2週間ほど前を最後に
私は相方のメールアドレスを受信拒否にした
経営していた自社の倒産の確定後は電話帳の9割以上を消去し
スマートフォンの番号もすぐに変えて弁護士にのみ新しい番号を教えたので
LINEも完全に初期化されてほぼ誰も私に連絡が着かなくなったのは言うまでもない
今月中旬手前頃までは
私のこのブログトップページに記載したブログ用メールアドレスに向け
懲りずに相方が連絡をしてくる状況だった
結論から言うと
私は身の上が大きく改まったことを一つの決意として
友人に強い拒絶の意思表示を行ったのである
プラティアンタル・ダシャーが金星期になってもうじき2ヶ月ほどだが
ラーシを見直して気づいたのは「私が自分の意志で交友関係を改めた」ということだった
木星のディスポジターの土星は3室から5室にアスペクトバックして何かが改まる経験を促し
2室に逆行すれば2室支配の金星にアスペクトして2室9室11室が土星の “ 断絶 ” を受け傷つく
これはつまり
生家の家族との繋がりだとか古くからの友人関係が自然と途絶えてしまう結果を意味し
「個人事業も始めたのだから日頃の心がけ自体も改めなくては」と無自覚に考える様子である
表向きの顔だった自社の代表としての自分のその立場で通じていた相手は全く居なくなり
一人黙々と独居した自宅でPCに向かう様子こそが「2室のケートゥに逆行する土星」だろう
頼れるツテも無く
貯蓄が日に日に目減りしていく現実と睨めっこしながら
私は実績と信用を自力で作るしかない途上に在る
私のこうした境遇を全く理解していなかったのが相方であり
今更ではなくともこれまで積もり積もってきた彼への有情無情が
連絡先の消去とメール受信の拒否だったことは
今になって「当然と言えば当然だ」というある種の達観になった
以前にもこうした対比をしたとは思うが
ラーシを互いに重ねると私の8室は相方のラグナになっている
私のラーシの8室はラーフが住む凶意上等な配置で
私自身の火星は射手座でヴァルゴッタマになる所見が相方のそれと異なってはいても
相方の火星は高揚のルチャカ・ヨーガであり
「射手座でヴァルゴッタマの火星」( 火のサインで高揚並みに強い火星 )という星位とは
それほど相違が無いと言える
射手座で高揚したようになる私の火星は私のラグナロードが定座した10室と相対し
バドラ・ヨーガの水星や太陽を妨害するように働くマラカであるため
長い目で見れば相方は「わざわざ付き合う必要などない相手」の一人だったのである
ナヴァムシャは奇妙なほど有意な示唆があり
木星にアスペクトされつつ逆行する土星に害される金星が住む乙女座は
このように相方本人のナヴァムシャのラグナである
高揚した土星に逆行されてしまう金星は
私に不快な思いをさせ続けるグナティ・カーラカだったことも有意だ
久々に眺めた相方のナヴァムシャでは更に面白い発見があり
彼のラグナロードの水星の位置がそのまま私のナヴァムシャのラグナロードの位置で
水星は8室牡羊座に逆行してラグナと星座交換し水星が高揚したようになるが
それは即ち私自身のナヴァムシャで起こる牡牛座と乙女座の星座交換とシンクロする
水星が星座交換すると
それは私を意味する表示体のようになる
相方の月は本来なら結婚相手を暗示するダラ・カーラカであり
まともな異性交遊が全く無い彼にとっては牡羊座で示される人物が友人かそれ以上の相手で
つまりは火星( 牡羊座の支配星 )がアートマ・カーラカである私へのしつこい執着をもたらす
相方も偶然に火星がアートマ・カーラカで
それが仮想の星座交換で水星の影響を強く受けるのは
私と相方が今生に引き継いだ因縁だと思っていいはずである
私のナヴァムシャの4室の金星も相方を指す表示体でありつつ
7室射手座でヴァルゴッタマの火星も11室支配で私から見た友人等の表示体で
高揚するように強い火星がディスポジターの木星と相互アスペクトした配置は
