top of page

女優ミラ・ジョヴォヴィッチ氏の長女エヴァー・アンダーソンのラグナ検証

更新日:2023年11月25日








日本においても知名度がかなり高い親日家の女優ミラ・ジョヴォヴィッチ氏

その長女が日本語を勉強しているとのことで本人が流暢に日本語を話す姿にネットが沸いた







海外セレブの親日家ぶりがネットニュースになると

ネット上でも大体のリアクションは好意的で

今回は特にミラ氏の長女の話す日本語が思っていたよりも上手く

本人がたった数ヶ月の学習時間でここまで上達したことに

私自身も含めて「本当に素晴らしい」と絶賛するコメントが散見された



ミラ・ジョヴォヴィッチ氏の長女ことエヴァー・アンダーソンは

生年月日と出生地も広く知られているようで

確かめ甲斐のある理想の人物だと感じた



レクティファイに取り掛かるまでに認知できた有用なインフォメーションに

実母であるミラ氏本人の正確な出生時刻もあり

そちらも実証しながら家族としての相関に肉薄してみたい







西洋占星術のサイトで開示してあるミラ氏の出生時刻は「17:15」とされていた





それに従ったチャートを出してみると

映画俳優としてのキャリア等がダシャー展開に対する配置の象意として正しいようだ



ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の首都キーウに生まれる。父親はコソヴォ出身のセルビア人医師ボグダン・ヨヴォヴィッチ(Богдан Јововић)、母親はドニプロペトロウシク生まれのロシアの女優ガリーナ・ヨヴォヴィチ(ru 旧姓ロギノワ)。
キーウからロンドン、モスクワへと移り住み、5歳の時にアメリカ合衆国ロサンゼルスに移住。移住後に両親は離婚。母親と二人三脚で演技の道を歩み始める。その後父親は再婚し1988年に異母弟が生まれる。
その学校時代を通してミラはひどいいじめを経験した。ちょうど冷戦時代のソビエト連邦から来たということがわざわいして、同級生らから「ロシアのスパイ」、「コミー」(commie コミュニスト)などと罵倒されていたという。


