友人の成婚時期を改めて予想する

更新日:11月14日





今年も残すところ50日弱になった

2022年が与えてくれた300日ほどにおいて私は相方と5,6回くらい会って話を重ねた



私はその頭でっかちなジョーティッシュの知識を経た見解から

彼が既に結婚していなければおかしいのだと拙速に判断しその通りに過去の投稿で述べた



しかし今以てなお彼は独身のままであり以前と同様にグズグズとした曖昧ぶりが変わらない



「素朴な田舎出のお坊ちゃん」という容貌は相変わらずで

相手の話を聞いているのかいないのか分かり兼ねる物静かな態度のままの相方



私が十代の頃のようにわざと喧嘩腰の話し方をすれば

思ったよりも感情的に「お前に説教される筋合いは無い」と大人の返答をするようになった



私は彼との会話を楽しみながら彼が彼なりに年を取って成長していることを実感できた







彼は今「月-土星-水星期」のダシャーに入りやっと1ヶ月を過ぎた所だ



月がラーシのラグナにそのまま住むため今が彼にとって最もドラマチックな時となる

しかし月が住むラグナから8室目で土星がヴァルゴッタマになっているせいで

彼は3年以上も続けている婚活で全く成果を上げられないでいるようだ

(よく見ると7室は両隣を土星とケートゥに挟まれてしまっている)