やはり相方の私に対する無自覚で無理解な一方通行の親近感を意味している
マラカになった火星は逆行して6室で高揚のケートゥに鎮圧されてしまうが
本来は7室で高揚並みに強くしかも木星からアスペクトバックされてしまい
そのせいで相方は無遠慮なまま何ら反省が無いのである
なおかつ火星は私と相方両方のアートマ・カーラカであることが
酷い腐れ縁のような間柄を保っている原因だろう
記憶している限り
私が本気で彼との絶縁を決意した際の厳正なダシャーは上記の通りだ
月の7室目に逆行して絡んでくる土星は本来の高揚した位置から火星にアスペクトし
( その時は別に何も無かったと思うが )「私と面識がある者との間で異常な緊張が生じていた」
とも読める
当時の相方は「月-水星-火星期」が終わりかけていた頃合いで
ラグナ対7室で相対した月と水星それぞれから見たケンドラの位置で火星が高揚する
まさに人間関係で異常事態が必ず起こるであろう時節柄であり
火星は土星と星座交換するため「土星的な鬱屈感情を溜め込んだ人物」を暗示し
それはつまりラーシで土星が山羊座にアスペクトバックする私の事を意味していた
私から不意なメール受信拒否を被った相方は
その翌日頃に上記のダシャーになっており
火星とトリコーナの絡みになるケートゥに水星が逆行する
3室6室支配で機能的凶星の水星は
逆行することで更に凶意が強まり
ケートゥのディスポジターとして高揚し
「物事に対する支障や途絶」( =6室 )が明確に生じている
( ただし「6室のケートゥ」は凶意の二重否定になる良い配置で
ケートゥが12室の表示体であることから
実際にはとても静かで気がつかないような出来事だったとも言える )
そして彼の6室こそ
まさに私のラグナである
やはり彼のラーシは牡羊座ラグナで正しいと言える
近い未来に我々が再会できるか否か
来年の夏に
相方は「月-ケートゥ-ケートゥ期」を迎える
その将来において相方は久々に人生上で困難を経験する修羅場の時らしく
ラグナの月と相互アスペクトの水星は上述したように6室に逆行し高揚してしまう
つまり社会的な立場をすっかり失う凶兆が実る頃であり
単純には何かの理由で今の職業を辞しているか或いは解雇されてしまうことになる
肝心のダシャムシャも矛盾は見当たらず
ケートゥのディスポジターの土星は月とは絡まないが
土星がケートゥへとアスペクトバックする位置に住む金星は
ちょうど月のディスポジターに当たる
ケートゥ自体は月と絡んでいて
金星を通じてダシャーが絡んで時運が励起されるタイミングだ
10室支配の月は9室で定座の水星に逆行されつつ8室で高揚し
火星土星には触れられず本来的に職業運が十分に良い所見を作っていながらも
月と絡んだようになる土星はダシャムシャで最悪な5室の支配星である
( 5室は10室から8室目で10室の象意が途絶えるハウスだからだ )
職を辞する可能性が濃厚に現れている
かなり久々に覗いたチャトルシャムシャでは
ケートゥのディスポジターの水星が月とケンドラになってそれも7室対10室である
水星と対向した4室山羊座でラグナロードの金星が土星と星座交換し
ラグナと4室と12室が絡んで「住居を失う」( やむを得ず引越しする )といった時運が巡る
「引越し」をまさに意味する7室にマハーダシャーロードの月が住んで
それらの星座交換が月から見たケンドラで生じる影響が
来夏の彼の悲運の境遇を物語っている
その時に果たして私が彼を進んで助け得るかどうかは
私が鑑定士として正しく独立独歩できていることが重要だ
人生が値踏みされる時は近い
「せいぜい頑張れ」と
声をかけるのがやっとかも知れない
きっと私は彼よりも心身が追いつめられた弱者を救うことに精一杯である
以上
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