医師だった父親側の事情からか幼少時にはイギリスへ移住したりして

最後に移民したのはアメリカのロサンゼルスだったとのこと








火星は12室(外国)に住み土星は「家族・家庭内事情」の2室に住んで9室(外国)を支配する



9室はそもそも本人の父親も指すので

その土星が8室も支配して私生活の状況を意味する2室に在るのは

「父親に従うしかないまま忍耐を強いられる」といった所見であり正しい説明になる





ナヴァムシャでも月がラーシのラグナに重なり「母親」を指す月の4室目で火星と土星が絡む



月はそもそも4室を支配してその象意が失われる3室に住み

「外国」を意味するラーフがコンジャンクションしている

その月から4室目では

月から見た8室9室支配の土星と6室11室支配の火星が重たい凶意の絡みを起こし

ミラ氏本人とその母親が心身的に限界を超えてしまうほどの苦難を強いられている



私と全く同様に火星と土星が逆行して機能的にも凶星に近いため

この幼少期の経験はミラ氏に相当の苦痛と孤独を味あわせたことだろう



1987年、11歳からロシアのモデルとしてエリートモデルエージェンシーに所属し活躍していた。


その後にアメリカにおいて

ミラ氏は容貌に優れていたことから早くもモデルとしてキャリアを創始している





時運的には「ラーフ-ラーフ-ケートゥ期」である





ラーシにおけるラーフと金星は最良なトリコーナの在住(定座)という配置である





D10はより明白な吉意の配置があり金星は月から10室目で火星と星座交換する



火星と金星という組み合わせ自体が

美的個性(金星)と才能(5室支配の火星)が反復する熱源のような相乗効果である

自信たっぷりに自分らしさを発散できる理想の所見が実現している



それは通常のラグナから見て5室対11室の絡みで月から見ると4室対10室となる

この「ありのままの自分で勝負できる」恵みの配置に対し

ラグナロードの木星は7室からアスペクトバックしつつ更に水星と星座交換する



吉星同士がラグナ対7室やラグナ対10室で星座交換する抜群の吉意的所見であり

月から見ると9室対12室であるため

「異国の地での職業」や「外国人との関わり合い」で大きく成功することになり

即ち移民したアメリカでカルマ的なほどの急成長を遂げていく人生を指示できている



筆舌し切れない強い幸運が立ち現れる配置の妙を生まれ持っており

モデル業を続けるだけでも十分に栄位の高みに身を置ける人生だが

金星はラーシとダシャムシャの両方で5室に住んで自在に振舞えるため

2室的3室的な才能をさらに上回る「演技」という5室的自己表現にも適性を持つのである



映画では1988年に『トゥー・ムーン』でヒロインの妹役でスクリーンデビューする。





同年の4月末には「ラーフ-木星期」に入り配置上でも有意な絡みが確認できる



即ち





D9ではラーフのディスポジターと木星が対向し

D10では木星が星座交換により月の9室目に伏在する



特にナヴァムシャの方は

月と水星がまた星座交換するため4室で月が定座するかのようにもなり

そこへ木星が9室の象意を与えてくる相対の配置は仮想のラージャ・ヨーガ的に働く



ラーシの5室で定座の金星とラーフがコンジャンクションする配置が激烈な運気を担い

ダシャー展開で絡みが起こらない位相の時運であろうとほとんど無視できるほどだが

映画俳優としての足掛かりになった上記の頃は中でも優れた吉意が並立していたようである



またその直後の時運に当たる「ラーフ-土星期」の後半頃に人生最初の結婚を遂げている



1992年、16歳の時にショーン・アンドリュースと結婚したが直ぐに離婚






おそらくは「ラーフ-土星-火星期」あたりの配置から出会いの経験が伺える



ラーシにおいてはラーフと金星がラグナになると

土星が4室5室を支配したヨーガ・カーラカで天秤座から10室目や9室目に住み

土星の本来の位置(蟹座)に向かって魚座から定座の強い木星がアスペクトを与える



通常の配置でも土星は8室9室支配でラグナへ逆行するので