私が女性だったら

「田舎町で母親から過保護気味に育てられた一人っ子」という彼を遠慮なく馬鹿にして

自分より若い女性を子猫か子犬のように珍しがり面白がるその童貞ぶりを扱き下ろすだろう



ラーシで金星が7室でマハープルシャになり出逢い運にかなり恵まれているにもかかわらず

金星は減衰する乙女座へ逆行しそこにはケートゥが住んで水星も逆行して高揚する



つまり彼は「経験するほどに失敗し続け人生を棒に振る」不幸な恋愛中毒者の対極に在る



心のどこかで理性が生きていて彼の衝動や情愛は無自覚に抑制されたままであり

月はいくつもの分割図でヴァルゴッタマになり極端過ぎる強さで彼の精神を守っている





彼に兄弟姉妹は無いが

ナヴァムシャをより単純化し具体的にしたドレッカナで

月は12室を支配し9室でパーパ・カルタリ・ヨーガになったヴァルゴッタマだ



アンタルダシャーの土星は6室7室支配で8室に住んで

プラティアンタルの水星は11室で定座している



7室を土星が支配して「煩悩」の8室に住み

2室11室支配の水星が10室に逆行するせいで

おそらく彼は異性に対して気位が高く馬鹿馬鹿しい好き嫌いを平気で繰り返すのである



中学で知り合ってから23年以上も友達でいる私から見ても

「些細なことに気を取られて刹那的に女性を品評する」ような

繊細過ぎてとても愚劣になっているその様子をよく表意できている





そのナヴァムシャでは月が11室支配で8室に住んだヴァルゴッタマで

両隣で生来的吉星の水星木星が挟んだシューバ・カルタリになって

ディスポジターの火星がアスペクトバックした余りに理想的な配置である





すでに通り過ぎた「月-火星期」の頃から今年の7月8日までの「月-木星期」までは

ナヴァムシャのラグナから7室目や8室目の配置が働く時期で

職場でも周囲の同僚が気付くほど彼はちゃんとモテていたはずである



正しい目的意識で行動していれば相応の成果は出せた時運だろうに何も残らなかった



私が彼を未だに侮蔑たっぷりな排外感情で馬鹿にしたくなるのはこの所見が有意だ

どうしようもなく不幸なナヴァムシャを生まれ持った方より本当に何倍も恵まれている



彼が全く能動的になれないのは

やはりナヴァムシャでヴァルゴッタマのまま動かない月と土星の影響だと言える



蠍座は恋愛において重要な「美と性愛」の星座である

占星術的にはその蠍座で土星が強くなると恋愛感情の否定を生む所見と見なす



身体部位で星座を分別すると

蠍座はそのものズバリ「生殖器」(性器)の象意を担っている



ラーシ・ナヴァムシャ両方で月から8室目が蠍座になり

そこに中性惑星で老齢者を意味する土星が住んで強くなるため

いつまで経っても彼は女性を強い情愛で「モノにする」ことが出来ないのである





「自分の中に潜む客観的な悪意」や「生まれ持った弱点」を意味するトリムシャムシャで

2室支配の11室在住でヴァルゴッタマの月に対し

「恋愛」の5室で逆行する水星と減衰した3室支配の太陽が彼の欠点をよく物語っている



月は母親の表示体で金星よりも年齢域の広い様々な女性を指し

つまり彼は今生で女性から嫌われずに済むはずなのに

イチイチその厚意を品定めしたがるプレイボーイのような放縦さを生まれ持つのである



このトリムシャムシャでも

金星は7室でラージャ・ヨーガになり「恋愛運の豊富さ」を演出するが

逆行してしまうことで6室に定座する機能的にも凶星の火星やラーフに傷つけられている





それはやはりナヴァムシャの金星にもよく現れていて

金星が「目下の相手」を意味する6室に住む配置自体が

女性をからかい半分に扱う態度を指し

その金星が逆行してしまうことで3室からアスペクトバックする土星に傷つけらている



こんな言い方をしたくないが

彼は今生で段々と女性に対し残忍な性格が強まり「私怨に満ちた童貞男」の印象を帯びていく



吉星が連なってこれだけ本人の後半生に良い影響を与えてくるにもかかわらずである



彼は小学校教師の母親から自由に放任されて育った一人っ子で

女性から尊厳を傷つけられた経験など無いことは友人である私から見ても明らかなのに

「恋愛と性」の問題で間違った自己像を育ててしまうのは彼のカルマだとしか言いようがない





そして今まさに「月-土星-水星期」でダシャー間の絡みが生じるサプタムシャで

12室支配の月は5室の結果である9室でまたもヴァルゴッタマになり

「異性との交わり」を意味する7室支配の土星がラグナに住んだアンタルダシャーである

(月と土星はトリコーナの絡みになり水星は逆行して土星と対向する位置に伏在する)



