10日以上前にニュースに
改めて再検証の価値がある話題が挙がっていた
Ado氏が先月11月の初旬から渡米し
( 単身であるかどうかは不明だが )在米生活を始めたというのである
早速チャートを時運照会してみたい
*****
今月5日以降に
氏はダシャーが「ラーフ-土星-水星期」となった
つまりプラティアンタル・ダシャーがまだ土星期だった時期に
渡米を決行している
山羊座ラグナと想定したナヴァムシャは金星( ラーフのディスポジター )の位置が十分有意で
高揚のヴァルゴッタマという破格の威力になったラーフは外国の表示体としても強く働き
3室で高揚し歌手として抜群の実力を示す金星は即ち「4室を失うハウス」に住んでいる
ダシャーロードが3室に住んだ「家の表示体」である以上は
住居が完全に改まることを意味する
更には金星自体が10室( 4室と正反対のハウス )を支配し引越しを促す表示体でもあり
その金星が2室に逆行し土星の方も10室に逆行することで仮想の星座交換になり
「ラーフのディスポジターがラグナロードと星座交換する」ことが海外への移住を暗示し
実際に10室( 4室とは正反対で「引越し」のハウス )で高揚したようになる土星に対し
4室では7室( 引越し・海外 )支配の月に火星が定座してコンジャンクトしている
移住した先の家が極めて豪勢な邸宅級の新居( ルチャカ・ヨーガの火星 )という印象で
しっかりとラフで男性的な私生活を楽しんでいる様子も見受けられる
ナヴァムシャの配置を見直すと
ラーフのディスポジターの金星は更にそのディスポジターが木星であり
木星はまさに引越しの経験を意味する3室12室支配でラグナに住んでいる
つまりは「ラーフ-土星-土星-木星期」の頃に渡米したとも思えるが
実際には11月初旬と伝えられているため
厳正な適合ダシャーは「ラーフ-土星-土星-ラーフ-金星期」だった11月5日のことだろう
ラーシにそのダシャーを照会する限り
ラグナで高揚したラーフに土星が逆行し金星がそれらのディスポジターになり
ラグナロードの金星も5室へと逆行して水星にバンガされるが
5室乙女座に住む火星は7室12室支配で完全に海外を意味する表示体である
外国の表示体のラーフに逆行してくる土星が9室10室支配で
即ち「外国( 9室 )への引越し( 10室 )」を意味し
ディスポジターが「家の表示体」でもある金星となって7室12室の支配星と絡んでいる
これだけでも十分な説明が出来ているが
先月5日当時のダブルトランジットも確認したところ決定的な所見になっていた
このようになり
やはり以前の検証でも触れたように
Ado氏は月が住む牡牛座をそのまま本来のラグナと見なして間違いないのである
更にその他の分割図も確かめておく
「カルマの結果」を示すと定義され
すでに起きたことを厳密に証明できるはずのドレッカナでは
ラーフのディスポジターになった水星が見事にラグナに住んで土星が逆行する
土星がラグナに住んだようになると10室の金星と仮想的な星座交換になり
金星が9室に逆行しても星座交換は起こるためナヴァムシャの星座交換と似た所見になる
ドレッカナの場合はご親切にも9室( ≒外国 )に7室12室支配の火星が住んでおり
火星の影響があるとすれば金星が9室に逆行して土星と星座交換すると考えるべきだろう
そして引っ越しの際には最も客観的な説明が出来るはずのチャトルシャムシャは
8室射手座に住む火星がラーフのディスポジターでラーフ自体は「外国・引越し」の7室に住む
2室8室軸のキツい土星対火星の相互アスペクトは「9室10室対7室12室」で海外移住を意味し
プラーナ・ダシャーのロードの金星は12室( 海外 )に住んだ家の表示体で
逆行して高揚したようになる位置へ向け火星がアスペクトして絡んでいる
プラーナが金星期だった11月5日頃がほとんど正しいと思える結果だった
デビュー当時からの超ド級の規格外な人気や海外での爆速的な認知の普及を踏まえ
星座交換する蠍座をラグナとしたシャスティアムシャは
土星が逆行した位置にラーフのディスポジターの火星がアスペクトし
なおかつ土星が木星と仮想の星座交換で10室獅子座と相対したようにもなり
火星に唯一絡んでいない金星は12室で定座することでむしろ「海外移住」を明示していた
ラグナが正しいか断定できないD81は乙女座ラグナとなったが
その場合にラグナロードの水星はラーフのディスポジターにもなって
8室で12室支配の太陽とコンジャンクトし太陽はわざわざ星座交換まで起こす
ラーフのディスポジターの水星に向け土星が逆行して相互アスペクトし
見事に「突然の( =8室 )の海外移住( ラグナ対12室の絡み )」を明示する配置に対し
2室で定座した金星は9室も支配するため「外国( 9室 )での私生活( 2室 )」を意味していた
Ado氏の日本への帰郷はいつか
以降のダシャーを眺めてみると
ナヴァムシャその他の配置上の絡み方からして
当分の間Ado氏は日本に戻って来ないことが想像できた
ナヴァムシャにおける「ラーフ-水星期」は
ラーフのディスポジターの金星は2室に逆行することで8室の水星と相対し
水星は「外国」の9室支配でしかもアメリカ合衆国のラグナに当たる獅子座に住む
チャトルシャムシャでは
2室で定座の水星とラーフのディスポジターの火星が相互アスペクトし
両者には9室10室支配の土星が働きかけて依然9室と12室が絡んでいる
その後の「ラーフ-ケートゥ期」は
ラーフのディスポジターでラグナロードの金星が火星に逆行し絡むが
7室のケートゥのディスポジターの火星は12室にアスペクトバックしてしまい
9室支配の土星がラーフや火星に絡んでいることも影響しやはり日本には帰らない
何かしらのとても重要な「変化変転」を起こす「ラーフ-金星期」は
チャトルシャムシャは12室( =外国 )に住む金星が逆行して火星にアスペクトされ
D4のラグナロードで家の表示体でもある金星が7室12室の支配星と絡む
ナヴァムシャは金星がそのまま金星がラーフのディスポジターになり
冒頭で繰り返した通りラグナロードの土星と星座交換して外国生活が継続する様子だ
氏が30代となった「ラーフ-太陽期」になった頃
ラーシではラーフのディスポジターの金星が太陽をバンガし
太陽は4室の支配星でバンガする側の金星も家の表示体だが
金星は5室へ逆行して高揚の水星にバンガされるので
「物事の刷新」を強く指し示す5室の象意が顕現して
ややもするとアメリカでの生活が「ひと仕切り着く」のかも知れない
ナヴァムシャの「ラーフ-太陽期」は
金星と太陽が3室対12室の絡みで在米生活がまだ続く印象だが
太陽は12室でヴィーパリータを起こしてしまい
土星が10室に逆行して高揚しながら太陽にアスペクトし
逆行した土星特有の「8室の表示体」として強く凶意を働きかける
土星はそのままの位置からラグナにもアスペクトし
凶意を受ける木星は「海外生活」を意味する3室12室の支配星でもある
( 木星は太陽のディスポジターなのでそれだけ海外生活の途絶を予兆する配置だ )
従って氏の日本帰国は2034年頃の見込みで
どうやらあと9年強は日本で直にその歌声を聴くことが出来ないらしい
Ado氏のプレミアは依然として衰えることが無く
アメリカのレコード会社と契約を交わし
世界に向けた創意の試みがようやく始まったところである
私もいつかはその肉声を直接に自分の耳で拝聴してみたい
以上
Comments