その配置だけでも押しの強い異性がけしかけてくるように近づいて来るだろうし

よく見れば火星は牡牛座から逆行することで11室の自室に定座するように働く



つまり金星がラグナになると7室の支配星が8室から逆行して定座した影響力を持っており

ラーフ・ケートゥ軸に金星と火星という剥き出しの熱意と情念が燃え盛る恋愛の所見となる



その交際がすぐに決裂したのは

結婚の運勢が明示されたナヴァムシャでラーフ・火星・土星が3室対6室の相関で絡むからだ



6室に二大凶星が住むのは頑なな意志で自らの決断を全く曲げない争いの配置だ

6室に住んだ火星はナヴァムシャのラグナロードで逆行して物事の成就が遅れる条件を持ち

コンジャンクションの土星も逆行した機能的凶星で8室的な阻害力を強く発現している



「ラーフ・土星・火星期」であればラーシの配置の吉意をナヴァムシャが打ち消してしまい

実ったはずの関係が次第にこじれて壊れていく様子が説明できる



その後も



1997年に映画監督リュック・ベッソン(自身が出演した『フィフス・エレメント』でメガホンを取った)と結婚するが1999年に離婚。


この頃は特に公私ともに全ての経験が豊かな喜びに満ちていたくらいの時期だろう





人生が成長と栄達の登り坂へ急上昇する「ラーフ-金星期」である

だからミラ氏は当時にかの有名なSF巨編『フィフス・エレメント』で主演できたのである







一方で何故この時期にミラ氏の私的交際が長続きしないかと言えば

金星に対し火星か土星がラーシ・ナヴァムシャで対向した位置に住むからだ





ラーシでは金星と対向のケートゥに火星が逆行しナヴァムシャは火星土星が金星を傷つける



そして最後の交際相手として出会い生涯の伴侶となったポール・W・S・アンダーソンとは

おそらく2000年以降にパートナーの関係になっているはずである

即ち「ラーフ-太陽期」となった時局でナヴァムシャのラグナに住む星の運気に入るからだ



太陽は「恋愛」の5室を支配してラグナで高揚しラーフのディスポジターの水星と絡む位相だ

しかも太陽は婚約者を指す7室の表示体たるダラ・カーラカに当たる







ミラ・ジョヴォヴィッチ氏のチャート検証はこれでほぼ完成しているとも言えるが

ここで本投稿の題目である長女エヴァーの懐妊をチャートに照らし証明の〆とする



まず長女エヴァーの生年月日を記載したソースを以下に示す







同ページに開示された生年月日と出生地は上記の通りである



逆算していくと

2007年の1月時点でミラ氏は長女を身籠っていたことになり

つまりその時期のトランジットを確かめればラグナ検証の決定打になる





牡牛座が励起される時運だが土星は逆行することで蟹座にもダブル・トランジットが生じる





牡牛座は2室(プライベート)支配の月が住み蟹座は8室(夫婦生活)9室(子供)支配の土星が住む



こうしてミラ氏は2007年2月になるまでに長女エヴァーを懐妊したのである



以上の結果からミラ・ジョヴォヴィッチ氏は

ラーシが双子座ラグナでありナヴァムシャが牡羊座ラグナで正しいと言える



さて



そしてこれから本題の長女エヴァー・アンダーソン氏のラグナ検証へ入る



上記のチャート検証も踏まえつつ

とても重要なバイオロジカル・ファクトとして

ミラ氏は第2子と第3子を出産しているため

エヴァー氏のラーシでは3室(弟・妹)が強くならなくてはおかしいのである



即ち






水星が3室乙女座で高揚のヴァルゴッタマとなる蟹座ラグナで様々な整合が確証している




何故かと言えば

残余のラグナ候補だった射手座ラグナでも9室から3室支配の土星がアスペクトを返すが

その場合ではラグナロードの木星が12室に住んで

あまりにもエヴァー氏本人の人物像と解離が激しいために不適合なラグナだと分かるからだ



射手座ラグナはラグナロードがそのまま母親や生家の姿形を表意することになり

木星が12室に住んでしまうのは実母ミラ氏との親子関係や家庭環境が悪過ぎるほどである

( 射手座ラグナの場合は木星が12室に住んで一切のアスペクトを受けずに孤立している )