この所見から私は彼がすぐにでも婚約を果たし父親になっている近未来を想像したが

それは今現在まだまだ外れているままだ



最後に彼と会った先月10月も

「婚活サイトで本当に結婚する相手を選ぶのとは別にレンタル彼女を使って遊ぶ時もある」

と語っていた



コンビ歴23年とはいえ

私は彼の兄弟ではないのだから老婆心から説教するにも限度というのがある



しかし彼が「結婚したいのかしたくないのか」一々曖昧でグズグズとしているのは

本当に一種の持病のようで救いようがなく

彼自身もその結婚願望が慢性的な渇望感になって心が疼くことに苦しんでいる



ここで念のため

前回に扱ったウパパダの技法で彼の婚約者の想像図をモンタージュしてみたい










彼のウパパダは私同様にアートマ・カーラカの火星が住んでいる



そしてまた







月はダラ・カーラカで

第三者が彼に持つイメージであるアルーダ・ラグナは月が支配する蟹座で

なおもその月は彼の本来のラグナに住んでいる



月は性的な恋愛感情を持つダラ・パダ(7室のアルーダ・パダ)の支配星でもあり

複数の分割図でヴァルゴッタマになった満月のため

容赦なく言ってしまえば

彼はある種のマザコン的な変質感情に支配されてしまっている





しかしアルーダ・ラグナから5室目で土星もまたヴァルゴッタマになり

土星はウパパダの火星と星座交換し5室対7室の絡みで

星座交換してヴァルゴッタマの異様に強い土星が月にジャイミニアスペクトしてしまう



なおかつウパパダ・ラグナはアルーダ・ラグナと対向し

ウパパダに住む火星は彼の本来のラグナロードでアートマ・カーラカでさえある



アルーダ・パダの技法から見直しても

彼の恋愛運と結婚運は凶意を含んだ複雑な力学が作用していて判断が一様にならない



以前にも綴った通りだが

「異性との交接」を直に示したサプタムシャで

彼のラグナには土星が住んでしまいそれが月から見た5室に位置してしまうので

やはり彼は性的にかなり強い忌避感を生まれ持ち根治困難な不感症である







サプタムシャでもまたヴァルゴッタマの月は

12室を支配して9室に住みヴァルゴッタマの火星にアスペクトバックされ

火星のディスポジターの土星はまさにラグナに住み

プラティアンタルダシャーの水星は7室へと逆行して土星と対向する



これだけの好機でありながら

何もできない(何もしない)まま時運をやり過ごしてしまうことだろうし

私も流石に忍耐の限界を超えて

お前は一体どうしたいんだ!」と𠮟りつけても

彼はうつむいて虚無と悲しみに染まったまま黙り込む様が思いやられる



パンチャムシャ(D5)に対する考察でも彼を例に挙げたのは

彼がやはり私以上に根深く呪い同然のカルマを生まれ持つからであり

過去生において彼は命をかけた覚悟で禁欲と不犯を達成し

即身仏のように事切れてその生涯を終えた修道者か何かであると想像できる

(彼は月がケートゥの支配する「アシュビニー」であり12室的な過去生を持っている)





「12室とその支配星で直前の過去生が見れる」とされるドワダシャムシャでは

彼は実際に12室支配の金星が5室で高揚し

7室には強いカリスマを意味する土星と高揚した月のコンジャンクトが生じている



金星は逆行して水瓶座に伏在しその場合のディスポジターはまさに土星となり

土星からのアスペクトバックも受けており

明らかに彼は「理不尽だが正しい哲学を持ったグル」の許で修業した過去生が思われる



そして注目すべきは

7室で生じたその月と土星のコンジャンクションは4室と9室の支配星の絡みであり

つまり彼は過去生で強く影響された相手(グル)がそのまま両親に当たるという事実だ

(その月と土星のコンジャンクトは牡牛座で生じディスポジターは12室支配の金星である)



私が長い交友の中で彼自身から偽りなく聴き受ける限り

彼の親御さんは至って普通の方々である



その「普通」のご両親から放任気味に尊重されて育ち

自分にも他人にも興味が薄いままゆっくりと大人になってしまった相方



ただ一つ言えるのは

過去生で取り置いたそのエゴは成就されずに燻ぶったままであることだ







思想的な観念を示したヴィムシャムシャでは

月から5室目で機能的凶星になった土星が高揚し

水星は4室蟹座に逆行してしまうことで土星からアスペクトされ

ヴァルゴッタマのラグナに向けてラグナロードの火星がアスペクトを返す



真面目さが過ぎて自分にも他人にも厳しい無欲な生き方が今の彼本来の姿である





恋愛と結婚の表示体たる金星は彼のグナティ・カーラカに当たり

金星はこの分割図で射手座へ逆行し定座の強い木星と共に土星からアスペクトされる



月と木星は対向してガージャ・ケーサリ・ヨーガになっており

本来の彼は私よりも思想的に深い知見を隠し持っていて実際は優れたグルのようである



しかし精神的な営為自体は7室の異常に厳しい3大凶星のコンジャンクションで表意され

過去に自分が耐え抜いたその功績が祟って逆に天秤座的な相手から彼は非難されてしまう



その「天秤座的な相手」とは──



やはり私を指しているらしい





私と彼はそのラーシにおいて

火星がお互いにアートマ・カーラカで

私と彼の木星はラーシで7室や9室を支配している





彼の11室に住んだ木星は9室12室支配で凶意が全く無く

独特な価値観で生きている父親や自由人的な先輩や変わり者の友人を意味している