月日と出生地も広く知られているようで
確かめ甲斐のある理想の人物だと感じた
レクティファイに取り掛かるまでに認知できた有用なインフォメーションに
実母であるミラ氏本人の正確な出生時刻もあり
そちらも実証しながら家族としての相関に肉薄してみたい

西洋占星術のサイトで開示してあるミラ氏の出生時刻は「17:15」とされていた
ミラ・ジョヴォヴィッチの占星術と出生図、1975/12/17生まれ (astrotheme.com)
それに従ったチャートを出してみると
映画俳優としてのキャリア等がダシャー展開に対する配置の象意として正しいようだ

医師だった父親側の事情からか幼少時にはイギリスへ移住したりして
最後に移民したのはアメリカのロサンゼルスだったとのこと


火星は12室(外国)に住み土星は「家族・家庭内事情」の2室に住んで9室(外国)を支配する
9室はそもそも本人の父親も指すので
その土星が8室も支配して私生活の状況を意味する2室に在るのは
「父親に従うしかないまま忍耐を強いられる」といった所見であり正しい説明になる

ナヴァムシャでも月がラーシのラグナに重なり「母親」を指す月の4室目で火星と土星が絡む
月はそもそも4室を支配してその象意が失われる3室に住み
「外国」を意味するラーフがコンジャンクションしている
その月から4室目では
月から見た8室9室支配の土星と6室11室支配の火星が重たい凶意の絡みを起こし
ミラ氏本人とその母親が心身的に限界を超えてしまうほどの苦難を強いられている
私と全く同様に火星と土星が逆行して機能的にも凶星に近いため
この幼少期の経験はミラ氏に相当の苦痛と孤独を味あわせたことだろう

その後にアメリカにおいて
ミラ氏は容貌に優れていたことから早くもモデルとしてキャリアを創始している

時運的には「ラーフ-ラーフ-ケートゥ期」である

ラーシにおけるラーフと金星は最良なトリコーナの在住(定座)という配置である

D10はより明白な吉意の配置があり金星は月から10室目で火星と星座交換する
火星と金星という組み合わせ自体が
美的個性(金星)と才能(5室支配の火星)が反復する熱源のような相乗効果である
自信たっぷりに自分らしさを発散できる理想の所見が実現している
それは通常のラグナから見て5室対11室の絡みで月から見ると4室対10室となる
この「ありのままの自分で勝負できる」恵みの配置に対し
ラグナロードの木星は7室からアスペクトバックしつつ更に水星と星座交換する
吉星同士がラグナ対7室やラグナ対10室で星座交換する抜群の吉意的所見であり
月から見ると9室対12室であるため
「異国の地での職業」や「外国人との関わり合い」で大きく成功することになり
即ち移民したアメリカでカルマ的なほどの急成長を遂げていく人生を指示できている
筆舌し切れない強い幸運が立ち現れる配置の妙を生まれ持っており
モデル業を続けるだけでも十分に栄位の高みに身を置ける人生だが
金星はラーシとダシャムシャの両方で5室に住んで自在に振舞えるため
2室的3室的な才能をさらに上回る「演技」という5室的自己表現にも適性を持つのである


同年の4月末には「ラーフ-木星期」に入り配置上でも有意な絡みが確認できる
即ち

D9ではラーフのディスポジターと木星が対向し
D10では木星が星座交換により月の9室目に伏在する
特にナヴァムシャの方は
月と水星がまた星座交換するため4室で月が定座するかのようにもなり
そこへ木星が9室の象意を与えてくる相対の配置は仮想のラージャ・ヨーガ的に働く
ラーシの5室で定座の金星とラーフがコンジャンクションする配置が激烈な運気を担い
ダシャー展開で絡みが起こらない位相の時運であろうとほとんど無視できるほどだが
映画俳優としての足掛かりになった上記の頃は中でも優れた吉意が並立していたようである
またその直後の時運に当たる「ラーフ-土星期」の後半頃に人生最初の結婚を遂げている



おそらくは「ラーフ-土星-火星期」あたりの配置から出会いの経験が伺える
ラーシにおいてはラーフと金星がラグナになると
土星が4室5室を支配したヨーガ・カーラカで天秤座から10室目や9室目に住み
土星の本来の位置(蟹座)に向かって魚座から定座の強い木星がアスペクトを与える
通常の配置でも土星は8室9室支配でラグナへ逆行するので
その配置だけでも押しの強い異性がけしかけてくるように近づいて来るだろうし
よく見れば火星は牡牛座から逆行することで11室の自室に定座するように働く
つまり金星がラグナになると7室の支配星が8室から逆行して定座した影響力を持っており
ラーフ・ケートゥ軸に金星と火星という剥き出しの熱意と情念が燃え盛る恋愛の所見となる
その交際がすぐに決裂したのは
結婚の運勢が明示されたナヴァムシャでラーフ・火星・土星が3室対6室の相関で絡むからだ
6室に二大凶星が住むのは頑なな意志で自らの決断を全く曲げない争いの配置だ
6室に住んだ火星はナヴァムシャのラグナロードで逆行して物事の成就が遅れる条件を持ち
コンジャンクションの土星も逆行した機能的凶星で8室的な阻害力を強く発現している
「ラーフ・土星・火星期」であればラーシの配置の吉意をナヴァムシャが打ち消してしまい
実ったはずの関係が次第にこじれて壊れていく様子が説明できる
その後も

この頃は特に公私ともに全ての経験が豊かな喜びに満ちていたくらいの時期だろう