山羊座ラグナでも蠍座の木星が3室支配で木星にアスペクトバックできるが

その場合だとラグナロードの土星が8室でケートゥとコンジャンクションしてしまい

生まれつき病弱で不健康そうな外見になるだけでなく

9室乙女座で水星が高揚するのは私の実姉と同じ所見になり父親と相当な不仲になるし

4室支配で母親を意味する火星は

偶然ミラ氏のラグナに住んで合致があるように見えても

その火星が9室乙女座へアスペクトして

ミラ氏が夫のポール氏に対し威圧的な夫婦関係となってしまって不自然だ






この写真が無理矢理に作られた光景にはもちろん見えないだろう




また

十分に強い根拠となったのはやはり実父で映画監督のポール氏を示す所見の証明である






「父親」を指す9室支配の木星が「芸術・創作表現」の5室からアスペクトバックしている




やはり射手座ラグナだと9室を太陽が支配して二重に父親の表示体になってはいても

11室天秤座で減衰しながらシューバ・カルタリにもなっていて

「多くの支持者に後援を受ける慈善家(あるいは政治家)」といった姿となり妙な印象である

山羊座ラグナでは水星が6室も支配し太陽が8室支配で「事大主義な山師」のようで不相応だ



父ポール氏の人物像からして知的才能や創作者的な経験値の高さが木星で示されるべきだ



更にまた

上記のラーシチャートでは火星が「兄弟姉妹」の表示体のブラトリ・カーラカである



ネット上でエヴァー氏の妹二人の生年月日や出生時刻を検索してみたところ

見事にその詳細情報が獲得できた








それから











こうした事実に従った2人の妹のラーシとナヴァムシャが以下の通りである










エヴァー氏にとっての兄弟姉妹を意味するブラトリ・カーラカは火星であり

この妹2名の火星は揃って定座するためエヴァー氏にとっての妹である証明となる



次女ダシールは火星がダラ・カーラカだがコンジャンクトした金星はアートマ・カーラカで

ナヴァムシャのラグナに火星が住んで星座交換しアートマ・カーラカのように振舞う

そして三女オシアンはまさに火星が後天的な自己像を指すアマティア・カーラカである



なおかつ注目すべきは11室の支配星が両名ともアスペクトバックするか定座していることだ

次女ダシールは6室の高揚木星が5室へと逆行し11室の射手座に対向するように働き

三女オシアンは11室でそのまま土星が定座している



従って間違いなくこの両名には姉が実在することをそのラーシが証明できている



改めてエヴァー・アンダーソンその人の特徴や経歴を振り返ってみたい








若干14歳と半年弱という年齢でこれほどに語学( 日本語 )で優れた応用力を見せるのは

確実に3室( 言葉による自己表現 )や5室( 3室の結果・学力 )がとても強くなければおかしい






3室で高揚の水星は12室(外国)も支配するので語学の才能をもたらすようである

( そして「学力」の5室には9室支配の木星が住んで9室へとアスペクトバックする )





D24ではラグナロードが3室に住み「スピーチ」の2室では水星が定座し5室の象意も強まる



彼女自身はやはり女優志望だが

ラーシ・ナヴァムシャでの水星の猛烈な強さや

D24での学習持続力は相当なものがあり

女優業を行いながら知的な文化活動にも意欲的な大人になっていくはずである





ナクシャトラを覗いてみるとラグナや月があまり良好とは言えないのが不思議である

ラグナはかなり不穏な「アーシュレーシャ」で

月はヒッソリと孤高を気取ろうとする「マガー」である





よく見ると木星が9室にアスペクトバックしラグナにもアスペクトして保護が生じている



アーシュレーシャの支配星である水星は高揚したヴァルゴッタマでリカバーが利くのだろう



月もそのナクシャトラであるケートゥがコンジャンクションし吉意的に働くのかも知れない

彼女は月齢も欠けて行こうとする新月間近の月で生来の精神性は繊細過ぎる傾向がある



しかしアートマ・カーラカの水星は上述した通り

とても強く自若なまま生来的吉星として旺盛に振舞い

木星は一切のアスペクトを受けずにラグナを守っており

月から4室目に位置するためガージャ・ケーサリ・ヨーガが成立する





ナヴァムシャでは月が3室で高揚した5室の支配星で再びガージャ・ケーサリとなる



高揚の月のディスポジターである金星は月から9室目でラーフとコンジャンクションし

金星のそのまたディスポジターの土星がアスペクトバックしてくる



その対置の絡みが月から見て3室対9室10室になり俳優(女優)の可能性を明確に指示する



月がナヴァムシャで吉意の部屋を支配してとても強くなるために

ラーシでの配置の弱さをジワジワと補っているのかも知れない



また

彼女のナヴァムシャを魚座ラグナとした根拠だが

魚座の場合に金星は「パフォーマンス」の3室を支配して11室に住んでおり

彼女の直近の時運である「金星-ラーフ期」開始頃から現在にかけて

本格的な映画女優としてのデビュー作品があるという事実と対比して整合しうるためだ







上記の作品は昨年公開だがその時点で彼女は「金星-ラーフ期」になり1年ほどが経っている



この作品ではかなり重要な役どころと言える主人公の少女時代を演じている










D10でもラーフと金星は6室牡牛座で互いに最高位の強さを迸らせている



6室的な才気煥発の意欲で体当たりの挑戦を果たしつつ

それは月から見た9室目であるため質実で無駄のない個性として完成している

「金星-ラーフ期」は来年2月18日まで続くので

それまでに彼女は何かしらの目標達成(9室)を遂げられそうである





早熟な非凡ぶりを存分に見せて我々を驚かせる女優エヴァー・アンダーソン



ナヴァムシャでは9室支配の火星がラグナに住んでラージャ・ヨーガを繰り出し

ラグナロードは12室水瓶座で太陽とコンジャンクションしており

7室ではアートマ・カーラカの水星が再び高揚しバドラ・ヨーガとなって

様々な異国の地( 7室 / 9室 / 12室 )で知的経験と創意ある出逢いに恵まれ続けるはずである



今度彼女を目撃する時はより一層に嬉しいサプライズで私の心を刮目してほしいものだ






一女優として日本にいらっしゃるその時を

心待ちにしております



以上

Comments


bottom of page